なかちんのアウトドア活動記

一児の父ですが少ない休みの日に細々とアウトドアを楽しんでおります。つたない内容かもしれませんがご了承下さい。

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FREELIGHT BLAST BURNER / フリーライト ブラスト バーナー レビュー

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 今回は非常にマイナーなアルコールストーブを紹介レビューしてみたいと思います。

 

 

ブラストバーナーの特徴

1、フリーライトとは?

 日本国内のガレージメーカーで軽量ギアを多く取り扱っている会社になるみたいで、マニアックな商品が多くとてもそそられる物が多いです。同社の同じアルコールストーブのフレボRの方が知名度があると思います。

 


2、商品の開発コンセプト

 公式サイトのブログにて詳しく記載されておりますが、海外で入手しやすい燃料のアルコールを使用して長期間トレッキングに出かけると結局ガスストーブが対重量比で燃費が良くなってしまうので、低燃費で使用出来るアルコールストーブを作れないかというのがスタートになったみたいです。

 


3、このアルコールストーブの特徴

 以下は公式サイトからの抜粋です。

・従来の方式とはまったく違う密閉加圧の超低燃費の噴射方アルコールバーナーです

・燃焼音がするため燃焼状況を音で確認できます

・噴射されたアルコールガスが燃焼し効率よく対象物を温め高効率で対象物を暖めます

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4、構造

 密閉加圧式のシングルジェットで銅製のパイプを伝って燃料のアルコールが加温加圧され一つ開いている噴射口から気化したアルコールがバーナーの様に出る仕組みになっています。

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5、実測重量と大きさ

 測りで計測したところ私のは32.6gで大きさがφ66mm×高さ48mmと比較的コンパクトで軽いです。ウルトラライト好きですが1グラムでも軽くとかまでは思っていないので十分な重量です。

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6、使用方法

 まずボルトのネジを緩めて付属しているボトルから燃料のアルコールを注入します(最大容量30cc)

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アルコールを約2.5ccほど用意します。

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プレヒート用に本体上部に用意したアルコールをかけて点火します。
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約1分程経過すると本燃焼が開始してバーナーの様な炎が上がります。

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1分後本燃焼が始まりガスバーナーの様な音がします。
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燃焼が終わるときは急に勢いがなくなり音がしなくなります。
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最後はローソクみたいな火になり息を吹きかけて消せます。
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7、収納方式

 超コンパクトなパッキングを考えて今私がたどり着いたのがエバニューのチタンマグ300にしまう方法になりました。

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アルコール燃料とパッキングした状態です。

 

 

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クッションの役目と保温をしたくてカバーをしてます。

 


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中はこんな感じで詰めています。

 

 

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組み立ててみたところです。
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実際に使用した感想

・良かった点

1、既存のアルコールストーブより低燃費

 このストーブの最大の特徴なのがこの燃費の良さでしょう。他に燃費計算されておられる方がいまして、エバニューのチタンアルコールストーブを使用しており比較実証で約150%ほど燃費が良くなっているみたいでした。実際に私も燃費を比較してみて体感的にそれぐらいアップしている様に感じます。

 


2、高火力で風に強い

 普通のアルコールストーブとは全く違い燃焼音がしてガスバーナーみたいに炎が上がるので、見ていて従来のアルコールストーブと比べると不思議な感じになってきます。見ていてとてもカッコいいです。たぶん知らない人がみるとそれは何ですかと会話が盛り上がると思います。

 あと噴射口のところにおそらく銅製の風防みたいなのが取り付けられており、それにより多少風が吹いても大丈夫で炎も真っ直ぐに上がるみたいです。火が一箇所に当たりますので湯沸かし専用にとても良いでしょう。それ以外の使用はかなり難しいでしょう。でも私が持っていくシチュエーションでは飲料用のお湯とカップ麺やアルファ米用のお湯ぐらいなので必要十分です。

 

 


・いまいちな点

1、入手しにくく高い

 製造しているのがガレージメーカーですので少数で良く品切れになる事が多いみたいで、また販売価格が9,350円とイワタニプリムスのp-153とほぼ同じ価格で考えると非常に高額になるでしょう。

 


2、アルコール燃料を入れにくい

 密閉加圧式になるのでボルトを外してから注ぎ込み口が約6mmの穴になるので付属品のボトルから入れるしか注入しにくいです。私はスポイト等を使用しています。

 


3、燃費計算しにくい

 燃費がいいのですが付属品のボトルにメモリがありますが、実際にどれぐらい注入したか厳密にわかりにくいです。燃費が良いだけにちょっと多めに入れてしまっても長く燃焼するので消化はほぼ無理で、燃え尽きるまで待つしかなく燃料のアルコールがもったいなく思うでしょう。

 ちなみに実際のフィールドで使った限りでは室内での実験で使用した以上に効率が悪くて自分が使用する時は120%ぐらい多めに燃料を入れて使っております。

 


4、消化後すぐは熱い

 そしてもし沸騰せずに消火してしまうと追加で加熱して使いたいと思いますが、本体が熱くなっているのですぐに燃料を注入してまた使うのがとてもやりにくいと思います。

 


5、燃焼終了時がすぐに終わる

 燃料のアルコールが切れると急に勢いがなくなり消火してしまうので、あとどれぐらいで終わるのかが外からでは全くわからないです。

 エバニューのアルコールストーブの方が情緒ある終わり方をするので、それに比べるとちょっと残念に思ってしまいます。

 


6、すすが付く

 2、3回使用してきますと風防のチムニーの部分にススが付いてきてそれが本体の上に落ちてきて見た目が汚くなってしまいます。

 形状が綺麗なだけに残念に思ってしまいます。

 


7、風防の使用が推奨していない

 使用方法が非常に繊細で完全に周囲を囲って使うと熱暴走を起こすみたいで、風防を使うことが推奨されていません。ただ実際に使った感じではコの字型になら問題ない様に思うので、風上側に風防を置いての使用が一番なのでしょう。

 


8、収納しにくい

 本体はコンパクトで良いのですが、真ん中の突起の部分が邪魔でここが壊れない様に収納するのに気を使います。

 


まとめ

 良い点悪い点を書き出していってみると使いにくい部分は少しありますが、それらの点を上回るのがこの低燃費で高火力というガスバーナーに近い性能だと思います。エバニューのアルコールストーブの方が簡単で耐久性があると思いますが、今の段階では実際に山にもっていくにはこちらのブラストバーナーになります。おそらく2泊3日ぐらいなら付属のボルトで十分賄える燃費性能になると思います。寝るときに寒くて湯たんぽを作りたいと言う方でしたらもっと燃料が必要になるかもしれませんが、たぶん普通の使い方なら問題ないでしょう。

 アルコールという入手しやすく扱いやすい燃料ですが、燃費が悪いという弱点を克服した雄一無二の製品になるので興味がある方にはとてもおすすめ出来る物になると思います。