なかちんのアウトドア活動記

一児の父ですが少ない休みの日に細々とアウトドアを楽しんでおります。つたない内容かもしれませんがご了承下さい。

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テント泊におすすめのテントについて その2

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 実際にでは最初にテント泊に使用する物を購入するなら何が良いのかとやっぱり非常に悩むと思いますし、私も実際に非常に困りました。そこで悩んで何も購入できないと非常に魅力的な世界があるテント泊が経験できませんので私なりにおすすめしたいテントの種類を紹介してみたいと思います。

 

 

 

 

 私が思う条件は

 

1、自立式

2、ダブルウォールテント

3、総重量2,000g以下

4、国内で取り扱い代理店がある商品

 

 

 

 


1、自立式

 
 まず私から一番最初におすすめするテントは絶対に自立式をやはり勧めたいと思います。

 理由はまず非自立式だと本当に設営がしにくい状況の場所だと例えばですが大きい石や小石がゴロゴロしている様なテント場が実際にあり、河原のすぐ側やアルプスのテント場などが思い浮かんできますが、天気が良く快晴で無風でしたら何ら問題なく初心者でも設営する事は可能でしょう。

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※実際にこの様な感じの地面の場所はアルプスならよくあります。

 

 まぁ流石に真夏の日中なら暑くて汗を掻きすぎて熱中症でフラフラになってしまいそうですが、問題は同じ真夏でも近年多い夕立やゲリラ豪雨などの状況大雨の日で風が強い状況の中で果たして初心者のあなたが1人で大きい石や小石がゴロゴロしている様なテント場設置できますでしょうか?そういった状況なら他に人がいても見ず知らずの人が手助けしてくれますでしょうか?中には親切な方が手伝ってくれるかもしれませんが、私は荒天時の状況でしたらあまり外には出ずに小屋の中やテントの中で避難しておきたいです。なかなか雨や風が強いとフライシートを開けたまま外の様子を眺めるのは難しく閉めてしまっていた方が快適ですので、他の方が設営に戸惑っていることは知るのが難しいでしょう。

 ですので実際にそんな状況に遭遇する可能性が十分あり得ますのでとりあえずポールを通して建ててしまえば形になってくれる自立式テントのメリットは過酷な状況になればなるほどありがたみがわかってくると思います。(ただヒルバーグのブラックレーベルの非自立式トンネル型テントは自立しないのに耐荒天性能が異常なまでにありますが)十分テント泊を経験している人ならささっと非自立式でも対処は可能でしょうがやはり一番最初はやめた方が得策です。

 

 

 

 


2、ダブルウォールテント

 
 次にダブルウォールを勧める理由はやはり幕がもう一枚ある事による安心感はだいぶん大きいと思います。もちろん非常に厚手の生地を使用している物ですとシングルウォールでも快適ですがその反面重量は非常に重くなりゆうに5kgは超えてくるでしょう。たとえ今私が持っているノルディスクのアルフェイム12.6はシングルウォールでも非常に快適ですが最小重量が20kgもあるので車ででしか絶対に無理です。今まで私が購入使用してきた経験ではフライシートが30デニール以上だとシングルウォールでも十分快適には思います。ヒルバーグのソウロやウナなどはちょうど30デニールぐらいでしてフライシート1枚だけでも全く問題なくは思いますが、それに対してノルディスクのロフォーテンは7デニールなのでさすがにその1枚だけどここもとなくなってくるでしょう。

 でもそんな薄手の生地でもインナーテントがあるだけでとても快適な空間になってきます。

 その中でも個人的にはインナーテントの生地はメッシュが使われていないタイプの物が良い様に思います。正直フルメッシュのインナーだと夏の平地は快適でしょうがほとんどシングルウォールと変わらないと思った方がいいと思います。

 また実際に雨にあって経験したらわかると思いますが、まず外のフライシートで雨を受け止めますが、そういった日はおそらく外でご飯を作ったり食事を取れないので前室で煮炊きをすると思いますが、外の湿気と煮炊きした水蒸気に中と外との寒暖差によって非常に結露の発生しやすい状況が生まれてくるので、こうなってしまうと結露を防ぐ事は絶対に無理でしょう。分かりやすい例が寒い真冬に室内で鍋料理をした時には窓に結露が絶対に発生すると思いますがそういったことがテント内で起きると思ってもらうと自ずと防ぐ事は無理だと理解できるのではないでしょうか。

 


 またメッシュじゃないインナーテントとフライシートの組み合わせになると、雨や風が強い時にはもう一枚幕がある事によって中にいてもとても快適に過ごすことができるようになります。これがフルメッシュのインナーテントだとシングルウォールのテントと差があまりなくなってきます。普通のフルメッシュだと結露の水滴が室内に雨の様に降ってくることになるので私はあまり好きではないです。

 ですので初心者にはまず幕が2枚ある事によって得られる安心感を選択してもらいたいなと思います。十分慣れてきてからフルメッシュのインナーを使ったテントやシングルウォールのテントにした方が良いステップになってくるでしょう。

 

 色々なタイプのテントを使ってわかりましたが使用するアクティビティによって最適なテントは凄く違ってくるので万能のテントは絶対に存在しません。

 車に例えるとわかりやすいと思いますが、走る状況や使用条件によって最適なタイプの車は違ってくると思います。仲間と快適に長い距離を移動したいなら大きめなミニバンやセダン。

 1人で軽快にワイディングロードやサーキットを走りたいならMTのスポーツカーなどになってくると思います。しかしそんな尖った性能の車で仲間と一緒に遠出するには同乗者から不評不満が出てくるのは目に見えていると思います。

 例えばですが、

自立式ダブルウォールテントはアルファードやクラウンなどのファミリーカー

 


非自立式シングルウォールテントはS660やロードスターなどのスポーツカー

 


 同じ車でも性格は全く違いますのでアルファードで山道を軽快に走る事はできませんよね。しかしS660ならものすごくおもしろい走りを山道ではする事が可能でしょう。

 逆に遠出するのにS660で来られると同乗者からなんでこんな車で来たんだと首を締められると思います。もし仮に乗れても荷物は助手席の脚元か同乗者の膝の上になるでしょう。これがアルファードならそれは快適な移動がする事ができるでしょう。

 

 

 

 


3、総重量2,000g以下

 
 総重量2kg以下なのはまずそれ以上に重くなってくると単純に持ち運びに苦労するのはわかりやすいでしょうが、重量が増えるとそれにともなってパッキングサイズも大きくなるのでザックの中に入れるにはだいぶん難しくなってくるのであまりおすすめできません。よく紹介されている安いテントでとても快適で軽量だとなっていてみてみると重さ5kgとそれは車で行くオートキャンプなら快適でしょう。全てを背負っての登山やロングトレイル、自転車でのロングライドでは重すぎます。

 しかしここで注意というか理解をして欲しいのが1kg以下のULいわゆるウルトラライトのテントになりますが、私自身非常に好きなジャンルなのですが、フライシートやフロアシートやポールさらにはガイラインやペグに至るまで軽量化を施し極限の軽さを追い求めていますが、その反面耐候性や耐久性がなくなっております。例えば同じ金額ぐらいで両者とも高級テントに分類されそうですが、ヒルバーグのソウロとノルディスクのロフォーテンですと製造過程においてお金のかけるところが真逆になっています。例えばフライシートはソウロのは30デニールさらに引き裂き強度は通常のテントより4〜5倍となっております。ですがロフォーテンは超軽量で生地は7デニールになっております。そしてフロアシートはソウロは70デニールでロフォーテンは15デニール、さらにはポールはソウロのはDAC社の9mmですがロフォーテンは自社開発の7.5mmと両者共ものすごくこだわって製造してますが使用条件がまるで違ってきます。

 ソウロは地球上どんな場所でも快適に使用できるのを目指していますが、ロフォーテンはいかに移動時の負担をなくしつつ快適に使用できるかを想定してます。ですので耐候性はあまり重視できていません。

 ですので色々とテントを見てきて1kg以下の物は私にとっても魅力的なジャンルですが、壊れたり破れたりする可能性があるので最初のテントにはおすすめできません。嵐の中で破損すると最悪生命の危機に関わってきますので。正直いって普通の嵐程度ではソウロだと壊れる可能性はほぼあり得ません。それがロフォーテンだとかなり不安になってきます。雨風をうまく避けられる場所を探す必要性が重要になります。

 以上を踏まえるときちんとしたメーカーのテントは1,500g〜2,000gの間ですと耐候性があるものが多いです。

 でも同じ重量でもAmazonとかの安いテントは避けておきましょう。実際に興味があり人気のブランドのネイチャーハイクのテントを購入しましたが、確かに金額の割には良い物に感じました。

 ですがここで条件が入ってきます。それは周りの安全が確保されたオートキャンプ場などで雨が降っていなくて、風が弱い日という条件付きです。もちろんきちんとしたテントなので1度や2度の使用では問題ないでしょう。でもそれを何年か使うような生地の耐久性やシームテープの剥がれ、そこからの雨の日の浸水。そしてポールの耐久強度がやはり不安です。DACの9mmのポールとネイチャーハイクのポールを持ち比べると品質の違いが瞬時にわかってくると思うでしょう。それぐらい違ってきます。

 やっぱり品質の良い物は愛着が湧き大事にしたくなってきますのでその点からもいいテントはおすすめです。

 

 

 

4、国内で取り扱い代理店がある商品

 

 次に販売代理店があるかどうかですがいくら良い物であっても買えなければ使用できません。何を言っているんだと思うかもしれませんが、非常に魅力的なプロダクトの商品は生産数が少なくまた海外のガレージブランドだったりもしますので購入するハードルが高く、私が今メインで使用しているテントはハイパーライトマウンテンギアのディリゴ2ですが国内では非常に限られたショップにしかなくさらに売り切れの事も多いので欲しいタイミングでは購入することが難しいのですで。そして破損故障した時にどうしようってなってしまいます。

 ですので安い買い物ではないテントはアフターサービスが充実しているブランドを選択すると末長く使用することができます。

 

 

 

 

 

●まとめ

 

 以上をいろいろと私なりにたとえを出してきましたが、やはり最初に購入した方が良いテントは一般的に言われている物になってくると思います。ただ私なりにいろいろ経験してきたことを言わせてもらいなぜその必要があるか理解してもらいたく今回は書かせていただきました。

 次回は実際にどのテントが良いか紹介していきたいと思います。