比較的購入しやすく超軽量なシングルバーナーとしてよく紹介されておりますBRSの3000Tですが、火力が2,700kcalと冬場に使用するには少し心許ない数値ではあると思います。
今回、雪山登山に行った際に狙って行ったわけではありませんが、ちょうど寒波が到来して最低気温が-20℃まで冷え込みました。
詳しくはこちらの活動記録をご覧になってくだいさい。
実際に寒冷期に使用可能なのか
みなさんこのバーナーが冬キャンプや夏の北アルプスなどの縦走登山の時のストーブとして使用可能ならどうでしょうか?
持っていく荷物の削減になり快適な登山が可能かと思います。
私も今まで0℃近辺での使用では問題なく使えれていたのですが、氷点下の時や2,000m超えの山岳ではまだ未使用でしたので不安はありました。
詳しいレビューはこちらをご覧になってください。
しかし今回の八ヶ岳にいく時にこのバーナーはほとんど荷物にはなりませんので、MSRのウインドバーナーの予備として持っていき実際に使用可能なのか検証してきました。
今回、使用したテントはヒルバーグのアクトで、頭上の換気口を開けて前室部分で使用してみました。
実際に使用可能か検証
使用条件
気温 -15℃
標高 2,400m
でした。普通に考えてこんな中華製の安価なバーナーでレギュレーターなどもちろん付いておりませんので使えないでしょう。
しかし、今回は非推奨ではありますがMSRのイソプロ缶を持っていきましたので、それに付けて使用してみました。
というわけで、今回の食事の鍋焼きうどんの温めに使用してみました。
セブンイレブンの冷凍のうどんを購入して持っていきまして、最初の3分は弱火で必ず加熱してください。
とのことですので様子をみながら温めです✨
3分ほど経過しMaxまで火力を上げてみます。
火力を上げて7分ほどたち少し煮込んできました。
結果問題なく食事ができました✨
驚きました✨正直ちょっと厳しいかなぁ〜💦
って思っていただけにびっくりです。
しかしあえて言わせていただくとやはり最後の方はガス缶がだいぶん冷えてきて火力が落ちてきました。
でもなんとか火力が低下しきる前までに煮込みが完了し、熱々のうどんを食べれました✨
めちゃくちゃおいしかったです✨
シメに半分凍ったパックごはんをぶち込んで雑炊にしてみました💦
これも問題なく沸騰して美味しく頂きました✨
まとめ
使用中やはり火力が2,700kcalでレギュレーターが付いていない分徐々に勢いが落ちていきましたが、プロパンの部分のガスを使用していたからなのでしょうか?
でもきちんと使用できたのは正直驚きました。
もちろんプロパンを使用しきってイソプロブタンのガスだけになってガスの残量が残りわずかになったら火力がだいぶん低下するかもしれません。
以前にノルディスクのスゥワルバードsiのテントの試し張りにキャンプに行った際にこのMSRの赤缶を持っていき使用したのですが、残量が残りわずかでウインドバーナーを使用していたにもかかわらず火力が上がらないことがありました。
その際はガス缶をぬるま湯に付けて温めて火力を上げてお湯を沸かしました。
さすがにこの方法は完全に自己責任の元使用しまたが、このBRSの3000Tも-15℃の環境で火力が上がらなければぬるま湯に付けようかと思っておりました。
しかし、そこまでしなくてもきちんと調理可能だったのは非常に嬉しい収穫でした✨
ちなみにガス缶の残量は確か60%ほどだったかとは思います。
心配な方はこのような環境にいく際は新品のガス缶を準備する方が良いかとは思います。
今回はたまたまきちんと使用できたのかまた同じような環境で使用して検証してみたいとは思います。