本日は昨年末に販売を開始しましたステンレス製のペグ『打刀』を紹介したいと思います。
この製品は昨年クラウドファンディングのマクアケにて話題になった商品でして私が認知して欲しいなと思った時には20cmのタイプはすでに募集を終了しておりましたが、すぐに28cmタイプを募集すると知り是非購入したいと申込しておりました。
と同時に製造元の福善刃物工業株式会社のECモールにて20cmの打刀も通常販売をしておりましたので、いてもたってもいられなくなり28cmが来る前に購入しておりました。
しかし、購入してからあまりキャンプに行っていなくて少ないテント泊も雪中キャンプが多かったのでなかなか実践機会が少なくようやく28cmと20cmの両方の実力を試せれる機会がありましたので、この度使用レビューをすることにしました。
製品の紹介
ペグとしての機能はもちろん、高強度、軽量、コンパクト、デザイン性という5拍子揃った製品です。
【特徴】
① 高強度
◇刃物のように硬く、曲がりにくい
◇ 刃物製造工法と同様の真空熱処理が施された刃物用ステンレス鋼を使用しています。
刃物のように硬いため先端が潰れにくく、また鍛造ペグ同等程度に曲がりにくくなっています。
上記のように頑丈なため、石が多い場所でも気にせずどんどん打ち込むことができます。
② 軽量
◇1本約39g
◇ 厚み3.5mm、重量約39gと同サイズの鍛造ペグの約半分の重量になりました。
③ コンパクトに収納
◇スタッキング収納が可能
◇ 長方形の平板形状のため重ね合わせて収納できるスタッキングが可能です。
④ デザイン性
◇日本刀のように美しく、錆に強い
◇ 日本刀をイメージした先端形状を採用し、美しくも高級感のある外観になっております。 全ての面に面取り加工が施され、ロープの破損を防止する構造になっています。
また特殊な刃物用ステンレス鋼により、錆に強くなっています。
⑤ ペグとしての機能
◇地面への固定に優れ、引き抜やすい
◇ 地面に固定される力は同サイズの鍛造ペグ同等の能力を持ちます。
撤収時はペグを回転させることで簡単に引き抜くことができます。
サイズ :全長200mm×幅18mm(差し込み部最大7mm)×厚み3.5mm
重量:1本約39g
材料:刃物用ステンレス鋼 (硬度:51.0±1 HRC)
製造国:日本
https://fukuzen.shop/items/5f61cfbf4b08395b18f7e428
詳しくは上記のアドレスにてメーカー様のホームページよりご確認下さい。
実際のサイズ感
それではそれぞれを詳しくみていく前に実際どのくらいのサイズなのかみてみたいと思います。
画像でみると結構小さいめなのかな?と錯覚しておりましたが、28cmと20cmが両方とも揃って私の手のひらの上に載せてみたところわりと大きいなと第一印象は感じました。
こうして両方とも手に乗せてみるとなんとなくサイズの違いがお判り頂けますでしょうか。
ちなみに私の手は少し小さめでゴルフのグローブはSサイズ(22cm)を普段使用しておりますので、普通の男性がこのペグを持つともう少し小さく感じるかもしれません。
20cmは持つとちょっと軽いなって感じますが、28cmは20cmを持ってから持ち替えると結構ずっしりくると思います。
実測重量
次にそれぞれの実測重量をみていきたいと思います。
まずは28cmを6本まとめての重量が521gになります。
1本だと86gになります。
次に20cmが8本で304gになります。
1本だと38gになります。
このあたりはメーカーの数値とほぼおなじぐらいでした。
実測サイズ
次に実測サイズですが、これはメーカー表記とほぼおなじですが一応紹介しておきます。
まずヘッド部分の幅は27mmほどでした。
長さも28cm
厚みもおよそ3.5mm
次に20cmペグの幅ですが18cm
長さも20cm
厚みも3.5mmと誤差なしです。
って言いますかこの辺りのサイズは正確なスケールを持ち合わせておりませんでしたが、ほぼ正確に3.5mmの厚みだと思います。
しかし、私が感動したのがこのペグは28cmでこの薄さなのに6本まとめて紙製の収納ケースにピッタと寸分の狂いなく、また厚みの歪みが全くないのでものすごく綺麗に収納パッキングができるので本当に持ち運びの時にストレスなく持っていくことができるのが素晴らしいなと思いました。
これは中国製で似た様な製品が出てきてもこの製品精度は真似することはなかなか難しいのではないんじゃないかと思いました。
やはりこれは刃物の町にて技術を磨いてきたメーカーのザ・MADE IN JAPANを感じさせてくれるものだと思います。
正直消耗品であるペグにそこまでの精度は必要ないんじゃないのかなぁ〜とも思いますが、でもこの美しいペグをみるとこれを使いたいって気にさせてくれることはとても重要だと思いました。
次に購入時に入っていたケースの長さは21.5cmほどになります。
28cmペグはケースの長さがほぼ30cmに近い長さになります。
実際のパッキングの違いについて
次に実際に今まで使用しておりましたAmazonで購入したsoomloomのスチールペグとどれぐらい違うのかみてみたいと思います。
まずこのペグが8本で長さは20cm重さを測ってみたところ956gで1本およそ120gほどになります。
それに対しておなじ20cmで8本で305gとおよそ△68%もの対比重量差があり比較しても良いのかってぐらい差がありすぎます。
そしてなりよりこのまとめた時の大きさの違いが圧倒的に違いすぎます。
私はUL(ウルトラライト)系のキャンプやテント泊登山を良くしますが、soomloomのスチールペグは何があろうとも絶対に持って行こうなんて微塵にも思いませんが、この打刀ペグの20cmだとどうしよう、ちょっと硬い地面のところでテントを張るかもしれないからやはり持って行こうかなって気になるのは圧倒的に違うと思います。
もちろん1本あたり価格差が4倍以上違いますが、その値段以上に大きな性能差がありすぎると思います。
少し重たいですが、でもこのペグ持っていきたいなってなるのは本当に現状このペグだけだと思います。
実際に使用した感想
先日、兵庫県内にあります峰山高原星降るキャンプ場に子供と行ってきまして、その際にこのペグを使用しました。
この日は日没近くまで大雨の強風が予測されておりましたので、テントはソロテントのヒルバーグのウナを持っていきました。
一人用ですが、私と子供との2人での使用ですから十分快適に使用はできました。
この日は28cmペグを4角に打ち込み風上側のガイライン2箇所にと使用して、残りのガイラインとフライシートを抑える箇所に20cmペグを利用してみました。
上記の様な感じでやや硬めの芝生サイトですが薄いペグなのでガシガシ打ち込めました。
この様にかなりしっかり打ち込みができ、物凄い攻撃力で、そのあと撤収する時に一応ためにし28cmペグで打ち込んだガイラインの箇所を力一杯フルパワーで綱引きの様に引いてみましたが、全くびくともせず私の力ではお手上げでした。
無理です。こんな28cmのペグだと強すぎました。
ですので台風が直撃コースではさすがに危険すぎますが、接近するぐらいの時で山の上のテント場で風速30m/sぐらいでテントはヒルバーグのソウロでこの28cmペグを使用したら難なくやり過ごせそうなくらいの感じは予感させてくれました。
●撤収の仕方
ペグを抜く際はまずガイラインの箇所のペグを適当に上に引っ張って抜いてから、テント本体のペグループを抜いていきますが、その際に上の様にペグを差し込んでいきます。
わりとすんなりと入ってくれると思います。
その後このまま持ち上げても構いませんし、グイッとひねってあげると簡単に引き抜きやすくなります。
その後ペグには汚れがいっぱい付いてしまっておりますので、私は水で洗い流して汚れを取ってからタオルで水分を拭き取って、輪ゴムなどで一つにまとめて撤収完了になります。
まとめ
このペグは普通にお店で販売しておりますペグや、エリッゼステークなどと変わらない金額で購入できますが、同じ攻撃力と防御力なのに重量が半分ぐらいになり、更に圧倒的なまでのコンパクトさを兼ね備えております。
正直私にとってはこの打刀ペグが現状最強の総合性能の持った製品だと思っております。
絶対おすすめできるものですの一度試しに購入して使用する事をおすすめします✨✨✨