軽量なシングルマグで有名なエバニューのチタンマグ300を今回は紹介したいと思います。
エバニューのチタンマグと言えば500がメジャーで使用している方も多いとは思います。実際にチタンポッド500は私も使用しております。
超軽量で更なる装備のコンパクト化を考えこのチタンマグ300を使用することにしました。
※上の画像は購入しましたAmazonの物になります。
製品の実測情報
まずは実際に私が使用しておりますこのマグの実測値を紹介したいと思います。
※シリコンチューブが邪魔で溶ける恐れがあったので少しカットして使用しております。
重さは50gと非常に軽量で持ち運びが非常にしやすいと思います。
流石に空気の様に軽いとはなりませんが、手に持っても軽いなぁ〜ってなる重さになります。
次に直径は7cm×高さが7.8cmになります。
エバニューにはこれより小さいデミダスカップ220がありましたが、それよりは個人的にはこれぐらいの大きさがちょうどコンパクトさとお湯を沸かせれるギリギリのサイズ感だと重宝しております。
実効湯沸し量
次にこのチタンマグ300で実際にお湯を沸かせれる容量をみてみます。
300となってますがこれは製品の体積であって、実際に沸かせれる容量ではありません。ちなみに試しにギリギリまで入れてみたところ290mlでしたがこれではすぐにこぼれてしまいますので無理ですね。
実際に沸騰してもこぼれずにいける範囲だと上の写真の量でだいたいこれぐらいになるかと思います。
これを測ってみたところ240mlでした。
私は普段ファストパッキングやUL装備で行く場合にカレーメシを持って行くことが多いのですがちょうどジャストな量が沸かせます。
ただカップラーメンですと追加で沸かすか、濃いめのスープで食すかになるでしょう。
しかし、私はカップ麺のスープを飲み干すのが苦手であまり持って行く事が少ないです。
収納例
私がこれを持っていく際のパッキングを紹介したいと思います。
容量がかなり小さいので中に入れるものは限定されますが、若干数ミリはみ出ますが、ジェットボイルのスタッシュのバーナーヘッドが収納可能で持ち運ぶことができます。
もちろん以前紹介しましたBRSの3000Tなどの極小バーナーでしたら問題なく収納可能です。
あとは充電ケーブルや、フリントライターやその他小物を入れております。
このマグカップには蓋がありませんので100均の両面アルミロールマットをカットしてフタ替りに利用しております。
その後1ℓのスタッフサックに入れて
パーゴワークスのラッシュ5Rのメイン気室に入れて、その上にオルトリーブのULドライサック3ℓを収納してパッキングをしております。
これで超コンパクトなテント泊装備が出来上がります✨
下の部分にはノルディスクのロフォーテン1ULWを入れております。
ガス缶は色々悩んだ末テントのスタッフサックに一緒に収納できましたのでここに入れてみました✨
実際に使用して感じた長所
①やっぱり軽い
実測50gですと本当に軽量でとても良いです。
普通の方がテント泊のザックでいく場合なら、カラビナなどで外付けしてコップとして使うのにちょうど良いサイズ感だと思います。
また温かい飲み物を飲むのにはこのサイズ感のマグは非常に使いやすくて私には便利だと思います。
②コンパクトにパッキングできる
ファストパッキングやUL装備にする場合に何度も試行錯誤して感じましたのが、重量を軽くすることも大切なのですが、いかにコンパクトにできるかも重要だと思います。
やはり荷物が小さいとザック自体が軽くできますし、岩稜帯でも引っ掛けるリスクは低くなります。
また背っていても荷物が揺れる事が少なくなるのも良いメリットだと思います。
③再加熱できる
ダブルマグの300も販売されておりましたが、個人的にはひとつ上の写真のように冷めたらまたバーナーで直火にかけて温めてなおす事の可能なシングルマグが絶対に良いとは思います。
実際に使う時は上の写真のようにアルミロールマットを巻いて使用してあげると少し保温できるので良いかと思います。
実際に使用して感じた短所
①冷めやすい
やはりこのシングルチタンマグをそのまま使用すると冷めるのが結構早い様には感じます。
ですので保温材を巻きつけるか、素早く飲んでしまうか、手間ですが温めなおすのが良いと思います。
②沸かせる量が少ない
やはりこの小ささなので沸かせれるお湯の量は240mlで、これだとカップラーメンを食べたい人には少し小さく思うのでその方はもうひとつ大きめの400を使用する方がいいとは思いますが、ガスバーナーを持って行くなら足りない分を後から追加ででもいけるとは思います。
③汚れやすい
おそらく直火前提の商品ですのでコーティングなどは無加工ですので、指の油などがついてきれいな状態を維持するのは難しいと思います。
ですがそもそもこれはガシガシ使っていってこそのクッカーだと思いますのでそこは気にしない方がいいかとは思います。
まとめ
正直この小ささは使用する人を限定しますが、ULに特化したい人やOMMやトランスジャパンアルプスレースみたいな徹底的に1グラムでも軽くって追い求める人には最下限の大きさかなと思います。
難しいのはその人のスタイルによって本当に必要な容量は違いますし、山行スタイルや季節、期間によっても変わってきますし、実際のフィールドで使用してみないと最適な大きさは判断できないと思います。
ですが、ひとつの選択肢として面白い製品だと思いますの気になった方は購入してみるのも良いでしょう。