なかちんのアウトドア活動記

一児の父ですが少ない休みの日に細々とアウトドアを楽しんでおります。つたない内容かもしれませんがご了承下さい。

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Nordisk Lofoten ノルディスク ロフォーテンの長期使用レビュー

f:id:naka350z:20220905034746j:image『超軽量テント』この様なテントはそれぞれ細かいカテゴリーがあり様々なメーカーからとても多くの製品が販売されているかと思います。

 そんな超激戦区カテゴリーであるウルトラライトテントの中でも異彩を放つこのノルディスクのロフォーテン、今まで数多くのテント泊登山での山行に持っていき今回改めて長期間使用した中で感じたこのロフォーテンの良い点いまいちな点などを全てお伝えしていきたいと思います。

 

製品の紹介

f:id:naka350z:20220905034812j:image まず初めにこのノルディスクのロフォーテンの特徴をおさらいしてみましょう。この記事をご覧になられている方は既にこのテントはもう既にご存知の方が多いかとは思いますが。

1、世界最軽量級テント

2、世界最小の収納サイズ

3、非自立式のトンネル型テント

4、ダブルウォール式

5、70cmの室内高

ノルディスク公式サイトより

https://nordisk.eu/ja/lofoten-1-ulw/burnt-red/p/196/1734

 

1、世界最軽量級テントf:id:naka350z:20220905041159j:image まず最初にあげられるのがこの非常に軽い軽量性になるかと思います。

 フライシート、インナーテント、メインポールのみの最小構成で490g!!そこにエンドポールなどを入れても565gととてもダブルウォール式とは思えない重量になります。

 自立式ですが、超軽量テントの代表格ヘリテイジのクロスオーバードーム2以前所有しておりましたが、二人用で770gと超軽量ですがそれよりも軽くなります。テント本体のみで469gとそれを考えただけでこのロフォーテンの異様な軽さに驚くでしょう。

 ちなみに上記の画像790gとなっておりますが、必要なもの全て、フライシート、インナーテント、メインポール、エンドポール、フットプリント、打刀ペグ16cm×5本を入れての重量です。

 まぁ流石にこれだけ入れるとちょっと重さは感じますが、快適装備として考えると非常に軽くなるかとは思います。

 

2、世界最小の収納サイズf:id:naka350z:20220905034802j:image 次にこのテントの最大の特徴だと思いますこの圧倒的に小さな11×22cmのパッキングサイズになります。※テントはこのザックの一番下に入れております。

f:id:naka350z:20200427042221j:image このロフォーテンに使用しておりますメインポールは見たこともない圧倒的な短さでこの小ささのおかげでとんでもないパッキングサイズを実現しております。

 

3、非自立式のトンネル型テントf:id:naka350z:20220905034805j:image 非自立式テントはやや設営に慣れが必要ですが、広げる、ポールを通す、ペグダウンするだけで速攻で完了できる手軽さは本当に素晴らしいと私は思います。

 

4、ダブルウォール式

f:id:naka350z:20220905034759j:image 続いてこの超軽量なのにダブルウォール式というのも素晴らしい点です。やはりシングルウォールとダブルウォールと使い分けていくと圧倒的にダブルウォールが快適なので次第にダブルばかりになってしまうのですよね😅

 それが証拠に世界最強のテント専売メーカーであるヒルバーグ社にはダブルウォール式テントしかラインナップがないのがその証拠でしょう。

 就寝時停滞時を思うとやはりダブルウォール式一択です✨

 

5、70cmの室内高f:id:naka350z:20220905034746j:image 後ほど詳しく解説しますがやはり全高80cm、室内高70cmとテントですか?というほどの圧倒的な低さで生活には慣れや工夫が必要になってきます。

 

 それではここから長期間このテントを使用して感じた良かった点、イマイチだった点を紹介したいと思います。

 初めに今までこのノルディスクのロフォーテンをテント泊登山の山行に持っていった記録を列挙してみます。

1、2019/9/22〜9/25

北アルプス 折立登山口から薬師峠キャンプ場〜高天原山荘〜雲ノ平〜双六小屋〜新穂高温泉縦走 9/24に双六キャンプ指定地にて使用(薬師峠ではヘリテイジのトレイルシェルターを使いました) 天候 曇り、一時雨 最低気温およそ5℃

 

2、2020/10/15〜10/16

北アルプス 涸沢ヒュッテキャンプ指定地〜上高地往復 天候晴れ 最低気温3℃

 

3、2021/5/9〜5/10

大峰山 天川川合〜弥山小屋キャンプ指定地〜八経ヶ岳〜天川川合 天候晴れ 最低気温 0℃

 

4、2021/6/16〜6/18

中央アルプス 駒ヶ根インター〜空木平避難小屋〜空木岳木曽駒ヶ岳〜福島Bコース登山口 稜線上で雷雨予報のためテント泊予定だったが急遽取りやめて両日とも避難小屋泊 そのためテントは未使用

 

5、2021/9/16〜9/17

北アルプス 新穂高温泉〜笠新道登山口〜笠ヶ岳山荘キャンプ指定地〜笠ヶ岳新穂高温泉 天候 ガス多量発生、夜間少し小雨が降る 最低気温7℃

 

6、2022/7/24〜7/27

北アルプス 七倉山荘〜高瀬ダム水晶岳鷲羽岳〜黒部五郎小屋〜黒部五郎岳〜太郎平小屋〜雲ノ平〜高天原山荘〜新穂高温泉 七倉山荘:天候晴れ 最低気温17℃ 黒部五郎小屋 天候晴れ一時強雨 最低気温12℃

※その他にも自転車輪行などで出かけたり、キャンプ、兵庫県の山中で野営してその他のシュラフやマットのフィールドテストなどで度々使用しております。

 

 それではここから私が使用して感じたところを話していきたいと思います。

ロフォーテンの良い点

f:id:naka350z:20211126030423j:image1、圧倒的な収納性

 まず初めに使用していて良かったところは本当にこの類を見ない収納時の小ささです。もちろんこれに匹敵する軽量な製品は多数ありますし、シングルウォールタイプならいくらでも該当があります。

 ですがそれらの製品はトレッキングポールを使用したりが基本なものがほとんどです。私も軽量な装備でテント泊をいきなり初めていきましたが、徐々に装備を取捨選択していき経験などを積んでいくともっと軽量になり最初こそトレッキングポールを使用しておりましたが、荷物が軽量なのもそうなのですがこれだけ圧倒的にコンパクトなバックパックを使うことができてくると正直トレッキングポールは邪魔でしかないのです。

 また縦走などのテント泊で公共交通機関を使うとザックが小さい、ストックがないって周囲への配慮も少なくてとても良いのでこのロフォーテンのポールが収まっての収納サイズは神レベルです✨

 

2、設営の簡単さf:id:naka350z:20220912142024j:image 次にこのテントの良い点はインナー吊り下げ式なので設営スピードが非常に速いことです。今まで使用してきた中で設営速度が速いなと思うのはヘリテイジのトレイルシェルターですが、その次に早く思うのがこのロフォーテンとクロスオーバードームです。

 フットプリントを敷く→風上側をペグダウン→メインポールとエンドポールを通す→反対側をペグダウンする→ガイラインを張る

 で完了しますので慣れればだいぶん速く出来ますし、雨天時の設営でもテントが濡れにくいのはとても助かります。

 

3、室内の暖かさf:id:naka350z:20201018215431j:image ロフォーテンの室内空間の狭さ、これはテント泊にまだ慣れていない人ですと使えるスペースが本当に少なくテント内に置いた荷物がどこに行ったか分からなくなり困ることが多くなるでしょう。

 しかしある程度テント泊に慣れてくると室内での荷物の置き方などのコツがわかってくるのでこの室内空間の最小限の狭さは暖かい空気を保持しやすく思った以上に寒くはないかと感じます。

 おおよそですが、経験上最大で外気との差は5℃ぐらいはできる様に思います。

 

4、前室の便利さf:id:naka350z:20220905034805j:image ダブルウォール式テントの利点の一つにこの前室ができることがあるかと思います。ロフォーテンの場合は1ULWの一人用ですと最小でもこれぐらいのスペースができます。

 ここに就寝時には室内に入れて置きたくない靴やストック、ザックなどを置けるかと思います。

f:id:naka350z:20200427042217j:image またインナーテントの接続箇所が可動式ですので上の写真の様に調理などをする際には十分な広さを確保可能なので、背の高いMSRのウインドバーナーなどを使用してもフライシートに接触する可能性が低いのが素晴らしい点だと思います。

 個人的には2ULWだと前室の空間がどれぐらいできるのか違いを比べてみたいのですが✨

 

5、意外に雨に強い

f:id:naka350z:20220905130501j:image このロフォーテンのフライシートの生地は耐水圧が1,600mmとなっております。最初購入した時は1,600mmなんて低いな💦これで雨が強いと大丈夫かなと不安に思っておりました。

 まぁ比較対象が同じノルディスクのテレマーク2,000mmやヒルバーグのレッドレーベルの4,000mmとかなので低いなと思っていたのですが、よくよく調べてみると材質の違いはありますがモンベルのステラリッジテントは1,200mm、ヘリテイジ のクロスオーバードームなんて1,000mmなのでそれに比べれば十分だったのだと感じました。

 それでもシルナイロンは水分を含みやすく、ステラリッジなどのポリエステル系は含みにくいので一概に数値だけでは一緒にできないのですが。

f:id:naka350z:20220905130458j:image というわけで一度このフライシートはどれぐらい大丈夫なのかお風呂場に持ち込んで最大水圧で実験してみました。調べたらシャワーだと時間雨量300mmぐらいと自然界では経験しないレベルですね。

f:id:naka350z:20220905130511j:image 時間にしておよそ2分ほどかけてみました。計算上1時間で10mmのかなり強い雨に相当します。これがかけ終わった後のフライシート内側です。

 縫い目の部分はヒルバーグと同じ様に処理がされていて、シームテープは使わずに折り重ねて縫い合わせているのですがじっくり見てみてもその縫い合わせ箇所からは染み出しておりませんでした。

f:id:naka350z:20220905130504j:image
f:id:naka350z:20220905130507j:image 撥水もしっかり効いており、フライシートの内側に通過してきたものは見られませんでした。もちろん一日中ずーっと豪雨が続いていると結果はわかりませんが流石にその様な気象条件の場合は私はもういきませんので別に良いかなと。

 また先日の裏銀座縦走で黒部五郎小屋に宿泊した際に夜間に2時間ほど豪雨に近い様な雨が降りましたがフットプリントの部分は少し川の様に水が流れてきておりビチャビチャになっておりましたが、フライシートは漏れることもなく、インナーテントの底から浸水することもなく非常に雨に強いことが改めて確認できました✨

 わずか600gもいかない重量の装備でこれぐらい雨風に強い製品はそうそうないので本当に良いテントに思います。

 

6、シルナイロンが良い

f:id:naka350z:20200427042143j:image テントに使用されております生地の素材はポリエステル系、シリコンコーティングナイロン(シルナイロン)、ダイニーマコンポジットファブリックDCF(旧キューベンファイバー)、タイベックシートなど色々ありますが、個人的にはシルナイロンがやはり一番好きな素材です。

 ポリエステル系は生地劣化が速めで少し固めな感じがして、DCFはめちゃくちゃカッコ良く軽量なのですがとにかくコンパクトにならない。

 しかし、シルナイロンは水分を含んで伸びてしまいますが、それでもシュルシュルで触ると非常に高品質で気持ち良くて劣化速度も遅いので大切に使うと長期間使用可能なのでやはり丁寧に使っていくのなら私はちょっと高価ですがシルナイロンが一番好きな素材です。

 収納時もコンパクトになってくれるのも嬉しいポイントです。

 

ロフォーテンのいまいちな点

1、着替えがしにくい

f:id:naka350z:20220905034743j:image 次にこのロフォーテンを使用していて感じたいまいちな点を紹介していきます。

 まず最初にですが、この室内空間の低さからくる圧倒的な着替えにくさがあります。ヒルバーグのアクト、エナンも低くて90cm程度ですが、それでもなんとか着替えられますが、このロフォーテンはほぼ無理なレベルです。

 私は身長165cmで低めですが上着だけはかろうじて可能ですが、パンツなどの下半身の履き替えは寝転がってでしかできないです。これが結構ストレスに感じます。場合によってはトイレなどを利用して手早く着替えるなどの方法が必要になってしまうかもしれません。

 

2、結露が多い

 ロフォーテンのフライシートはヒルバーグのアクトやエナンみたいにぴったりとは地面に接地しておりませんが、普通のテントよりはやや低めにフライシートが来るため暖かい空気は維持しやすいですが、その影響で大きな温度差ができ体感では10℃を下回ってくると結露が非常に多く発生してくる様に感じます。

 もちろん当日が霧が発生していたり、風が強く換気しやすくなっているなどで結露が出たり出なかったりしますが、肌寒い時期になると必ず出るものだと認識したほうが良いかと思います。

 

3、フライシートが垂れる

f:id:naka350z:20220907141524j:image 上の写真は少し極端な例にはなりますが、このロフォーテンのフライシートのシルナイロンは7Dの極薄シートなので設営してから1時間ほどしてくると生地が徐々に弛んできて写真の様に特に足元側に向かってだらぁ〜んってなってしまいます。

 この不都合なところはちょっとだらしなくなりせっかくのカッコいいスタイリングが台無しになってしまいますし、何よりこの垂れ下がったフライシートとインナーテントが接触してしまいフライシートに付着した結露がインナーテントの中にまで浸透してくるのです。

 なのでそのまま気づかずにシュラフに入って就寝していると主に脚先が接触してしまい濡れてしまう原因になってしまいます。特にダウンシュラフの使用ですと濡れによるロフトの減少につながってしまうので何かしら対策が必要になってきます。

 垂れ下がってきたタイミングで外に出て都度テンションをかけ直すか、もしくは私の場合ですとシュラフの脚先にレインウェアを被せるなどして直接触れにくい様に対策はしております。

 個人的にはシュラフカバーはカバー内に発生する内部結露が嫌なので使用しません。

 

4、撤収がやや手間である

 次に面倒だなと思うことに片付ける時の手間があると感じます。

 インナー吊り下げ式は悪天候の際に設営撤収で中が濡れにくいメリットはあるのですが、逆に言い換えるとこれはフライシートが雨や結露でべちゃべちゃになった状態になり、分けて収納するのが良いのですがいちいち外さないといけなくて面倒に思ってしまいます。

 もちろんそのまま接続した状態でしまっても構いませんが、それだと翌日以降も使用する場合だと再度設営するとインナーテントの中まで濡れた状態になっているので、設営してから拭いて乾かしてなどの手間がかかってしまいます。

 なので翌日も使用予定で大雨の時の撤収だと、まずシュラフやクッカーストーブ、小物などを全て片付けてザックの中に収納し、それからインナーテントを外して拭いてからビニール袋などの中に入れ、その後素早くフライシートの撤収をするといった手順になると思います。

 まぁ幸い私はまだその様な状況には遭遇しておりませんが、それでも雨天時の撤収は何度かありますがいずれももう下山するだけなのでテントをスタッフサックにいれるだけでした。もちろんそのまま入れちゃうとザックの中が濡れてしまうので少しでも軽量化するためにバサバサして水分を落とし、ビニール袋にいれるなどの対策は必要にはなります。

 

5、やや強度が弱いf:id:naka350z:20220911152859j:image 最初にレビュー記事を書いた時に耐久性がいまいちかもしれませんがと紹介しましたが、長い間使用していてついに少し破損することがありました。

 これはテントのせいではなく私が悪いのですが、設営時にエンドポールを立てる際にめんどくさがって両側をペグダウンした状態で強引にポールを立ち上げようとしました。その瞬間一気にぶちぶちを右側のループが取れてしまいました。

 その時は本当に焦りました。何せ5日以上の縦走を計画していた初日に破損したのですから💦 しかしよ〜くみたら単にループを縫い付けていた部分の糸が解けただけで幸いフライシートの生地が破れたわけではありませんでしたのでこれは後で縫えば修復可能だろうなとは思いました。

f:id:naka350z:20220911152849j:image しかし流石に縦走初日こんな事態になるのはほんと想定外でしたので何か対策はないかなと考えたのですが、近くに2cmぐらいのスーパーボールみたいなものがあればよかったのですが、手ごろな小石もなく思いついたのが持っていた熊鈴を輪ゴムで縛って使用する方法でした。

f:id:naka350z:20220911152903j:image これがその時に設営した写真です。思っていた以上に普通に設営できたのでこの日と翌日の黒部五郎小屋でのテント場でもきちんと使用できました。

 黒部五郎小屋では2時間近く強い雨が降りましたが、幸い風があまり出なかったのもあったのですがこの様な設営でも十分雨を凌ぎテント内が全く濡れなかったのは大きな経験にはなりました。

f:id:naka350z:20220911152855j:image そして後日帰宅してからテントを乾燥、掃除してから自分で修理しました。

f:id:naka350z:20220911152852j:image 裁縫は苦手なので完全に素人レベルですがこの様に他の箇所と同じになる様に頑張って縫ってみました😅

 よく見るとかなり雑ですがでもしっかりテンションをかけて設営する様にしてもきちんと耐えれる様には戻ってくれたのでよかったです✨

 

6、耐久性は不安

 続いて強度の話と同じなのですが、このロフォーテンの超軽量の秘訣は7デニールというあり得ない薄さのフライシートの生地にあります。

 実際最初にテントが到着して袋から出してみてこの高品質なのとあまりの薄さにびっくりし、ほんとこれ大丈夫かな・・・と不安に感じたものです。

 ですが、現状大切になるべく無理をしない様に気をつけて使っているのもありフライシートの損傷劣化はまだ大丈夫です。一応こんな薄さでもヒルバーグみたいに3層の両面シリコンコーティングが施されておりリップストップなので少し尖った物が刺さっても広がりにくくなっているのは大変心強いです。

 この耐久性は継続してみていきたいと思います。

 

7、設営面積が必要f:id:naka350z:20220912092812j:image このテントは横幅自体は125cmと狭すぎず広すぎずちょうど良い幅だとは感じております。さすがに槍ヶ岳山荘みたいなギリギリ張れる場所の残っている一人用の狭いサイトでは無理ですが、狭めの2人用か広めの1人用の場所なら横幅は十分だと思います。

f:id:naka350z:20220912092809j:image しかし問題なのがこの長辺側の長さです。しっかりペグダウンしてテンションを掛け綺麗にピシッと張るには最低240cmは必要でさらに涸沢ヒュッテのテント場みたいなペグの刺さりにくく狭い場所しか残っていない場合だと困ってしまうでしょう。

 この写真の時はペグダウンはせずに細引きを岩に巻き付けてだけで設営しましたが、非自立式なのでこの長さを確保するというのが大切になってくると思います。

f:id:naka350z:20220905034808j:image やはり上の写真のような北アルプス(槍ヶ岳山荘)などの稜線の狭いテント場などで風対策でしっかりテンションをかけるには必要なことですので、特に非自立式の場合は事前にネットなどでそこのテント場の情報を詳しく調べておく必要があります。

 

8、高額すぎる

Nordisk Lofoten 2 ULW / ノルディスク ロフォテン2 ULW

 現在のところ販売している店舗などは結構限られておりますが、現在の販売価格は2ULWで165,000円と私が購入した当時より33,000円も値上がりしております💦

 このロフォーテンは独自のコンパクトポール、極薄超高品質のシルナイロンフライシートなど値段が高くなるのは納得はできますが、それでも高額すぎる価格はさすがにおいそれと手が出にくいですね。

 wiggleなどの海外通販での取り扱いなどもあったりしますので地道にそちらから購入するなどの方法を模索してみるのも一つの手段でしょう。

 

まとめ

f:id:naka350z:20220905034746j:image 超軽量テントというのは幾多の製品があり、それこそトレッキングポールを使用してとかのタイプですとこのロフォーテンと同じ重量帯の製品はいくらでも出てきます。

 しかし、あまりトレッキングポールを使用しない人や自転車ツーリングや公共交通機関を利用したキャンプなどに行く際ですとこのストックって持ち運びに結構邪魔になってしまし私もそれが嫌で縦走などの公共交通機関を使っていく登山の場合などは持っていくことが少ないです。

 ですが、このロフォーテンだとUL系ザックなどの30L前後の小さな容量でも一緒にスタッフサックに入れたまま横向きに収納も可能で非常にパッキングしやすくてとても重宝しております。これが普通のテントだとポールは別に分けて入れないといけないなど毎回使用するたびに分けて収納とか結構手間になるのでそのストレスがなくなるのはとても嬉しいです。

 入手しにくくまた超高額テントであり、また室内高70cmは万人におすすめできるものではありませんが、超軽量、超コンパクト、素早い設営、前室ありのダブルウォール式、意外にある耐水性、耐風性に優れた形状、独特なスタイリングのカッコよさなど私にとっては現状これ以上に使いやすいテントはなかなかありません。

 これレビューを見てみてデメリットもありますがやはり素晴らしいテントなのだなと思って頂けたらぜひ購入してみてはいかがでしょうか✨