シュラフに変身可能なアイテム OMMのMountain Raid FootPodの使用レビュー
前回、前々回と続けて紹介してきました行動着アイテムのマウンテンレイドシリーズですが、今回紹介しますのは変わり種な製品であるマウンテンレイドフットポッドの使用レビューをしていきたいと思います。
先に紹介しましたジャケットとパンツのレビューはこちらをご覧ください✨
製品の特徴
1、単体での使用は想定されておらずマウンテンレイドパンツに接続しての使用
2、濡れに強いプリマロフトゴールドを採用
3、冷気に敏感な足元なため暖かめの中綿を使用
公式サイトの情報
OMM Mountain Raid FootPod
足元を暖かく保つ濡れに強いユニークアイテム
MountainLaidPantsが行動中の着用も見越してPrimaloft60gと薄めに設定しているのに対して このFootPodは足元のボリュームを持たせ、Primaloft80gを採用して足元の暖かさの保持を狙っているところがなんともOMMらしいトンがったこだわりポイントだと思います。そのおかげでMountainlaidPA1.0に比べて足元の暖かさはバッチリです。
ダウンパンツとの組み合わせでおおよそ最低気温5度までならこの組み合わせで乗り切れます。 寝袋の足元としての使い方とは別に アルファ米を温めるコジーがわりとしての活用や、 バッテリー類の電源落ちを防止するために大きめのサコッシュの中に入るのも 面白い使い方です。是非あなたのアイデアで使いこなしてみてください。
重量 80g
素材 生地: POINT ZERO fabric
中綿: ボディ Primaloft Gold 80g
変なアイテムゆえマニアックなその他の活用方法を考えてしまう アイテムですがSOLATITANIUMGEARのロックサコッシュとの組み合わせがわりかしGOODで真冬にコンデジを持ち歩くときに重宝しそうです。 ダウンブーティーの代わりとも思ったのですが想像通り朝には脱いでしまっていました… 笑 そのほか面白い活用方法があればぜひ教えてくださいね。面白アイテムです。 writing / Chiyo
OMM MOUNTAIN RAID FOOT POD / OMM マウンテンレイド フッドポッド - MoonlightGear - ムーンライトギア
製品の実測情報
それではここからは私の持っておりますこのアイテムの詳細なところを見ていきたいと思います。
まず重量ですが、実測値で68gと軽量に仕上がっております。圧縮して限界まで小さくしておおよそ握り拳ぐらいの大きさといった感じにはなります。
次にこのフットポッドには4個のスナップボタンが上下左右に縫い付けられております。詳しくは後述しますがこれを使用してマウンテンレイドパンツと接続します。
形状は単純にただの袋です。他には特に特徴はありません。
底の部分はきちんと足の形状に仕上がっております。
使用方法
それではこのフットポッドの使い方を見てみましょう。すでに所有しているマウンテンレイドパンツを用意します。
※このマウンテンレイドフットポッドはあくまでジャケットとパンツを有効活用するための製品なのでこのフットポッドだけ購入してもあまり意味がないでしょう。
就寝モードにしたマウンテンレイドパンツのスナップボタンにこのフットポッドを付けていきます。
下→左右→上とした方がやり易いでしょう。
完了です。時間にして1分ほどぐらいなものでしょうか。
さらにマウンテンレイドジャケットと連結してシュラフとしての姿です。
改めて見るとほんと異様な姿ですね😅
中に入ってみた状態です。私の足のサイズは25.5cmなのでかなりゆとりがあります。
やはり身体の大きめな英国ブランドの製品なので小柄な私には足元の隙間が多くなってしまいます。
実際に使用した感想
次の記事で具体的なシュラフとしてのレビューをしていきたいと思いますのであくまでこのフットポッドだけを使った場合の感想を述べてみたいと思います。
1、これはダウンシューズとして使えるのか? まず最初にこのフットポッドを購入して袋から出してみて思ったことがこの製品は単体として使用できるのかな?という疑問が湧きました。
マウンテンレイドパンツに比べ厚めのプリマロフトゴールドを採用しておりさらに濡れに強いのだったらこれが使えるなら凄く良いじゃんと思ったのです。普段よく使用するナンガのミニマリズム180は超軽量で暖かいのですが、足先は冷気をとても感じ易いのでその対策に使用できるアイテムは何かないかなと良く考えております。
そこで思ったのがOMMのフットポッドにスナップボタンの先がループになっているのでそれ利用して紐やカラビナなどで括ってダウンシューズみたいにしてみたら暖かくなるのでは?🤔と思い試してみました。
結論は微妙〜って感じです。もちろん何もないよりはちょっとは暖かくはなります。ちょっとは💦
でも体感としては1、2℃ぐらいはブーストアップできるかな?というぐらいでそれなら僅かに重いだけのネイチャーハイクのダウンシューズを持っていく方がまだ暖かいし、シュラフから出てもそのまま移動できるのです。
これ結局袋に足を突っ込んでいるだけなのでシュラフから出ると取らないといけないので都度履いたり脱いだりが邪魔でそんなに暖かくないのなら必要ないってなり1、2度使用して使わなくなりました。
やはり単純に足先を暖めたいのならダウンシューズがベストです。まぁもしかするとハクキンカイロや湯たんぽをこの中に入れてもう少し暖気が抜けにくく工夫ができるのなら非常に有用かもしれませんが・・・
2、その他の使い方
ムーンライトギアさんのページの紹介ではサコッシュに入れたり、アルファ米のコジーとしての活用方法がありました。
そんな方法があるのだなと感心したのですが・・・
サコッシュ→あれば便利だなと思い山行で1、2度使用したが、行動中ぶらんぶらんなって邪魔💢ってかそんなしょっちゅうモノを取り出さないわぁ〜で使わなくなった💦
コジー→そうか西尾食品などのアルファ米のコジーに使えるのかぁ〜〜〜ってアルファ米持っていかないし、袋のサイズと違いすぎて絶対使いにくいでしょ💦
って感じで結局行動中はザックの中にしまっている。テント内ではダウンシューズの方が利便性が良いということで何か利用方法があればと考えましたが何も思い浮かびませんでした。
まとめ
かなり個性的な製品のため単体でみるとその他の使い道はほぼないこのフットポッドですが、行動中に使用しているマウンテンレイドジャケットとパンツをさらに有効活用できるという極めて珍しいものです。
誰もこんなニッチな製品を使用したレビューは書いていないでしょうから今回紹介しましたが、マニアックなモノが好きな方にとってこれを使用した使い道は気になるのではないでしょうか。
次回はこのマウンテンレイドのジャケット、パンツ、フットポッドの3点セットを使用したシュラフの使用レビューを紹介したいと思いますのでお楽しみしてください✨