山と道のULPad15+の収納袋にちょうど良い サーマレストのスタッフサックのレビュー
先日の八ヶ岳の厳冬期テント泊にも使用し大活躍だった超軽量スリーピングパッドの山と道のULPad15+ですが、その持ち運びにかなり良いものがありましたので紹介レビューをしたいと思います。
それぞれの細かいレビューは下記をご覧ください✨
製品の情報
サーマレスト リッジレスト スタッフサック(スモール)
ご存知老舗中の老舗であるサーマレスト。
その中ででも超王道のクローズドセルマットでありますリッジレスト用の収納袋になります。
サイズ展開はS(51×17×17cm)・M(51×20×20cm)・L(63×23×23cm)の3種類になります。
今回私が購入しましたのは一番小さなSサイズを注文購入しました。表記がギリギリになっていたのできちんと収納可能かどうか不安でしたが、おそらく可能だろうと見切り発車で買ってみました。
重量は33gとなっております。
内容物にキズが付きにくいようにとやや厚手の70デニールの生地が採用されております。しかし、ウルトラライト思考の私ででも持った瞬間結構軽いな✨と感じました。
実際にマットを収納袋に入れてみてもほとんど重さは感じさせません✨
ちなみにこのスタッフサックは平置きにして広げると58cm
幅が28cmぐらいにはなります。でも縫製はきちんと円形になっておりますのでリッジレストや他にもロール式のクローズドセルマットに使用可能かと思います。
収納方法
収納方法は全然難しくなく非常に簡単ですが一応紹介いたします。
1、まずはULPad15+をしっかりきつく巻きながら丸めて行き、脚の間に挟み込みます。
2、次にスタッフサックを巻き終わりの部分からかぶせて行きます。
3、すっぽりかぶせて
4、脚に挟んだまま下まで掛けてしまいます。
5、次に反転させてコードを閉めます。
6、最後にコードロックを締めて完了です。
って何も難しいことはないですね。作業中はやはり常時脚で挟み込んでいる方が最後までマットが広がらずに多少はコンパクトにできるかと思います。
パッキング完了です。ぱっぱと手短にキツキツにマットを巻かなければ最初から最後まで1分ちょっとでこの状態にできるかと思います。
非常に簡単でお手軽だと思います✨
普通この山と道のULPad15+はただ巻いただけだとすぐに解けて直径20cmぐらいに緩んでしまいます。
ですがこのスタッフサックを使用すると特に紐や輪ゴムなどでまとめなくても上記のようにコンパクトな状態を維持できます。
収納時の実測値
直径は17cmとなっております。
次に個人的に一番気になっておりました限界ギリギリのサイズはどれぐらいなのかとマットを収納袋の中で緩めてみて計測したところおおよそ19cmとなりました。
なのでもしご自身のお持ちのクローズドセルマットを収納してみたいのでしたら18cmまでがストレスなく収納できるかと思います。
19cmのギリギリサイズですと、スムーズに入れやすくするために何か大きめのポリ袋などに入れてからだとなんとか収納は可能になるのではと思います。
収納袋を使用するメリット
次にこのスタッフサックを使用することのメリットデメリットを見てみたいと思います。
1、マットにキズが付かない 最初にこのスタッフサックを購入したい一番の動機である保護性能がありました。この山と道のULPad15+はXLPEフォームという非常に断熱性の高い素材でまた超軽量でスリーピングマットとしてはもう個人的に最強の製品だと思っております。
ただ欠点としまして非常に耐久性が弱くこのマットで20回ほどは使用してるかと思いますが、丁寧に使用を心掛けていても上の写真の様に所々欠けてしまっております。
もちろんそうなってもエアーマットの様に全く使い物にならなくなる事はないのですが、やはり心境としましては見ていてあまり良いものではありませんので何か保護できる良い方法がないかな?と使用するたびに模索しておりました。
ですがこの収納袋を購入してみて、やはり丈夫なスタッフサックに入れてしまえばたとえ酷い藪漕ぎだろうが穂高連峰のような岩綾帯でガシガシぶつけようが特に気にしなくても良くなるのはすごく心強いです✨
今までですと木や岩の間などをすり抜ける時は引っ掛けてマットにキズが付くと嫌だなぁ〜と神経を使っていたのですが、それが一つなくなるだけでも十分使用価値があると私は思います。
あと多少ではありますが、小雨や降雪時にマットに水分が付きにくくなって良いのではと思います。一応このマットは保水しませんので拭けば水分が拭えますがマット全面をやるよりは労力が掛からないでしょう。
2、収納がとても簡単になる 今まではこのマットを使用する時は必ず解けない様にゴムなどを使用してからザックなどに外付けしておりました。
それをするデメリットはまずこのマットは本当に弱いので、輪ゴムなどでキツキツに括るとそれが跡形となって復元せず少し見栄えが悪くなってしまうのです。もちろん性能には影響は出ないのですが個人的には気になっておりました。
またその括っていたゴムなどをテント内で適当に置くとどこに行ったかなぁ〜?と探し回ることが多々ありました。
なのでこのスタッフサックに入れてキュッと絞るだけでコンパクトにできるのは非常に簡単で良いと思います✨
調べていましたら人によってはこのサックの中に衣類を入れて枕にして利用している方もおられたのでそういった方法にも利用可能だなと感じました。まぁでも最近は就寝時にはニーモのフィッロエリートを使用しているのであまり恩恵はありませんが・・・
でもテント内は何かと非常に散らかってしまうのでこのデカいスタッフサックの中にあまり使わない物を入れておくとテント内は非常にスッキリして上級者ぽく見えて良いとは思います✨
収納袋を使用するデメリット
1、少し重い 33gとそこまでは重くはありませんが、1gでも軽くって思っている方からするとこの重量は使用するに値しないでしょう。
せっかく超軽量な山と道のULPad15+を使用しているのに15%も重くなるなら意味ないじゃんって感じる方はおられるかもしれません。
でも個人的にはこのマットが必要になってくる温度帯は私の使用している範囲だと氷点下5℃以下からなのでそれぐらいの状況だと他の荷物も必然的に重くなっておりますので、その中での33gはあまり気にしなくても良いとは思います。
2、狭いテント内では収納しにくい 取って付けた様な難癖ですが、私の使用頻度の高いノルディスクのロフォーテンだとテント内でしまうにはとても辛くなってしまうでしょう。
でもそれ以外のステラリッジテントやヒルバーグのエナンなどの普通のソロテントだとそこまでやりにくくはないとは思います。
まとめ
スリーピングパッドはクローズドセルマットがやはり一番展開撤収が早く、寒さも感じにくく、パンクのリスクがゼロで、そこそこの寝心地があり、その中でもこの山と道のULPad15+は収納時の大きさと入手のしにくさを除けば、暖かく、すぐに使用できて、壊れなく、個人的にはエアーマット以上に寝心地が好きなので欠点は非常に少ない製品なのです。
ですが、やはり今まで傷を付けたくないのもありそこまで出番が多くなかったこのマットですが、このサーマレストのスタッフサックを手に入れた事で今まで以上に積極的に連れて行きたいなと思います。