なかちんのアウトドア活動記

一児の父ですが少ない休みの日に細々とアウトドアを楽しんでおります。つたない内容かもしれませんがご了承下さい。

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超便利なペットボトルホルダー Zpacks Aquaclip Kit / Zパック アクアクリップキットのレビュー

f:id:naka350z:20221018100940j:image 登山の行動中の水分補給は皆さんはどのようにしておりますでしょうか?多くの方はナルゲンのボトルやソフトフラスク、もしくはテント泊登山で多量の荷物を持ち運んでいるのでしたらすぐに給水可能なハイドレーションシステムを使用している方もいるのではないでしょうか。

 今回紹介しますのは我々日本人に一番馴染みがあって一番手軽に飲むことができるペットボトル用のボトルホルダーをレビューしたいと思います。

 

公式サイトの情報

f:id:naka350z:20221018111508j:imageZpacks Aquaclip Kit

固定力に定評のある 12gのボトルホルダー

 宿泊装備を入れた大容量のバックパックの場合、やはりベストパックのデザインは肩荷重に限界があります。 なので両方使うユーザーにはさっと胸元からボトルを取り出す気楽さがハイキング中恋しいなぁと思う人はとても多いように思います。

 このAquaclip Kitはバックパックのショルダーストラップやウエストベルトにひっかけておけるのでいつでも気軽にペットボトルを取り出すことができる優れもの。 2箇所のベルクロテープを留めておくこととクリップの先端はゴムカバーがしてあるので3点保持でバウンスした際にボトルが空中に飛び出るのをしっかりとカバーしているので重さは12gと後付けでボトルポケットを追加するよりも幾分軽く抑えられるのが嬉しいところ。 クリップからペットボトルも取り外しやすく、ストレスなく使うことができます。 特にソーヤーのマイクロスクイーズなどペットボトルに常に取り付けて使用したい人には嬉しいシステムなのではないでしょうか? アメリカのULギアメーカーらしい無骨なデザインもまた、いい感じです。

SPEC / 商品スペック 重量 12g 備考 日本企画のペットボトルにも適合

COLUMN コラム

 ファストパッキングなどには不向きですがゆっくり歩くスタイルにはかなり使えるアイテム。日本の自販機で買えるサイズ、500ccのボトルなら確実に安定しますよ! ULハイカーらしい雰囲気も楽しめる楽しいギアだと思います。ちょっとしたプレゼントにもいいかもです。

Zpacks Aquaclip Kit / Zパック アクアクリップキット

ムーンライトギアさんの説明が一番わかりやすかったのでこちらから引用させて頂きました。

 

製品の詳細

f:id:naka350z:20221018100933j:image それでは実際にこの製品を見ていきましょう。購入はムーンライトギアさんの大阪店にて購入しました。入手したのは2年前ですが、正確な金額は覚えておりませんが1,980円と若干値上がりはしている印象があります。円安ですからね仕方がないです。

 まずはホルダー単体の重量を計測してみると11gとそこそこ軽い重さです。ただ頑丈に作っている分超軽量ではないですね。まぁ半分ぐらいの重さにして強度がおもちゃみたいなものになっても仕方ないのでこれぐらいが現実的な重さでしょうね。

f:id:naka350z:20221018100920j:image 次に付属品のベルクロも込みでみると12gと公式通りの重さになります。構造的にはクワガタみたいな突起がありここにボトルを差し込んで固定しますが、思った以上に硬く差し込むとパチンと音がしてはめ込みができます。

 

装着方法f:id:naka350z:20221018113304j:image 装着方法は至ってシンプルです。今回は普段の通勤から街中での買い物、そしてアルプスのテント泊まで超ヘビロテしているハイパーライトマウンテンギアのメトロパック1800に装着してみました。

 このザックにはショルダーストラップなどを取り付ける用のループがあるのですがそこにベルクロを通して装着するだけです。

 

実際に装着したイメージf:id:naka350z:20221018100929j:image 次にこれに555mlのいろはすのペットボトルを装着してみました。

f:id:naka350z:20221018100901j:image 続いて340mlのいろはすのペットボトルをつけてみました。モデルは私自身でお見苦しくすみません🙇‍♂️

 なんとなく装着イメージができますでしょうか?正直なところサッサっと胸元にあるところから外して飲めるので便利なのですが、私は結構邪魔に感じてしまい最初に一度試してからはこの方法では使わなくなってしまいました。

 

私の使用方法f:id:naka350z:20221018100936j:image では実際に私が使用していた方法を紹介します。その方法はザックのショルダーベルトのストラップに引っ掛けるだけです。

 これめちゃくちゃ使いやすいのですよね。ただ引っ掛ているだけなので給水したくなったらここからすぐに取り出せますし、飲み終わったら戻すだけです。

f:id:naka350z:20221018100925j:image でもこれ簡単に落ちたりしないか?と思うかもしれませんがこの方法で実際に先月表銀座縦走に行った際もこれを使用して行ってきました。

 回答は一度落ちました。もちろんテクニカルな部分は気をつけてましたので落ちないように手に持ったりザックにしまったりしましたが、登りはほとんど落としてしまいそうな感じはなくて、やはり下る時だけですね。それもストックを持っていたら降りにくいなぁ〜みたいな場所でポロんと落ちましたがすぐ回収可能でしたので問題ありませんでした。

f:id:naka350z:20221018100914p:image もちろん人が多い場所や落とすとどこまでも落ちてしまいそうな場所では使うべきではありませんが、この時は快晴の平日でしたが全く混雑するところがなく槍ヶ岳についてようやく10人程度いた感じの日でした。

 

 というわけでこの製品の長所短所を簡単にまとめてみました。

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アクアクリップを使用してのメリット

1、日本全国どこにでもあるペットボトルが使える

 登山に行ったりした場合には移動中にありますスーパー、コンビニ、自販機などどこにでもペットボトルがありますし、個人的に一番恩恵が大きいのが山小屋の売店でも販売しているペットボトルが使えるのが非常に恩恵が大きいと思いました。

 ハイドレーションを持って行っていてそれで水を飲むのは良いですが、やっぱり売店に辿り着いた時にコーラなどのシュワシュワが売っていたら飲みたくなるのですよね😅

 その時にアクアクリップを持って行っているだけでペットボトルが非常に持ち運びが楽になるのですよね。

f:id:naka350z:20221018100940j:image2、簡単に使用可能

 胸元にボトルがあると本当に手軽に飲めるのでふと立ち止まった際に給水できるのはかなり楽ですね。

f:id:naka350z:20221018100920j:image3、軽量でコンパクト

 なんせこの小ささで、この軽さです。ザックに適当に入れていても邪魔になることは皆無だと思います。逆に小さすぎてどこに閉まったかと行方不明になる心配があるぐらいでしょうね。失くしたと思っていたらザックの中からここにあったのかぁ〜ってなるかもしれませんね💦

 

アクアクリップを使用してのデメリット

f:id:naka350z:20221018100929j:image1、邪魔に感じる

 装着するペットボトルの大きさにもよって違ってくるでしょうが、普通の500mlの大きさだと私は胸元に持ってくるとかなり邪魔に感じてしまいました。

 特にハシゴや鎖場、岩場などを通過する際には外した方が賢明でしょうね。まぁもともとアメリカのロングトレイル用に作られた製品なのでそんなテクニカルな部分は想定していないので当然でしょうが。

2、揺れる

 これも当然なのですが固定方法が簡易的なのでトレランみたいな使用方法だと揺れすぎてとても使えたものではないですね。やはりそういった場合はソフトフラスクみたいなものが良いですよね。

f:id:naka350z:20221018113304j:image3、付け外しが面倒

 個人的にはこのベルクロで付けたり外したりとするのがやっぱり面倒なのでこの方法での装着は使わなくなってしまいました。これのアクアクリップがあるだけでカッコいいのですがね✨

4、入手性と購入金額

 この製品はアメリカのガレージブランドZpacksの製品なので構造がシンプルな製品なのに1,980円もしてさらになかなか販売している場所も少ないのがデメリットですね。国内の大手ブランドだと1,000円ぐらいになりそうなんですがね。

 

まとめ

f:id:naka350z:20221018100933j:image 今回紹介しましたZパックのアクアクリップキットはかなりニッチな製品ですが、今年の裏銀座黒部五郎岳表銀座縦走のテント泊登山にこれを使用して非常に水をとりやすくて非常に助かりました。

 特に黒部方面は水源が豊富であちこちに水場があったため340mlのいろはすのボトル1個でも十分すぎるほどでしたし、表銀座に行った時も涼しい時間帯の行動が多かったため同じ容量のボトルでも十分でした。

 もちろん水場の有無、間隔などによって持っていくボトルの大きさは変えなければいけませんが少なくとも北アルプスに行くのであれば私はこれで良かったです。

 なかなか気軽に買える製品ではありませんがその人のアイデア次第では非常に使い勝手の良いものですので一つ購入してみてはいかがでしょうか。