なかちんのアウトドア活動記

一児の父ですが少ない休みの日に細々とアウトドアを楽しんでおります。つたない内容かもしれませんがご了承下さい。

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親子で行く 雲ノ平と高天原温泉 日本最奥の秘湯へ縦走テント泊登山【装備編】

f:id:naka350z:20250723104509j:image前回の記事では、親子で挑む雲ノ平・高天原温泉の縦走テント泊登山について、ルート計画や行程の全体像を紹介しました。

今回はその続編として、「装備編」をお届けします。

UL(ウルトラライト)装備をベースにしつつも、今回は小学6年生の子どもと一緒に行く山旅。子どもにはなるべく軽装で快適に歩いてもらいたいということで、親の私は全装備+子ども用の寝具や予備装備までを1人で背負う、いわば“親ガチ山スタイル”で挑みます。


f:id:naka350z:20250723104500j:imageまず、テント選びは本当に悩みました。軽量性を重視するなら1kg前後のシェルター系も考えましたが、今回は何よりも「安心感」重視
ということで選んだのは、北欧生まれの最強山岳テント、**ヒルバーグのSoulo(ソウロ)**です。

このテントは、極地遠征や冬山でも使える「オールシーズン仕様」で、自立式かつ耐風性・耐水性ともに文句なし。重量はそこそこありますが、今回は天候の急変も見越して、安全第一でこれを選択しました。

ちなみに1人用のモデルではありますが、体の小さな私(165cm)と、身長155cmほどの子どもならギリギリ2人並んで就寝可能。実際に部屋の中で設営してみたところ、ぴったりフィットしました。

このテントは、インナーテントもフライシートも高密度で保温性が高く、テント内の暖かさが抜群です。
逆に言えば、暑いくらい。なので、シュラフの保温力はやや控えめでも問題ないと判断しました。
今回の山行では夜間の最低気温はおそらく10〜15℃ほどを想定しており、このテントの性能なら十分暖かく眠れると経験上確信しています。

写真に写っているのはテント本体のみです。ポールはパッキングの都合上、別でザックのサイドポケットに収納しています。ポールと一緒にまとめると妙にかさばるので、この分割収納が最適です。


f:id:naka350z:20250723104505j:image次に小物系の紹介です。

写真左上に写っているのはフットプリント代わりの100均レジャーシート。ソウロの床サイズに合わせてカットした自作品です。市販の純正グラウンドシートは重くてかさばるので、こういった軽量アレンジが役立ちます。

その隣は。これは子どもの快適性を重視して必須装備に。その他のアイテムとしては、

  • NEMO Fillo™ Elite

  • Klymit pillow x
  • SOL エスケープライトヴィヴィ(緊急時の保温兼シュラフ代替)
  • Fozzils フォールディングディッシュ(超軽量折りたたみ食器)

どれも軽さと実用性を両立した“信頼できる小物”たちです。


f:id:naka350z:20250723104532j:image続いてシュラフと着替えなどの寝具類です。このカテゴリのものは、とにかく「濡らさないことが最優先」。
そのため、Sea to SummitのeVentコンプレッションドライバッグを使用し、防水性と圧縮性を両立させています。


f:id:naka350z:20250723104544j:image写真に写っている中身は以下の通り:

  • OMM Core Liner(コアライナー)

  • OMM Mountain Core 125(インナー用中綿シュラフ

  • OMM Mountain Raid 100(アウターシュラフ

  • Enlightened Equipment Torrid Hood(化繊フード)

  • 山と道 アルファタイツ

  • OMM Core+ Hoodie(コアプラスフーディ)

  • OMM Core Socks(化繊中綿ソックス)

  • 100均のタイツ(厚手ストッキング)

  • Naturehike ダウンシューズ

  • モンベル クールメッシュタイツ

  • モンベル クールメッシュ(長袖インナー)

これらが、今回の「就寝&着替えセット」です。

子どものシュラフ構成は、OMMマウンテンレイド100 + コアライナー125の重ね着スタイル。これで夜間10℃くらいでも十分暖かいはずです。

私自身は、SOLエスケープライトヴィヴィの中にOMMのコアライナーを重ねて使用する予定。
いずれもダウン素材は不使用で、全て化繊またはメッシュ素材です。
これは複数泊の縦走で雨や湿気に晒される可能性があるため、乾きやすさと耐久性を重視しての選択です。

ちなみにダウン系装備は唯一、ネイチャーハイクのダウンシューズのみ。これも「冷えやすい足元の防寒用」としてギリギリまで迷った上での採用です。


f:id:naka350z:20250723104552j:image続いては、調理器具と小物類の装備紹介です。

今回の山行は数泊にわたる縦走。標高も高く、天候が崩れるリスクもある中で「コンパクトで確実に使える」装備選びがポイントでした。

写真に写っているのは、左から:

  • 予備のナイロン袋(濡れ物やゴミ用)

  • Zpacks Solo Bathtub Groundsheet

  • ジェットボイル Stash(スタッシュ)

  • モンベル クランポンケース(長方形)

Zpacksのグランドシートは、本来はバスタブ型の床として使うULギアですが、今回はちょっと違った使い方を試してみる予定。というのも、超軽量で撥水性が高く、シート代わりに座っても良し、雨が降ってきたら腰に巻いてレインスカートとして使ってみようという目論見です。
UL好きあるあるですが、「1つの装備に複数の役割をもたせる」のが好きなんですよね(笑)

調理器具としては、ガス系かアルコールか最後まで悩みましたが、今回も軽さと収納性重視でジェットボイルのスタッシュに決定。
小物ケースごと本体内部に詰め込み、スタッシュ本体を“ポット兼収納ケース”として活用しています。こういう無駄をなくす工夫、地味だけど登山装備の醍醐味だと思います。


f:id:naka350z:20250723104555j:image次に、モンベルクランポンケースに収納している中身を紹介します。このケースは意外と使いやすく、コンパクトな収納にぴったりでした。中身は上から順に:

  • EVERNEW チタンマグ 300ml

  • チタンカップ 220ml(スタッキング)

  • その中に無印良品のモバイルバッテリー(10,000mAh)×2

  • ジェットボイル スタッシュ本体(中にX-Mesh巻き付け)

  • RSR アルコールストーブ

  • 充電ケーブルセット(ライト・スマホ・サイコン等)

  • 歯ブラシ&歯磨き粉チューブ

  • 塩(小分け)

  • スタッシュのバーナー本体(ガス缶が手に入れば使用可能)

  • 髭剃り(電動ではなくコンパクトなT字)

  • 汗拭きシート(無香料・大判)

  • 絆創膏セット(子どものためにも)

  • スプーン(humangear ゴーバイト)

  • オイルマッチ/フリントライター(火器の予備)

  • アルコール燃料×3本(合計450ml)

ガス缶運用も検討しましたが、今回は慣れているアルコールストーブで統一
理由は簡単。軽い・静か・壊れない・扱いやすい。お湯を沸かすだけの運用であればこれで十分


f:id:naka350z:20250723104524j:imageザックの左右サイドポケットも、無駄なく活用しています。

左側には、デントポール(テントポール)と折りたたみ傘を差し込んで収納。
傘は強風時には無理ですが、小雨時の行動やトイレ待機中などに意外と便利。
子どもと一緒の登山では、こういう“瞬間的に凌げる装備”が地味に役立ちます。

右側には、セリアの両面アルミロールマット(2枚)をくるくると巻いて収納
これは下からの冷気対策や、ザブトン的に使うのが目的です。重量のわりに断熱力が高く、何かと使い勝手が良いコスパ装備

 

持っていく食料
f:id:naka350z:20250723104528j:image続いて、食料の準備について。

今回の山行では、行動日数が長くなること・小屋食は基本利用しない方針であることから、ほぼ全ての食事と行動食を持参します。

持っていく食料(左から順):

重量とカロリーのバランスを考慮しつつ、子どもが食べやすい・飽きにくいものを多めに選びました。
特にチョコパイと羊羹はテンション維持の最重要アイテム(笑)


f:id:naka350z:20250723104520j:imageこれらの食品はできる限りゴミを減らす工夫をしました。

主にフリーズドライ系食品は、包装を事前に取り外し、ラップで圧縮&まとめ直して超コンパクトに。登山中に出るゴミが最小限になるうえ、パッキングもしやすくなります。

チョコパイだけは悩みましたが、箱から出すと中身がバキバキに砕けそうだったので泣く泣く箱ごと。まぁご褒美枠です。

飲料用ボトルには、ナルゲンの折りたたみボトルを採用。軽くて丈夫で、口が広くて洗いやすいのがポイント高いです。出発時には中にポカリを作って入れておく予定です


f:id:naka350z:20250723104536j:image今回持参する4日分の食料、親子3人分の重量を実測してみたところ……

なんと約5.5kg……

包装をなるべく減らした状態なので、実質は5.3kg前後かとは思いますが、やっぱりズッシリ感ありますね。ただ、この分量は自分+子供と2人分と考えれば妥当なライン。

山では「軽さが正義」ではありますが、栄養が足りなければ体力も気力もガス欠になるのがオチ。しかも子連れ縦走では“余裕を持った量”が絶対正義です。

メニュー構成は「お湯で完結+ちょっとだけ贅沢」

▪️夕食

メインは早ゆでパスタ。ソースは3種類用意:

  • ミートソース×2

  • クリームチキンソース

気分や天候、消耗度に応じてチョイスする予定です。
これに加えて野菜スープを1品、さらにお腹が空いていたら雑炊を追加で。

体が冷えている夜には、あたたかい汁物を何回も飲める安心感は大きいです。

▪️朝食

基本はアルファ米のわかめご飯+味噌汁セット
寝る前に水を入れてふやかしておけば、朝起きてすぐ食べられるので、時間と燃料の節約にも◎

▪️行動食・間食

  • クリーム玄米ブラン(腹持ち良く、手も汚れず、コスパ最強)

  • 羊羹(定番の補給食。口の中の水分もってかれにくいのが◎)

  • グミ(子どものテンション維持アイテム)

  • チョコパイ(贅沢&精神回復枠。疲労時に沁みる)

  • スポドリ・ポカリ粉末×7袋(水があれば即エネルギードリンク化!)

山小屋でスポーツドリンク買うと500mlで500円とかザラなので、粉末ドリンクは**「必携の節約装備」**とすら言えますね。

 

パッキングをしてみました
f:id:naka350z:20250723104540j:imageいよいよ実践的なパッキングへ。今回のザックは:

🧢 Naturehikeの60Lザック(レビュー記事も書いてます)

これまでは近場のテン泊装備としてしか使っていませんでしたが、今回が初の北アルプステスト投入

▪️ザック最下部(底部):

  • コンプレッションサックに圧縮した寝袋類

  • テント(ヒルバーグ)

  • 調理器具&小物類

  • 枕やフットプリント類

▪️サイドポケット周辺:

  • テントポール&折りたたみ傘(左側)

  • アルミロールマット巻いたもの×2(右側)


f:id:naka350z:20250723104548j:image▪️ザック中段〜上部:

  • 食料(無印の衣類仕分け袋×2)を縦に積み上げ

  • チョコパイ、ナルゲンボトル、レインスカート

  • レインウェア一式入りスタッフサック

今回のレインウェア類は、やはり行動中にも即取り出したいのでアクセスしやすい上部エリアに配置しました。

収納したのは:

  • モンベル ピークドライシェル

  • バーグハウス Gore-Texレインジャケット

  • OMMレインパンツ

  • モンベル ULレインパンツ

  • OMM コアフーディ

あらゆる天候に備えた、万全の耐候装備です。


f:id:naka350z:20250723104517j:image最終パッキング重量は……約14kg!

ほぼ全ての装備を詰め込み、スケールで測定してみた結果……
写真では13.84kgと表示されていますが、ちょっと体重計がブレたのもあり、実際には14kgちょっと

この重量、ソロだったら「うわ、重っ!」となるところですが、子どもとの2人分の装備+食料を含めた4日分なので、これはもう仕方ない。むしろ14kgで抑えられたのは良い仕上がりかと。

もしソロだったらこの半分近くまで軽量化は可能だと思いますが、今回は**“初の北アルプス縦走に挑む親子登山”**ですからね。

安全性・確実性・快適性の3点を優先して構成しました。

f:id:naka350z:20250723104509j:imageいよいよ出発は7月28日(月)夜!

こうして準備を進め、ザックも整い、ついに出発の日が迫ってきました。
7月28日の夜からスタートし、憧れの雲ノ平〜高天原温泉への旅路へ。

次回は、いよいよ【実際の行動編/DAY1レポート】に入っていきます!