テント泊登山のランタンやヘッドライトにもおすすめ ボントレガーのイオン 200RT フロントライトのレビュー
今回は自転車用(ロードバイクなどのスポーツタイプ)のフロントライトでありますBontrager Ion 200 RT Front Bike Lightを紹介したいと思います。
このライトはロードなどのハンドル部分に取り付けて使用しますが、私はそれだけでなくテント泊登山の際にランタンに使用したり、ヘッドライト替りに使っておりますがとても便利でしたので紹介したいと思います。
製品の特徴
1、軽量コンパクト
2、必要十分な200ルーメンの光量
3、充電しながら使用可能
公式サイトの情報
小型ながら万能
日中用ライトは、被視認性を高めて安全に走るための最善策。Ion 200 RTは、日中点灯用ライトの実証された安全性を、コンパクトでパワフルなUSB充電式ボディーで実現。特徴的な点滅パターンを採用し、2km先から視認できる。
製品詳細
1、日中に究極の被視認性を発揮する専用デザインのフォーカス、フラッシュ、レンジ
2、高出力CREE LEDによる200ルーメン
3、周囲の環境に合わせて明るさを自動調節する内蔵ライトセンサー
4、Garmin®およびボントレガー ANT+ デバイスと接続し、常にライトを点灯させ、バッテリー状況を監視し、ワイヤレスでライトを操作しよう
5、200LM-1.5 時間、100LM-3 時間、5LM-14.5 時間、ナイトフラッシュ-30 時間、デイフラッシュ-12 時間
6、ハンドルバー、ヘルメット、バイクへ取り付けが簡単
7、Blendr対応のバーマウントも用意 Ion
8、200 RT本体、フロント用Quick Connect ブラケットとマイクロUSB充電ケーブルが付属
詳しくは上記公式サイトの情報をご覧になった方が詳しく理解できると思います。
私はボントレガーのライトはこの200RTを購入する前にこのモデルが出る前に購入した100Rを持っておりましたが、より明るく稼働時間が長くなりそうなこの200RTに買い換えることにしました。
他にもボントレガーのリアライトも使用して自転車で走ったりしますが、本当に後続車に強烈に自車の存在をアピールできるので非常に安心して走行できるのでとても愛用しております。
本当にリアライトのフレア RTを使用するとあからさまに非点灯時より横に避けてくれますし、夜間などは車を追い越す感じでパスしてくれるので素晴らしいと思います。
製品の詳細情報
ご覧の様に見やすくかなりアップで撮影してもこのコンパクトさで形も余分な出っ張りの少ない形状なので持ち運びの際にもストレスになりにくいです。
ボタンはこの上部にあるのみで、押すと点灯し、
①200LM→②100LM→③5LM→④フラッシュ
を繰り替えす様になります。ちなみにデイとナイトは周囲の明るさを感知して自動調整になります。
電源を切る際は長押しになります。
側面にはスリットがあり、サイドからも光が見えて自車の存在をアピールできる仕様になっております。
下部の防水のフタを開けるとmicro USB端子があり充電できるようになっております。
これが以前持っておりましたION 100Rでは充電しながらの使用が出来ませんでしたので、この200RTは充電しならがの使用が可能な点は非常に有用だと思います。
わかりにくいですが、無印良品のアンカー製のモバイルバッテリー10,000mAhと組み合わせております。きちんとバッテリーのボタン部分が点灯して充電中になっております。
飛び出ている突起の部分に付属のフロント用Quick Connect ブラケットを付けたり、上記のクリップはオプション購入したBontrager tail light seat pack clipになります。
これがあるだけで色々なところに付けれるのでとても便利で重宝しております。
実測重量は22gととても軽量です。
次に実測の寸法ですが、横幅が27mm
高さが37mm
厚みが29mm
と非常にコンパクトになっております。
ヘッドライト使用時
次に本来の使用方法とは違いますが、普段私はヘッドライトを使用しての登山がかなり少なく主にテン泊時の移動や調理する場合などぐらいの使用ですがその時の方法を紹介します。
ボールを頭と見立てております。まずこのクリップを付けてそこにショックコードなどを挟み込んでの使用でしております。
すぐに落ちそうに見えますが、意外にずれたり落下したりは今のところはありませんでした。
ですのでこのライトがあるだけでヘッデンとランタンと兼用でき、さらにコンパクトなので非常にありがたいと思っております。
以前紹介してましたこのゴールゼロのライトも非常に良くて、ランタンとしてはとても良いのですが、それだけしか使用できませんし、少し重く、形が収納しづらく最近は出番が減ってきております。
ライトの光量について
次にライトのルーメンの差によっての見え方の違いを紹介します。
洗面台で真っ暗な中検証してみました。はっきりとはわかりにくいかもですがご了承ください。
まずは200ルーメン。点灯時間は1.5時間です。
中心部分がかなり明るくなっているのがわかりますでしょうか。
先日大峰山に行き弥山小屋から八経ヶ岳に夜明け前に行動した際は200を使わなくても十分でした。ただわかりにくい山道なら積極的に200を使用する方が絶対良いと思います。
また自転車用なので光が比較的拡散して脚元も見えやすいのが個人的には嬉しかったです。
次に100ルーメン。点灯時間は3時間です。
さっきよりはやや明るさが落ちまた周囲の明るさが少し弱く見えます。
テント場周辺を移動する際はこの100で必要十分だと思います。
逆に200では周囲のテントにやや迷惑になるかもです。
最後に5ルーメン。点灯時間は14.5時間です。
これは明るく見えますが、実際にはテント内での探し物などに使用する程度でこの明るさでは私は調理などにはやりづらいなと思います。
節電するぐらいにしか基本使用しないでしょう。
ちなみに200ルーメンでどれぐらい実際に点灯するか検証してみました。
結果ほぼ2時間ぐらいと夜間行動するには十分な時間持ってくれるなと思いました。
もちろんオールナイトでなら無理ですが、先ほど紹介したように充電しながら行動できますので使い方によって大幅に選択肢が増えると思います。
まとめ
この200ルーメンのライトで定価が8,030円は正直なところかなり高額に感じるかも知れませんが、非常にコンパクトで持ち運びがしやすく、そして充電しながらの使用が可能な製品はなかなかないタイプだと思います。
ヘッドライトをランタン代わりにしようとしても大きく使いにくい。
かといってランタンを持っていくのはちょっと邪魔になる。
となるとこの製品はとても良い選択肢だと私は思います。もちろん長期縦走時にはキャリー・ザ・サンみたいな製品が良いでしょうが、北アルプス縦走時でもこのライトにモバイルバッテリーがあるだけで正直十分対応可能だとは私は思います。
荷物の軽量化にはこういった細かい部分を兼用したりして、いかに持っていくものがコンパクトにできるかという積み重ねによるものになると思います。
毎度万人に勧められるものを紹介しておりませんが、こういった使い方もできるのかと参考になってくれれば嬉しいと思います。