世界最小クラスのモバイルバッテリー Milestone Smart Mobile Battery MS-LB3のレビュー
登山やロングライド、色々なアクティビティに出かける際には高性能なスマートフォンは現代では必要不可欠なものですが、そこで不安になってくるのがバッテリー残量の問題になってくるかと思います。
高性能で入手しやすい製品は巷に幾数多もありますが、そんな小型で持ち運びがしやすいって出てくる製品でもバッテリー容量が10,000mAhを超える様なかなり多いのではないでしょうか。もちろんその様な製品をモバイルバッテリーを持ち運んでいれば良いのですが、如何せんかなり大きくそして決して軽くはない重量のため持ち運びに苦労する方もおられるのではないでしょうか。
今回紹介しますのはきちんとしたモバイルバッテリーではありませんがそれでも非常に軽量、小型な製品のため実際に使用可能なのか検証してみた結果をレビューしていきたいと思います。
公式サイトの情報
Milestone MS-LB3 “Smart Mobile Battery”
スマホ充電も対応可能 超軽量モバイルバッテリー
Smart Mobile BatteryはMS-i1 Endurance Model専用バッテリーでありながら、付属の専用ケーブル(USB-Type C)を経由することでスマホや時計まで充電可能な便利なモバイルバッテリーです。
MS-i1のヘッドライトには付属でついていますが単体でも魅力的。1つわずか50gで3400mAhなんです。スマホ一回充電にちょうど良い容量。 場所もとらないため予備バッテリーとして使いやすく、ヘッドライトで使いきれなかった残量をそのままスマホ用のサブバッテリーとしても無駄なく使えておすすめです。
これ単体で購入も考えられるのですが やはりMS-i1にはすでに付属している点が見逃せないないですよね。 既存のヘッドランプと勝負ランプ。他のランプ使うときはバッテリーとして使うなんて、、マイルストーン、、考えたなぁと唸りますよね。
SPEC / 商品スペック
容量 3400mAh
カラー ■イーズグリーン
付属品 専用USBケーブル / USB cable “type-C”
COLUMN コラム
USBケーブルも必要最低限の短さとなり、ケーブル渋滞にならず、コンパクトに持ち歩くことができておすすめ! 小さいので本当に道具を軽くして動き回りたいコンパクトパッキングの大きな味方になってくれますよ! writing / Yoshitani
Milestone MS-LB3 “Smart Mobile Battery” / マイルストーン MS-LB3 "スマートモバイルバッテリ
商品の実測情報
電池容量 |
3,400mAh |
充電時間 |
3時間 30分 |
入力 |
5V 1A |
寿命サイクル |
400回 |
本体サイズ |
W18×H72 |
本体重量 |
50g |
まずはこの製品のパッケージに記載があった情報を整理してみましょう。このモバイルバッテリーの電池容量は3,400mAhと非常に少ない容量であるかと思いますが、逆に5,000mAh〜10,000mAhの容量がほとんどの中必要最小限な大きさが欲しかった私には嬉しい点でした。
モバイルバッテリー本体自体への充電時間は入力5V1Aの3時間30分と急速充電には対応していないので至って普通の時間かと思います。実際に時間を計測してみたところ実測時間も同じでした。外出先で充電するにはちょっと遅く感じてしまうでしょう。やはり使用用途的には使い終わった後に自宅で適当に充電しておいてその後予備としてカバンなどに入れておくのが良いでしょう。寿命サイクルも一般的な製品と一緒ですね。
本体サイズが直径φ18mmの高さが72mmですが本体部分が実測では70mmでした。
これだけでみるとイマイチサイズ感が掴みづらいかと思いますので一般的な単3電池と並べてみました。
持っておりましたエネループの電池が1,900mAhの26gでしたのでこのマイルストーンの3,400mAhは49gで体積的にはほぼ単3電池2個分ぐらいかなと言うところですね。
体積的に比較すると単3電池に比べて2.4倍ほど大きくなってしまいますが、それでも単二電池の35%ほどは小さくはなりますのでこのマイルストーンのモバイルバッテリーのコンパクトさが際立つのではないでしょうか。
各部の詳細について
次にこの製品の細部についてですが、この電池には凸側上部側面にUSB-Cの差し込み口が1箇所あるだけとなっております。非常にシンプルですが最近はTYEP-Cの製品が増えておりますのでこの仕様はありがたいですね。
iPhoneユーザーではありますが、速いうちに全ての端子をTYEP-Cに変えていきたいと思ってしまいますね。
ただシンプルな反面なんだかこの小ささで持ち運びするにはこの凸部と端子部分の剥き出し感がちょっと不安に思えてくるので一応対策として袋に入れて少しでも濡れや湿気にあたらないように私はしております。
あと端子上部にはLEDがありここが充電中は赤色、給電中は緑色で発光します。
また使用していない時なのですが、その時には上の写真の様に非常に弱い光で緑色には光るようになっております。おそらくここが点灯していることが使用できる目安となるためにこのような仕様になっているのでしょうかね。
気になって1週間ほどしてから充電してみたらちょっと充電しましたのでもしかしたらその期間で98%〜95%ほどに残量が減っていたのかもしれませんね。
実際に使用してみた感想
では実際にこのマイルストーンのモバイルバッテリーを使用してみた感想を紹介したいと思います。
・充電対象製品
iPhone12 PRO(電池容量2,815mAh)
まずは私が現在使用中のスマホiPhone12 PRO(Maxではなく小さい方)をバッテリー残量が5%ぐらいになった時に3COINSで購入しました"USB-C to Lightningケーブル"を繋げて充電をしてみました。MFi認証品ではありませんが、急速充電には対応しており550円でUSB-C to Lightningの20W対応製品なのでこちらを購入してみました。
実際に充電したみたところ正確には時間計測しておりませんが、およそ2時間後に充電が完了しており100%まで完了しておりました。
マイルストーンのモバイルバッテリーの変換ロス率はわかりかねますが、一般的な製品は30%〜40%の変換ロスがありますがそれでも5%まで電池残量が減ったスマホを100%まで完了できたのは嬉しかったです。完了したあと他の製品に繋げてみたのですが空っぽになっていたみたいで充電できませんでしたので本当にジャストの容量だったみたいです。
ただケーブルがMFi認証品ではないのか定方ではありませんが、一番最初に繋げて充電した時に給電が安定せずきちんと充電できなかったので、一度モバイルバッテリーをフル充電してから再度挑戦してみたらきちんと充電出来るようにはなりました。さすがにこのあたりの安定性は普段使用しているアンカー製品にはちょっと及ばないかもしれませんね。
あと充電中の発熱ですが、これは凸側上部の差し込み近く部分がやや熱を帯びる感じでした。説明書やパッケージには記載は見つけられなかったのですが、本体には4.2V出力とありましたので結構早めの充電には対応しているように感じました。
最初購入する時はこんな小さな製品だとiPhone12 PROみたいなスマホの充電に対応する出力が出るのかな?🤔と半信半疑だったのですが意外としっかり充電はできたのは良かったです。
今まで日帰りなどで出かける際に持っていっていた最小サイズのモバイルバッテリーは上の写真のアンカーのPower Core Ⅱ 6,700(131g)だったのですが、重さは82gの削減と体積は1/3ぐらいに小さくできたのでテント泊登山なんかでは持っていかないとは思いますが、日帰りのロングライドなどに持っていくにはちょうど良い大きさで非常に重宝するようになりました。
あとはこれに先日購入したアンカーのPower Port Ⅲ 20Wの急速充電器(30g)を持っていけばどこか適当な場所でコンセントを借りることができれば電源は困ることは少なくなるのではと思いました。
もちろん街中などでの移動用であってテント泊登山では難しいですが、それでも山小屋では有料で充電可能な場所もありますので有用な方法かなと思います。
まとめ
モバイルバッテリー はあまりに製品が多すぎて何を購入すれば良いか分からなくなってしまいますが、そんな中でも日帰り程度の使用になら十分な容量で非常にコンパクトでしっかりとしたメーカーの製品って非常に少ない印象があったのですが、今回このマイルストーンから販売されておりますこの製品を購入してみて非常に良かったのでレビュー記事を書いてみました。
200g以下のモバイルバッテリーでも十分軽いって思う人もいるかもしれませんが、この50g程度の超軽量な製品を知ってしまうと日帰り程度の使用ではもうそんな巨大なバッテリーを持っていく気には到底ならなくなってしまうと思いますので、別にこれだけではなく通常のモバイルバッテリーの予備としてこれを持っていくだけでも安心感は大きく違ってくると思いますので3,400mAhの小ささで4,950円という金額は決して安くはありませんがこれを持つだけでかなり荷物が軽くなるような気になりますので気になる方がおられましたらぜひ購入してみては如何でしょうか✨