超軽量ウインドブレーカー モンベルのEXライトウインドパーカの使用レビュー
肌寒い時期やちょっとしたお守りなどに何かとあれば重宝しますウインドブレーカーですが、軽量な製品ですと言っても100g以上はあるものが多い中今回紹介しますのは圧倒的に軽量でコンパクトになりますウインドシェルパーカーのモンベル EXライトウインドパーカをレビューしていきたいと思います。
商品情報
独自の超軽量・極薄素材を使用したウインドシェルです。細部に至るまで徹底した軽量化を追求。風の侵入を防ぎながらも、こもりがちな熱気を効果的に放出し、激しい運動時でもドライな着心地をキープします。ポケッタブル仕様で手のひらに収まるほどの収納サイズを実現し、トレッキングやランニングなどで活躍。風によるばたつきを抑えるため、ややタイトなシルエットです。
仕様
【素材】7デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ[はっ水加工]
【平均重量】56g
【カラー】ダークグレー(GRBL)、レッド(HRD)、ブルー(TWBL)、ホワイト(WT)
【サイズ】XS、S、M、L、XL (男女兼用)
【収納サイズ】11.5×8×4.5cm
【特長】ベルクロ付きポケット1個(右下内1〈ポケッタブル収納用〉)/ジッパーがあごに当たらない仕様/ベンチレーター(脇部分)/フードの顔まわりのフィット感の調節が可能 機能 ジッパーがあごに当たらない仕様
7デニール バリスティック エアライト® イメージ画像 世界最高レベルの超軽量・極薄素材 肉眼では見えないほどに細い糸を最先端技術で織り上げた極薄シェル素材です。極めて高い次元で超軽量と耐久性を両立した素材です。使用する部位によって厚みを使い分けています。 EXライトウインドジャケット・パーカの機能 イメージ画像 画像をクリックすると拡大します。 ベンチレーション イメージ画像 脇部分に換気効率に優れた換気口を備えており、衣服内の蒸れを素早く排出します。 生地の特徴 イメージ画像 シェルが薄くゼッケンも透けるので、大会などで便利です。 (着用商品はEXライトウインド ジャケット Men'sのホワイトです) お手入れ 洗濯について 洗濯表示の見方(新・旧洗濯表示をご確認いただけます) ネットを使用してください。 プリント部分にアイロンを当てないでください。 アイロンがけの際は当て布を使用してください。 この商品が属するカテゴリ クロージング>ウインドシェル>超軽量ウインドシェルジャケット アクティビティ>トレッキング>ウインドブレーカー アクティビティ>トレイルランニング>トレイルラン
商品の実測情報
まずはこの製品の重さをみてみましょう。購入したのはホワイトのSサイズで52gでした。公式サイトでは56gとなっておりますが、おそらくMサイズの重量ですからワンサイズ小さめなのでほぼ公式重量と全く一緒だと思います。
製品の構造
まずこのウインドパーカの生地は驚異的な細さの7デニール繊維を使用したバリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ[はっ水加工済み]で作られており向こう側が透けて見えてしまうぐらいの薄さになっております。カラーリングにもよりますが、特にホワイトは中に着ている服がスッキリ見えるほどになってしまうでしょう。
フード部分は内側からコードを引っ張ることで顔まわりを絞れて暖かい空気を逃げにくくする事ができます。ただこのコードが内側にあるため行動中には邪魔になりにくいですが、使用するには一度ジッパーをおろしてからでしかできないので結構面倒には感じます。
後このフードの形状なのですがかなり大きめにカッティングされておりヘルメットを装着したままでも着衣可能かとは思います。しかし自転車用ヘルメットで試してみたらジッパーが完全には締め切ることはできませんでした。ご参考になれば嬉しいです。
このウインドパーカは徹底的に軽量化されておりポケットがないのですが、内側に一つだけありここを利用して使用しない時に収納する事ができます。
後、このウインドパーカは裾にゴムやコードなどがついておりません。なので私は少しだけミシンで縫って加工してみました。
また背面側には両サイドに反射材があり夜間歩く際に視認性が向上する様になっております。私がこのホワイトの色を購入したのは街中でも着用するのと夜間歩く時に使用したいためこの白色にしてみました。
収納時の大きさ
このモンベルのEXライトウインドパーカは本当に圧倒的に軽量なため当然コンパクトにまとめる事が可能となっております。
公式のサイズでは11.5×8×4.5cmとなっており上記の様にパッカブルになっているポケットに収納するとおおよそ公式通りの大きさにはなったかと思います。
で、私がさらに思ったのが極限まで小さくするとどこまでできるのか?となりアタックザックとして使用しておりますシートゥーサミットのウルトラシルナノデイパックの収納袋を取り外してこのウインドパーカの収納用として流用してみることにしました。
先ほどのまとめたものを二つ折りにして入れてみました。ここからさらに力技でねじ込んでいきます。
なんとか収納できました。この様にめちゃくちゃコンパクトになりました。
私は小さめな手ではありますが卵より一回り大きいぐらいなサイズ感になるかとは思います。あまりに小さくするとどこに収納したか迷子になりそうですね💦
実際に使用して良かった点
次に実際にこのEXライトウインドパーカを使用してみて良かった点ですが、
①超軽量でコンパクトになる
ウインドシェルって登山などに行く際にはレインウェアを持って行くので正直あまり必要でないことも多いと思います。
しかし、やっぱりレインウェアとは別にウインドブレーカーを持っていると便利なのですよね。ソフトシェルのレインウェアでも十分着心地は良いのですが、やはりそこは専門分野であるウインドシェルだと風を遮るのに特化しているのでその分着心地もレインウェアより圧倒的に良いので特に小屋泊やテント泊などでゆっくりしている時間に着ていると身体が楽になってくれると思います。
②入手しやすく手頃な金額
次にこの製品の購入金額ですが、10,120円でまた全国展開のモンベルショップにて購入可能ですので試着してから購入できるのは嬉しいところです。
本当はもう少し軽量な製品であるENLIGHTENED EQUIPMENT(エンライテンド イクイップメント) Copperfield Wind Shirtを購入したかったのですが、倍以上の金額なためお手頃なモンベルのこのEXライトウインドパーカにしました。
ENLIGHTENED EQUIPMENT / Men's Copperfield Wind Shirt
何かの拍子で販売しておりました買ってしまうかもしれませんが・・・
③暖かくて使いやすい色 このウインドシェルは白色で派手な見た目になりにくいので街中でも使いやすい色かなと思い購入しました。本当は山行中にも使用したいのでオレンジも良さそうでしたが、あまりに目立つのでちょっと普段使いには難しそうでしたので断念しました。
あとこの製品を購入したのが2022/4/4なのでまだ最低気温5度ぐらいしか経験しておりませんが、ベースレイヤーにモンベルのジオラインクールメッシュの長袖、インナーにフリース製品であるOMMのCORE HOODIEを着て上からEXライトウインドパーカを羽織れば十分暖かったのでこれで十分夏のアルプスのテント泊登山などででも使用が可能だなと思いました。
またテント泊で就寝する際にシュラフに入ってベースレイヤーの上にこのウインドシェルを羽織って使用してみようとも今のところ計画しております。
実際に使用していまいちな点
①フード周りの形状が良くない ヘルメットを使用することを前提にしたカッティングのためでしょうが、私には顔まわりのサイズ感がスカスカでもう少しピタッとなってくれた方が良かったのになぁ〜とは感じました。
またコードも内側にあるため使いにくいです。とても使いにくいです・・・そして絞った後も帽子をかぶっていたらまだ良いのですが、被っていない状態だと隙間が開くのでどうも私はしっくりこなく思ってしまいます。
②裾が絞れない コンセプトとして風を防ぐだけなのは理解できますが、やはり個人的には裾の部分にゴム紐を縫い付けておくか、ショックコードで絞れるようにしておいて欲しかったと思います。
軽量化のためか、コストの問題なのか、はたまたそういったコンセプトではないからなのかは定かではないですが非常に残念に感じてしまいます。
個人的にはこのEXライトウインドパーカの一番のデメリットだなと私は感じました。なので下から暖気が抜けないように上記の写真のように少し生地を摘んでミシンで縫い合わせてみました。
おかげで中にフリースを着込んでこのウインドパーカを羽織れば十分暖かく、感覚的には移動中であれば0度ぐらいでも暖かくは思います。でも流石に0度で立ち止まっての休憩とかになると寒くは感じそうですが・・・
③防水性はあまりない このバリスティック エアライト®ナイロン・リップストップは生地にはっ水加工はされておりますが、あくまで急場の雨を凌ぐ程度のものなので簡易的なレインウェアにもならないでしょう。
一応小雨の時に傘を差さずに試してみましたが、撥水はきちんとしてはくれました。ただ時間雨量2、3mm程度の強い雨では難しそうですし、撥水しきれなかったら生地に簡単に染み込んできそうには思いました。
まとめ
ウインドシェルはそれこそ幾数多のブランドから数えきれないほど販売されておりますし、このモンベルのEXライトウインドパーカよりも好みのデザインがあったり、さらに軽量な製品があったりと購入するには迷ってしまうことでしょう。
しかし、このウインドシェルは超軽量で暖かく、購入しやすい金額、豊富なサイズ展開とカラーリング、数多くある販売店舗と、とても手に入れやすいのが本当に良いと思います。
ガレージメーカーの製品の方がさらに高性能なシェルがあったりしますが、やはりすぐにSOULOUTになったりしていつでも購入できなく、また高価なことも欠点かと思います。
本当に軽くてめちゃくちゃ小さくなってくれるのでぜひお守りとして一つ購入してみて普段から鞄の中に入れておき持ち運んでみてはいかがでしょうか✨✨✨