皆さんはチャイルドトレーラーというものはご存知でしょうか?
普段日本国内で未就学児のお子さんを連れて自転車で移動する際は電動アシスト自転車にチャイルドシートを前後に取り付けたりするのが一般的かとは思います。
本日紹介いたしますバーレーのSOLO(ソロ)というモデルはまだ日本ではなかなか普及していない子供乗せ用トレーラーを徹底的に使用感も含めたレビューをして行きたいと思います。
特徴
①子供を非常に安全に移動可能
②総重量のわりに抵抗感があまりない
③使用している人が少ないのでインパクト大
④長距離の移動も問題なし
⑤積載容量が非常に大きい
⑥公共交通機関にも対応可能
公式サイトの情報
ソロ(SOLO™)
¥84,990 (税込¥93,489)
カラー : レッド ・ グリーン
快適性・パフォーマンス・安全性を最大限に高めた1人乗りのプレミアム・チャイルドトレーラー。キャビンには、湾曲したフレームを採用して肩・頭まわりにゆったりとした空間を確保。ヘルメットや買い物袋の収納スペースも確保しており、子供の送り迎えはもちろん、ショッピングや休日のお出かけにもご利用いただける余裕の大きさです。スプリング内蔵のシート、絡まないシートベルト、調整式のサスペンションサスペンションなど、乗り心地も抜群。オプションの1輪ベビーカーキットまたは2輪ベビーカーキットを付け加えると、手押しタイプのベビーカーとしてもご利用いただけます。
特長
快適な乗り心地、引きご心地を実現する調整式サスペンション
ゆったりとした室内空間を確保する幅広サイドフレーム
子供乗せから荷物専用にカンタンに切り替えられるシート取り外しバックル
2段階に調整可能なサンシェード
取り外して簡単に洗えるパッドを内蔵したシートベルト
調整可能な背もたれ 乗り降りを繰り返しても安心な強化フロントエッジ
眩しすぎないスモークタイプのサイド・リアウインドウ
換気が可能なリアウィンドウ
プッシュボタンで取り外しが出来る20インチホイール
車軸でしっかりと固定するパーキングブレーキ
床置き時の耐久性を上げるノーズプロテクター
バーレー・チャイルドトレーラー共通の特長
取り付け金具、トウアーム、セーフティフラッグ付属。
ASTM F1975-09準拠の安全設計
自転車の転倒時にもトレーラーを水平に保つフレキシブル接続
安心の5点式シートベルト
万一のアクシデントから保護する全内装式ロールケージ
乗り心地の良い吊り下げ式シート
高強度の6061-T6アルミ製フレームとヒンジ
金属製取り付け金具付属 ホイールガード付属
強度と安定性を備える前後折りたたみ式
本体に反射素材を採用、さらにホイール・フロント・リアの反射材で視認性をアップ 96%の紫外線をカットするUVカットウィンドウ
収納簡単なヘルメットスペース付属
自動車からの視認性を高めるセーフティフラッグ付属
荷物入れとシートエリアのそれぞれにポケットを装備
広々とした荷物入れ
・乗員 子供1名
・耐荷重量 34kg
・全装備重量 12.2kg
・室内高 63.5cm
・室内幅 48.3cm
・室内最大幅 57.2cm
・乗室足元幅 53.3cm
・UVプロテクトレート UPF30
・荷室容量 39.3リットル
・ホイールサイズ 51cm(20インチ)
・ハンドルバー高さ 76.2cm~116.8cm
・展開時サイズ 長さ84.5cm 幅69.9cm 高さ97.8cm
・折りたたみ時サイズ 長さ 91.4cm 幅69.9cm 高さ38.1cm
実測情報
●重量 車体本体 8,260g
車輪2本 3,180g
車体取り付けバー 620g
補助車輪2個 1,610g
※これを取り付けるとベビーカーみたいに使用可能となります。
合計 13.23kg
となります。誤差の大きい計測機ですので細かい重量差はご了承ください。
しかし実測して全てをひとまとめにして持つと、かなりの重さを感じてしまいます。さすがにこれをまとめて階段の登り降りは相当負担がかかりますのでエレベーターを使用が無難になると思います。
実寸サイズ
次に展開時の実測サイズを見てみます。
高さ 98cm
幅 66cm
※この1人用のSOLOを購入する前に2人用のバーレーのディーライトを少し使用していたことがありましたが、幅が76cmとちょうど10cmほど広く子供一人での使用でしたらすごくゆとりのある使用ができてましたが、二人目の予定もなくエレベーターにも載せられなくはないですがいつもギリギリのサイズ感でしょっちゅう乗車時に当たっていましたし、新幹線輪行をすることになったのでこの1人用モデルのSOLOに買い替えをしました。
全長 85cm
トレーラーとしてけん引するので正直もう10cmほど長くても問題ないですが、遊興施設やショッピングモール内などの使用を考えると取り回しを思うとこのサイズ感が絶妙に良い大きさだと思います。
収納時の大きさ
次にこのトレーラーの保管時の収納時の大きさについてみてみたいと思います。
最初に言っておきますと正直このトレーラーを保育園などの送り迎えで毎日の様に使用する方は玄関付近の場所に置いたままで使用することになるのではないかと思います。
男性の私ですらこれを毎日部屋の中から持ち出して組み立てて自転車に取り付けて子供の送り迎えとなると相当負担になりましたので、私の場合は普通の子供乗せ電動アシスト自転車ので送り迎えが大半になっておりました。
一応室内保管時のイメージとして実寸サイズを乗せておきますので参照にしてください。
高さ 40cm
全長 94cm
全幅 66cm
となります。展開時の大きさを考えるととてもコンパクトになるかもしれませんが、でも単純にこんな大きさの製品を室内にしまっておくには非常に難しいかもしれません。
都内在住のマンション住まいの方などですとなかなか収納場所に困ってしまう大きさかもしれません。
組み立て方
次にこのチャイルドトレーラーの展開組み立て方を紹介します。
①ハンドルバーのロックを解除
②フロントドアパネルを開ける
③車輪を取り出す
一人用のモデルですのでタイヤサイズとトレーラー本体がジャストな大きさなので取り出し、収納にはコツが必要になってきます。
以前持っていた二人用はとても出し入れしやすかったのでこれが一人用モデルの最大の困ったポイントになります。
コツとしましては中のフレームをやや浮かしてするとタイヤを出し入れしやくすくなると思います。
④フレームを持ち上げ固定する
少しわかりにくいかもしれませんが後方側から本体を展開して持ち上げるとフレームが起き上がってくるのでそれを引っ張って左右2箇所にあります赤いパーツに固定する様になります。
しかしこの私の使用しているSOLOは左側から入れてあげないとかなり硬くて相当パワーが必要になってきますので、力の弱い女性には組み立ては困難になるかもしれません。
ちなみに二人用モデルのディーライトはとても組み立てやすかったです。個体差もあるかもしれませんが、いずれにしても一人用モデルは展開しにくいかなとは思います。
赤いロックパーツはこの様になっておりこのレバーを引くと解除になり折りたためれる様になります。
収納時には力は必要ありませんので女性でも大丈夫です。
⑤車輪を取り付ける
ハブの真ん中にあるところを押すと車軸部分に挿入できる様になります。
そのまま奥に押し込むと自動的にロックがかかり外れなくなります。
非常に単純な構造ですが、全く取れる心配はありません。ロングライドなどで最高10%の下りを10km以上最高速度で50km/hで走ったりしたことがありましたが、相当頑丈な作りなので不具合が起きる事はありませんでした。
もちろん推奨条件を大幅に上回った使い方なので何かあった場合はとても危険ですが。でもこの車輪の重さがあるからこそこれだけの使用にも耐えられる強度があるのだと思います。
以上で組み立てが完了になります。
戸建て住まいの方はこのまま子供を乗せれますし、マンション住まいの方ですと玄関でお子さんを乗車させてからエレベーターにそのまま乗り込むことが可能になると思います。
取り付け方
次は展開してチャイルドトレーラーをけん引する自転車への取り付けを紹介したいと思います。
①前輪の左側を取り外す
私は姫路市内のマンションに在住しておりまして、持ち出す際には組み立ててそのまま転がして外まで運んでおります。
そしてそこからけん引する自転車に取り付けをしております。
まず左側の補助車輪を取り外します。
②車体接続バーを取り付ける
取り付ける際にはこの出っ張り部分がありますのでここを押して奥まで差し込みます。
奥まで差し込むと次に安全ピンを差し込みロックをかけます。
万が一にも車体と外れると危険なので最後にこのフックでトレーラーと補助接続します。
③補助車輪を外す
※この右側の車輪は取り付ける車種によってはそのままでも可能な場合もありましたが、私は上記の写真のようにタイヤを上向きにして安全ピンを刺して固定しております。
何度か安全ピンを刺し忘れていたことがあり、その時は振動でこれが落ちてしまいそうになっていたことがありましたので必ず安全ピンを差し込むようにしましょう。
④セーフティーフラッグを取り付ける
ひとつ前の画像にオレンジの旗が写っていたと思いますが、これを右側の上部にあります差し込み口に取り付けます。
これは左右両方にありますが、基本車道側になるようにして取り付けます。
またこれちょっとオーバーで恥ずかしいかもしれませんが、このオレンジのフラッグが走行時にゆらゆらと揺れて非常に目立つため自動車やトラックなどに遠方からでも視認でき安全に繋がってきます。
ご自身の羞恥心より小さな子供安全と考えればそんな恥ずかしさは全く気にならないと思います。
日本国内でこのようなものを使用して子供を乗せているとは自動車のドライバーはほぼ思っていないので安全のためにもぜひ着用はしてください。
⑤車体への取り付け
通常このバーレーのチャイルドトレーラーはスチール製の金具が付属しており、これを後輪の車軸部分に噛ませて取り付けます。
シティサイクル車などですとここのネジの部分が短くて届かない場合もありますのでその場合はアダプターなどを追加購入して取り付けることが可能になります。
あとこの取り付け金具は都度付け外しすると煩わしいので可能なら複数個購入している方が色々な車体に楽に取り付けれるのでちょっと出費はかさみますが導入している方が良いと思います。
取り付けの際は金具とゴム製のヒッチの部分の穴を正確に合わせて、安全ピンを差し込みこの湾曲した金具でロックします。
最後に補助としてベルトが付いておりますのでそれを後輪に当たらないように何度か車体に巻きつけてフックをかけて完了です。
⑥取り付け完了
上記の方法でトレーラーと自転車本体の接続が完了します。
絶対に外れてはいけないものですので、面倒な箇所はありますがお子さんの安全のために補助装置は必ず着用してください。
幸い私が今まで使用してき中では130km超えのロングライドをしても外れるような危険性はありませんでしたが、もし外れてチャイルドトレーラーが暴走したら子供はトラウマの残る恐怖心にかられてしまうでしょうから絶対にそんなことにはならないように細心の注意をはらいましょう。
ちなみに上の写真は先日姫路から鳥取まで走っています国道29号線をロングライドに出かけた際のものです✨
この中に子供とキャンプ道具一式を乗せて走ってきました。
乗車の仕方
①まず両側にありますフロントドアパネルを開けてめくりあげます。
※ちなみにこれ結構簡単に外れそうに見えますが、走行中に一度も取れた事はありませんし中から無理やり押して開けたりもできないみたいですので、子供が誤って転落する危険性はかなり少ないかとは思います。
②子供を中に着座させます。
※3〜4歳ぐらいのお子さんになると自分から喜んで座ってくれると思いますのであまり手を煩わす事は少ないかと思います。
③シートベルトを固定して完了
※このベルトは装着しやすくて、安全性も高いのでかなりしっかりした作りとなっております。またバンドを調整してあげると1歳から10歳ぐらいまでのお子さんに使用可能かと思います。
ちなみに私の息子は小学2年生で身長130cm近く、体重27kgともうチャイルドトレーラーに乗車するにはだいぶん大きくなっておりますので、来年は使用できない体型になっていると思います。
頭の部分がもう上部のカバーの部分に付いておりますのでこれぐらいの大きさが限界なのではと思ってしまいます。
一人用でこのサイズ感なので、これが二人用で2名乗車だと体重18kgぐらいまでのお子さんじゃないと中に乗れないかなと思います。
使い勝手
次はこのチャイルドトレーラーの細部の使い勝手を紹介したいと思います。
まず室内には両側にちょうど500mlのペットボトルが2個入る大きさのポケットが左右両側に付いております。
ロングライドなどではここにペットボトルと入れておき喉が乾いたら飲んでねって言っていると自分で飲んでくれております。
またお菓子などを食べた際のゴミを入れるのにも良い大きさですし、私の財布やスマホを入れておくのにも最適な感じです。
次に後部の収納場所ですがここは40ℓ近くの大きさの収納スペースがあり容量以上にたくさん入る印象があります。
以前に一家3人で乗鞍エコーラインのロングライドに出かけた際にはここに食料着替えなどを入れてもかなりゆとりのある大きさでとても使いやすくは思いました。
ただ下からの防水性は弱いので雨天ライドをした時にはここに入れていた荷物が下側から濡れてしまったことがありましたので、ビニール袋などに入れてから収納すると浸水する恐れはないかと思います。
次にこのトレーラーのシート部分はバックルで上部と接続しておりましてそこを外して、背中側にもあるバックルを外すとフラットになり大型の荷物を乗せれる様になります。
車を持っていない方でもこれを使用すると相当たくさんの荷物を運搬することが可能となります。
また子供が大きくなり使用しなくなってもこれを再利用して一人での長期自転車旅行などにも利用ができるみたいです。
が、私はUL(ウルトラライト)系の装備が多数ありますのでこの様なものを使用しなくても長期自転車の旅に使う事はないでしょう。
正面から見ますとこれぐらい大きなスペースになります。
ブロンプトンを入れるとこの様なイメージです。
バイクフライデーのポケットロケットプロを入れても横にまだ色々と荷物を収納可能です✨詰め込みすぎて重くなってしまうのが悩みどころになります。
次にレインカバーの紹介です。
このSOLOには止水ジッパーの透明のカバーがあり、雨天時や寒冷期にはここを締めてあげると雨や風が入ってこなくなります。
割と強い雨や3時間ぐらいの雨天ライドをした事がありましたが、中への浸水はありませんでした。
また使用しない場合はカバーをくるくると巻き上げてこの様にゴムで止めておく事ができます。
暑い時期はほぼずっとこのままですね。
あと日差しがキツく車内が眩しい時はサンシェードを引っ張ってきて使用する事が可能です。
サンシェードの位置はこの紐で調整ができます。
だいたいは一番上までにあげておいて子供が見えやすい様にしておりますが。
走行感覚
それでは実際にこのチャイルドトレーラーをけん引して走った際はどの様な感じなのか説明したいと思います。
やはりこれだけの大きさまた重さのモノを後輪の車軸部分の1カ所だけで引っ張っていくので、他に紹介されています様な軽いぞ〜っていう事はありません。
もちろん子供乗せ自転車で走行することに比べればであって、まるで重さを感じなくなる様な幻想はありませんのでそこは留意してください。
あと、平坦な場所や緩やかな下りは個人的にはほぼ問題ないですが、それがほんの少しの上りの区間になるだけでとんでもない重さの重量が牽引する自転車にかかってくるようになります。
普段スポーツバイクでトレーニングしていて一般的な人よりは体力的にはあると思いますが、そんな私の感覚でも以下の坂道の登り勾配で感じる様に思います。
1% ちょっとしんどいなぁ〜(*´-`)
2% 割としんどい(*´◒`*)
3% 結構つらい(*´ω`*)
4% しんどいきつい(*´Д`*)
5% めちゃくちゃしんどい(>人<;)
6〜7% 激遅だけどなんとか登れる(時速3〜4km程度)
8%以上 もう無理押して歩いた方が早いし
10%以上 子供に降りてもらって一緒に歩く
という感覚になってきます。まぁこれはロングライドやヒルクライムに出かけた際に感じることではありますが、それでも街中でこの様な坂道もありますから普段トレーニングしていない方は保育園などへの送り迎えに2〜3%以上の坂道があるのでしたら電動アシスト自転車でのけん引をできる様にしたほうが絶対に良いと思います。
安全性
ご覧の様にやはりこのようにしっかりとした剛性のあるアルミフレームで覆われているので、中にいるお子さんの安全性は通常の子供乗せ電動アシスト自転車などに比べるとかなり高いと思います。
また乗車させる場合も普通に比べて着座位置がかなり低くなりますし、両輪の間にトレーラーがあるのでこれがコケるといった事はかなり低くはなります。
しかし、私は一度街中で対向してきた車をかわした際に思ったよりハンドルを強く切った見たいでそれでバランスを崩して子供をのせたままこけた事がありました。
もちろんスピードは15km/hでていないぐらいだったのですが、子供に怖い思いをさせてしまい反省すべき点でした。
ですが、それでも中にいた息子には傷一つなくチャイルドトレーラーが少し擦れただけで済んだので良かったです。
ちなみにバーレーのチャイルドトレーラーのこの接続に使用しているゴム製の部品ですが、これは安価なチャイルドトレーラーに比べて剛性が高くてしっかりしております。
これが他社の安価な製品ですとここがねじれやすくて後ろのトレーラーの部分がコーナーを曲がる際などに振られやすくてバランスを崩しやすく転倒する危険性が高くなるみたいです。
やはり本当に近場だけでしか使用しないという場合でしたらその様な安価な製品でも大丈夫かもしれませんが、3km以上とかこれを使用して子供と一緒にロングライドなどに行ってみたいと思う方にはバーレーなどのしっかりした製品を選択するほうが絶対に良いと思います。
実際に使用してみた感想
(街中で)
このチャイルドトレーラーは道交法ではけん引すると軽車両に該当し、歩道を通行する事ができなくなってしまいます。
しかし、実際に交通量の多い街中を走っていると日本のかなり狭い道路だとこのトレーラーが走っていることで相当交通の妨げになっているなと非常に思ってしまいます。
また実際に感じるのは日本は相当欧米に比べて自転車に対する文化や気遣いが相当後進国で自動車ありきの考え方の人や道路の構造もそうなっているので、狭い街中で非常にゆっくりと走る事は非常に危ないと感じる事が多々あります。
車が追い越す際にもこの中に小さな子供が乗車してるとは全く思っていない人が多すぎるので、追い越し時に僅か10cmぐらいでギリギリのスレスレで抜いていく車がとても多いので本当に怖い思いをする事があります。
場合によってはトレーラー後部に『子供がのっています』などのプラカードなどをつけたほうがより安全になるのではないかと思います。
最悪あまりに交通量が多く追い越し車両が時速60km以上でバンバン抜かす様な道路ですと法律に反しておりますが歩道を通行したほうが良いのではと感じてしまいます。
と言いますか私は非常に狭い道路の箇所ではそうして通行したりする場合はあります。違反で場合によっては取り締まりの対象になりかねませんが、子供の人命には変えられないので。もしくは違う走りやすい道路を選択するしかないかもしれません。
あと、街中を走った際の疲れの感じ方はあまりアップダウンのあるところでは使用してませんのでそんなにしんどくは感じないです。
実際に使用してみた感想
(公共交通機関編)
このバーレーのチャイルドトレーラーはオプションで販売されております2輪式ベビーカーキットを購入しますと、双子用のベビーカーや電動車椅子程度の大きさになりますので公共交通機関に乗車する際にも車椅子スペースに置く事が可能になりますのでそこまでは邪魔になりにくいのでは?と思います。
ただ地方の電車には段差があったりする車両もあるのでその場合は持ち上げないといけなかったりしますが、タイヤが20インチと大きくまたお子さんも下ろしていたら多少の段差は大丈夫かとは思います。
ちなみに新幹線や特急列車にも輪行して乗車した事がありましたが、その際は車掌さんに事前に報告してさらに駅でドアがどちらが開くか確認してましたので、少し手間ではありましたが開く扉の反対側に置かせてもらっていたら大丈夫でした。
まぁ普通の乗客はこれ邪魔だなぁ〜って思うでしょうが、すみませんと一声かけておきましょう。
あと駅構内の移動はエレベーターでないと無理ですので混雑時には他のお年寄りとバッティングするので移動にはちょっと時間が掛かってしまいます。
実際に使用してみた感想
(ロングライド編)
次にロングライドについてですが、スポーツ自転車に乗っている人は通常50km以上や100km以上を1日で走ることをロングライドと呼んでおりますが、結論から言ってこのチャイルドトレーラーを使用してのロングライドは十分可能です。
しかし、乗っているお子さんは場合によっては退屈すぎてダダをこねてしまうかもしれませんが今までお問題はありませんでした。
ちなみに一人で走る時よりは休憩の頻度は大分増えるとは思います。あと子供は後ろにのっていると疲れてくると気持ち良くなってきて眠ってしまう事は多々あります。
実際に私はのった事はありませんが結構乗り心地は良いみたいで快適みたいです。
なのであまり心配せずに親の体力が持つまで走れるとは思います。乗車時の振動と言うよりは動けずにずっと同じ体勢でいることの疲れが大きい見たいです。
しかしこれは高級モデルで車輪のところにスプリングが搭載されているモデルと言うのと、太いタイヤで空気圧も4.5気圧と高くないので結果非常に乗り心地が良いのだと思います。
実際に使用してみた感想
(ヒルクライム編)
最後におまけで坂道を駆け上っていくヒルクライム走行感覚を紹介します。
おそらくこんな頭の狂った自殺行為に等しいことをしようと考える人はいないと思いますが、結論から言うと可能なのは可能です。
上の写真は日本で一番標高の高い道路乗鞍エコーラインというところですが、麓の乗鞍高原(標高1,450m)から約20kmでずっと登り区間で畳平(たたみだいら標高2,706m)地点までおよそ平均勾配6.3%の登りの道になります。
ただ普通の人がロードバイクで何も荷物を持たないで登ってもとてもしんどいところなので死ぬほどきつい思いになるでしょう。
ギア比はロードバイクだと相当軽いギアを入れないと全く上がらないでしょう。
フロント28T×リア34Tぐらいのマウンテンバイク並みの小さいギアじゃないとほんと登れないと思います。
でも本当に素晴らしい景色の見れるところですのでこれで連れて行ってあげると子供はめちゃくちゃ喜んでくれますので、パパ頑張って登ったかいがあった✨✨✨
と絶対になると思います。またいろいろな方から声援をもらって頑張れるとは思います✨
でも下りは危険すぎるのでブレーキだけは最高級製品(DURA-ACE)などを入れて臨んだほうが良いかもしれませんが💦
まとめ
チャイルドトレーラーと言うものは日本国内ではまだやはり非常にマイナーなものですので、普段使いで使用していくにはなかなか環境が整備されていないと思いますが、子供を安全に連れて行くには非常に有用なものではありますので、興味のある方は購入してみても失敗したとはあまりならないかとは思います。ただ保管場所はどうするかは良くイメージしてから購入してください。
個人的に1番良いと思うのが双子や年子の兄弟がいる家庭にとっては、2人乗りのベビーカーを買う出費を思えばその少しの差額によってこの2人乗りのチャイルドトレーラーを購入することができますので、どうせ買うならベビーカーではなくこのトレーラーを購入してみるのが良い選択になるのではないかと思います。
ただやはり折りたたんだ状態での持ち運びにはちょっとでかく重たいのが難点で、室内に保管するにはやはり重くしんどくはなってしまうので、その点は覚悟しないと思います。
保育園の送り迎えだと荷物がとっても多くなると思いますので、その点でもこのトレーラーの輸送能力は非常に助かると思いますので、たくさん荷物を持ち運ぶが嫌だなと思う方にはお勧めできると思います。