ウエストバッグで行く北アルプス最奥地の縦走テント泊登山 その4 高天原山荘から新穂高温泉下山編
おはようございます✨山荘で布団でお隣さんもいなく一つづつスペースも開けられていたのもあり気持ちよく快眠できておりました✨
夜中に結構雨脚が強く降っており、また室内もかなり温くなっており布団を着ると暑いぐらいでした。
さて裏銀座縦走路〜黒部五郎岳〜雲ノ平と縦走してきました登山も3日目です。外が明るくなって来ましたので本日の天気を確認したく外を見に行きました。
と言いますか雨の音が少ししていたので分かりきっていたのですが、結構ザーザー降りです😢
困りましたねぇ〜😥もちろん北アルプスの最奥地の場所なので一切電波が入りませんので詳細な天気予報は確認できません。山小屋に書いておりました予報は☁️/☔️、降水確率80%でこれは・・・ダメなパターンだなぁ〜と想定はしたいたので全く落ち込みはないですが、どうしようか悩んでしまいました。
一度この高天原温泉から沢をずっと上がって温泉沢ルートを登ってみたいなと思っていたのですが、天候がいまいちでずっと雨が降っていたのでとりあえず今回は登るのは断念しました。
朝食
早朝3:30ぐらいにはすでに起きていたのですが、とりあえずボーッとしながら5時からの朝食の時間まで着替えや荷物の整理などをしておりました。
時間ちょうどになり早速準備が出来ましたと案内がありましたのですぐに食べることにしました。
本日の献立は上記のような内容でした。これも夕食と同じでごはん味噌汁はおかわり可能でしたが、一回づつおかわりをしてすぐにお腹がいっぱいになってしまいました。
3年前にも来ましたが、やはりこの最奥地の静かな環境でランプの灯りだけで頂く食事は良いですね✨
登山ルート
最初に最終日に下山したルートを紹介します。
これを見ると新穂高温泉まで最短ルートで歩いて行きましたね。
標高の推移は約標高2,150mの高天原山荘から1,090mの新穂高温泉まで少し?登ってからのずっと下りになりました。
それぞれの通過時間、所要時間、コースタイムです。やはり下りでしたし、かなり膝が痛くなってきておりだいぶん歩くのがキツくて思った様にはペースが上がりませんでした😅
登山開始
5:36 それでは早速ですが朝食も終わりすぐに支度して行動開始です。
さっきまでわりと降水がありましたが、外に出た瞬間にすぐに雨は止んでくれました。今回もお世話になりました。また機会があれば早いうちに再度来たいです✨
今日の天気の傾向はまず間違いなく雨か曇りでそれがどの程度のものなのかわからないため最大で歩いても槍ヶ岳までかなと想定し、電波の入りそうな双六小屋にまでまずは向かうことにしてみました。
6:14 水晶池分岐地点
往復10分程度でしょうが天候が良くないので行ってもいまいちでしょうからそのまま先に進みます。
途中まではずっとこの様な樹林帯ですね。最初のうちは夜間に降った雨の影響か大きな水溜りになっている箇所もあったりと下手をしたら靴が水没しかねない場所もあったりして中々大変なところもありました。
6:56 歩き始めて1:20ほどしてようやく樹林帯から抜けました。
人によっては2時間ぐらいはかかるかもしれませんね。パッと地図で見たらやや近そうに感じますが、やはりじっくり見るとしっかり距離のある区間ですし、ずっと登りですのでしんどい区間にはなってしまいますね。
途中2、3度ほどこの様な区間を軽く渡渉して行きます。雪渓は少し外れたところにまだ残っていたので水は持って行かなくても途中で補給可能でした。
ちょっと上の方が見えて来ました。振り返ると薬師岳がちょうど雲もかかっていなく姿を拝見出来ました。あの大きさだと薬師を一山超えるにはちょっと時間がかかりそうですよね😅
7:29 岩苔乗越到着です。
山荘から1:50ちょっとかかりましたね。やはりやや遠いですね💦
左奥に見えているのが祖父岳(じいだけ)です。あそこまで行けば雲ノ平が見下ろせる箇所に行けますね。
というわけでここから分岐でガスは出ていませんでしたが、一昨日も鷲羽岳登りましたし鷲羽からの下りが嫌すぎるのでここはまだ歩いたことのない三俣山荘までの最短ルート黒部源流碑経由で行くことにしました。
下りそれほど急ではありませんでしたが、それでもキツすぎます😭😭😭
雲ノ平への分岐地点に到着しました。地図には増水時注意と記載がありどの様になっているか非常に分かりにくかったのですが、雲ノ平に行く際に注意が必要だったのですね。
この様にロープが張ってあり黒部川源流を渡渉しないといけませんので確かに大雨の際は増水しそうですね。しかし昨晩わりと雨が降っておりましたがそれでも水量はこれぐらいでしたので、前線が停滞してずっと強い雨が降り続いている場合に危険であり、そもそも私だとそんな悪天候の際に入山しても何も楽しくないので、あまり関係はないかもしれませんね。
また岩苔乗越から三俣山荘に行く程度だと過信は行けませんがそれでも増水しても問題はないでしょう。
8:24 黒部川源流碑到着です。
岩苔乗越〜三俣への一番水量が多い箇所でも一応この程度のものでした。ご参考までに。
そしてここから三俣まで結構な登り区間になります😄
8:49 というわけで三俣山荘に到着しました。
ここで休憩かもうひとつ先の双六小屋で休憩するか悩みましたがまだ全然時間が早かったのでこのまま先に進むことにしました。
分岐ポイントでしたが、ご覧の様に視程1〜200mほどのガスガス状態で三俣山荘を出ると雨が降って来てしまいました💦
上下レインウェアを着用して3年前も全く同じ様な天候でしたので双六岳にでも行ってみたかったのですが、前回と同様に巻道コースを選択して双六小屋に最短ルートで行くことにしました。
ほとんど忘れてましたがちょっとアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。
10:46 双六小屋に到着です。
やっぱりガッスガスですね😭 雨もわりとしっかり降っております。でもとりあえずお腹が空いて来たので小屋にて注文したく中に入ることにしました。
しかしここで問題発生です💦 全く忘れていたのですが、テント泊や軽食利用はこの小屋外にありますテーブル、ベンチでの食事になります😭
この様な悪天候の中だとさっきの三俣山荘の展望喫茶にて食事をした方が賢明でしたね😰次からはこの様な天候の際には三俣で食事をしましょう。
11:06 諦めて濡れながら食事をしようかなと思っていたのですが、軽食をオーダーしたらなんと小屋入口右手にありました2席軽食利用者の場所がありそこで食事をすることが可能だったのです。これは助かりました✨
今回は五目ラーメン(1,200円)と苺のムースケーキ(600円)を注文してみました✨
雨で少し濡れた身体に温かいとろみのきいたラーメンと疲れた身体に甘いケーキ最っ高に美味しかったです✨✨✨
食事を待つ間天候を確認したかったのですが、残念ながら小屋の中は圏外で電波が入りませんでした。結局食事を終えたあと再度天候を確認してこのあとどうするか考えてみました。
ですが、やはり具体的にyahoo天気やスパコンの天気予報をみても今日はこのあとは☔️☔️☔️、明日も☔️☔️、で明後日になると晴れそうだったのですが、結局以下の条件があり問題となりました。
①膝がわりと痛くて登りは良いがこれ以上あまり下りを繰り返したくない💦
②テントのループが破損しており雨の中また面倒な設営をしたくない
③槍ヶ岳山荘の狭いテント場でロフォーテンを張れる場所が残っているのか?
④晴れるまで2日以上あるのであまりそんなにだらだらしたくない
⑤下山して温泉入って、飛騨牛食べたい✨
⑥早く帰宅してゆっくりしたい
⑦絶対に行きたかった裏銀座、黒部五郎岳、高天原温泉はもう堪能した
などの条件が思い浮かび、一度”温泉♨️”と”飛騨牛🐂”って頭の中に思い浮かんだらもうダメですね😂 もう一気に下山モードになり心は早くお風呂に入りたい✨お肉食べたい✨ってなってしまいました😅 意志が弱い人間ですんません🙇♂️
というわけでザーザー降り、ガスガスの中双六小屋から小池新道を使って下山します。
12:19 弓折岳分岐到着です。
12:50 鏡平小屋に到着です。
さっき休憩したばかりなので素通りでどんどん降って行きます。
13:18 シシウドヶ原到着
13:53 チボ岩到着
もうこれはまた来た際の自分がどれぐらいで下山していたかの備忘録で撮影してます😅
14:02 渡渉ポイント
ここの橋は双六小屋が営業してない時期は掛けられていないらしいですが、これは確かに小屋の営業前に渡るにはちょっと度胸が必要ですね💦 不可能ではないでしょうが勇気は要りますね。
14:31 小池新道入口到着です。
ワサビ平小屋までもう少しですので頑張りましょう。
14:47 わさび平小屋に到着です✨
ここまで来るともうほとんど下山して来たなぁ〜って感じます。一瞬ここのテント場で宿泊しようかな🤔と思いましたが、ここ熊が頻出するのでテントサイト利用禁止です💦
下山して数日後にはTwitterで子熊がすぐ近くの登山道を横断してたみたいでしたので本当にしょっちゅう目撃情報があるのですね💦
なので一気に下りますが、取り敢えず一番好きな食べ物トマト(200円)を購入します✨
やっぱりトマトの丸かじり最っ〜高です✨
14:57 笠新道登山口到着です。
15:35 ゲートまで来ました。下山届を提出しもう少しですね。
15:40 新穂高ロープウェイバス停に到着です✨
長い長い下りがようやく終わりました✨16:55のバスまでもう少し時間があるので温泉に入って汗を流します✨
歩いて数分の中崎山荘 奥飛騨の湯に行きます。料金900円でした。確か前回は700円でしたが、この物価高騰時代致し方ないですね💦
30分ほど歩けば無料の温泉がありますがそんな体力私にはありません💦
16:53 高山市内へ行く最終バスの16:55発のバスに乗車しました。
始発のバス停であるこのロープウェイ乗り場からは私一人で後から乗ってきた人も結局5、6人ぐらいと少なかったです。
記憶に残っていなかったのですが座席下にコンセントもあり充電可能でして良かったです。
18:48 定刻どおり18:31に高山駅に到着しました。
このまま特急に乗車したら当日中に帰宅できましたが休みの余裕もありましたのでここ高山で一泊してから翌日始発の電車にて帰る予定に変更しました。
というわけでまずは腹ごしらえしましょう✨
でもこの夜に駅近辺で空いているお店って少ないのですよね😢
でも少し歩いて行きましたら良さそうなお店を発見しました✨
飛騨牛を使用した陶板焼肉定食が少し割引で2,000円✨もうこれしかないと思いすぐに入って注文しました♪
やっぱり正解でした✨下山後にはやはり肉っスね😄めちゃくちゃ美味しかったです✨
また来た時ここで食べましょう♪♪♪
飛騨米屋食事処
0577-32-4034 です✨
というわけでお腹もいっぱいになり明朝4:44発岐阜行きの電車まで時間があるので駅近辺にて座って時間を過ごしました😂
22時ぐらいから4時ぐらいまで一瞬ですがちょっとだけ仮眠はできました。
でも5、6箇所ほど蚊の餌食にはなりました🥹まぁ仕方がないですけどね。
それから定刻通り高山駅から4:44発の電車に乗車し、途中に岐阜、米原と乗り換えをして大阪駅まで行きました。
大阪駅にて降車し、ムーンライトギア大阪店に寄り、すぐ近くのラーメン屋さん(麺や輝)で食事をして
家族へのお土産として大阪駅のビルでタルトを購入してから姫路まで戻りました😄これも美味しかったです😋
まとめ
今回の北アルプスのテント泊登山は6日間の休みがありましたので色々と出掛けられそうだったのですが、
2019年は台風の影響で行けず。
2020年は新型コロナウィルスの影響でテント場が使用出来ず。
2021年はまとまった休みが取れず。
などの経緯がありずっとずっと行ってみたかった裏銀座に今回ようやく行く事が出来ました😄
その裏銀座は天候はややスッキリしなくて圧巻の大展望は見れませんでしたがそれでも高山植物が咲き誇っておりとても良かったです✨
ですが黒部五郎岳は真っ青な快晴の中登頂する事ができ、また思っていた以上に素晴らしいところで本当に行った甲斐がありました✨
これは近いうちに再リピしたいほどです😂
以上長々と今回の登山記録は長くなってしまいましたが、一応こんなテント泊登山をした人もいるのだなぁ〜程度にみてどんな感じの場所だったのかの参考になって頂ければ幸いです✨