ウエストバッグで行く北アルプス最奥地の縦走テント泊登山 その1
以前からずっとずっと行ってみたかった北アルプスの絶景縦走路である裏銀座ですが、有休を利用して普段なかなか行けないルートも通ってみて色々歩いてみたいと思い計画しました。
今回の登山はけっこうたくさん歩きましたので4回かぐらいに分けて紹介して行きたいと思います。
最初はまず出発から、前泊地の七倉山荘までを紹介したいです。
YAMAPに詳しいルートなどを載せておりますので良ければ見てみてください。
先日北アルプスに行った時の山行記録です。ヤマップにアップしてますのでどんな感じだったのか参考になれば幸いです😊
— なかちん (@naka350z) 2022年7月29日
ウエストバッグで行くテント泊登山 高瀬ダムから裏銀座縦走路、水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳からの高天原山荘への記録 https://t.co/ixfZgflfXz #YAMAP pic.twitter.com/ozrr9py1Zo
装備重量について
最初この装備を組んで計画したのはそもそも2泊3日程度で短い期間にはやく歩いてしまおうかなと準備していたのですが、想定以上に休みがもらえてしまいそこまでスマートにできなかったのですが、それでもせっかくならこのウエストバッグを利用したテント泊登山をしてみたい思いでなんとか全てをパッキングする事ができました。
前日に完全に準備して重量を計測してみたところ5.27kgとなりました。全てのアイテムは下記の記事に詳しく載せておりますので参考にしてください。
登山口までのアクセス
それではここから裏銀座の玄関口である高瀬ダムのある長野県大町市までどのように行ったか紹介して行きます。
まぁあまり興味ない人や参考にならない人もおられるでしょうがお付き合いくだされば嬉しいです。
今回の登山で裏銀座の入口である高瀬ダムですが、本当にここまでのアクセス方法はかなり悩みました💦
本当に本当に悩み、悩みに悩みぬいて色々散々考えての今回の方法でアクセスしてみることにしました。
なんせ高瀬ダムまで行く手段がタクシーしかなく、そしてマイナールートであるために信濃大町駅から他の登山者さんとタクシーの乗り合わせがあまり期待できない💦
そうなると信濃大町駅〜高瀬ダムのタクシー代約10,000円を一人で払わないといけないってなるとちょっとお財布にキツいと思ってしまいました。もちろん一度行くと私の場合だと毎年は行ける機会がないのでそれぐらいのお金を払っても良かったのですが、色々考えてみてみるともっと安価にアクセスできる方法を発見しましたので、実際にその方法を検証してみたくて今回紹介する方法にしてみました。
ちなみにどれぐらい節約可能になったのか姫路駅からの金額の差を計算してみました。
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新幹線利用 |
18きっぷ利用 |
0 |
2,410 |
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特急料金 |
15,130 |
2,890 |
タクシー代 |
10,000 |
1,900 |
合計 |
25,130 |
7,200 |
※新幹線、特急列車は指定席利用
※18きっぷは5回分利用で12,050円ですが1回あたりの金額で計算
※時間の都合上、中津川〜塩尻間は特急ワープを利用
以上で金額差は17,930円とかなり大きくなりました。正直これぐらい違ってくると別に新幹線とかをわざわざ使わなくても良いかなとなってしまい、行きも帰りも18きっぷを基本にして行くことにしました。
しかしいざ地図で見てみるとやはり信濃大町までは遠いですね😂
●新快速乗車
それでは実際に移動して行きます。夜勤の仕事を終えてすぐに着替えて準備し、朝マックの買い出しをしてから電車に乗車します。
到着は9:55です。198kmを2時間34分でアクセスしてくれる激速い普通列車です😂関西人御用達の列車です✨
やはり最高速度130km/hで移動できると楽ちんっす✨
大垣駅発 10:41 → 名古屋着 11:13
名古屋発 11:24 → 中津川着 12:40
というわけで時間通りトラブルもなく12:40に難関の中津川駅につきました。
やはり18シーズン中の日曜日の米原駅と大垣駅の乗り換え混雑はとても利用客が多いですね。こんな中70Lクラスの大型ザックではめちゃ邪魔になっちゃいますね💦 やはりウルトラコンパクトにしてたら電車を使うと気苦労が少なくて快適です✨
中津川から塩尻方面へ行く列車ですが、普通列車は1日に10本程度しかなく時間によっては結構待たないといけない場合もあります。
そして七倉山荘行きの乗合タクシーの最終発の16:30に間に合わせるにはここ中津川で待つと無理なのでここから塩尻まで特急列車を使用してのいわゆる特急ワープを使用することにしました。
中津川発 12:49 → 塩尻駅着 13:54
料金は乗車券と特急券を購入して2,890円です。この区間94.9kmと100km以下の距離なのでちょうどお得な区間に思います。これが松本まで使うと4,570円と1,680円も上がりますし乗車しても対して変わらないので塩尻駅まで使いました✨
しかしやはり乗っていてすごく快適でダメですね💦乗り過ごさないよう起きておくのが大変でした😂
14:21 松本駅に到着です。
この後15:24発の信濃大町駅行きまで少し時間があったので一度改札を出て昼食を食べることにしました。
あまり歩き回りたくなかったので結局手頃な場所にてとろろ蕎麦を注文です。美味しかったです✨
16:21 信濃大町駅駅に到着です。
ちょっと長かったですねぇ〜でも電車に乗っているのは好きな方なので結構楽しかったです♪
駅についてコンビニや売店で何か購入しようかと思ったのですが、思ったような店がなくて困ってしまいました💦 やはり松本駅にて何か購入してくれば良かったと反省です。
付いてすぐにタクシーの運転手の方が声を掛けてきたので写真を撮り忘れておりましたのでグーグルストリートビューからお借りしました。
乗合タクシーは入口を出て右手側にすぐ待っていてくれました。おそらくすぐにわかるでしょう。
乗合タクシー利用のパンフレットはこちらです。
便は3つあり、私は最終の16:30を利用しました。運転手さんにお聞きしましたらだいたい早いものが多く、この時間は珍しいそうです。
案の定といいますか、やはりこの日のテント泊利用は私だけでした。
●七倉山荘到着
まずは正面入口に入って靴を脱いで左手に入って受付です。
最初ここは「しちくら」と読んでました。正しくは「ななくら」だったのですね。
テン場の料金は入浴料込みで1,980円です。お風呂の時間は時期によって違うかもですが、案内された時は18:30までとのことでした。
左手の扉から入ると売店と食堂がありまして美味しそうだったので食事をしたかったのですがもう受付終了してました😰 17時には終わっていたのでしょうか。
登山者用の駐車場です。ぼちぼちの大きさですかね。最大50台ほど止められそうな大きさに感じました。
ここのテントサイトは建物右手の脇に小さな広場がありここになります。
最大で15張程度でしょうか。他にも張れそうな場所がありましたが基本はここになるみたいです。
というわけで入浴前にさっさと設営して行きます。
なのですが、やってしまいました😭 横着して適当にやっていたらフライシートのループ付け根の紐が解けてしまい取れてしまいました。
さすがに一瞬フリーズしてしまいました💦 これテント泊もうできない…
でも一応応急処置で熊鈴を噛ませて輪ゴムで巻きつけてペグダウンしてみました。本当は1.5cmぐらいのスーパーボールみたいなのが良かったのですが、それでもなんとか形にはできました。
こうやってみるとそんなテントなのかな?と思ってしまうかもしれませんね。
ちなみにここが高瀬ダム行きのゲートです。マイカー規制と時間帯規制がありタクシーが入れるのは早朝5:30からです。
ちなみに歩いてだといつでも入れるみたいです。上高地の釜トンネルは完全に閉まってしまうのでそれに比べれば助かりますね。
トイレは右の建物の奥にあるのがトイレ棟です。温水便座完備でびっくりしました✨
というわけでこの日はトイレに行き、歯磨きをして19時にはさっさと寝ることにしました。明日は予定では3時には七倉山荘を出発予定です。
まとめ
まずは初日の七倉山荘までのアクセスを紹介しました。
次は登山初日の行程を紹介します。予定では3時に出発して黒部五郎小屋に16時〜17時には到着予定でしんどければ三俣山荘に変更予定です。
黒部五郎小屋までコースタイムで18時間オーバーの長丁場。しっかり寝て明日に備えます😊