世界最軽量のスリーピングマット 山と道 ミニマリストパッドの徹底レビュー

本日は私が普段比較的温暖な時期にファストパッキングや、ウルトラライトキャンプなどで使用しております山と道のMinimalist Padを主に私の使用感などをメインにレビューしてみたいと思います。
山と道のスリーピングパッドは人気の商品ですのでいちいち私が細かく紹介しなくてもすでにたくさんの方がレビューなどを紹介しておりますので、私のはあくまでひとりの意見として参考にしてみてください。
特徴
ミニマリストのためのスリーピングパッド
保温材としても使われる断熱性の非常に高いXLPEフォームにシボ加工を施し、厚さわずか5mmの超軽量スリーピングパッドを作りました。最小限の重量で最大限の効果を求めるミニマリストにお勧めします。
・世界最軽量(5mm厚-半身用として)
・両面シボ加工済み
・保温材としても使用されるほど断熱性の高いXLPEフォーム製
・内部に水分が浸透しない非吸水性素材
・化学発泡剤未使用で環境に低汚染
※公式サイトの情報より
実測スペック
それではここから私が測りました数値をみていきたいと思います。

●重量 58g
一般的に販売購入できるマットとしてはこれ以上軽量な物はなかなか見当たらないと思います。
ただメーカー公表値が53gなのですが以前レビューしました同じメーカーのULPad15+のLサイズも公式重量より実測重量が重かったのでこのメーカーの製品精度はこんなものなのでしょう。
大体みなさん重めでなっているので公式重量も重めに変更すべきだと思いますが。

●横幅 50cm
こちらは公式情報と同じく50cmで必要十分な横幅だと思います。

●全長 100cm
こちらも同じく100cmで必要十分な長さがあります。

●厚み 5mm
こちらも同じく実測値5mmでかなり薄いマットです。

※ちなみに私は持ち運びはだいたいハイパーライトマウンテンギアのスタッフパックに四つ折りにしてザックの中に入れてしております。
これで2cmの厚みで25ℓぐらいのザックが中に入れるのに最低限の大きさだと思います。
それ以上に小さいサイズだと外付けになるでしょう。


外付けをするなら直径8cmぐらい済ます。
重量の軽さもありザックに付けても全く振り回されることのない重さです。
使用方法

『使用方法』としてますが、私は折りたたんで持ち運びをしております。

ですのでただ広げて終了です。1秒もあれば終わります💦
上の画像をみてわかりますが、折りたたんだ時の折り目がついてしまっておりますが、少し見栄えが悪いですが逆にロールしての持ち運びだと丸まったクセを直します。
普通なら一度逆から巻き直して上げないと私は使いにくいですが、折りたたむだけですと本当に楽で一瞬で終わるのでノンストレスです。
実際に使用して良かったところ

それではここからおよそ購入してから1年ぐらい何度も使用して感じました良かったところを紹介したいと思います。
①ものすごく軽い
やはり実測値58gとすごく軽いので持ち運びには全く気にならないほどの重量で、運搬時の負担はほぼありません。
②使用するときは簡単
普通クローズドセルマットは丸めたりサーマレストのZライトなどは蛇腹式で以前似たようなタイプのマットを使用(キャプテンスタッグのマット)した時はフルサイズのマットだったので、折りたたんだ状態から広げるとロールマットほどではないですが、完全に伸びきらないので少し面倒に思いました。
ですがこの四つ折りでの持ち運びだと本当に一瞬なのでめちゃ楽です。
③極薄マットなのに意外に暖かい

普通のZライトソルなどはアルミ蒸着しているタイプだとアルミの効果とボコボコの効果でクッション性と空気の層を産み出して保温効果を出しているみたいですが、このミニマリストパッドは5mmの平らなマットなのに、この薄さにしては必要十分な断熱性能があると思います。
その秘密はXLPEフォームの断熱性によるものですが、使っていて一番すごいなと思うのは手や、背中や、テント内で過ごす時に座ったりするとすぐにじんわり温もりが蓄積していくように思い、とても暖かいなと感じます。
私の使っている感じでは地面の状況にもよりますが、一般的な芝生や土の上での使用感では以下の様に感じています。
15℃以上 全く寒さは感じない
10℃ 若干冷えを感じる
7〜8℃ 少し冷えを感じる
5℃ 寒い
2〜3℃ 持ってくるマットの選択ミス
のように感じております。ですので私は夏の北アルプスのテント泊や、先日行きました三嶺〜剣山縦走テント泊では十分な感じでした。
兵庫県のキャンプ場で使用するなら10月までは寒さを感じずに快適に使用できるなと思っております。
④収納パッキングが簡単

次にこのマットの最大の良いなと感じているポイントです。
個人的にこのミニマリストパッドの最大のメリットは折りたためることだと考えております。
上記の写真にはミニマリストパッドとエバニューのFPマットをフレーム代わりに入れておりますが、この5mmという薄さがマットを折り曲げることができるのでフレームレスザックの背面パッドにしたり、ザックの中にエアーマットを普段使用している人は寒い時のお守りとして適当に入れて持ち運ぶことが可能なので、すごく汎用性が高いと思っております。
ただ一点注意が必要なのが、このマットを背中側に持ってくると保温性の高さが仇となり、日中はかなり背中に汗をかいてしまうと思います。
以前使用しておりました、山と道のminiにはこのミニマリストパッドをフレームとして入れていて、さらにメッシュでマットと繋がっていたので暖かい時はとにかく背中に汗をかいてしまいました。
ですので私がパッキングするときには、 背中側にエバニューのFPマットを持ってきております。
⑤比較的安価
3,200円+税なので比較的購入しやすい金額だとは思います。
しかし購入できる店舗は多くはないので入手性は低いのが難点です。
実際に使用していまいちだったところ
①耐久性が低い

このXLPEフォームは軽く暖かくて良いのですが、欠点として耐久性がとても低くそれを補うために上記の様に両面を1mmづつ溶かしてシボ加工をしており、加工してないのに比べると少し傷には強くなっております。
しかしやはり鋭利な物に当たったりすると簡単に傷がついたり、欠けたりするのでなかなか綺麗な状態を維持することは不可能でしょう。
またバンドなどでくくったりすると紐の跡が残ったりします。少しの間ぐらいですと消えますが、長時間になるとそのまま残ってしまいます。
しかし性能にはほとんど影響はないので消耗品として捉えた方がいいと思います。
またエアーマットと違いパンクとは無縁ですので、ある意味雑に扱っても問題ないのは心強いでしょう。
②マットの厚みが薄い
当然この薄さがメリットでもありますが、人によってはもう少しだけ厚みがあれば、、、と思う人もいるでしょうので7.5mmぐらいの物が選択肢としてあれば、よりその人のスタイルに合わせた物が選べるとは思います。
ここは要改善点ではないでしょうか。
③全長が短い
100cmはファストパッキングなどにはジャストサイズではありますが、選択肢としてフルサイズの175cmなどがあれば個人的にはとても嬉しく買い足ししたいぐらいです。
2枚購入してフルサイズの様に使うこともできるでしょうが、やはり1枚で175cmとかある方が絶対良いでしょうし、もしも寒いときには折りたたんで寒さを感じやすい腰の部分を強化してあげるのにも有用だと思います。
また長ければカットすれば良いだけの話ですので。
幅は50cmで個人的には快適に使用できる大きさだと思います。
それが45cmぐらいになると若干狭いかなとなってしまいます。
④少し寒い
一般的なアルミ蒸着加工している物に比べるとちょっとだけ耐寒性は低いので、気温が低くなりそうな時は何かバックアップを用意した方が安心できるとは思います。
先日、三嶺にテント泊行ったときに一応100均のアルミシートを持っていきましたが、若干の重量の増加でしたが持って行って良かったとは思いました。
⑤寝心地が悪い

5mmという厚みにしてはクッション性はあるかと思いますが、ここは少し目を瞑るべきポイントだと思います。
普通のキャンプ場の地面なら困るとはないと思いますが、涸沢のテント場などの岩綾地帯ではミニマリストパッドだけで寝るのは厳しくなってくると思います。(私はコンパネをレンタルして快適でした。)
私はエバニューのFPパッドと組み合わせでかなり快適には使用することができております。
⑥入手しにくい
以前紹介しました山と道のULPad15+と同じくですが、公式ホームページではよくSOLD OUTになることも多く販売店もとても少ないので手に入れにくいでしょう。
ただ実感としてはULPad15+の方が使い勝手が良く寝心地がいいのでそちらの方が売れ行きとしてはメインで、このミニマリストパッドは使用者があまり多くないので比較的在庫がある場合が多いとは思います。
まとめ
このXLPEフォーム素材を使用したマットはあまり多くのメーカーで採用されておりませんので、ほとんがガレージメーカーなどの販売量の少ないところが多いのでいずれにしても入手しにくい場合が多いです。
しかし個人的にはこの素材の体温が移ってじんわりと温かみを体感できるのはとても好きなので例えこのマットが破損したりして使用できなくなってもまた買い直しして再度使用すると思います。
寝心地と耐寒性を考えて一枚だけ選択するなら少し高いですがULPad15+のLサイズが個人的にはこれ一択だと思います。
私の体感では真夏のアルプスではややオーバースペックにも感じるのでファストパッキングでいくならこのミニマリストパッドはとてもおすすめできると思います。
私が一番気に入っているのが収納時のスペースがエアーマットとほぼ同じぐらいで済み、そしてフレームレスのウルトラライト系のバッグパックと相性はとても良いと思っております。
やはりアルプスなどにテント泊の装備でいきますとパンクの心配のないクローズドセルマットは扱いやすくて良いのですが、実質的には外付けでしか無理ですので横向きにすると狭い箇所を通るときには引っ掛かり、縦向きにザックにつけると岩場を降りるときに背中の部分が膨れてしまい引っかかって転落する危険性があるので、対策としてはその都度取り付け変えるなどがベストでしょう。

しかしその様なことは私には面倒であまりしたくないので、このハイパーライトマウンテンギアのスタッフパックの中に全て収納できるメリットはとても嬉しい点です。
水の持ち運びだけあとは工夫すればこの25リットルクラスのザックだけでテント泊に行けてさらには、大キレットなどの高難度のルートも比較的安全に通過できると思います。
万人におすすめできるものではありませんが、使用用途が合致した場合これに変わる製品はないと思います。しかし本当に私はファストパッキングでいく登山計画の場合は大変重宝しております。