四国の絶景縦走路 三嶺から剣山への1泊2日のテント泊 その1
以前から行ってみたいなぁと思っておりました徳島県にあります百名山の剣山から二百名山の三嶺(みうね、さんれい)の間にあります縦走登山に行ける機会がありましたので、テント泊にて1泊2日でのテント泊で行ってきました。
山の概要
●剣山(つるぎさん)
標高1,955m 四国内 第2位
●三嶺(みうね、別名さんれい)
標高1,893m 四国内 第5位
なのですがそれぞれの山は魅力的でとても良いのですが、もっと良いのがここのコースは多少のアップダウンはありますが、比較的なだらかな稜線が続きササの群生地でもあるので稜線に出れば半分以上は景観の開けた抜群の眺望を眺めながらので縦走登山が堪能できるのがここのルートの最大の特徴であります。
ですので少し遠いですが、今回休みの日程と天気が良い時の予報が重なりましたので行くことにしてみました。
●家からの所要時間
さて実はここからが少し問題になるのですが、私の住まいの姫路からですと距離こそ228kmと423kmと200kmほどは違い、また所要時間は4時間と6時間半と違って来ましてお手軽感では当然徳島県の方が近いのですが、高速料金が瀬戸大橋を渡るので休日や夜間料金を使用すると1,000円ぐらいしか違わないのならじゃあ、北アルプス行っちゃうかとなってしまうことが割と大きいと思います。
ただ今回行きましたのが紅葉は2週間前にはもう終わってしまいましたが、アルプスはもう積雪期ですが、徳島県の方はまだまだですのでスピードハイクでさっさと行ってしまえるかなと言うことで初めて行ってみました。
登山口までのアクセス
今回は縦走登山と言うことで剣山の麓の見ノ越登山口の駐車場に自転車をデポして、名頃登山口に車を置いて登山をする計画を立てました。
●名頃登山口
↓
●三嶺
↓
●白髪避難小屋 テント泊
↓
●剣山
↓
●見ノ越登山口
という計画をしました。逆ルートで行きますと名頃登山口付近のバス停から見ノ越登山口へのバスはありますが、バスの時間が10:30と13:40の2便しかないので自転車作戦で行くことにしました。
このルートですと10kmで標高差500mをずっと下るだけなので寒さ以外はおそらく負担はあまりないルートだと思います。
ただ実際に行ってみてやはり細いタイヤの自転車では舗装が悪いので手が痺れてくるな感じました。
●見ノ越駐車場まで
当日夜中の2時に仕事を終えて、最終準備をして出発したのが午前3時でした。
そこから高速に乗り坂出ICまで走ります。
途中に朝マックで腹ごしらえをして行きます。到着がおよそ7:20頃で大体予定通りです。
美馬市内に下る道で薄っらと剣山らしき山影が見えてテンションが上がります✨
めちゃくちゃ綺麗で感動です✨
そして快晴です✨
しかしド田舎💦の道で秘境感満載です💦
7:16に見ノ越駐車場に到着して自転車をデポさせてもらいました。
今回はブロンプトンを持って来て一応地球ロックして出発です。
7:47に名頃(三嶺)登山口到着です。
車はおよそ7,8台で結構少なかったです。
まぁただの平日なのでこんなものでしょう。
今回のテント泊装備
本日のパックウェイトは水含まずに4.52kgになりました。
主な装備は
●ザック
ハイパーライトマウンテンギア スタッフパック
●テント
●シュラフ・インシュレーション
ナンガ ミニマリズム180
ナンガ ダウンパンツ
モンベル プラズマ1000ジャケット
ネイチャーハイク ダウンシューズ
着替え(インナー、タイツ、靴下)
●マット
山と道 ミニマリストパッド
エバニュー FPマット
●ストーブ
BSR 3000Tチタンストーブ
MSR イソプロ110缶
フリント
エバニュー チタンマグポッド500
●食料
カップラーメン・カレーメシ
羊羮×2 カロリーメイト×2コ×4
スティックコーヒー×3本
おにぎり×2個
●レインウェア
モンベル ピークドライシェル
●小物関係
マップ、ココヘリ、ウォーターボトル、ファーストエイドキッド、ランタン他
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登山開始
8:10 登山開始です。
スタート直後ですが、やはり落ち葉で登山道の踏み跡が見にくくルートがちょっとわかりにくかったです。
9:14 林道交差ポイント
もう葉っぱはだいぶん落葉して見通しは効きます。
この付近で追いついた方が大きな荷物を背負っておられたので声をかけましたら、同じく白髪避難小屋までいかれるとおっしゃておりました。
9:17 ダケモミの丘
9:43 樹林帯を抜けてようやく眺望がよくなりました。
●水場情報
ここで水場の情報を書いておきます。
山と高原地図に水のマークがあり、三嶺ヒュッテのすぐそばにある見たいですが、この水場の看板とヒュッテの間は私の健脚で10分の距離がありました。
おそらく普通の人は三嶺ヒュッテから往復で30分は見た方が良いと思います。
ここから水を汲みに行きます。狭い登山道ですがザックは邪魔にならないところにデポした方が良いと思います。
少しわかりにくいですが傾斜はそこそこありザックを背負ったままでは難しかったです。
おそらく上のヒュッテ脇の池からの湧き水が沢沿いに湧いて来ているのでしょう。
ここから取水します。この時はチョロチョロ出ていて少し時間がかかりました。
混雑期は結構混みそうな感じだと思います。
500mlのペットが15〜20秒ほどかかる感じでした。
水を飲んで再スタートです。
この景色凄すぎます✨
四国でこんな綺麗な場所が見れるなんて今まで知らなかったです。
本当来て良かった✨
10:00 三嶺ヒュッテ到着です。
テントは立てられなくなないでしょうが、あまりおすすめできる場所ではないですね💦
普通にヒュッテを利用しての宿泊が良いでしょう。
すぐそばのトイレです。状態を撮ろうかと思いましたが、少し撮影してデータに残るのがはばかれるぐらいな衛生状態です💦
夜間の利用は恐怖です💦
もちろんペーパーはありませんので使用したものは持ち帰ってください。
ヒュッテの周りの景色です。本当に素晴らしい景色です。
中は2階式で結構広く50人以上は入れるでしょう。
ただ私はあまりそんな混雑した小屋はあまり利用したくはないですが💦
でも結構綺麗で良かったです✨
少し上からの三嶺ヒュッテの写真です✨
ここからの景色がよくあったのですね。
来て良かったです✨
ここからの大展望は本当に絶景です✨
できればいづれ西側からのお亀岩方面からの稜線歩きをしてみたいですね✨
山頂から少し降りたところの鎖場です。
ちょっとだけ急ですがゆっくり行けば大丈夫です。
途中に池があり少し凍っていまして、石を投げたら結構凍っていてびっくりしました💦
おそらく-5℃ぐらいは今朝は冷え込んだのでしょう💦
途中のカヤハゲに行くまでの間に比較的平らな箇所がありテントが行けそうな場所はありました。
11:00 カヤハゲ(東熊山)到着です。
ここは眺望がよく平らだったのでテントでのビバークもできそうな場所でした。
11:35 白髪避難小屋が見えて来ました。
11:40 白髪避難小屋到着です✨
さてここで疑問が浮かびました。
まだ時間が早いので次の丸石避難小屋にまでならおそらく14時にはつけるかなと。
しかし、ここの絶景の場所でテントを張っておNewのテレマークを張り撮影会もしたい。
どうしようかな?でも次まで行くと明日は楽になるのがいいのだが💦
結果、ここで泊まってゆっくりして撮影会をすることにしました✨
ちなみにテントサイト(本当は公式なテント場ではありません💦)は4箇所ほどあり、計10張りほどは十分張れそうには思いました。
この日は一番広い箇所で張り景色を堪能することにしました✨
●テント設営
それでは場所も決めましたので早速張って行きましょう。
けどここの場所はどれも芝生で本当に良いところでした。
真っ平の場所はさすがにありませんでしたが十分な整地状況です。
ここにシートを引いて設営です。
設営完了です。
耐風性アップに重しに石を使っています✨
これならまぁ飛ばないですね💦
●昼食
誰もいないので小屋の中でご飯を食べました。
この日の中の気温は8℃でした。
夜の寒さを考慮してガス缶はMSRのイソプロを持って来ました。
この組み合わせ超軽量で使いやすくて最高です✨
ちなみに今回のガス消費量は帰って計算したら、200mlぐらいを7,8回沸かして、計23gほどで個人的には十分な燃費だと思います。
●テント撮影会
すみませんここからは自己満足なテントの写真です💦
長らくお付き合いありがとうございます💦
でも本当にこの三嶺をバックに透き通った青空、赤いシロクマのテント最高のロケーションでした✨
もう惚れ込んでしまいました✨ヒルバーグのソウロもめちゃくちゃカッコいいですが、このテレマークも相当良かったです✨
●白髪避難小屋 水場情報
それでは次にとても重要な水場情報を紹介します。
ここにも山と高原地図に水場マークがついておりますが、どのような状況かちゃんと紹介しておきたいと思います。
まず避難小屋から西にちょっとだけ行くと南に下ってありますと看板が出ています。
看板をみた感じすぐそうな思いですが、実際は私が汲んで帰ってくるまで往復20分ちょっとでした。
地図の避難小屋登山口への登山道をまず下って行きます。
そして5分ほど下ってくると西の右手側に岩が見えて来て沢の音が聞こえてくるので踏み跡らしきものを辿って横に進みます。
ちなみにおそらくこの時期によく生えてくるのでしょうかトゲトゲの植物がそこかしろにありトラップだらけで苦労しました💦
軍手や厚めの手袋は必須装備だと思います💦
そうすると結構水が流れて来ておりましてどこからでも汲める水量がありました。
三嶺ヒュッテの水場より5倍ぐらいの水量があったように思います。
ここから剣山への縦走路はもう水場がありませんのでここで十二分に補給しておく必要があると思います。
正直夏季シーズンは暑すぎて物すごい量の水が必要で、さらに丸石避難小屋での宿泊なら相当の量は持っていく必要があるのではないでしょうか💦
あとは斜め右に登山道目掛けて踏み跡を辿って進みます。
多分ここの水場はあまり枯れることはないんじゃないでしょうか。
元々高知県の境のここら辺は雨の多いところですので十分な量の雨水が山中に含まれて沢に流れているかと思います。
●就寝へ
そしてテント場に戻ってからしばらくすると途中に会いました方が白髪避難小屋に到着して、そこからひ日が暮れるまで相当話し混んでしまいました💦
14時ぐらいだったのだと思いますが、その方と私だけでしたので話が弾んでしまいました✨
そうこうしているうちに日が暮れて来たのですが、予報通り雲が掛かって来て怪しい天気になってきました💦
明日の天気は微妙なので計画の再考が出てきました💦
●まとめ
1回で終わらせる予定でしたが長くなってしまいましたので、後編に続きます✨
しかし本当に三嶺の山はとても素晴らしい景色の山で超快晴で素晴らしい1日目でした。