世界最軽量なシングルガスバーナー BRS ストーブ 3000Tの使用レビュー
軽量で使いやすいOD缶用のシングルガスストーブはいろいろありますが、今回はAmazonで購入することのできる超軽量で有名なこのBSR 3000Tを私が使用して感じましたレビューをしてみたいと思います。
商品の情報
重量 25g
火力 2,700kcal/h
折りたたみサイズ 5cm×3cm×3cm
展開サイズ 高さ6cm×φ6.5cm
付属品 収納袋・交換用Oリング1個
※点火装置はついておりません。
※日本国内で正規販売できるPSLPGマークは取得しておりませんので使用する際は自己責任になります。十二分に注意して使用してください。
購入金額 2,000円 (金額は常に変動しておりやすい物では1,000円ほどから購入できるみたいですが海外発送では時間がかかりすぎるためAmazonプライム対応品で購入しました)
実測重量
この製品の素晴らしいのは紹介されている方のレビューをみましてもほぼ実測は同じで、私の物も25gと同じでした。
私が他に持っておりますフリーライトのブラストバーナーよりさらに軽量であります。
付属品の収納袋は2gと普通ですが、デザインがいまいちなので違うのに変えたいですがなかなかしっくりくるサイズの物がないのでこのまま使用しております。
ちなみに私はバーナーを収納袋を使用せずにパッキングするとカタカタいって気になってしまうのでちょうどよくて、音もあまりしませんのでその点でそのまま使っております。
セッティング方法
①まず使用する際は一度逆さに向けて五徳を半分広げます
②そのあと一足づつ固定していきます。ストッパーがついていて展開するとしっかり止まります。
※この五徳は適当に広げると他の足にも干渉してしまいスムースに展開することができません。
③全て広げた時の感じです。
かなり小さいです✨
④ガス缶に装着します
※必ず元栓が完全にしまっているか確認後装着しましょう。
何度か閉め忘れで微量ですがガスが出てしまったことがあります。
装着してエバニューのチタンマグポッド500をのせた大きさです。
完全に一人用のガスバーナーですのでこれ以上の大きさのポッドを載せると不安定になるでしょう。
下からみましたらジャストサイズなのがわかります。
収納方法
私のパッキング例をみてみましょう。
①まずガス缶を反対向きに入れて
②その上に点火装置とバーナー本体を入れた収納袋をおきます。
③蓋をしてゴムバンドでとめて完了です。
ちなみにこのパッキングで未使用の110缶をセットして
バーナー 25g
収納袋 2g
イグナイター 14g
ポッド 73g
アルミカバー他 8g
110缶 200g
合計 322g
とかなりかなり軽量に仕上がります。
この時の重量はガス缶の残りが半分ちょっとあり159gでしたが計測してみると280gでした。
1泊2日ならソロキャンプだとガスの残量は余裕すぎると思います。
使用方法
①ガス栓を開けて
②ライターやマッチなどで着火させます
③燃焼音は比較的大きめではあります。
個人的にはプリムスのP-153ウルトラバーナーと比較すると少しだけ音が小さくかなと思います。
比較動画を見てみてください。
プリムスのP-153 ウルトラバーナーとBRS 3000Tの燃焼音と燃え方を比べて見ました✨ pic.twitter.com/lJ4hc6ZchP
— なかちん (@naka350z) 2020年11月8日
実際の燃焼速度と消費量
実験環境
室温 25℃
水温 20℃
水量 400ml
沸騰時間 4分05秒
燃料消費量 6.6g
となりました。これで考えますと温暖な時期に無風なら計算上110缶でおよそ15回分の量になります。私的にはこれだと全然3泊4日ぐらいでも十分持ちそうな量に思います。
さすがに寒冷期の使用には無理でしょう。もちろん他のバーナーも同じですので、使用環境としては梅雨から10月中頃までの北アルプスでのテント泊には全然問題なく使用できるとは思っております。
来シーズンはこれを持って行って軽量なストーブシステムで組んでみたいと思っております。
実際の使用感
先日、ノルディスクのテレマーク2ULWの使用感を確かめたくていつもの古法華キャンプ場で試したのですが、テレマークでの前室での使用ではものすごく快適に使用できました。
ただ朝起きてコーヒーを飲むときにすぐそばのベンチにて座ってお湯を沸かしましたが、やはりほんの少しだけ風が吹いたな〜ってぐらいで炎が揺らいでしまいました。
※奥に写っておりますベンチにて使用してみてみました。
ですのでやはりちょっと風が強いだけでお湯が沸かせませんので風防は必須の装備かテントの前室ので使用が必要だと思います。
まだ寒冷時の使用感や高山での使用は今後実際に使用した際にまた改めて追加でレビューしてみたいと思います。
まとめ
やはり登山などでの軽量化を考えるときにはバーナーをどうしようかと思いますが、やはり軽量コンパクト性で考えますとCB缶では大きすぎますのでOD缶の1択になるかと思いますが、正直最近のシングルバーナーは収納パッキング性能に拘らなければ重量差が大幅に違ってくるとは思いませんでした。
それでも私がこのBRS 3000Tを使用したいなと思うのは軽量性に分があるのはもちろんなのですが、個人的に一番嬉しいのはこのエバニューのチタンマグポッド500にオールインワンで全て収納パッキングできるのがとても嬉しくて今後ウルトラライトの装備では本命になりそうに思っております。
アルコールストーブも軽くて良いのですがやはり点火、火力調整、消火の利便性は絶対にガスバーナーには敵わないのがデメリットでしょう。
使用方法に十分注意してなら購入金額も安くすみますのでお手軽に試してみようと思えるのが本当に嬉しいところだと思います。