日本最奥地の秘湯温泉 高天原温泉と雲ノ平への縦走登山 後編
前回は高天原山荘に到着して温泉に入ってまでのコースを紹介しましたが、今回は雲ノ平から鷲羽岳、そして双六山荘のテント場までのルートを紹介したいと思います。
前回までの紹介はこちらをご覧ください。
起床
2019年9月24日(火曜日) 前日までの荒天が嘘のように過ぎ去り朝一から晴天の雲1つない天気になっておりました。
この日は早朝4時半ぐらいに目が覚めまして食事は山荘の方に一番早い5時半でお願いしておりました。
食事をとってからすぐ出発する予定でしたので朝食の5時半までは装備のパッキングなどで時間を使っていました。
朝食
この日の朝食もご飯は圧力鍋でたくさん炊いてくれており、味噌汁もお鍋にいっぱい作っていてくれました。
確かノリと納豆目玉焼きなどが出てきていたと思います。
なるべくたくさん食べていたほうがよかったのでしょうが、案の定そこまでいっぱいには食べられませんでした。
早朝で少し明るくはなってきていましたがランプをともして雰囲気の良い中、快晴の真っ青な空の中にある水晶岳を眺めながら朝食をいただくことができました。
こんな北アルプスの最深部でこのようなおいしいご飯を食べられて本当にありがたいです✨✨✨
確か料金は1泊2食付で2019年で9500円でした。
登山開始
6時2分 高天原山荘から登山開始です。
前日は曇りであまり満足した景色は眺められませんでしたが、今朝は本当に素晴らしい清々しい空気の中歩き出すことができて本当に来て良かったなと思いました。
薬師岳方面は上に少しだけガスがかかっていました。でもなんかすごく幻想的な景色で素晴らしく絵になる光景ですね✨
7:11 高天原峠から雲の平合流地点までのおよそ中間地点まできました。
この辺位になってようやく樹林帯を抜けていて見通しがきくところに登ってきました。
後ろを振り返ると立山方面が見えてすごく綺麗に見えました✨
高天原峠からこの中間地点までは距離長い梯子が2,3カ所をかけられてあったりロープを使って登っていったりと、難しめのところがありましたので簡単ではありませんが普通に登山をする方は問題なく行くことができるので大丈夫でしょう。
でも小学2年生の私の子供を連れて行くちょっと難しいかなと思いました。
7:28 奥スイス庭園到着
きれいな場所ではありましたが、雲ノ平山荘方面からわざわざここまで足を伸ばしてまで来なくても良いかなと正直思いました。
もちろん一日ここで時間を使えるって方は来ても良いとは思います。
7:42 電波塔付近です。
少しわかりにくいですがYAMAPの地図の2,576m地点にありますところです。
ちょっと雲が出てきました。
本当に誰もいませんでしたのですごく幻想的な景色の中をひとり占めできて天国のような光景です✨✨✨
何度でもここに来てこの光景を拝みに来たいものです。
7:44 奥に黒部五郎岳が見えてきました。
あの丘を超えると雲ノ平が見えてきます。
火山の噴火でできた大地なので岩がごろごろしてそれを乗り越えていってたりするのでちょっとペースが速くはありませんでした。
8:01 雲ノ平山荘が見えてきました。
すごく幻想的な景色で感動です✨✨✨
何枚でも綺麗で写真をいっぱい撮ってしまいます✨✨✨
でも黒部五郎岳はまだ雲の中にあります。
8:11 雲ノ平の主要道の合流地点に到着です✨
この木道を独り占めして歩けるなんてほんとすばらしいです✨でも雨が降ったり特に下が持ったりするとツルツルに滑って相当歩きにくくなるみたいです。
祖父岳(じぃ)方面です。
素晴らしく平で綺麗な場所ですね✨
8:15 雲ノ平山荘に到着です✨
だぁ〜れもいないのでとりあえずここに荷物をデポして祖母岳方面に行ってみます✨
8:32 祖母(ばぁ)岳に到着です。
きれいなところではありましたが、時間がなければわざわざ来なくても個人的には良いかなとは思います。
でもここ雲ノ平は本当に素晴らしく幻想的な景色が広がっているのでせっかくなら2時間位の時間を作ってゆっくり立ち寄れるようにしたほうが絶対に満足ができると思います。
もちろん天気の悪い時に長居しても意味がないので、天候次第だと思いますが晴れていれば絶対に時間を作った方が良いと思います✨✨✨
というわけで祖母岳から戻って雲ノ平山荘で水分補給と栄養補給です✨
250ccのサイダーとカップラーメンを購入して食べました。
せっかく来たのに雲ノ平山荘の写真を撮っていませんでした😓
でもここの山荘が素晴らしく良かったので、ぜひいつか時間をとってここの山荘で宿泊してみたいなと思いました✨
9:23 休憩を終了して行動再開です。
スイス庭園に寄ってみます✨
昨日泊まった高天原山荘が見えました😃
右手に水晶岳も見えて快晴だったらもっと素晴らしい景色でしょうね。
ここは雲ノ平のテント場です。
遠目から見た感じでも斜めに見えるのでちょっと寝難いかもです。
でも素晴らしく雰囲気の良い場所なのでぜひともここでテント泊をしてみたいと思いました。
9:38 祖父岳方面に登っている途中です。
10:09 祖父岳に登頂です。
ガスガスであまり景色が見えませんでした💦
なのでさっさと次の鷲羽岳方面へ向かって行きます。
10:23 岩苔乗越の手前付近です。
薬師岳がやや見えてきました。しかし大きな山塊ですね✨
ここにきてようやく久しぶりに他の登山者に会えました。
前日の朝7時以降全く会っていなかったのでちょっとうれしくなりました。
しかし素晴らしい景色の場所ですね✨
この鷲羽岳まで登ってくる時は手前にありましたワリモ岳が鎖を使って登る箇所がありましたが、ゆっくり慎重に行けば特に問題なく行くことができたのでそれほど難易度は高くは思えなかったです。
鷲羽池です。一応あそこの池には行くことができるみたいではありますが、時間もないのでさっさと次に行きます。
12:05 三俣山荘が見えました。
鷲羽岳からかなり降りてくるのですが、地図で見るとそこまで遠くは無いように感じましたが、実際に歩くと結構しっかり距離があり長いなぁと思いました💦
でも個人的には上りは苦にならないので、どうせならここは上っていきたいなと思いました。
三俣山荘到着
ここからは写真を撮っていなくてすいません。
13時前に三俣山荘に到着しここで名物のシチューを食べて腹ごしらえをして双六山荘向かうことにしました。
でも帰宅してきてから思ったのですが、あまり時間が変わらないのだったらここの三俣山荘でテント泊をして翌朝真っ暗なうちにテントを片付けて、双六岳の稜線ぐらいで日の出を見るプランを立てたほうがよかったなぁとちょっと後悔しました💦
ちなみにこのあと13時半以降に雨が降ってきてしまして、双六岳を登っても景色が見れないかなと思い巻き道を巻いて双六山荘まで行くことにしました。
双六山荘到着
15:30 双六山荘に到着です。
この日は下から上がってきていた人が多かったみたいで、双六山荘の受付には人が多く集まっていました。
私はテント泊の受付をしていると、コーヒーのケーキセットが目に入って食べてみたくなったので、これは食べないと後悔するなと思いケーキセットを注文してロビーのあたりに座って食べることにしました。
本当は外のベンチで食べたいのですがまだ雨が振り続いていたので仕方なく中で食べさせてもらうことにしました。
ケーキセットを食べ終わった後はテントの設営です。
テントの設営の時になるともう雨は上がっていて大丈夫でしたが、今度は南の谷の方から風が少し強く吹いてきていました。
この山行ではテントを2個持ってきていて初日は薬師峠キャンプ場でヘリテイジのトレイルシェルターを使用しましたが、ここ双六山荘のテント場ではノルディスクのロフォーテン1ULWを使うことにしました。
本当は頭側を傾斜に対して上にして設置したかったのですが、下から風がやや強く吹いていたので逆向きにして設営したのでちょっと寝にくくなってしまいました💦
このあたりのテント設営は慣れていなかったので、今後もっと状況に応じて慣れていかないと思いました。
とりあえずは設営できたので食事をすることにしました。風が強かったのでテントは締め切って前室で食事をすることにしたのですが、この時も案の定持ってきていたターボライターでは点火しなかったのすが、何とか固形燃料に火がついて湯を少し沸かすことができました💦
でもやっぱり火力が弱くて沸騰しきらずに、持ってきていたカレーメシはあまり美味しく食べることができなかったです💦
まとめ
今回のところは後半にかけて写真を撮っておりませんでしたのでわかりにくくなってしまい申し訳ありませんでした💦
次回は最終日の双六山荘から下山までを紹介したいと思います。