なかちんのアウトドア活動記

一児の父ですが少ない休みの日に細々とアウトドアを楽しんでおります。つたない内容かもしれませんがご了承下さい。

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濡れに強い暖か快適防寒具 OMM Core Plus Hoodieの使用レビュー

f:id:naka350z:20230306032547j:image 皆さんはもうOMMのCoreシリーズの製品はお使いでしょうか?このCoreシリーズの製品はPRIMALOFT® ACTIVEを使用しており従来のフリース素材に比べてとても軽量で、コンパクトになりそしてものすごく着心地が良く、繊維が保水しにくく濡れても暖かさを維持しやすいと、寒冷期のアウトドア活動に必要不可欠な防寒具かと思います。

 そんなお気に入りのCoreシリーズですが、今シーズンの冬季登山用の防寒具としてOMM Core Plus Hoodie(Core + Hoodie)を購入し実際に厳冬期のテント泊登山にて使用してきましたのでそのレビューをしていきたいと思います。

 

公式サイトの情報

Core+ Hoodie ¥22550

 PRIMALOFT® ACTIVEファブリックを全面的に採用したOMM Coreシリーズは、新しいコンセプトのアクティブ・インサレーション製品です。ニットメッシュに化繊プルームを織り込み、まるでフリースのような温かさと、従来製品の半分以下の重量を実現しました。防風シェルを重ねれば、非常に効率的な保温ウェアになります。一方で優れた通気性も兼ね備え、暑すぎるときは直ちに放熱できます。まさに谷底から山頂までをカバーできる心強いアイテムです。Core+ Hoodieは、OMMの2種類のCoreファブリックのうち、125g厚を採用した厚手モデル。驚異的な吸湿発散性により、濡れてもすぐに乾き、体を冷やしません。

 保温力を調節できるインサレーションウェア PRIMALOFT® ACTIVE インサレーションファブリックは、PRIMALOFTの繊維をメッシュに織り込むことで、中綿をシェルに封入することなく、ロフトがなくても保温力の高いインサレーションウェアを実現しました。繊維内に空気のポケットを作り出し、着ている人の体温を通過させないことで断熱効果を発揮します。Coreファブリックはこのエアポケットを作るのに優れた構造をしています。同時に中綿繊維が露出しているがゆえに、わずかな風でもエアポケットが乱され、断熱性が失われるという特性も持っています。Coreシリーズはこの特性を活かし、軽量シェルを重ね着することで、対重量比最高レベルの保温性を実現しました。暑すぎるときはシェルのみを開放したり脱いだりすればすぐに放熱できます。かさばるレイヤーをパックに詰め込む必要もなく、山頂を目指すその歩みを止めることはありません。

ミニマルウェイト&パックサイズ

 インサレーションプルームを織り込んだメッシュ生地により、中綿を封入していたシェル生地を省略。従来のインサレーションレイヤーと比べ重量、パックサイズともに大幅に削減できました。 悪天候でも保温性は損なわない 水に濡れても優れた保温性を発揮し、肌に吸い付くような快適な着心地を実現したPRIMALOFT® ACTIVEは、リサイクル素材を64%使用し、BluesignとOeke-Texの認証取得済み。体だけでなく心も快適です。

Core+ Hoodie – OMM Original Mountain Marathon

 

製品の実測情報

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f:id:naka350z:20230306032600j:image 今回私が購入したのは昨年の8月に海外通販サイトwiggleにて販売価格12,710円でしたがいま現在プラチナ会員なので12%の割引になり11,184円(9,500円以上の購入で送料無料)にて入手しました。購入から到着までおよそ10日ほど掛かりました。近日中に使いたい人には向きませんがそれでも国内で購入するのに比べればとても安くなったかとは思います。

 まず最初に私が購入したのがレディースのSサイズなのですが重量を計測したところ167gでした。このPlusですが通常のモデルが75g/m2に対して厚手の125g/m2の生地が使われております。

 本当はメンズのXSサイズが欲しかったのですが、在庫もなく、カラーリングもこっちのネイビーの方が好みでしたのでレディースモデルを購入してみました。しかし秋以降に登場しました新色のイエロー/ネイビー結構カッコ良かったのでちょっとそっちが良かったかもです😅

 サイズ感としてはメンズのXSより若干大きめといったところでしょうか。

f:id:naka350z:20230306032603j:image 私はモンベルのULスタッフサックの1Lに収納して持ち運びしております。通常のCore Hoodieは0.3Lにギリパッキング可能なのでそれに比べると体積は2倍ほど大きくはなってしまいます。

 

細部の特徴について

f:id:naka350z:20230306032550j:image このCore Plus Hoodieですが、Core Jacketみたいにジッパーがあったり、ポケットがあったりはしませんが、より寒い時期の使用を想定して手首の部分が9cmほど折り返してあります。ちょっとしたことなのですが、実際に着てみてみるとやはり手首の部分が暖かいと思った以上に快適に感じました。

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f:id:naka350z:20230306032557j:image 次にこのCore Plus Hoodieを着ているととても暖かいのですが、首元に空間が出来やすいため私はダイソーで購入したスナップボタンを首元の部分に取り付けて肌に密着して暖かくなるように少し改良してみました。

 本当はマフラーでもした方が暖かいでしょうが、暑くなってくるとここを開けると涼しくなるので手軽に温度調整しやすくなるので個人的には重宝しております。

 

実際に使用して良かった点

f:id:naka350z:20230306042445j:image 次に実際にこのOMMのCore Plus Hoodieを厳冬期のテント泊登山にて使用して感じた良かった点を紹介したいと思います。

1、軽量コンパクトなのに暖かい

 まずやはり普通のフリースに比べてとてもコンパクトになってそしてかなり軽量なところが嬉しいポイントです。今シーズン12月下旬と2月末に西穂山荘にてどちらも持っていきましたが、私はモンベルのジオラインクールメッシュの長袖のベースレイヤーこのコアプラスを着てその上にアウターシェルを着用していましたが、行動中は-10℃でも非常に暑すぎてすぐにオーバーヒートしてしまうぐらいでした。

2、通気性が凄い

 そしてこのCoreシリーズはとても通気性が良いところが挙げられますが、オーバーヒートしてきてもこの優れた通気性のため上着を脱ぐだけで一気に換気できるところが嬉しいです。

 そしてこの通気性が良いということは就寝時に着用していると自分の体温がシュラフにもとても伝わりやすくなるので、外気温-15℃ぐらいですがコアプラスだけでも寒さを感じることなく就寝着として使用できました。足先はすごく冷えましたが💦

3、濡れに強い

 次にですがオーバーヒートして汗だくになったとしても上着を脱いでこのコアプラスだけになり汗で濡れていてもそこそこの発汗量でしたら内側に戻ってくることもなくとても早く乾いてくれるなと感じました。

 さすがに自転車などに乗ってかなりの高強度なワークアウト時に出る莫大な汗ですとフリースがビチャビチャになり乾燥する速度に発汗量が追いつかいないでしょうが、普通に汗ばむ程度なら問題ないです。

実際に使用してイマイチな点f:id:naka350z:20230306042455j:image 次にこのCore Plusを使ってみて感じたイマイチなところを紹介したいと思います。

1、雪が付着しやすい

 最初に気になったポイントはこのフリースの生地に雪がとても付きやすいなと感じました。もちろん化繊なので乾いてくれるのですが、低温下(-10℃)の時では雪がついても濡れないのですが体温で温まってきますので付着した雪が溶けてきて濡れてしまいます。それが嫌で払って退けるのですが、繊維の間に入り込んでしまうため全部はまず無理なので大雪が降っている時にはこのコアシリーズだけになるのは難しいでしょう。

 昨シーズン使ったOMMのMountain Raid Jacketは表生地に保水しにくいPoint Zeroを使っていたので降雪時でも気になることはありませんでした。でも355gと倍の重さなのですが・・・

 テント泊の時も室内に霜ができますのでそれが付着しないように対策としてはシュラフから出るとすぐにウインドシェル(モンベルのEXライト ウインドパーカ)かレインウェアを手間ですが着用してました。

 テント設営後トイレに行ったりする時もやはり雪が付きにくいように何か羽織っていました。まぁでも外気温は-13℃〜-15℃とちょっと寒いので何かしらの着ないといけませんが。

2、登りは暑くなりすぎる

 次にこれは個人的なことですが、結構暑がりなこともあり今回新穂高ロープウェイの頂上駅から西穂山荘まで行く1時間程度の登りでも暑くなりすぎて結構困ってしまいました。

 暑ければ脱げばよいですが大雪ですと簡単にコアフーディーが雪まみれになるのでちょっと扱いには難しさを感じました。でもやっぱりこの柔らかな着心地はとても良いのでなるべく雪が付いたりしないように工夫するだけでいいのですが。

3、持ち運びにはやや大きい

 通常のフリースに比べて十分コンパクトですが、それでも普通のダウンジャケットに比べればちょっと大きくなってしまいます。コアシリーズはとてもお気に入りなのですが、着ていてハイクアップ時に暑くなって雑にザックに収納しようにもただ入れるだけだと結構体積をとってしまうのでそこがちょっと気になってしまいます。

 

まとめ

f:id:naka350z:20230306032547j:image Core Hoodieシリーズはちょっと使いにくい部分もあるのですが、やはり軽く、コンパクトになり、暖かくて、濡れに非常に強く、最高の着心地ってなると不便なこともありますが中々他のものを使おうとはならないのです。

 それが証拠にすでに、Core Hoodie、Core Plus Hoodie、Core Jacket、Core Socks、Core Liner、Mountain Core 125、Core Mitt×2個ともう肌に接するものにはほぼほぼコアシリーズだらけになってしまっております。

 正直暑がりな人にはこのCore Plus Hoodieは厳冬期ぐらいにしか必要ないのでは?と思わせるほどの保温力がありますので春夏秋に山で使うなら普通のCore Hoodieで十分なのではと思えます。

 実際に使って感じた暖かさはCore Hoodie≦Core Jacket≪Core Plus Hoodieという感じでCore HoodieとCore Jacketはほぼ同じぐらいでほんの僅かながらCore Jacketが暖かく感じるぐらいなので、とにかく軽くいきたいのであればCore HoodieCore Jacketはやはり脱ぎ着しやすいので扱いやすさは欲しい人向き、そしてとにかく暖かさが欲しい人向きのCore Plus Hoodieといったところだと思います。

 どれもあればそれに越した事はないのですが、3つとも購入しようと思うとまぁまぁ金額になりますし、在庫もかなり少ないのでこれを参考に自分が必要な条件を具体的にイメージしてみて必要なCore製品を購入してみてはいかがでしょうか✨✨✨