チャイルドトレーラーでの乗鞍エコーライン輪行の旅 その1
皆さんはチャイルドトレーラーというものはご存知でしょうか?今、日本国内で自転車に乗れない子供を連れて行く場合は子供のせ電動自転車などのキャリアシートを取り付け子供を載せるのが一般的かと思いますが、世界的に見るとそれはマイナーで欧米などではチャイルドトレーラーと言って子供を載せてトレーラーを自転車の後輪などに接続して牽引して行く方法がメジャーな様です。
自転車のシートーに子供を載せる場合は高い位置にあげないといけなくそれだけ転倒のリスクがあるため危険ですが、このチャイルドトレーラーだと自然と低い位置にくるので転倒のリスクはほぼありません。
またフレームに囲われているので万一接触などの事故の時にもトレーラーのフレームが断衝材になり乗っている子供の安全が確保される様になっております。
ただ欠点もありましてその構造上横幅が広くなり牽引した状態では狭い歩道は物理的に走ることが難しく、日本の狭い道路事情ではかなりリスクのある交通状況の中車道脇を走行せざるおえない時があります。
しかし子供を載せて走っているととても面白がってすごく快適に乗ってくれていてくれます。その分牽引して走る大人のライダーには尋常じゃない負荷がかかり例え真っ平らな道路であっても相当しんどく疲れてしまいます。
https://www.riteway-jp.com/bicycle/burley/
こちらのサイトをご覧になった方がかなり詳しく書いておりますので、そこをみた方が理解が早いと思います。ただ走行感覚がかなり軽いと言っていたりする人が見受けられますが、私の個人的な意見は絶対嘘やんと思いました。確かに巡航速度に乗ってしまって平地で無風や追い風などの状況ではそんなに苦労はないかもしれませんが、ほんのたった1%の傾斜になるだけでも如実に重くなってきます。そこから1%傾斜が上がるごとに倍々にしんどくなって行き5%もの傾斜になるともはや普通の自転車だと15%ぐらいの傾斜の様なしんどさになってくる様に感じてしまします。
ただ安全に快適に長距離を子供を連れて行くにはこれ以上の方法はありませんので自転車で一緒に走ってみたいと思うパパさんには唯一無二の選択だと思います。まぁはっきり言って地獄の修行ですが・・・・・
さぁそこでです。この旅を計画する前に一度姫路駅から鳥取駅までこのチャイルドトレーラーで子供を載せて引っ張って、妻は自分のロードバイクに乗って、国道29号線を通って行ったことがありましてそれならなんとか乗鞍の畳平まで走ることができるのではないかと思い立って計画を立てることにしました。
●事前計画
まず最初に思い立ったのは車で乗鞍高原まで行ってピストンで帰ってくる方法でしたが、乗っている軽自動車では相当無理をしないと載らなかったのでそれならいっその事電車で輪行して松本駅まで言ってしまえばいいじゃんと思いつきすることにしました。
以前鳥取まで行った時は帰りしも走る予定でしたが昼から雨の予報だったため普通電車で輪行して帰ってきたことがありましたので行けるんじゃないかと思いました。
ただ問題なのが、新幹線と特急列車にロードバイクは輪行で載せることはできますが、チャイルドトレーラーを新幹線に載せることができるのかなという心配がありました。そこで調べたのが新幹線と特急列車の扉の幅でした。
それによると約70cmの幅でして、鳥取に行った時に使用していたのは二人乗りのチャイルドトレーラーで幅が76cmだったので一人乗りだと66cmになるので買い換えることにしました。ただ結論から言って実際に乗る時はギリギリであとでわかったことなのですが、車椅子対応の号車にしたら扉の幅が広かったので書い直す必要はありませんでした。
さて松本駅まで行くタイムテーブルですが、
姫路駅 のぞみ 82号 6:00発
↓
名古屋駅 7:23着
特急しなの3号 8:00発
↓
松本駅 10:07着
上高地線新島々行 10:10発
↓
新島々駅 10:40着
と最短ルートで出ましたが、松本駅での乗り換え時間が短いので次の列車でもいいかなという計画を立てました。
そしてそこから新島々駅で到着後、妻のロードバイクと自分のバイクフライデー ポケットロケット プロとチャイルドトレーラーを連結させて走行準備をする感じにし、
そこから乗鞍高原までは30kmちょっとだったので時間が余裕があるので白骨温泉によってあわよくば一旦そこで日帰り入浴をしてから乗鞍高原に行こうかというルートで計画しました。
調べた距離ですと33.7kmでした。
翌日はヒルクライムにどれぐらいの時間がかかるか検討がつかなかったので朝一に食事をしてからすぐに出る計画でお昼は畳平の売店で食べてそこから一気に高山駅まで行く計画を計算しました。
調べた距離ですと72.4kmでした。
ちなみに最終電車で姫路まで帰る場合は
高山駅 特急ひだ20号 18:47発
↓
名古屋駅 21:03着
のぞみ107号 21:10発
↓
姫路駅 22:31着
と高山駅での最終に間に合えば十分かなと計画を最初は立てましたが・・・
後述しますが、台風の影響による大雨のため高山本線が不通になってしまい高山でレンタカーを借りて名古屋で乗り捨てる事に変更しました。
●事前準備荷物編
今まで紹介してきました乗鞍高原まではテント泊装備で行っていましたがさすがに家族3人ではきつ過ぎますし、乗鞍高原で疲れを取りたかったので中心部の観光センターに近い旅館こだまという場所にしました。
ですので荷物といっても主に着替えがメインであとは補給食と子供のおやつぐらいで、パンク修理道具を持って行くぐらいでした。だた結果としてなんやかんやでおそらく飲み物も入れると10kg近くにはなってしまった様に思います。サイクルウェアと予備の着替えぐらいでしたが結局重たかったです。
●まとめ
以上がおそよ二年前の2018年7月下旬に行った時の記憶を思い起こして書いております。まぁこんなチャイルドトレーラーなんかで日本最高峰の道路地点まで行こうとする酔狂な人はそうそういないかとは思いますが、バカなことをした人の記事だと思って暖かい目で続きを見守ってください。