コスパ最高な3人用トンネル型テント ネイチャーハイク オパルス3の徹底レビュー
皆さんはネイチャーハイクはご存知でしょうか?結構紹介している方も多いですしAmazonなどで普通にテントとかで検索すれば比較的簡単に出てくるので知っているという人は多いのではないでしょうか。
ただ実際のところ購入し使用してますっていう人はどれぐらいいるでしょうか?あまり実感としてはいなくはないですが、そんなに多くはいないなっていう感じはしてしまいます。
そこで今日は私が気になっていてAmazonのタイムセールで安くなっていたタイミングがあり購入したネイチャーハイクのオパルス3を出来る限り細かくレビューしてみたいと思います。
ちなみに私は2019年7月に通常23,000円で販売していたものが特選タイムセールで16,099円になっていましたのでこれなら購入してもいいかなと思い買って見ることにしました。
●まず初めに
私になりに思ったのは、このネイチャーハイクのテントはその出来に対して非常にコストパフォーマンスは良いなと実際に見てさわって思いますが、ちゃんとしたメーカーのテントを購入して所持し使用してきた経験からいうとこのメーカーのテントは平地のキャンプ場や高規格キャンプ場、林間キャンプ場などあまり強風が吹く可能性のない穏やかな場所での使用でしたら全く問題ないと思います。また耐水圧にしてもきちんとシームテープをしてありますのでフライシートからの浸水も余程の豪雨でなければ大丈夫だと思います。
フロアの生地もそこそこ良いと思いますがちょっと縫製のクオリティを見ると床からの特に端の縫製している部分が激しい雨の時は浸水してしまうのではと心配にはなってきます。
しかし4、5年ほど使用してきて暴風雨などにあうとおそらくシームテープの箇所からの水漏れなどはおそらく遭遇すると思いますし、長年の使用による経年劣化は避けられないと思いますので消耗品として割り切り4、5年サイクルで買い換えると割り切れば充分元は取れるかと思います。まぁその頃にはまた違った魅力的な製品が出ているとは思いますので買い換えるというのは良い手段ではないでしょうか。
ポールもネイチャーハイクのテントに使用しているA7001のアルミポールでそこそこいいですが、やはりヒルバーグなどの一流メーカーのDACの1級品のポールと比べると仕上げの美しさ、強度、長期間の耐久性は比較対象としては難しいのではないでしょうか。
また初期不良の場合などは比較的スピーディーな対応が多いみたいですが、使用中の破損や破れなどによる修理などは対応可能かどうか私にはわかりませんでした。
ただ個人的にはこの値段で中国メーカーの製品で修理までして使用を続けようとは全く思いませんので、どうでもいいことではあります。
壊れたら破棄した方がいいかなと思います。
●スペック
まず初めにこのオパルス3の数値と付属品などを見ていきたいと思います。
■製品名:OPALUS 3-person tunnel tent
■想定人数:3人
■収納時サイズ:60×18.5cm
■カラー:Green
■重量: 総重量2316g
■テントフライ:20Dナイロンコーティングシリコン:耐水PU4000mm
■インナーテント:20Dナイロンコーティングシリコン:耐水PU4000mm、B3通気性メッシュ ■底テント:20Dナイロンコーティングシリコン
■ポール:7001アルミニウム
■アクセサリー:アルミニウムペグ 20本
■グランドシート付き
右上から
・フライシートとインナーテント
・ポール×3本
・アルミY字ペグ×20本
・収納袋
・グランドシート
となっております。
付属のポールは少し長めのシルバーと赤のポールが2本の計3本になっております。
●設営方法
まず始めにグランドシートをひいて飛ばされない様に四隅をペグダウンしておきます。
よく見ると脚元側が少し細くなっています。
ちなみに片面しかコーティングしていませんので、コーティングしてあるツルツルとしている面が地面側にペタペタした面がインナーテント側になるみたいです。
次にテント本体をグランドシートに置き広げていきます。フライシートとインナーテントが最初から一緒に接続してありますので、だいたいグランドシートとインナーテントが同じぐらいになるように置いて広げていきます。
そして赤のポールが両端に、シルバーのポールは真ん中に通していきます。上の様にスリーブの入り口に同じ色のマークがありわかりやすくなっております。
広げたらポールを全部先に通しておきます。
ポールはアルミのグロメットに差し込みます。前に使用した後また試し張りした時にきつきつでかなり入れづらかったですが今回は割と挿しやすかったです。でもまた生地が縮んで入れにくくなりそうですが。
3本ともポールを立ち上げて両端を引っ張っていきます。ちなみにすべての箇所がコードで簡単にこの様になっているのでペグダウン後の微調整ができませんので、ヒルバーグのケロンやノルディスクのオップランドみたいに気が利いた仕様にはなっていないのでペグの抜き差しをして自分で微調整しないといけません。やはりここら辺が値段の差になっていると思います。自分で自在金具などカスタマイズする方が良いかもです。
でも本当にこの様なタイプのトンネル型テントの両端は一番重要な箇所なのでここが決まらないとカッコよく設営できないですし、耐風性にも関わってくるので個人的に割と減点ポイントです。
次にグランドシートのフックを
この様にテント本体に付けていきます。
後、一番後ろもグランドシートとインナーテントのフックをペグなどに掛けて広げていきます。
そして両側3箇所づつペグダウンしていきます。風が全く予想されない場合はしなくても行けるかもですが通常はします。
●設営完了
360°周りから撮ってみましたがなかなか様になります。結構カッコいいですね✨ブランドロゴが入っていなかったらどこのカッコいいメーカーの製品かわからないですね。
●各種寸法
各種寸法は製品ページに載っていますので実測値を見ていきます。
まず奥行きは217cmと十分な長さがあります。
脚元側は160cmと3人用の大きさですね。
一番広い幅で182cmぐらいです。
ちなみにフロアの縫製部分ですがシームテープはしてますが、私は不安なので荒天時には使用したくないです。ですが普通の雨程度だと全然問題はないでしょう。
次にインナーテント内の高さですが一番高い箇所で105cmほどで十分な高さはあります。
脚元側の高さは95cmで結構中にいると広く感じます。
インナーテントの出入り口の高さは80cmほどです。
フロアの立ち上がりは20cmぐらいでこれぐらいの高さですと十分な量だと思います。
●フライシート内の各寸法
フライシートの中の高さは115cm
幅は200cm
出入り口は幅は80cm
出入り口の高さは87cmぐらいとなっていて数値を見るとちょっと低く感じますが思った以上に出入りはしやすくは感じました。
●実際の使い勝手
まず扉部分ですが、ジッパーの部分は雨が入ってきにくい様にカバーがかかっています。
フラップを開けてジッパーをあげていきます。
トグルが2箇所あります。
この様に巻き上げて止めます。
↓前室の広さは十分な広さはあります。雨でも十分調理ができそうな広さです。荷物も多く置けそうです。
↓インナーテントの全体の感じです。
かなり上部がメッシュになっていて3シーズンの使用で夏は快適でしょうが、春秋の夜は寒く、冬場は無理に思います。
入り口は開けるとサイドポケットにしまえる様になってます。
中から前室を撮ってみましたがこの様な感じです。
インナーの吊り下げ部分はヒルバーグの様な感じの付け方と似ています。だいたい10cmほど空いているので結露がメッシュにつかないとは思います。
↓次にインナーテントを外してみてシェルターの様にしてみました。
やっぱり広いですね。ただちょっと下の隙間が大きすぎるので個人的には結露は覚悟でもっとフライシートを地面まで下げられたら嬉しかったのですが💦
↓次に前後にある通気口ですが、前は問題ないですが、後ろは風速10m/sの風雨があると吹き込んできそうに思ってしまいます。
●実際に使用してみた感想
一度子供と岡山県の蒜山高原まで電車とバスで行き中蒜山オートキャンプ場に行き利用してきました。昨年の2019年の9月に行きましたので最低気温は確か15℃近くぐらいでたいして冷え込まなかったので普通に3シーズンの寝袋での使用で寒さは全く感じませんでした。まぁそれぐらいの気温でしたらどのテントでも大丈夫かとは思いますが💦
風の影響も少し吹いているぐらいで特に問題はなく使用できました。
後、夜に雨が2,3時間ほど降りましたがこちらも影響はなく前室も広く中に荷物を全ていれても出入りは快適にすることができてとてもストレスなく使用することができました。
●まとめ
やはりこのネイチャーハイクのテントは値段に対してそこそこの気象状況でも快適に使用できますのでとても良いと思います。ただやっぱり細かい生地の部分や縫製技術、ポールの質感は持っていての所有感の満足度は私的にはちょっと低くは思ってしまいます。
ですのでお試しとしてこういったタイプのテントはどの様な使い方ができるか試しに使用検証してみて、実際にオリジナルの製品を例えばこのオパルスならヒルバーグのケロンやノルディスクのオップランドなどをやはり購入して長く使用してみたいとステップアップするには良いとは思います。
このネイチャーハイクのオパルスも良い製品ではありますが、やっぱりヒルバーグやノルディスクなどはもっと良い製品でヒルバーグなどは何十年とメンテナンス、修繕などしながら使用できますので長い目で見れば結局そちらの方がお得になりますし、荒天時などは絶大な信頼性があるので私的にはちょっと最初の購入金額がかかりますがケロンとかを購入する方が幸せになれるとは思います。