半身用マットで快適に就寝する裏ワザについて
皆さんはテント泊する際に使用するスリーピングパッドはどれぐらいの長さのものを使用しておりますでしょうか?快適な就寝環境を作るのであれば175cm以上の全身が載るフルレングスのスリーピングパッド一択かと思いますが、オートキャンプみたいな車で行くのであればそんな事は気にする必要はないでしょう。
しかし、公共交通機関などを使った徒歩キャンプ、バイクパッキングなどによるキャンプ、そして全ての荷物を自分自身で担ぎ上げないといけないテント泊登山などになるとちょっとでもスリーピングパッドなどの大きくて重たいものは100cm程度の半身用マットなどに軽量化したくなるかと思います。
そこで今回は私が実践している半身用のスリーピングパッドを使用する時に就寝しやすくするためのひと工夫を紹介したいと思います。
使用するマットについて
今回の想定環境は夏の北アルプスのテント泊登山での使用をイメージしてみました。
枕→ニーモ フィッロエリート
マット→フリーライト マイクログラビティー(40×100cm)
マット→山と道 UL Pad15s(25×50cm)
半身用のスリーピングパッドはフリーライトのマイクログラビティーです。先ほど計測しましたら62gでした。このマットは40×100×0.8cmと本当に必要最小限のサイズ感ですが、細身の体型もありジャストサイズで就寝可能な大きさで、パッキング時も4つ折にしてザックの中に収納可能で重宝しております。
寒さの感じ方も夏の北アルプスでの使用ですと10℃ぐらい、お盆を過ぎてちょっと寒くなってきた時の5℃ぐらいでも底冷えをギリ感じない使用感です。
そして下半身に使用するマットは山と道のUL Pad15sです。これはカットするのを目的にフリマアプリにて購入したものです。定価は3,520円ですがかなり使い込まれていて割と傷が多かったので2,400円にて購入しました。普通に使うなら少し躊躇いますが、ボロボロなので遠慮なくズタズタに切っていきました。これが新品で購入したものですと心理的にカットしにくいですね。
他にも使いたい大きさがあったのでこれは25×50cmにしてみました。重量は21gです。フリーライトのと合わせても62g+21g=83gとこの重量で全身をカバーできるのは大きなアドバンテージにはなりませんか✨
実際の使用方法について
さてこのスリーピングパッドを組み合わせて使用するなら普通はこの様に使うのが一般的ではないでしょうか🤔
でもこれ使っていたら絶対に就寝中に蹴飛ばしたり、ずれたりしてすぐにどこか行ってしまうのは間違いないでしょう。ってか私はそれで困っておりました💦
そこで考えたのがこの方法です。これぐらいの25cm幅ぐらいのパッドだとシュラフの中に入れられるじゃないかと💡
最初にこの方法にたどり着いた経緯は寒さ対策としてこの山と道のUL Pad15に使用されていますXLPEフォームは私には地肌に直接当たっているとほんのりと暖かく感じる性質のため足先の冷えを少しでも軽減する方法としてシュラフに直接入れて使用すると少しでも暖かくなるのでは🤔、となり思いついた方法でした。
実際に試してみたところ少し寒さの感じ方は緩くなった様には思いました。具体的な数値は出しようがありませんが、今まで5℃ぐらいでは足先に冷えを感じていたがこれがそんなに感じなくはなったな。というところでした。でもつま先の冷えはまだ若干感じてしまう課題はあります(これは後日また対策方法を紹介したいです)。
使い方は簡単👌パッドを奥まで差し込むだけです💦この写真は実際にナンガのミニマリズム180に入れた時のものです。見た目にはほとんど影響を感じなさそうですが、何も入れていない時に比べればほんの僅かばかり窮屈に感じます。
ただでさえ足元が狭いミニマリズムなのにもう少し狭く感じるとなると慣れていない人には相当窮屈には感じてしまうかもしれません。
しかし、実際にここ半年の間に何度もこの方法でテント泊で使用してみましたが、少し寒さを感じにくくなり、また足元のマットがズレてしまう事もなくなったのでこれは非常に有用な方法だなと私は思いました✨
他のシュラフの場合
参考までに他の普通のシュラフだとどの程度のサイズ感になるか比較写真を載せてみました。使用シュラフはOMMのMountainRaid233です。
上の写真はマットの幅25cmに合わせたもので、下の写真は普通の状態にした場合です。これだと結構中ではゆとりがあるかなぁ〜とは私は思いました。
でも少し中でずれてしまいそうに思うので個人的にはやっぱりジャストサイズのミニマリズム180の方が好みですね。
さすがにこれは感じ方に個人差があるとは思いますのでなんとも言えません・・・
まとめ
装備の軽量化、コンパクト化には本当に人によってやり方が全く違うため一概にこれが正解です‼️ってならないのが難しいですし、奥深いところです。
しかしテント泊に行く季節、山域、日数に合わせて今持っている装備で最適な就寝環境を考えていくのもまたULスタイルの楽しみの一つだと私は思っております。
このマットをシュラフに入れて使用する方法は軽量化と快適性を考えた時結構有効な方法だと思いましたので今回紹介させて頂きました。もし良ければ軽量化の一つの手段として活用してみてください✨