なかちんのアウトドア活動記

一児の父ですが少ない休みの日に細々とアウトドアを楽しんでおります。つたない内容かもしれませんがご了承下さい。

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HyperLite Mountain Gear Dirigo2の荒天時の使用レビュー

f:id:naka350z:20200629022440j:image 先日レビューで雨天時の使用感を書きましたが今回はさらに天気の悪い時の性能を確かめたく荒天が予報されている時にいってみました。

 前回の雨のときのレビューはこちらをご覧ください。

 

naka350z.hatenablog.com

 今回の使用は大雨が予測されている時と、風が割と強い予報が出ていた時にそれぞれ別々に行ってみました。

 

●耐水性能の検証

 まず大雨が予報されていた時ですが、6月18日から翌19日の夜中にかけて多量の降水が予測されておりまして家から割と手軽に行けるのでよく利用する古法華キャンプ場に行ってきました。

f:id:naka350z:20200629021423j:image 場所は姫路市から隣の加西市に入ってすぐの場所で家から早く行けると30分ほどで行ける場所です。完全無料で事前にメールで利用申請が必要ですが手軽に行けます。管理人は日中にしか来ませんがトイレも炊事等もあり便利でよく利用させていただいてます。

 

 

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 これは当日の実況天気図です。

 

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 降水予報はyahoo天気ではこれぐらいでしたが、


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 実際の降水はもっと多く大雨でした。

 

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f:id:naka350z:20200629021734p:image 同じくyahoo天気の雨雲レーダーではこの様になっておりまして実際に夜の22時ぐらいから雨脚が強くなってきまして、23:30ぐらいから翌2:30ぐらいまでが土砂降りの様な大雨になりました。そして午前3時ぐらいには雨は霧雨に変わりました。



f:id:naka350z:20200629025005j:image 夜、急遽思い立って行きましたので雨が降っている中での設営でした。しかしディリゴ2はやはりかなり簡単にできるのでとても助かります。


f:id:naka350z:20200629025048j:image 本降りの雨になった時の前室部分です。風は全然なかったのですが降り込みを気にするならやはりすこしフライシートを低めにすると安心できます。


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f:id:naka350z:20200629025030j:image 3時ぐらいには霧雨になっておりましたが明るくなってきたので中から撮った写真です。雨粒が多量についてますがもれてくる心配は微塵も感じませんでした。ただ結露の水滴対策は必要でした。

 

 


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f:id:naka350z:20200629025019j:image 外からの写真ですがずぶ濡れですがこの程度の雨ではまだまだです。しかしこれ以上は災害に巻き込まれてしまうぐらいになるのでこれぐらいが現実的には限度でしょう。やはり雨に対しては異常なまでに強すぎます。さすがにキューベンファイバーは別次元です。あと撤収時は一度思いっきりバッサバサとテントを振ると水滴が飛びましてキューベンファイバーは水分を含まないのできちんと畳めるとそんなに大きくならないです。これがシルナイロンだとかなりの量の水滴を含んでしまうので設営前の大きには絶対にならないのがやはりシルナイロンのデメリットですね。生地の感触はとても好きなのですが。

 そして参考に使用とトレイルシェルターも持ってきて設営してみましたが、痛恨のミスをしてしまい通気口をして忘れておりましたので中に雨が吹き込み放題でシェルターの中がずぶ濡れの浸水しまくっておりました。
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f:id:naka350z:20200629025023j:image 通気口はこんな感じでしたがそれでもやっぱり大雨の時にはこのシェルターは使用できないでしょう。
f:id:naka350z:20200629025008j:image おそらく生地からも染み込んできて中に溜まった分もあるかと思います。エスケープヴィヴィを使用したらなんとかやり過ごせるかもしれませんが相当息苦しくなるじゃないでしょうか。

 

●耐風性能の検証 

  次に強風が予測されていた時に野宿して行ってみました。

場所は兵庫県宍粟市にあります段ヶ峰のすぐ近くの場所です。

f:id:naka350z:20200629020845j:image この日はやはり段ヶ峰はガスで風も行った時で10m/s近くは出てたと思います。

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f:id:naka350z:20200629020852j:image 本日の装備はこんな感じでした。

f:id:naka350z:20200629020900j:image 風がもう割と出していてこの時点でやはり10m/sは出ていたと思います。ペグが思いのほかしっかりできずかなり不格好な形になってしまいました。

f:id:naka350z:20200629020856j:image なるべく地面にフライシートを付けたのでだるだるな状態です。



f:id:naka350z:20200629020842j:image なぜか風下側は綺麗になりました。この辺はもっと勉強する必要があります。

 麓の天気はそれほど風が強い予報ではありませんでしたが、普段から景色の良い所でテント泊を押したいと言うことでよく利用している場所で今回も野宿をしに行ってみましたが標高が1088メートルで風も割と吹く場所でしたので耐風性を確認するにはちょうど良いかと思い行ってみました。

 

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 この日の予測は雨も降って風が15m/sほどの予報でした。

 

  真っ暗で何も見えなくて申し訳ありませんが音だけでも聞いてください。

 

 

 少し暗いですが外からの動画です。

 結局この日は雨は少ししか降らなくてどれぐらい吹き込むかがあまり検証できませんでしたが、ペグがあまりしっかり刺せなかった状態の設営にもかかわらずテント本体はバッサバサとよく音がしましたが15m/sぐらいの風では全く大丈夫だと確認できました。

 

●まとめ

 今回の検証で大雨と強風の状態を確認できましたが、やはりこのHyperlite Mountain Gear Dirigo2はこのテントの最大の特徴でもある、設営しやすく、雨に強く、風にも強いという条件を実際に体験できましたが本当に想像以上のポテンシャルを発揮できることが確認できとても素晴らしかったです。普通のテントではまず大雨や強風時にきちんと設営できる事自体困難で、さらにそこから耐水性能が高く、耐風性能が強いテントというものはそんなに多くないでしょう。そしてそれだけの性能なのに重量は同程度の性能の物に比べて半分の軽さで済みます。これは本当に素晴らしい事だと思います。

 そして撤収時も雨が強い中や今回の強風の中でも体験しましたが本当に素早くテントを片付けることができるのは思っている以上に負担にならないのは素晴らしいと改めて体験できました。確かにヒルバーグのソウロとかも同じ様に撤収スピードは早いですがこれをバッグパックの中にまで仕舞い込まないといけないのはストレスになります。

 その点このディリゴ2は適当にまとめてザックに外付けだったり私はウエストポーチの様に腰に巻きつけて撤収したので本当に迅速にできたのはやはりこのテントが極めて良い物に思います。