テント泊登山用の王道バッグパック グレゴリーのバルトロ/ディバのレビュー
初めてテント泊登山をする際に非常に色々と装備を購入するかと思いますが、装備を揃えて行く上で非常に多くの物を持っていくことになり驚く方もおられるのではないでしょうか。
まず体積の大きな物ですとテント、マット、シュラフなどは絶対に必要でまた重くて場所を必要としますし、クッカー、ストーブ、食糧、飲料水そしてその他細々とした雑貨類を準備してみると本当に荷物が多くなり、また最初ですと必要でない物でも何かあってはいけないと詰め込んでしまうものです。
さてそれら多くの荷物を詰め込む(以下パッキングと呼んでいきます)ことの可能なバッグパックを準備することになりますが、今回紹介しますバッグパックはそんなテント泊登山用の超王道の製品でありますグレゴリーのバルトロ/ディバシリーズをレビューしていきたいと思います。
公式サイトの情報
ディバ70(DEVA70)は70リットルという容量と常にフィットする力強いレスポンスA3ウィメンズ・サスペンションを搭載した、ハイパフォーマンス・ハイカー理想のパックです。冬場の1週間の旅から大陸横断のトレッキングまで、この女性仕様の大容量のパックなら物足りないという思いをしないですみます。
●カスタムフィット対応モデル
GREGORY ONLINE STOREではカスタムフィット対応バックパックのカスタムフィット(ショルダーハーネス、ウェストベルトのサイズ交換)での販売、また購入後のショルダー、ウェストのサイズ交換の対応を致しておりません。正確なフィッティングを希望される場合は、取扱店を探すより「テクニカルフィッティングディーラー」対象店舗にてスタッフにご相談の上、店頭にてお買い求めください。 *ディバはバルトロのレディースモデルとなります
ディバ70 |バックパッキング|グレゴリー(GREGORY)公式通販
※バルトロ/ディバシリーズは2022年にモデルチェンジになります。
製品の実測情報
まずは私が持っておりますこのグレゴリーのディバ70WSの実測情報を見ていきたいと思います。重さの方ですが、これは非常に大きいので大まかな重量でしか計測できませんでしたが2,620gとなりました。これは付属品のハイドレーション収納用のザックや、レインカバーを込みでの重さですが、それでもこの重量は・・・普段の私のテント泊登山の時の重さから考えるとすごい重さになってしまいます。
この時のテント泊登山の時はかなりキツイ登りのルートだったのもありだいぶん装備を軽くしましたがそれでも水だけは含まずに3,470gでパッキングしたことを思うともう別次元の重量ですね・・・
着用の仕方について
続いてはこのザックの背負い方の紹介をしたいと思います。街中で使用するようなバッグパックと違い、この様なテント泊登山向けの製品は非常に大きく、また普段背負うことのない重さになるので製品のサイズ選びから専門的な知識と経験が必要となって来ますので今から紹介するのはあくまで参考程度にして頂き、必ずフィッティング出来る環境の店舗に実際に行き必ず知識と経験の豊富な方と相談しながらにしましょう。
インターネット販売でだと実店舗より確実に安く購入は可能ですが、最初に購入するザックだとネットやYouTubeなどでは補きれない貴重な説明を聞くことができますのでできれば対応して下さったお店で購入するのがマナーだと私は思います。授業料だと思えば安い物です。
靴とザックは実店舗で❗️❗️これは私の思う個人的な思いです。
1、ウエストベルトを装着する まず初めにですが、ザックを背負うとウエスト部分から装着していきます。
なのですが、この初めの前に重要な部分があり、そもそもテント泊装備をパッキングしたザックを背負うことが初心者には難しいかもしれません。というのも色々な荷物を入れてさらに水と食料まで入れると夏の北アルプスなどのテント泊装備で12〜13kg、重い方だと14〜15kgぐらいにはなり普通に持つだけでも重くて持ち上げにくく、それを街中で使う様な感じでひょいっと背負うなんてまず無理でしょう・・・
本来は写真を撮って説明すれば良いでしょうが、解説しているサイトもあったりしますので画像は省きますが、まずザックの上のループを持ちザックを持ち上げて太ももの上に乗せます。
そしてショルダーベルトに腕を通してザックを背負う様にしていきます。あまりに重量が重すぎると力任せにいくと腰を痛めてしまう可能性もありますので注意しましょう。
そして背負ったザックですが、このグレゴリーのバルトロ/ディバシリーズはウエストベルトの中心部分がこの様に滑り止めの加工がされており背負っている時に動きにくい様に工夫がなされております。
この真ん中の部分は厚みのあるパッドになっておりますがこれを両腰のちょうど出っ張っているところの高さに合わせてそこにパッドを乗せる様になります。
腰骨のほんの少し上に乗せて安定すると次にウエストベルトを装着してベルトを締めていきます。この時に両側の腰骨の突起のある部分に合わせてグイっとキツめに締めていきます。
2、ショルダーベルトを締める 次にウエストベルトがしっかり決まると次はショルダーベルトを締めていきます。
この時はあまり両脇の下の部分に隙間ができにくい程度に締めていきます。ガチガチにすると息苦しくなってしまうので程々で良いでしょう。
3、チェストベルトを装着 次に胸の前にありますチェストベルトを装着し、少し締めます。
これもキツくしすぎると苦しくなるでしょうから程々に。また息苦しくなるからと付けないってなるかもしれませんが、やはりチェストベルトを装着した方がザックとの一体感が増しますのでその方が良いでしょう。
ただ登りの時だとだいぶん暑くなってくるのでチェストベルトを付けない方がウェアの換気がよくできて涼しくなってくれるのですがね。
4、ショルダーストラップを締める
最後にこのショルダーベルトの上部にありますストラップを増し締めして完了になります。
やはりここを引っ張ることによってザックが体に密着することでより一体感が際立つと思います。さらにいうと肩甲骨近辺に重量のあるものがある方が一番重さを感じにくくなるので、そこに近づけるという意味は非常に大きいと思います。
各部詳細な構造について
このグレゴリーのバルトロ/ディバシリーズは従来からレスポンスA3サスペンションシステムを採用しているのが大きな特徴となっております。詳しくはメーカーの説明を拝見した方が確実ですが、このシリーズはショルダーベルトとヒップベルトの本体付け根の部分が大きく可動する様になっておるのです。
少しわかりにくいかもしれませんが、ヒップベルトの根元がかなり上下に動く様になっております。
同じくショルダーベルトの付け根も大きく可動する様になっております。
今でこそ他メーカーも採用しておりますが、いち早くこのシステムを採用してザックの装着感の向上を大きく飛躍させたパイオニア的な存在だったと思います。
このレスポンスA3サスペンションシステムによって大きく重い荷物を背負った際でもザックを安定させることでバランスが崩れにくくなる様になっております。
やはり登山などで岩場などを通過する際には色々な体勢になりますのでこの恩恵は大きいでしょう。
ちなみにこのチェストベルトは可動範囲大きく好みの位置に自由に調整できる様になっております。
●収納場所について
次にこのバルトロ/ディバシリーズの大きな特徴でもある収納の多さも紹介します。
まずはウエストベルトに右側に防水ポケットと左側にメッシュのポケットがついております。ただ残念ながらこのポケットは可動範囲重視のため非常に小さなポケットで私の使用しておりますiPhoneXだと全く入りません。何を入れたら良いのでしょうか?昔のガラケーぐらいしか入らないでしょうね・・・
対して左側はメッシュになっておりますので行動食もしくはその食べた後のゴミを入れるのに最適だとは思います。
本当ならここはもっと大きなポケットが良いでしょが、あまりに容量が大きくなると今度はここに腕が当たり邪魔になってしまいますので考えものでもあります。
ハイパーライトマウンテンギアのウインドライダー2400はこの倍ぐらいの容量はあるのですが、さすがにパンパンに詰め込むと邪魔に感じてしまうので極力私はウエストベルトのポケットには詰め込まない様にはしております。
次にサイドポケットですがまずは左側は大きなストレッチ生地のポケットがあります。ここかなり大きくMSRのウインドバーナーも入ってしまうほどです。
ただ私の場合だとここにはテントのポールとストックをここに差し込んでの使用で利用してました。
ストックを固定するにはきちんとザックにストラップが左右についております。
そして反対の右側には給水用のボトルを収納するのに最適なメッシュのポケットがついております。
このバルトロ/ディバのポケットなのですが非常に使いやすい様に前側に45度ほど角度が付けられておりザックを背負ったままでもボトルを取ることができる様に工夫されております。
大きさもなるげんの1Lほどまで対応してます。ただ残念なことに斜めになっており取り出しやすということは少し前にしゃがんだけでボトルがぽろっと簡単に落ちてしまいます。また水がここにたくさんあると重くなり邪魔に感じてしまう方もおられるでしょうから例えばここにはナッツや柿ピーなどの行動食の入れたナルゲンボトルを入れ、落ちない様にストラップで固定もして、給水はリザーバーももちろん使える様に対応しているザックですのでそれを使用しての水分補給という手段もあるかと思います。
まぁ私はリザーバーはどう考えてもパッキングする時や給水してまた詰め直すなどの手間が嫌で未だ導入したことはありませんが・・・
次にトップリッドのポケットについてです。このザックには一番上の雨蓋の部分に非常に大きなポケットが両側についております。
これ真ん中に簡易的な仕切りがあり荷物に応じて使える部屋が動く様になっております。もしここが貫通してたら非常に使いにくいでしょがこの簡単な工夫でとても使いやすい様になっております。
またかなりいろいろものが詰め込めてしまうため容量的には3L以上は入ってしまうのではないでしょうか。かなり取り出しやすいので使用頻度の高い小物はここに入れておくと非常に利便性はあります。
ただあまりにも便利なので色々詰め込みすぎてバランスが悪くなってしまうでしょうが・・・
後ここのトップリッドはストラップがついており長さが調整できる様になっており、例えばここにロールマットを挟み込んだり、防寒着やレインウェアなどを挟んだりすることができる様になっております。
またこの裏側にもポケットがあり、ここに財布や鍵、マップなどを入れておくのに最適になっております。
次に雨蓋の下にあります本体へのアクセス方法ですがここはこの様に巾着みたいに絞るタイプになっております。
この輪っかになっている部分を持ちギュッとするだけで簡単に閉じれて、開ける時も反対についておりますストラップを持って引っ張るだけで本当にあっという間にできます。
ただ本当に全くもって防水性はないのでザックの中には簡単に浸水してくるでしょう。個別に防水対策をしたスタッフサックに入れるなどは必須だと思います。
この時のバルトロ/ディバシリーズにはフロントポケットがついており、ここをジッパーで開けるとレインカバーの収納ポケットがあります。
雨が降ってきたらすぐに取り出したいでしょうからここはレインウェア上下セット、行動食程度が良いかもです。
次にボトム側からのアクセス方法についてです。
大型のザックになると一番底の部分に荷物を入れると非常にアクセスしにくくなってしまいますので下側からも内部に繋がっております。
ダブルジッパー仕様でさらにストラップもあり、ここにクローズドセルマットを挟み込むことも可能です。ただそれだと地面にザックを置くとバランスが悪くなってしまいますがね・・・
下側から開けた状態です。この様にフラップがついておりこれによって嵩張る物(シュラフなど)を入れた時も上部に荷物が移動しない様になっております。
トグルでついているだけなのですぐに外せて大きく1気室としてももちろん可能です。まあでもシュラフはやはり一番そこの部分に入れている方が都合が良いですがね・・・
軽く嵩張るものでバランス的に軽いものは一番下で、またクッションの役目にもなりザックを置いた時も衝撃を緩和してくれますからね✨
アタックザックについて
次にこのシリーズには小型の簡易的なザックが付属しております。
これも上部の方にトグルがあるのでそこに取り付ける様になっております。
ハイドレーションパックを取り付けるためのフックもあります。
サブザックを取り付けた状態です。このザックにも小さなポケットがありますのでここに貴重品を入れるのも良いでしょう。
そしてこのサブザックにハイドレーションパックを収納する様にして位置を固定することができます。でもザックの中に大量に荷物があるとハイドレーションを取り出す時は良いですが戻す時はやりにくそうには感じますね。
ちなみにザブザックを取り付けていない状態だとフレームなどがむき出しに見えてしまいますので、例えばクッカーなどが当たってしまうのでちょっと気になってしまうかなと思います。
フレームもしっかり見えておりますが、これによって身体にしっかりと合う様にしております。背面長の長さが違うのもここのフレームの大きさが違ってくるためですね。
パッキングする際も上面を大きくガバッと開けれるので内部へのアクセスが非常に簡単にできる様になっております。しかし、アクセスするには荷物を安定させるためのバックルなどが近くにあるためにその都度外す必要がありますが。
他にもサイドに縦型ポケットが両側にあります。大きさ的にはスマホや山と高原地図がそのまま詰め込むことができます。大きさは十分ですがここに厚みのあるものを入れるとその外側のポケットにはみ出してくるので程々が良いでしょう。
しかし本当にたくさんの収納のポケットがありますが、正直なところ私にはあまり必要ないですね。これだけ色々とものが分かれてしまうと絶対にあの荷物どこに収納したのかな?と迷子になってしまい無駄な時間を使うことになってしまう様には感じます。
もう個人的に必要なポケットは5Lクラスのメッシュ背面ポケットと、1Lほどのサイドポケットが両側に、やや大きめなウエストポケット、トップリッドなどに少し大きめなポケットぐらいで十分だと思います。
実際にパッキングしてみました
というわけで試しに大きめな荷物を集めてみて1泊2日想定で行ってみました。
それぞれの荷物ですが左下からですが、シュラフがマウンテンハードウェアのファントムアルパイン-9℃、テントがヒルバーグのウナとテントポール、ストーブがMSRのウインドバーナー、ランタンがソーラーパフ、雑貨を入れたスタッフサック、一つ上に上がってオルトリーブのUL防水サックに入れた着替え、ダウンパンツとジャケット、行動食(カロリーメイト)や夕食朝食を入れたスタッフサック、左上に行ってタイベック製のフットプリント、エバニューのウォーターキャリー1.5L、ニーモのコズモ3Dのマット、ストックのローカスギアのCP3、マクラのイナーシャXピローとなっております。
これを実際にパッキングしていきます。
まずはザックの底にコンプレッションで小さくしたシュラフを入れていきます。
ここはかなりパツパツに時間をかけて入れたイージスマックスのウルトラを入れたイスカのコンプレッションバッグMサイズがギリギリ入ります。このもう一つ大きいLサイズだと収納している寝袋によっては困難になるかもです。推測するに化繊シュラフで重量1,500gクラスの製品だと難しいかもしれません。
次に上面側からフルオープンにして大きな荷物を入れていきます。
まずはポールを抜いたヒルバーグのウナを入れて、その上部にエアーマットのニーモのコズモ3Dを、その隣にMSRのウインドバーナーを置いていきます。
次に上部からアクセスしていき、マットの隣ぐらいに着替えやダウンなどを入れたオルトリーブの防水サックを置いて、反対側には食糧やテント内で使用する小物などを入れた黒色のスタッフサックとタイベックのフットプリントを置いていきます。
最後に一番重い水1,5Lを入れたウォーターキャリーを乗せて閉めていきます。
あとはすぐに使用するレインウェアなどは上面側のレインカバーを入れているポケットに収納し、サイドポケットにはテントポールとストックを差し込み、ソーラーランタンを付けて完了になります。
これで重量を計測したところ11.82kgと食料は1泊2日分の簡素なものしか入れませんでしたし、まだまだもう少し小物を入れてとなると最終的には13〜14kgの間といったところでしょうか。
正直普段の装備重量から考えると8kgほど重くなってしまいザックを持ち上げるだけでうわぁ〜💦ってなるほどでこれを持ってテント泊って無理だなと思ってしまいました💦
みなさん本当にこんなに重くなってしまうものをテント泊で担いで行っておるのでしょうか?頭が下がる思いです。
レインカバーの使い方
せっかくなので雨が降ってきた際に使用するレインカバーを使い方を紹介しておきます。
まずは広げたカバーを上からかぶせて底まで掛けていきます。
次に下の方にフックとリングがついているのでそこをウエストベルトから回して付けていきます。
もし風が強い場合だと簡単にここの下の部分がめくれてしまいレインカバーの意味をなさなくなるので手間でしょうが付けた方が良いかと思います。
次に上側も背面につけれそうなフックがあるのでここを回し込んで付けます。おそらくここはカラビナなどを使い付けた方が絶対にラクチンだと私は思います。
レインカバーを付けた状態です。これだと落ち着いた色合いでとても私好みな感じでとても良く思います✨
ちなみにザックの底の部分には小さな穴が開いており水が抜け落ちてくれる様には加工がなされております。
でも正直付けてみた感想は暴風雨に遭遇すると気休め程度にしかならなさそうで中の荷物は個別に大きな防水サックに入れるか、ジップロックなどを利用して濡れ対策をした方が良さそうに感じました。
このレインカバーを使う利点はザックがびしょびしょになって水分を含んで重くならない様にしかメリットがないかなと思います。
あと余談ですが、このバルトロ/ディバシリーズのウエストベルトは非常に屈強なものなので良いのですがこれは言い換えるとベルトが邪魔になってしまいテント内で使用しない時には取り扱いに困ってしまうかもしれません。
でも一応ウエストベルトの部分をMAXまで伸ばすと上記の様にぐるりと一周させてベルトを巻きつける事は可能となり一人用のテント内でも多少は置く場所には困らなくはなるかと思います。
実際に使用してみた感想
あまり安直な事は申せませんが、まずこのザックはモデルチェンジ前に値引きになっていた製品を実店舗で実際に着用して経験豊富そうなスタッフさんにもみてもらい身体にあっていそうですねという事で購入はしました。
ただグレゴリーの直営店のカスタムフィットサービスは受けてではないのでひょっとするともう少し身体にあった調整が必要だったのかもしれません。
しかしそれを差し置いたとしてもこのザックの使い心地としての感想を私なりに述べてみたいと思います。
正直これを購入してテント泊登山って私には絶対に無理なレベルに思いました。まず試しに総重量12kgになる様にして室内で装着して1時間ほどうろうろしてみたのですが、それだけで体を痛めてしまいその後3日ほど腰の部分の痛みが引かなくて困ってしまいました。
後、一度だけこのザックを使用して子供と自転車で走って1時間以内にいける場所にキャンプをしにいったことがあったのですが、やはりその時も後日体が痛くなってしまい翌日以降仕事するのに少し影響が出てしまいました。
重さがダメなのかな?とも思いましたが、似た様な重さになった厳冬期の八ヶ岳にテント泊にいった際のザックはハイパーライトマウンテンギアのウインドライダー2400の使用でしたがその時は行動時間が3〜4時間程度でしたが別に身体を痛めることもありませんでした。
ぶっちゃけパッキングできる容量もウインドライダー2400もディバ70もそんなに変わらないし、ウインドライダーはレインカバーも必要ないのでディバの出番は全くなくお蔵入りしてしまいました。
個人的にはこんなクソ重いザックを購入して重たい重量を運搬可能ですってするよりも中身の装備の軽量化に注力してもっと軽量なザックを使用する方がよっぽど幸せになれるかと思いました。
このグレゴリーのバルトロ/ディバシリーズのデザインが超好みでいかにもテント泊してます✨っていう以外はこんな高い製品は買う必要は全くないとは感じました。
まとめ
普段このザックを愛用している方には何言っているのだ。と思われても仕方のない意見かもしれませんが、本当に何度か実際に使用してみてこのバルトロ/ディバシリーズのザックを使用する利点を全く見出すことができなかったのです。
それが証拠にグレゴリー自身も最近の装備の軽量化に合わせた製品シリーズであるパラゴン/メイブンを出しており、バルトロ/ディバの様な製品は必要ない人たちがいると理解しているのだと思います。
本当に最近のテント、マット、シュラフは極端なウルトラライトな製品でなくても普通に販売しているものを用意して食事も乾麺、フリーズドライ製品など少し軽量化を意識するだけで余裕で10kg以下に収まりますので、こんな激重なザックを使用しなくても十分だと私は思います。
その上でどうしても登山やバックパックキャンプなどで拘って持って行きたい物、例えばカメラやお酒、嗜好品などを追加で持っていくのが良いとは思います。何を持っていっても自由ですからそこは本当に好きなものを持っていくのが良いでしょう。
でも一言。軽い装備ってほんと楽ですよ✨行動中は心に圧倒的な余裕が生まれるので景色を本当に堪能できる様になるので一度でも良いのでまずは安全に直結するものは外してはいけませんが限界まで軽くしてテント泊登山をしてみてください。
そうするとこんなに登山を楽しむ余裕ができるのかと感動するかもしれません。その上でやはり自分にはどうしてもこれは登山の時に持っていきたいのだと必要なものが出てくるでしょうからそれを次回から持っていけば良いかと思います。
ザックの難しいところは季節や山域、持っていく持ち物によって大きく選択肢が変わってしまいますので、これさえ持っていれば良いのだということができないのが困りものですよね。今回紹介しましたテント泊登山時に使用する超王道ザックではありますが、これはあくまでも極端な個人的な見解の一つとしてみてください。