世界最小コンプレッションスタッフサック シートゥーサミット ウルトラSIL eVENT コンプレッションドライサック XXSのレビュー
今回はスピードハイク仕様の時に使用したいスタッフサックのシートゥーサミット ウルトラSIL eVENT コンプレッションドライサック XXS紹介したいと思います。
製品の情報
ウルトラシル コンプレッション ドライサック
¥2,750 (税込)
サイズによって、価格が違います。
コンプレッションドライサックを元に30Dウルトラシルで作られた軽量モデルです。eVentなどの機能を流用しつつ、ウルトラシルテクノロジーを採用することで、ギアを軽量コンパクトかつドライに保ちます。
商品説明
超高強度ウルトラシル30Dシリコン高耐久コーデュラナイロン 耐水圧2,000mm
防水シーム(ダブルステッチ&フルテープシーリング)
底面に防水透湿素材eVent
水の浸入を防ぐハイパロンクロージャー
負荷がかかる箇所に補強ステッチ
空気を外に逃がし、水をブロック
70Dコンプレッションドライコンプレッションよりも40%軽量
容量
XXS=1.3~3.3リットル
XS=2~6リットル
S=3.3~10リットル
M=4.5~14リットル
L=6.5~20リットル
重量
XXS=50g
XS=56g
S=75g
M=90g
L=100g
サイズ
XXS/3.3リットル=13×25cm
XS/6リットル=15×35cm
S/10リットル=18×40cm
M/14リットル=20×46cm
L/20リットル=23×50cm
https://www.lostarrow.co.jp/store/g/gST83361001/
※上記のサイトより参照
実測情報
まず私が購入したのはXXSサイズでして重量は44gと軽量でした。
他にイスカのコンプレッションサックのMサイズを持っていましたのでよりコンパクトにできそうなこのXXSサイズにしてみました。
実際に収納してみました
というわけで今現在私が持っております装備をパッキングしてみました。
①OMM マウンテンレイド100
naka350z.hatenablog.com
②OMM コア ジャケット
naka350z.hatenablog.com
これはDIYしてタイツとして使用できるように変更しました。
③ネイチャーハイク ダウンシューズ
以上を入れてみました。
一番下にダウンシューズ、真ん中にダウンジャケット、一番上にシュラフを置いてみました。
少しきつめでしたがシュラフを横向きに入れてみて上に少しスペースができました。
この状態で3回ロールアップして
バックルで止めます。これは口の部分に芯材が入っているので解けたりしにくくなっております。
パッキング完了です。この状態でも十分コンパクトですがさらにコンプレッションをかけて小さくできます。
このシートゥーサミットのスタッフサックのベルトはひもではなくバンド形状になっているので私はかなり使いやすくて非常に良いと思います。
以前グラナイトギアのコンプレッションサックを持っておりましたが、紐タイプで強く引っ張ると手がすごく痛くなりましたし、バックル部分も大きくて邪魔になり、そこの付け根部分の生地がすぐに破れて本当に使い物にならなくて購入して本当に失敗しました。
でもこのシートゥーサミットのコンプレッションサックは使いやすくて本当に良かったです。
バックルの部分もでっぱりも小さくてザックの中に入れても邪魔になりにくくて良かったです。
コンプレッションをかけて重量を計測してみましたら625gでスケールに載せていてもこのコンパクトさでとても良いです。
このそこの部分にeVentを使用しており、口を閉じてコンプレッションするだけでこの部分から空気が抜けて小さくできます。そして防水素材ですので水が浸水することもないと思います。
最小サイズ
一番小さくした状態で直径がφ12.5cmほどになります。
長さは20cmほどになります。
メスティンのレギュラーと並べても幅はほぼ同じぐらいになります。
ただこういったコンプレッションサック系の製品はどれも一緒ですが、長さは短くなって良いのですが、直径が太くなってしまうのが難点なので収納したいザックの大きさが重要になってくると思います。
実際に収納してみました
ということで今現在持っている一番小さいザックのパーゴワークスのラッシュ5Rにパッキングしてみました。
これだけ小さくなると収納はかなり楽で、下にメスティンを入れるのもかなり簡単にできました。
ジッパーを閉じてみてもこの様にめちゃくちゃ小さくでき良かったです。
防水性能を試してみました
ということで浴槽に2分ほど沈めてみました。
びちゃびちゃになりました。でも表面はタオルで拭くと水分が落ちて撥水性は良かったです。
次に中を開けてみて確認してみると少し中に水が入り込んでおりました。
他に持っておりますオルトリーブのドライサックより少し水が入りやすく感じました。
実験してみた感想としては例えば屋久島などの山域や長期縦走などの場合はオルトリーブの方が良さそうに思いました。
あともう一点気になったのがオルトリーブより複雑な作りなので細かい部分に水が溜まったりして濡れている部分が多くなりそれがストレスになりそうには思いました。
その点オルトリーブの方がよりシンプルな形状なので濡れても拭きやすく乾きやすいと思います。
まとめ
正直なところこのXXSサイズはあまりに小さすぎて普通の人にはおそらくモンベルのダウンハガー#3でも収納に困るぐらいになるでしょう。
なので使い方も難儀するかもしれませんが、トレランやOMMレースなどのコンパクトにできる技能のある人にとっては非常に有用な大きさになるでしょう。
こんな小さなコンプレッションサックは他にはなかなかありませんのでトレラン用などのザックに収納可能な唯一な圧縮スタッフサックかもしれないですね。
けどXSサイズや、Sサイズなどなら普通に使うシュラフや他にもダウンジャケットや着替えも入れるでしょう。
限定的な使い方になるでしょうがおもしろい製品だと思いますので興味があるなら使用してみるのもよいでしょう。