本日は前回紹介しました雪山登山の宿泊地である黒百合ヒュッテまでの行程を紹介したいと思います。
前回の登山口まではこちらをご覧ください。
登山開始
渋の湯の登山口にまで4kmほど歩いて来ましてここから登山道ですのでゲイターを装備して靴紐をしっかり結び直してスタートです✨
渋の湯の登山口は標高1,850mになります。ここに登山届けのポストがありますが、事前にネットのコンパスにて登山届けを提出しております。
11:30 このまま登山開始です✨
登山開始してすぐの様子です。
この日は木曜で寒波の影響で少し降雪しておりトレースがどの様にあるか心配しておりましたが無用でした。
やはり比較的メジャーなルートですのでご覧の様に割としっかりトレースがあり問題ありませんでした。
軽アイゼンや12本爪のアイゼンをもちろん持ってきておりましたが、歩き始めて5分ほどして付けようかどうか迷いましたが、このまま登山靴のままで十分登れるなと思いまして装着せずに結局黒百合ヒュッテまで行きました。
だいたい上の写真の様なコースが続きました。
確か気温は-7,8℃ほどでしたが、樹林帯で無風で、さらにずっと登りだったので行動中はだいぶん体温が上がりウェアの袖をまくって暑い暑いとなりながらの登りでした。
正直私にはこの黒百合ヒュッテまでのコースは最盛夏にはまず通りたくないルートに思いました。
間違いなく大汗をかいてしまうでしょう💦
12:05 最初の分岐点に到着です。
コースタイム 1:00のところ35分ほどで行っていたみたいです。
登りはじめであまり速度をあげないようにしてたつもりでしたが、ちょっと早めのペースで登っていたみたいです。
ゆっくり進みましょう。
ここからは傾斜が少し緩やかになりすごく綺麗な樹林帯の雪化粧した景色の中を歩いて行けました。
12:25 次のポイントに到着です。
コースタイムが30分のところ20分できたようです。私にとってちょうど良いペースでした。
マップにもヒュッテが見えてきましたのでもう少しだなって気分になります✨
山小屋近くになってきてようやく周りの景色が見えてきました。
少し雲の合間からも太陽が顔を出してきて嬉しくなります✨
黒百合ヒュッテ到着
13:00 ついに目的地の黒百合ヒュッテ到着です✨
コースタイム1:00の区間を35分ほどで来てたみたいでした。
渋の湯登山口からは山と高原地図で2:30のところだいたい1:30ほどだったみたいです。
ちなみにYAMAPのタイムでは2:00ほどみたいでした。
しかし、Twitterでたびたびみておりました黒百合ヒュッテですが写真で見ても良さそうに思いましたが、実際に来てみるとさらに良く、また雪景色の中の風景は風情があってもっと良かったです✨
これは何度もここに雪の時期にまたテント泊で来たいなってなるほど魅力的な場所です✨
積雪は小屋の周りででは1mちょっとになるのでしょうか?
初めてくるので無積雪時の様子がわからないので💦
13:07 この時点で気温-9.5℃でした。
最高気温ぐらいの時間帯なのにここまでしか上がってなかったみたいです💦
というわけで時間はたっぷりありますので、受付でとりあえずキャンプの受付と昼食の注文をしました✨
中に薪ストーブがあり、さらに石油ストーブに当たりながら食事をすることにしました✨
昼食を注文しましたのは名物のビーフシチューセット1,600円です✨
ライスかパンか選べましたが、夜にご飯を食べる予定でしたのでパンを選びました。
出てくるまで15分ほどかかったかな?ってぐらいでした。
しかしこんな寒い山奥の山小屋でこんな暖かい食事を頂けるのは感謝しかありません✨
味も非常に美味しく大変満足して本当に頼んで良かったです✨
テント設営
というわけで食事も頂き眠くはなって来ますがゆっくりしていても仕方ないのでまずはテントを設営していきます。
今回もヒルバーグのアクトを持ってきました。前回氷ノ山のテント泊で使用して非常に良かったのでまださらに寒くなりそうなここで使用してみたくアクトを持ってきました✨
しかし、このアクト前回氷ノ山にて使用して思いのほか風に強くて軽量で使いやすかったので、軽さの魅力に負けてこのアクトを持ってきてしまいました✨
ちなみにここの黒百合ヒュッテのテント場最初に到着してどこに設営すれば良いのかちょっとわかりにくかったです💦
ローブで中に入らないようにしておりますが、ロープの脇ぐらいで登山道の邪魔にならないように設営するのが良いみたいでした。
というわけでほぼ真ん中ぐらいにどーんと設営しました💦
本当は設営過程の写真も撮りたかったのですが、-10℃とちょっとスマホで撮影するには辛くて完成した写真しか撮れませんでした💦
でも雪の中で使用するのが2回目ですがやっぱりカッコいいです✨
14:40 テントも設営が終わったので少し展望のきく中山峠から南に少し行ってみようかと思い来てみました。
晴れ間もちょっと見えたので天狗岳の方が見えるかな?
と思いましたが、視界が悪くダメでした。やはり明日の天候回復を願ってさっさと休息する方が良いだろうとなりテントに戻りました。
夕食の準備
今回初めての厳冬期のテント泊でしたので食事をどうすれば良いか迷いました💦
他の方のブログとかを拝見しておりましたら鍋物が暖まって良いと書いておりましたが、普段からほとんど調理をしませんので(その代わり洗い物や洗濯はだいたいしておりますが💦)簡単な鍋物ですが食材を買い揃えるのが面倒なので、登山口までにありましたセブンイレブンにて冷凍の鍋焼きうどんセットを購入して持ってきました。
正直大丈夫かな?と少し不安でしたが結果として大正解でした✨
温め出してからグツグツなるまで10分以上経ちましたがとても美味しくまた熱々で最高でした✨
うどんのスープも凍らせた物を使用しているのでただ火にかけるだけでしたので楽ちんです✨
そして余ったスープは飲み干しても良いでしょうが、パックご飯を放り込んで締めの雑炊にして頂きました✨
雑炊最高でした✨欲を言えば卵が欲しかったです💦
ちなみに今回持ってきましたストーブはBRSの3000TとMSRのウインドバーナーにしました。
3000Tが使用できなければ最悪カレーメシで済ませようとしましたが、この2,700kcalの中華製のバーナーでも十分使用可能なのは正直驚きました✨
就寝
というわけで仕事が終わってから一睡もせずにきてましたのでそろそろ限界で日も暮れてきましたので明日に備えて就寝です💦
ちなみに今回のシュラフとマットはイージスマックスのウルトラに、マットはテントの中にまずセリアで購入しました両面アルミシートとひいて、山と道のULPad15+と保険としてミニマリストパッドをひいて寝ました。
服装はインナーシャツにモンベルのアルパインジャケットの900FPにナンガのダウンパンツとネイチャーハイクのダウンシューズとつま先にカイロを貼り付けて寝ました。
18時には寝たのですが、就寝前に小屋の温度計は17:13に-16.5℃になっておりました。
22時ごろに一度トイレに起きましたが、それ以外は疲れもあってかぬっくぬくで爆睡しておりました💦
正直寒さで寝れなかったらどうしようと不安に思っておりましたが、心配無用でした💦
次は東天狗岳と下山を紹介したいと思います。