四国の絶景縦走路 三嶺から剣山への1泊2日のテント泊 その2
前回、1日目を紹介しましたが本日は2日目を書きたいと思います。
昨晩は夕暮れから曇りだし、日暮れと共に小雨が降ってきまして、夜中は結構しっかりと雨が降ってきておりました。
わりとザーッと降ったりもしており、朝明るくなってからおきましたら上の写真の様にかなりガスガスで何も見えない状態になっておりました。
ノルディスクのテレマークはビシャビシャでしたが、インナーテント内はそんなに湿度を感じなく思っていた以上に快適に過ごせました。
翌日も使用するならフライシートとインナーは別々に収納した方が良いですが、もう下山だけなのでこのまままとめて、クルクルとしてスタッフサックに収納しました。
でも後からちょっとでもフライシートをバッサバッサとして水分を振り払った方が良かったと少し後悔しました💦含んだ水分が多くてかなり重くなってしまいました。
●計画の練り直し
さてここで計画の練り直しを考えました。このまま次郎笈(じろうぎゅう)まで行って剣山に進んでも全くガスが晴れる気がしなく、行っても意味がないなと思い昨晩避難小屋に泊まられました方と相談して、丸石避難小屋まで行きそこから下山しようと変更にすることにしました。
●登山開始
というわけで白髪避難小屋に泊まられた方と一緒に7:30ごろに下山開始です。
8:34 やはりガスガスで景色が全く見えませんでした💦
雰囲気が晴れていればすごく良さそうですがね
9:38 高ノ瀬(こうのせ)到着です。
同伴者と一緒でゆっくり歩いたのでコースタイム通りです。
ここからわりと下の区間にはなりました。
このあたりは平になっておりましたので、晴れていれば景観がよく野営ができそうに思いますね✨
10:18 この時間になってようやく高知県側の下界が見えましたが、すぐまたガスってきました💦
10:37 丸石避難小屋の分岐点到着です。コースタイム通りです。ここまで多少のアップダウンがありましたが楽には歩けました。
丸石避難小屋の周りには野営ができそうな場所が2,3箇所がありましたが、正直景観は白髪避難小屋の方が何倍も良かったです。晴れていれば太平洋も見えるかもでしょうが、白髪避難小屋なら三嶺が超綺麗に見えてましたので個人的には白髪避難小屋がやはり絶対おすすめです。
小屋の中も撮りましたが、ブレブレの写真でした💦
綺麗なのは丸石避難小屋の方がちょっと綺麗には思いました。ただここには水場が全くないのでここまで水を持ってくる必要があるのであまりメリットがない様に私の中では思うので、本当にここは悪天候時にここで泊まって翌日に二重かずら橋に下山するのに使用するのがいいでしょう。
テント泊する場合も地面がここはただの土で状態が普通の山って感じです。多分若干ペグは刺さりにくそうには思いました。
白髪避難小屋の地面の方が芝生のテントサイトなので本当にそっちの方が絶対良いと思います。
二重かずら橋方面に下山
11:56 国体橋近辺まで下りてきましたが、落ち葉で踏み跡が見えにくく何度もコースがずれてしまい、目印のピンクテープも少なくできればあまり利用したいコースではありませんでした。
コースタイム50分でしたがそれ以上に時間が掛かってしまいました💦
まっすぐ下りれなくはないですが、急なので九十九折にコースをしてた様です。
12:00 国体橋に到着です。
ここで同伴の方と別れて先に下山しました。
渓流のとても良いコースでした✨紅葉の最盛期でしたらもっと綺麗でしたでしょうね✨
12:20 二重かずら橋に到着です。
知りませんでしたが普通に観光スポットだったのですね✨
12:24 国道439線に戻ってきました。
ちなみにここから剣山方面の見ノ越駐車場までバスが1日2本あります。
1、10:40
2、13:30
のバスの便になっております。
そしてここから40分ほど歩いて三嶺登山口まで歩く予定だったのですが、なんとすぐに郵便局のドライバーさんに声掛けいただき駐車場まで乗せてもらいました✨
感謝感激でございます✨
下りてきて着替えてすぐに帰る準備をして姫路まで走りましたが、ご覧の様に瀬戸大橋通過の写真ですが、晴天で絶景でした。
と言いますが剣山周辺が天気がよくなく残念でした💦
●まとめ
今までほとんど四国の山にいく機会がありませんでしたが、思った以上に快適な稜線の縦走路を歩けてとても良かったです✨
ですが正直なところ住まいの姫路からですと、剣山・石鎚はアクセスがあまり良くないのでやっぱり今後もアルプスにいっちゃうでしょうが、アルプスにいけない時期で冷涼な時に晴天が予想される場合ならまた絶対に行きたいなと思いました。
まぁ逆に言いますと、最盛夏に天気がいまいちなら私は多分行かないと思います。
おそらく暑い時は標高が低いので多分汗をかきすぎて相当しんどくなってしまうでしょう。
しかし本当に兵庫県にはない素晴らしい稜線コースを歩けたのでとても良かったです✨
四国の絶景縦走路 三嶺から剣山への1泊2日のテント泊 その1
以前から行ってみたいなぁと思っておりました徳島県にあります百名山の剣山から二百名山の三嶺(みうね、さんれい)の間にあります縦走登山に行ける機会がありましたので、テント泊にて1泊2日でのテント泊で行ってきました。
山の概要
●剣山(つるぎさん)
標高1,955m 四国内 第2位
●三嶺(みうね、別名さんれい)
標高1,893m 四国内 第5位
なのですがそれぞれの山は魅力的でとても良いのですが、もっと良いのがここのコースは多少のアップダウンはありますが、比較的なだらかな稜線が続きササの群生地でもあるので稜線に出れば半分以上は景観の開けた抜群の眺望を眺めながらので縦走登山が堪能できるのがここのルートの最大の特徴であります。
ですので少し遠いですが、今回休みの日程と天気が良い時の予報が重なりましたので行くことにしてみました。
●家からの所要時間
さて実はここからが少し問題になるのですが、私の住まいの姫路からですと距離こそ228kmと423kmと200kmほどは違い、また所要時間は4時間と6時間半と違って来ましてお手軽感では当然徳島県の方が近いのですが、高速料金が瀬戸大橋を渡るので休日や夜間料金を使用すると1,000円ぐらいしか違わないのならじゃあ、北アルプス行っちゃうかとなってしまうことが割と大きいと思います。
ただ今回行きましたのが紅葉は2週間前にはもう終わってしまいましたが、アルプスはもう積雪期ですが、徳島県の方はまだまだですのでスピードハイクでさっさと行ってしまえるかなと言うことで初めて行ってみました。
登山口までのアクセス
今回は縦走登山と言うことで剣山の麓の見ノ越登山口の駐車場に自転車をデポして、名頃登山口に車を置いて登山をする計画を立てました。
●名頃登山口
↓
●三嶺
↓
●白髪避難小屋 テント泊
↓
●剣山
↓
●見ノ越登山口
という計画をしました。逆ルートで行きますと名頃登山口付近のバス停から見ノ越登山口へのバスはありますが、バスの時間が10:30と13:40の2便しかないので自転車作戦で行くことにしました。
このルートですと10kmで標高差500mをずっと下るだけなので寒さ以外はおそらく負担はあまりないルートだと思います。
ただ実際に行ってみてやはり細いタイヤの自転車では舗装が悪いので手が痺れてくるな感じました。
●見ノ越駐車場まで
当日夜中の2時に仕事を終えて、最終準備をして出発したのが午前3時でした。
そこから高速に乗り坂出ICまで走ります。
途中に朝マックで腹ごしらえをして行きます。到着がおよそ7:20頃で大体予定通りです。
美馬市内に下る道で薄っらと剣山らしき山影が見えてテンションが上がります✨
めちゃくちゃ綺麗で感動です✨
そして快晴です✨
しかしド田舎💦の道で秘境感満載です💦
7:16に見ノ越駐車場に到着して自転車をデポさせてもらいました。
今回はブロンプトンを持って来て一応地球ロックして出発です。
7:47に名頃(三嶺)登山口到着です。
車はおよそ7,8台で結構少なかったです。
まぁただの平日なのでこんなものでしょう。
今回のテント泊装備
本日のパックウェイトは水含まずに4.52kgになりました。
主な装備は
●ザック
ハイパーライトマウンテンギア スタッフパック
●テント
●シュラフ・インシュレーション
ナンガ ミニマリズム180
ナンガ ダウンパンツ
モンベル プラズマ1000ジャケット
ネイチャーハイク ダウンシューズ
着替え(インナー、タイツ、靴下)
●マット
山と道 ミニマリストパッド
エバニュー FPマット
●ストーブ
BSR 3000Tチタンストーブ
MSR イソプロ110缶
フリント
エバニュー チタンマグポッド500
●食料
カップラーメン・カレーメシ
羊羮×2 カロリーメイト×2コ×4
スティックコーヒー×3本
おにぎり×2個
●レインウェア
モンベル ピークドライシェル
●小物関係
マップ、ココヘリ、ウォーターボトル、ファーストエイドキッド、ランタン他
naka350z.hatenablog.com
naka350z.hatenablog.com
naka350z.hatenablog.com
naka350z.hatenablog.com
naka350z.hatenablog.com
登山開始
8:10 登山開始です。
スタート直後ですが、やはり落ち葉で登山道の踏み跡が見にくくルートがちょっとわかりにくかったです。
9:14 林道交差ポイント
もう葉っぱはだいぶん落葉して見通しは効きます。
この付近で追いついた方が大きな荷物を背負っておられたので声をかけましたら、同じく白髪避難小屋までいかれるとおっしゃておりました。
9:17 ダケモミの丘
9:43 樹林帯を抜けてようやく眺望がよくなりました。
●水場情報
ここで水場の情報を書いておきます。
山と高原地図に水のマークがあり、三嶺ヒュッテのすぐそばにある見たいですが、この水場の看板とヒュッテの間は私の健脚で10分の距離がありました。
おそらく普通の人は三嶺ヒュッテから往復で30分は見た方が良いと思います。
ここから水を汲みに行きます。狭い登山道ですがザックは邪魔にならないところにデポした方が良いと思います。
少しわかりにくいですが傾斜はそこそこありザックを背負ったままでは難しかったです。
おそらく上のヒュッテ脇の池からの湧き水が沢沿いに湧いて来ているのでしょう。
ここから取水します。この時はチョロチョロ出ていて少し時間がかかりました。
混雑期は結構混みそうな感じだと思います。
500mlのペットが15〜20秒ほどかかる感じでした。
水を飲んで再スタートです。
この景色凄すぎます✨
四国でこんな綺麗な場所が見れるなんて今まで知らなかったです。
本当来て良かった✨
10:00 三嶺ヒュッテ到着です。
テントは立てられなくなないでしょうが、あまりおすすめできる場所ではないですね💦
普通にヒュッテを利用しての宿泊が良いでしょう。
すぐそばのトイレです。状態を撮ろうかと思いましたが、少し撮影してデータに残るのがはばかれるぐらいな衛生状態です💦
夜間の利用は恐怖です💦
もちろんペーパーはありませんので使用したものは持ち帰ってください。
ヒュッテの周りの景色です。本当に素晴らしい景色です。
中は2階式で結構広く50人以上は入れるでしょう。
ただ私はあまりそんな混雑した小屋はあまり利用したくはないですが💦
でも結構綺麗で良かったです✨
少し上からの三嶺ヒュッテの写真です✨
ここからの景色がよくあったのですね。
来て良かったです✨
ここからの大展望は本当に絶景です✨
できればいづれ西側からのお亀岩方面からの稜線歩きをしてみたいですね✨
山頂から少し降りたところの鎖場です。
ちょっとだけ急ですがゆっくり行けば大丈夫です。
途中に池があり少し凍っていまして、石を投げたら結構凍っていてびっくりしました💦
おそらく-5℃ぐらいは今朝は冷え込んだのでしょう💦
途中のカヤハゲに行くまでの間に比較的平らな箇所がありテントが行けそうな場所はありました。
11:00 カヤハゲ(東熊山)到着です。
ここは眺望がよく平らだったのでテントでのビバークもできそうな場所でした。
11:35 白髪避難小屋が見えて来ました。
11:40 白髪避難小屋到着です✨
さてここで疑問が浮かびました。
まだ時間が早いので次の丸石避難小屋にまでならおそらく14時にはつけるかなと。
しかし、ここの絶景の場所でテントを張っておNewのテレマークを張り撮影会もしたい。
どうしようかな?でも次まで行くと明日は楽になるのがいいのだが💦
結果、ここで泊まってゆっくりして撮影会をすることにしました✨
ちなみにテントサイト(本当は公式なテント場ではありません💦)は4箇所ほどあり、計10張りほどは十分張れそうには思いました。
この日は一番広い箇所で張り景色を堪能することにしました✨
●テント設営
それでは場所も決めましたので早速張って行きましょう。
けどここの場所はどれも芝生で本当に良いところでした。
真っ平の場所はさすがにありませんでしたが十分な整地状況です。
ここにシートを引いて設営です。
設営完了です。
耐風性アップに重しに石を使っています✨
これならまぁ飛ばないですね💦
●昼食
誰もいないので小屋の中でご飯を食べました。
この日の中の気温は8℃でした。
夜の寒さを考慮してガス缶はMSRのイソプロを持って来ました。
この組み合わせ超軽量で使いやすくて最高です✨
ちなみに今回のガス消費量は帰って計算したら、200mlぐらいを7,8回沸かして、計23gほどで個人的には十分な燃費だと思います。
●テント撮影会
すみませんここからは自己満足なテントの写真です💦
長らくお付き合いありがとうございます💦
でも本当にこの三嶺をバックに透き通った青空、赤いシロクマのテント最高のロケーションでした✨
もう惚れ込んでしまいました✨ヒルバーグのソウロもめちゃくちゃカッコいいですが、このテレマークも相当良かったです✨
●白髪避難小屋 水場情報
それでは次にとても重要な水場情報を紹介します。
ここにも山と高原地図に水場マークがついておりますが、どのような状況かちゃんと紹介しておきたいと思います。
まず避難小屋から西にちょっとだけ行くと南に下ってありますと看板が出ています。
看板をみた感じすぐそうな思いですが、実際は私が汲んで帰ってくるまで往復20分ちょっとでした。
地図の避難小屋登山口への登山道をまず下って行きます。
そして5分ほど下ってくると西の右手側に岩が見えて来て沢の音が聞こえてくるので踏み跡らしきものを辿って横に進みます。
ちなみにおそらくこの時期によく生えてくるのでしょうかトゲトゲの植物がそこかしろにありトラップだらけで苦労しました💦
軍手や厚めの手袋は必須装備だと思います💦
そうすると結構水が流れて来ておりましてどこからでも汲める水量がありました。
三嶺ヒュッテの水場より5倍ぐらいの水量があったように思います。
ここから剣山への縦走路はもう水場がありませんのでここで十二分に補給しておく必要があると思います。
正直夏季シーズンは暑すぎて物すごい量の水が必要で、さらに丸石避難小屋での宿泊なら相当の量は持っていく必要があるのではないでしょうか💦
あとは斜め右に登山道目掛けて踏み跡を辿って進みます。
多分ここの水場はあまり枯れることはないんじゃないでしょうか。
元々高知県の境のここら辺は雨の多いところですので十分な量の雨水が山中に含まれて沢に流れているかと思います。
●就寝へ
そしてテント場に戻ってからしばらくすると途中に会いました方が白髪避難小屋に到着して、そこからひ日が暮れるまで相当話し混んでしまいました💦
14時ぐらいだったのだと思いますが、その方と私だけでしたので話が弾んでしまいました✨
そうこうしているうちに日が暮れて来たのですが、予報通り雲が掛かって来て怪しい天気になってきました💦
明日の天気は微妙なので計画の再考が出てきました💦
●まとめ
1回で終わらせる予定でしたが長くなってしまいましたので、後編に続きます✨
しかし本当に三嶺の山はとても素晴らしい景色の山で超快晴で素晴らしい1日目でした。
世界最軽量の2人用非自立式ダブルウォールテント ノルディスク テレマーク2ULWの徹底レビュー
ノルディスクのテントと言えばみなさんがすぐに思い浮かぶのは白いコットンテントのアスガルドなどでしょうが、ヨーロッパ諸国ではどちらかというとトレッキングなどで使用するテントの方が認知度が高いみたいです。
本日はそんなトレッキング、登山や自転車ツーリングにとてもおすすめなテント、ノルディスクのテレマーク2ULWを紹介したいと思います。
購入した経緯
ノルディスクのテントはロフォーテン1ULWを所有してとても満足して使用しておりましたが、前からこのテレマークもとても気になってはおりました。
naka350z.hatenablog.com
普段から海外通販の自転車関連の販売に強いUKのwiggleを利用して細々と購入する事があるのですが、ふとサイトを見ていましたら、通常日本国内だと154,000円で販売されておりますのこのテレマーク2ULWがなんと53,742円のも金額になっていたのであまりの値引率に魅せられて必要ではないのに購入してしまいました💦
しかし購入するときに通販サイトの詳細説明が少し違っていてアルミポールの方かなと諦めておりましたが、カーボンポールタイプの製品が届きとても嬉しかったです✨
公式サイトの情報
世界一軽い2人用テント(カーボン製ポールのUltra Light Wight バージョン) reddot design award 2013受賞
●2人用テント
●総重量、約880g。
●TelemarkにはポールがアルミのLight Weight(LW)と、カーボンのUltra Light Weight(ULW)があります。お好きな方をお選びください。
●可能な限り軽さを求めていますが、インナーポケットやベンチレーションなどの必要な機能には妥協していません。
●最もユニークなポイントは、コーナーポールを外して組み立てると、ドアをタープとして広げるポールとして使用できます。
●極めて軽量だがゆったりとしていて丈夫
●快適さに妥協していません
●10デニールのリップストップ素材を使用したフライシート
●マグネット式の‘クイックスナップ’クローザー
カラー Burnt Red / レッド
収容人数 2人
平均総重量 880 g
サイズ (使用時)外: 235 x 180 x 106 cm 中: 220 x 135 x 100 cm
収納サイズ 12 x 41 cm
フライシート 100 % ナイロン( 10D,リップストップ,ダブル・サイド・シリコン 3 レイヤー ) 耐水圧: 2000 mm
インナーテント 100 % リップストップ・ナイロン フロア100% ナイロン 耐水圧: 8000 mm
ポール Nordisk カーボン 7.3mm 1本
ペグチタン製 Vペグ 9g 4本
価格154,000 円 [ 本体価格 140,000 円 ]
https://japan.nordisk.eu/shopdetail/000000000054/Tent/page1/recommend/
次にこのテントの特徴をみていきたいと思います。
特徴
1、非自立式2人用のダブルウォールテントで総重量880gと超軽量
2、ポールを1本を通し、4角をペグダウンするだけのスピード設営
3、前室も広く2名での利用も可能である
4、フライシートは耐水圧2,000mmで両面3層のシリコンコーティングで超高品質
5、撤収もポールを抜いてペグを抜きすぐにスタッフサックに収納するだけ
テレマーク2ULWの付属品
最初はこの状態で届き受け取った瞬間軽ってなりました✨
このULTRA LIGHT WEIGHTの文字が凄くカッコよく誇らしく見えます✨
右のコンプレッションしている収納袋はインナーテントに縫いついているのでスタッフサックを使わずに仕舞う事が可能です。
・フライシート
・インナーテント
・カーボンポール×1本
・チタンペグ×4本
・スタッフサック
・ボーナスパック
リペアシート1枚
ガイライン×3本
チタンペグ×3本
設営方法
①グランドシートを引きテント本体を広げます
②脚元側の2カ所をペグダウン
※このとき端のコーナーポールより30°程広げてペグダウンすると綺麗にセッティングしやすくなります。
コーナーエンドにはカーボンポールが入っておりこれによって室内空間が広く快適になっております。
③ポールを広げてスリーブに通します
※差し込む場所に黄色いマークがあります。
個人的には下側にあるより上側にある方が認識しやすいのですが。
④ポールエンドを両側にあるグロメットに差し込みます
⑤頭側の2カ所をペグダウンし4箇所の自在を引いて張ります
設営完了
地面の状況が良好なら誰でも5分もあれば設営が可能でしょう。
ただ注意点はカーボンポールを採用しているためポールを展開するときは1節づつしっかりと入っているか必ず確認しましょう。
差し込みが不十分だとアルミポールでも破損の原因になりますが、カーボンは簡単にヒビが入ってしまいます。
※360°周りから撮影してみました。
撤収手順
次は撤収の仕方です。
①脚元側(風下側)のペグを抜きます
②ポールを抜いてまとめます
③頭側のペグを抜きテント本体をまとめます
④スタッフサックに収納し完了※まとめるときは各コーナーのポールは揃えて仕舞います。
各種詳細な寸法
全長は240cm
※注意点としてガイラインが30cmほどの長さがいるので前後合わせて300cmの設置スペースは見ておく必要があります。
頭側の幅は110cm
脚元側の幅は88cm
端のコーナーは27cmほど立ち上がっております。
横幅は180cmほどでさすがにこの大きさだと狭いテント場では例えば涸沢カールや槍ヶ岳山荘などでは設営が難しいでしょう。
各種実測値の詳細
実測の総重量は914gになります。
パッキングするときに私のザックではポールが入らないので別に分けております。
ポール単体で108gと本当にカーボンなので超軽量です。
画像では少し伝わりにくいですがかなり高品質で綺麗です。
フライシートは4本のカーボンのコーナーポールが入って370g
インナーテントは402gです。
ロフォーテンとテレマークの大きさの比較です。
2回りぐらいはさすがに違います。
インナーテントの実寸と使用感
インナーテントは3つの層で構成されております。下から順番に1、フロアシートはPU(ポリウレタンコーティング)で耐水圧8,000mm
2、サイドウォールはフライシートと同じ素材で耐水圧2,000mm
3、インナー上部は通気性重視の黄色い生地(撥水加工済)
から成り立っております。
頭側の幅は96cm
脚元側の幅は72cmほどです
全長は213cmです
バスタブの立ち上がりは18cmほどあります。
室内の最大幅は130cmほどになります。
室内高は一番高い場所で90cm
入口付近で80cm
●インナーテント内の様子
頭側と
脚元側です。
中に入った時のイメージです。
こうして見るとやはり家族での2名での利用が現実的でしょう。
あと細かいことなのですが、インナーテントのフロアは8,000mmの耐水圧で良いのですが、ここのフライシートとの接続する部分がシームテープで補強されていますが、若干処理が大雑把に感じてしまいます。
通気口は小さめの大きさで常時開放
ロフォーテンはこの換気口の形をキープする芯材が綺麗に出来にくいのですが、テレマークの芯材は非常に良くていつも綺麗なアーチ状にキープ出来るのでとても良いです。
インナーテント側も常時開放で小さな小窓がついております。
でもこれのおかげで息苦しさはほとんど感じることがありませんのですごく快適性は良いです。
寒さもあまり感じにくくは思います。
インナーポケット
インナーポケットはスタッフサックと兼用の物がついております。
一応これを使用することでスタッフサックを持ち歩かなくてもこれに収納したりできるのですが、結構やりにくくてそれなら最初からついていますスタッフサックに普通にしまう方が簡単でやりやすいと思います。
あと個人的には普通にメッシュタイプの方が好みなのでそれをつけておいて欲しかったです。
●インナーテントの取り付け
フックは4本のポールがある位置に上下2箇所あります。
そこにゴム製のリングがついてますのでそこにインナーテント側のフックを引っ掛けていきます。
ちなみにフックは全部で13箇所あります。
一番横幅の広い箇所は左右ともトグルをリングに入れての固定式です。
ちょっと硬めで入れにくいですが簡単には外れない仕様にはなっております。
フライシートとインナーテントは取り付けると10cm近くのスペースができ、結露が多量に発生してもインナーテントには付きにくくはなっております。
今まで使用してきて大量に結露が発生しても、隙間がありましたし、撥水性のあるイエローの生地のおかげで中までは入ってきませんでした。
これがロフォーテンだと何度が引っ付いてしまって中に水分が侵入してきたことがありますのでそれが起こりにくいのはやっぱり快適性ではテレマークの方がかなり上位に思います。
前室と室内の使い勝手
●前室
室内幅は調整できますが、室内幅を最大に広くした状態だと靴は1足分で相方は反対側に置くようになります。
前室を最大に広くした状態ならかなり大きくて荒天時でも2名入って中での調理スペースも大丈夫でしょう。
フライシートを閉めた状態です。
最小で35cmほどです。
最大で75cmほどになります。
前室の室内高は90cmほどで、ここでのストーブの使用も問題ないです。
●ジッパー
フライシートのジッパーはスライドしやすく開け閉めはしやすくなっております。
また一番下の部分には磁石が内蔵されておりそれを閉じることで雨が入りこみにくくしております。
インナーテントのジッパーは上までぐいっと上がっていて広く入り口を開けれるようになっております。
●フライシート内の大きさ
フライシート内の高さは105cmほどになります。
●フライシートのみでの室内の様子
かなりゆったりとした大きさであることがわかると思います。
そして注目なのが北欧メーカーのテントですのでフライシートの地面との隙間がかなり狭いのがみて取れるでしょう。
寒冷期に使用するのが前提となっておりますので、軽量にしつつここは使い勝手が犠牲になっていないのが素晴らしいです。
さすがにソウロみたいにぴったりと隙間なくとはいきませんが十分冷気の進入や、風雨の吹き込みは押さえられるでしょう。
これがロフォーテンだともう少し隙間が空いているのでフライシートのみの使用は躊躇いますが、テレマークのレベルでしたらシェルターのような利用方法も十分可能に思えます。
実際に使用してみての感想
良かったところ
①やはり軽くてコンパクトでとても良かった
ハイパーライトマウンテンギアのスタッフパックにもメインポールをのけると横向きに収納が可能でトータル900gほどとかなりコンパクトで思っていた以上に良かったです。
②デザインが画像より実物の方がすごくカッコ良かった
公式のホームページなどで見ていてある程度はカッコいいなと思っていましたが、実際に山の上で設営してみると、このレッドのテレマークってめちゃくちゃカッコいいなと惚れてしまいました。
③設営がかなり簡単で悪天候でも大丈夫そうである
やはり、グランドシートをひく→ペグダウン→メインポールを通す→ペグダウン→4隅のガイラインを調整する。
だけの簡単な設営でそこそこ強風にも耐えれそうでとても良かったです。
④室内が広くて寒くなくて快適
2人用テントなので当然ですが、やはり1人での使用だととても快適に室内で過ごせます。
ただ無駄に広いので少し散らかってしまいますね。
また北欧メーカーのテントですので寒冷期の使用にも十分耐えられますし、フライシートの下の隙間がとても少ないので冷気が入ってきにくくとても良かったです。
ロフォーテンはフライシートとインナーテントの隙間があまりなく、ちょっとたるんでしまうだけですぐに生地が引っ付いて結露がインナーテントの中にまで入り込んでしまいますが、このテレマークは多少弛んでも生地同士があまりひっつきにくく、今のことろインナーテントの撥水性も十分で中にまで結露が入りこんできにくいのでとても良かったです。
⑤フライシートが超高品質でとても良い
ヒルバーグの様に両面とも3層のシリコンコーティング加工でとてもツルツルで触っていてすごく気持ちよく、リップストップナイロンなのでかなり強い力で引っ張っても頑丈でした。おそらくかなりの引っ張り強度があると思います。
試しに予備の生地に千枚通しで穴を開けて見ましたが、手で擦ると元に戻ってくれます。
たま生地の繋ぎ目はヒルバーグの様に丁寧に縫い合わせており、シームテープを使っていないので、経年劣化がとても少ないと思います。
やはりこの様なインナー吊り下げ式のテントはフライシートの性能が非常に重要なのでここが耐久性が高いのは本当に嬉しいポイントです。
最低でも10年以上は使用する事ができるでしょう。
いまいちなところ
①結露は絶対に発生する
やはり冷気が入ってきにくいという事は、逆にフライシート内の水分の逃げ道がないので、最低気温15℃を下回ってくると絶対に出てくると思います。
なので、翌日も使用する場合は結露を完全に拭き取るか、インナーテントを取り外して別々に収納しないと次使う時にインナーテント内がべちゃべちゃで非常に不快な思いをするでしょう。
②メインポールを抜きにくい
入れるときは比較的大丈夫なのですが、撤収するときポールを抜くとグロメットから抜きにくく写真の様になってしまいストレスになる時があります。
またカーボンポールなので神経質に使う必要もあるので困ってしまいます。
③国内の販売価格が高すぎる
日本国内で購入しようとすると154,000円とあまりに高すぎます。
超高品質でとても良いのですがこれならヒルバーグを購入する方が幸せになれると思ってしまいます。
ですが海外通販での格安で購入できるなら非常に良い選択だと思います。
実際にテント泊した時の感想
先日、四国に行き三嶺(みうね)から剣山への縦走テント泊で使用しましたが、白髪避難小屋のテント場にて絶景のもと宿泊できました。
この時でちょっと風があり5m/sほどぐらいはあったかと思いますが、少し風が強めの日でも安心して利用はできそうに思えました。
メーカーのテストでは17.5m/sぐらいはクリアしているみたいです。
この原風景の中の赤色のテレマークってものすごく綺麗に映えて感動します✨
●実際に宿泊してみて
この日は17時ぐらいからガスってきて暗くなると雨になり小雨から夜中は時間2,3mmほどの雨が降っておりました。
おそらくどのテントもそうでしょうが、特にインナー吊り下げ式の非自立型はフライシートが水分を含んで生地が少し伸びてしまうので夜中にもう一度自在の引っ張ってピンッと張り増しする必要があります。
そうしないと弛んだフライシートがインナーテントとの隙間がなくなり、生地が引っ付いたり、テント内の空間が若干狭く感じてしまいます。
これはいくら最初にきつく張っても時間がたてば伸びてくるので無理だと思います。
朝の撤収する前の様子です。
生地に水滴がたくさんついておりますが、しっかり撥水していて十分雨を防いでいたと思います。
そしてテントを撤収して感じたのが、インナーの黄色い生地が水分を通しやすいので、一緒に丸めてしまってしまうと連泊して翌日も使用する時には室内がびしょびしょで不快に感じるでしょうからできればフライシートとインナーテントと分けて収納する方が良いかと思います。
もちろん晴れていればフライシートに付いた水滴をタオルで拭くだけで良いと思います。
ただ経験上このテントを利用して就寝すると絶対にどんな状況でも結露は大なり小なり発生しますので連泊の際は一手間を惜しまず、水滴を拭き上げた方が良いと思います。
まとめ
結論から言ってこのテントは購入して本当に良かったと思っております。
設営の簡易さ、重量の軽さ、寒冷時の適応性、フライシートの高品質さ、デザインのカッコよさと所有していてとても満足すると思います。
ロフォーテンとテレマーク同じ非自立式のトンネル型テントですが、使用用途は全然違うと思います。
●ロフォーテン
超スピードハイクやトレイルランニング用で就寝専用
ウルトラライトハイクでの使用で荒天時でも快適に使用したい
と私的には利用方法を分けた方が良いかと思います。
そしてこのノルディスクのフライシートはなんとヒルバーグのように両面の3層シリコンコーティングで更にシームテープも使用していないので、おそらく使用後きちんとメンテナンスして正しく保管すれば相当長期間使用することが可能かと思います。
さすがに日本国内での154,000円での購入は個人的にはおすすめできないですが、海外通販などで半額ぐらいの金額で入手できるなら絶対におすすめできる商品だと思います。
知らない人が見るとそのカッコいいテントはなんですか?となりますが、シロクマの絵を見るとノルディスクにこんなカッコいいテントがあるのですか✨と羨ましいがられること間違いないでしょう。
世界最軽量なシングルガスバーナー BRS ストーブ 3000Tの使用レビュー
軽量で使いやすいOD缶用のシングルガスストーブはいろいろありますが、今回はAmazonで購入することのできる超軽量で有名なこのBSR 3000Tを私が使用して感じましたレビューをしてみたいと思います。
商品の情報
重量 25g
火力 2,700kcal/h
折りたたみサイズ 5cm×3cm×3cm
展開サイズ 高さ6cm×φ6.5cm
付属品 収納袋・交換用Oリング1個
※点火装置はついておりません。
※日本国内で正規販売できるPSLPGマークは取得しておりませんので使用する際は自己責任になります。十二分に注意して使用してください。
購入金額 2,000円 (金額は常に変動しておりやすい物では1,000円ほどから購入できるみたいですが海外発送では時間がかかりすぎるためAmazonプライム対応品で購入しました)
実測重量
この製品の素晴らしいのは紹介されている方のレビューをみましてもほぼ実測は同じで、私の物も25gと同じでした。
私が他に持っておりますフリーライトのブラストバーナーよりさらに軽量であります。
付属品の収納袋は2gと普通ですが、デザインがいまいちなので違うのに変えたいですがなかなかしっくりくるサイズの物がないのでこのまま使用しております。
ちなみに私はバーナーを収納袋を使用せずにパッキングするとカタカタいって気になってしまうのでちょうどよくて、音もあまりしませんのでその点でそのまま使っております。
セッティング方法
①まず使用する際は一度逆さに向けて五徳を半分広げます
②そのあと一足づつ固定していきます。ストッパーがついていて展開するとしっかり止まります。
※この五徳は適当に広げると他の足にも干渉してしまいスムースに展開することができません。
③全て広げた時の感じです。
かなり小さいです✨
④ガス缶に装着します
※必ず元栓が完全にしまっているか確認後装着しましょう。
何度か閉め忘れで微量ですがガスが出てしまったことがあります。
装着してエバニューのチタンマグポッド500をのせた大きさです。
完全に一人用のガスバーナーですのでこれ以上の大きさのポッドを載せると不安定になるでしょう。
下からみましたらジャストサイズなのがわかります。
収納方法
私のパッキング例をみてみましょう。
①まずガス缶を反対向きに入れて
②その上に点火装置とバーナー本体を入れた収納袋をおきます。
③蓋をしてゴムバンドでとめて完了です。
ちなみにこのパッキングで未使用の110缶をセットして
バーナー 25g
収納袋 2g
イグナイター 14g
ポッド 73g
アルミカバー他 8g
110缶 200g
合計 322g
とかなりかなり軽量に仕上がります。
この時の重量はガス缶の残りが半分ちょっとあり159gでしたが計測してみると280gでした。
1泊2日ならソロキャンプだとガスの残量は余裕すぎると思います。
使用方法
①ガス栓を開けて
②ライターやマッチなどで着火させます
③燃焼音は比較的大きめではあります。
個人的にはプリムスのP-153ウルトラバーナーと比較すると少しだけ音が小さくかなと思います。
比較動画を見てみてください。
プリムスのP-153 ウルトラバーナーとBRS 3000Tの燃焼音と燃え方を比べて見ました✨ pic.twitter.com/lJ4hc6ZchP
— なかちん (@naka350z) 2020年11月8日
実際の燃焼速度と消費量
実験環境
室温 25℃
水温 20℃
水量 400ml
沸騰時間 4分05秒
燃料消費量 6.6g
となりました。これで考えますと温暖な時期に無風なら計算上110缶でおよそ15回分の量になります。私的にはこれだと全然3泊4日ぐらいでも十分持ちそうな量に思います。
さすがに寒冷期の使用には無理でしょう。もちろん他のバーナーも同じですので、使用環境としては梅雨から10月中頃までの北アルプスでのテント泊には全然問題なく使用できるとは思っております。
来シーズンはこれを持って行って軽量なストーブシステムで組んでみたいと思っております。
実際の使用感
先日、ノルディスクのテレマーク2ULWの使用感を確かめたくていつもの古法華キャンプ場で試したのですが、テレマークでの前室での使用ではものすごく快適に使用できました。
ただ朝起きてコーヒーを飲むときにすぐそばのベンチにて座ってお湯を沸かしましたが、やはりほんの少しだけ風が吹いたな〜ってぐらいで炎が揺らいでしまいました。
※奥に写っておりますベンチにて使用してみてみました。
ですのでやはりちょっと風が強いだけでお湯が沸かせませんので風防は必須の装備かテントの前室ので使用が必要だと思います。
まだ寒冷時の使用感や高山での使用は今後実際に使用した際にまた改めて追加でレビューしてみたいと思います。
まとめ
やはり登山などでの軽量化を考えるときにはバーナーをどうしようかと思いますが、やはり軽量コンパクト性で考えますとCB缶では大きすぎますのでOD缶の1択になるかと思いますが、正直最近のシングルバーナーは収納パッキング性能に拘らなければ重量差が大幅に違ってくるとは思いませんでした。
それでも私がこのBRS 3000Tを使用したいなと思うのは軽量性に分があるのはもちろんなのですが、個人的に一番嬉しいのはこのエバニューのチタンマグポッド500にオールインワンで全て収納パッキングできるのがとても嬉しくて今後ウルトラライトの装備では本命になりそうに思っております。
アルコールストーブも軽くて良いのですがやはり点火、火力調整、消火の利便性は絶対にガスバーナーには敵わないのがデメリットでしょう。
使用方法に十分注意してなら購入金額も安くすみますのでお手軽に試してみようと思えるのが本当に嬉しいところだと思います。
世界最軽量級の3人用テント MSR カーボンリフレックス3のレビュー
超軽量なMSR マウンテンセーフティーリサーチ社の3人用テント カーボンリフレックス3を紹介したいと思います。
※紹介しているモデルは現行品ではなくひとモデル前の物になります。
製品の特徴
①カーボンポールを使用しており非常に軽い
②非自立式だが簡単に設営ができる
③大部分がメッシュなので暑い時期は快適
公式サイトの情報
軽量なカーボンポールを使用した非自立式のダブルウォールテントです。最小限のポールと薄手の生地により、タープのように軽量。軽量化のためにフライシートにはファスナーさえ使わず、出入り口はベルクロと小さなフックで固定します。ミニマムなデザインですが、居住性は犠牲にしていません。インナーテントは通気性が高く開放感のあるマイクロメッシュ。フロアはバスタブのように立ち上げてデッドスペースをなくしています。極めて軽いシェルターとして使用できます。フロアのコーティングはエクストリームシールドシステム。従来の標準的なコーティングと比較して約3倍長持ちします。
https://www.e-mot.co.jp/msr/product.asp?id=23
設営手順
①テント本体、グランドシート、ペグを準備します
※今回は試し張りのため近くの公園にて行いました
②グランドシートを広げます
※Amazonでたまたま安く純正のフットプリントがあり入手できました✨
③インナーテント本体を広げ4隅をペグダウンします
※格コーナーは硬めの生地で補強してありペグダウンするとフロアが少し立ち上がります。
④カーボンポールを展開しグロメットに差込み立ち上げクリップをかけていきます
※ポールは曲がったアルミポールがありそのことにより中の空間が広がり快適になります✨
※クリップは計5個あり、1つでもどこかにつけるとポールは立ってくれます
⑤短いブリッジポールをグロメットに差込ます
⑥フライシートをかけて4隅のペグに掛けていきます
※いつもこのフライシートをかける時に向きがわかりにくく少し手惑います💦ちなみに左右どちらでかけても同じようになりますので大丈夫です。
※以前所有していたハバハバNXは反対にするとかけなおさないと出入りしにくくなるので間違えないようにする必要がありました。
※フライシートのグロメットをリッジポールに差込ます
※自在がフライシート側にあるのでペグに掛けてから調整して綺麗にテンションを掛けれます
※マジックテープで頂点部分と、両サイドの計3箇所巻きつけます。特に両サイドはガイラインをする上では必須の工程になります。
⑦フライシートの前室部分を両側ともペグダウンします
※少し長めにして自在できつく調整すると風に対し強くなります
⑧前室上部と両側側面の部分にガイラインを張る
※今回は試し張りで風もなかったので省略しております
設営完了
真正面からはそんなに大きくは見えませんが
真横から見ると山岳テントとしてはけっこう大きい部類で設営箇所は限られるでしょう
※見た感じディリゴ2の様にフルオープンにできそうに思いますが、片側しか開けることはできません。開けれますがとめるトグルがついておりません。反対側も同様です。
各種実測値の詳細
※まず純正のフットプリントをのぞいた総重量が1,208gになります。
※全部入れた大きさは長さ46cm×縦横12cmほどになります
ポールを省いた大きさは圧縮するとおよそ28cmぐらいの長さの大きさになります。
比較対象として一番小さいロフォーテンと並べて置いてみました。
本体とフライシートとスタッフサックと合わせておよそ830gほどで3人用としては超軽量です。
カーボンポールは2つ合わせて240gになります。
すべてカーボン製ではなく負荷のかかる部分にはアルミポールが使われています。
テント本体は439gです。
フライシートは362gで、専用フットプリントとポールを組み合わせてシェルターの様に設営が可能です。その場合は862gでセッティングができます。
スタッフサックは本体用とポール用とペグ用の3つ合わせて42gほどです。
ガイラインは4つ合わせて28gになります。
また非常に反射性能がよく夜間に光が当たるととても目立ち引っかかるリスクは小さくなると思います。
MSRのペグは軽量で小さくて良いですが若干短い様には思ってしまします。
純正のフットプリントは260gとやや軽量じゃないでしょうか。
本体のフロアは15Dと極薄なのでグランドシートは必須だと思います。
各種詳細な寸法と使い勝手
まず入り口の部分には普通チャックが使用されていると思いますが、このカーボンリフレックスシリーズでは軽量化のためマジックテープで止める様になっており一番下の部分はフックで止め捲れ上がらないようになっております。
暴風の時に雨が吹き込んできたりしないかと不安に思うかもしれませんが、使用した中で風速8メートル位の時がありましたが、フライシートがめくれ上がったりとかする事はありませんでしたのでよほどの強風でない限りは大丈夫だと思います。
フライシートとインナーはこのようにトグルで止めるようになっています。
●インナーテントの実寸と使用感
インナーテントの中の広さもこのようになっていて大分快適に感じます。
2人で使用する分にはだいぶ余裕がありますが、3人ではちょっとギリギリだと思います。
中のフックは計5個あり必要十分な量だとは思います。
インナーの横幅は160cm
インナーの長さは210cmほどになります
室内高は真ん中で102cm
入り口付近で92cmと室内にいて高さに不満に感じる部分はあまりないように思います。悪天候で3人いてもなんとか大丈夫とは思います。
そして特徴的なのがこのサイドウォールの立ち上がりが比較的高く風雨の吹き込みがほとんど感じることはないでしょう。
ポケットは大きめのが両側に計2個あります
●前室の使い勝手
前室の長さは61cm
不快感なく使用できる幅は130cmほど
煮炊きに使用できる高さは60cmほどあり快適な空間があります。
ソウロにはかないませんがウナよりはちょっと大きく思います。
インナーテントの真ん中に繋ぎ目がありシームテープが貼っており綺麗に処理されておりますが、正直目立ち私はちょっと気にはなります。
経年劣化でここからボロボロになってくると思うと残念なところでしょう。
あと個人的に気になるポイントはカーボンポールがおよそ43cmと長く、ノルディスクのテレマーク2ULWのカーボンポールが34cmと短いのでパッキングするにはちょっと長く感じてしまいます。
もう少し短いと良かったのですが。
実際にテント泊した時の感想
このテントで2度ほどテント泊したことがありますが、上の写真は今年の2月子供と一緒に県内の標高1,088mで野営してみました。
この日は風速がおよそ8m/sで最低気温が-7℃ぐらいまでになりましたが、夏用のテントだと思っておりましたが意外にそこまで寒くはならないのだなと感じました。
子供にはイージスマックスのウルトラを使用しており爆睡しておりました💦
サイドウォールからの風はほとんど入ってきませんので前室部分からの吹き込みが対策できれば十分だと感じました。
この日は左側から風が吹いておりそちら側を重点的に補強しましたが、10m/sぐらいまでならまず問題ないでしょう。
15mほどでも大丈夫だと思います。ちなみにサイドに1本しかポールがないので変形が大きくしなるので中の快適さは減少してしまうように思います。
上の画像は風速5m/sぐらいですがこの様にちょっと押さえられているように見えてしまいます。
この日は結露がしっかりついておりました。まぁきちんと中の暖気が逃げていない証拠ではあると思います。
この絶景にMSRのテント。めちゃくちゃカッコいいです✨
まとめ
実際に使用してみて感じたのはこのテントは超軽量なので登山で使用したいならやはりカーボンリフレックスの1、2が良いとは思います。
正直なところ設営しやすいので非自立式なのは問題ないのですが、耐風性が同メーカーのハバシリーズに比べ劣るように思いますので強風が予測される場合に稜線上にあるテント場での使用は私はためらってしまします。
晴れか雨かは予測しづらいですが、風速はてんきとくらしの高原・山でみているとそんなに大きくは外れないと個人的に思っておりますので、それで使用するかどうかを判断すれば良いのではないでしょうか。
ですので私がこのカーボンリフレックスシリーズを使用するなら、夏季シーズンのアルプスのテント泊でウルトラライトにするのにこの1or2を、できれば狭いテント場を利用する想定だと1の方を持っていき、風が強く予報がある場合は別のテントを使用する、もしくは樹林帯のテント場にする、小屋泊に変更するなどが良いのではないかと思います。
とは言ってもやはりMSRのテントのデザインは、とても国産メーカーには真似できないほど非常にカッコいいのでこのテントを稜線のテント場に担ぎ揚げ、絶景の写真をテントと併せて撮れれば非常に満足の行く思い出になると私は思います。
また昨年のモデル変更でコーティング加工が従来のモデルより倍以上経年劣化しにくくなったので、MSRの最大の欠点であった長年の使用に改良が加えられたのはユーザーにとってはとても良いことだと思います。
ぜひこのカーボンリフレックスで快適な山行に行ってみましょう✨
2020年 紅葉の涸沢カールへ1泊2日のテント泊登山
先日、10月15日(木)〜16日(金)にかけて紅葉を見に涸沢カールに行ってきました。確か高校1年生の時およそ25年も前に涸沢を通過して穂高岳山荘に行ったのですが全然記憶に残っておりませんでした。なのでほぼ初めての感覚で新鮮な気持ちで行ってきました。天気が少し心配でしたが結果ものすごく良く快適な山行で行くことが出来ました。
涸沢カールへテント泊のパックウェイト
今回は涸沢カールまでの特に危険箇所もなく途中に山小屋も多いので食料、行動食はそんなに多くは持たずにパッキングして見ました。
●食料
カレーメシ×1食 、 コーンスープ×2袋 、 ココア×3袋
●行動食
カロリーメイト4本×2袋 、 ようかん×2個 、 グミ×2袋
ぐらいが今回の食料として持って行きました。私はそんなに多く食べないので前回行った表銀座の時も食料がやはり余ってしまいました。
それで全部パッキングして水は含まずに3.45kgとかなり軽量で準備することが出来ました✨
他の持って行きました荷物は以下になります。
また今回はもう一度北アルプスでノルディスクのロフォーテンを使用したかったのでハイパーライトマウンテンギアのディリゴ2は持って行きませんでした。
紅葉の涸沢カールへの往路
今回もわりと強行スケジュールで以下のタイムテーブルで頑張って行きました。
AM2:00 仕事終了
↓
AM3:00 準備完了し出発
↓
AM8:00 高山市内到着し朝ごはんを食べる
↓
AM9:20 平湯温泉に着き駐車場へ車を止める
↓
AM9:38 平湯バスターミナルに到着
という時間でバス乗り場までつきました。
9:38に到着し10時発のバスに乗ります。
到着した時が霧雨でマジかぁ〜と思いましたが天気の回復を願って行きました。
おそらくgo to トラベルを利用しての観光客が多かったのでしょう割と普通の観光客ばかりでテント泊装備の人は私しかおりませんでした💦
バスに乗ってゆったりと景色を満喫してました✨
やっぱり登山だけでなく観光だけでも来ても本当に堪能できそうですね✨
上高地は登山でしか来たことがないので💦
今回のルートです。
特になんの代わり映えのしない黄金ルートになります✨
コースタイムで行きが6時間ほど
帰りのコースタイムが5時間30分ぐらいです。
距離が片道16kmほどになります。
頑張っていきましょう✨
10:47に河童橋に到着です。
晴天と紅葉のコントラストで最高ですね✨
それではここから登山開始です。
梓川の清流が絶景ですね✨
11:18 明神館に到着です。
コースタイムで50分のところ31分ほどでした。
歩き始めなので少し早くならないようにはしてましたけど。
ここからは絶景でした。大天井岳方面ですが見えているのは少し別の山でしょうか?
明神岳が荒々しくカッコいいです✨
12:00に徳沢に到着✨
コースタイムで60分のところ42分ほどでした。
ここのキャンプ場いいですよね✨
いつかここでも泊まってみたいです✨
12:42 絶景を味わいながらゆったりと横尾山荘に到着です。
コースタイムで60分のところ42分ほどでした。
そしてここから涸沢まで小屋がないのでカップ麺を食べて補給です✨
30分近く食べて休憩して出発します。
13:08 再出発です✨
この橋よく見ますが壮観ですね✨
やっぱりほとんど覚えていませんが💦
屏風ノ頭 すごいですね✨
しばらくこのような道が続きます
13:49 本谷橋に到着です。
コースタイムで60分のところ41分ほどでした。
ここから本格的な登り区間です💦
ここからは徐々に見えてくる涸沢方面の景色が見えて来てテンションが上がります✨
14:17 Sガレに到着です✨
コースタイムで70分のところ28分ほどでした。
登り区間は得意な方ですが、テント泊の装備で半分以下の時間でつきました✨
最初の方は人が全然いないなと思っておりましたが、超高速で登って行ったので30人以上抜いて行ってました💦
もうこの辺の景色は本当に素晴らしかったです✨
14:31 涸沢分岐 到着
14:35 涸沢ヒュッテに到着です✨
コースタイムで50分のところ18分ほどでした。
もう日影に入ってしまいましたが絶景の涸沢カールに感動です✨
14:45 受付してテントを張ろうとしましたが先張りで後から申請するみたいでした。
ちょっと重かったですが寝心地がよくなりそうだったので500円でコンパネ借りました✨
本日の宿は全部色々入れても600g以下のノルディスクのロフォーテン1ULWです✨
石がゴロゴロのところでしたがきちんと張れましたが下から隙間風がぴゅうぴゅう入って来そうだったのでお引っ越ししました。
良さそうな場所に変更して、ここなら下からの風も入ってこなさそうでしたので良かったです。
電波を探し求めて涸沢小屋に来ました。
ここからのデッキならdocomoはちょっとだけ電波が入りました。
景色も良かったです✨
16:32 名物のおでんを頂きます。
700円ちょっと山価格ですが激うまです✨
冷えた体に染み渡ります✨
そして一気にガスが上がってきて周りが見えなくなってしまいました。
その後は夕食の準備してカレーメシとコーンスープを飲んで済ませました。
17:30頃でもう暗くなってしまいました💦
ずっと徹夜できてましたのでもう就寝です✨
寝る前に撮って見ましたが極小の空間で結露対策しないとシュラフが濡れてしまいます💦
日付が変わる前にトイレで一旦起きましたが結露がビチャビチャでした。足元にはモンベルのレインウェアをかけて濡れないように対策してました。
外は2度位でしたが、テントの中は7度ぐらいと結構暖かく寝れました✨
テントシューズの中にカイロを入れてましたが、暑過ぎました💦
ナンガのミニマリズム180とロフォーテンでしたら隙間がないので中の空気が温まり全然寒くなかったです✨
結露でフライシートはびしょ濡れで、インナーテントの中にも水分が進入してました💦このへんは通気性がいいだけにちょっと妥協しないといけませんね💦
通気性がないとかなり息苦しくなってしまいますので💦
紅葉の涸沢カールからの復路
5:17 起床です。もう帰るだけなのでゆっくり目におきました✨
5:35 少し明るくなってきたので朝ごはんを食べて日の出を待ちます。
6時ぐらいが日の出したがあいにく曇っていてきちんと見れませんでした💦
残念ですまた見にきましょう✨
6:26 出発の準備です。15分ほどで寝袋とインシュレーション、そしてテントをしまいザックの中に入れてしまいました。
あとは細々したものですが5分ほどで準備完了です。
最後にコンパネを返却して終わりです。しかしめちゃくちゃ重くてヘトヘトになりました💦他の人は簡単に持って行っていたのに💦
6:36 下山開始です✨
6:41 涸沢分岐
6:55 Sガレ到着です。
コースタイムで30分のところ19分ほどでした。
7:25 本谷橋到着です。
コースタイムで40分のところ30分ほどでした。
かなり早めに降りてきたのになんと昨日の登りより遅かったです💦
てか私どんだけ登りが得意なんでしょうか💦
驚きです💦
8:00 横尾山荘到着です。
コースタイムで50分のところ35分ほどでした。
さてここで問題発生です。
バスの便が9:30と次が10:30でめちゃ急いだら9:30に乗れる。
しかし10:30の便だと温泉に入って行くと子供の迎えと今晩の仕事までの仮眠する時間が少なくなってしまいます。
悩んだ結果超速で帰ろうとなりここから小走りで上高地まで行くことにしました✨
8:31 徳沢に到着です。
コースタイムで70分のところ31分ほどでした。
8:54 明神館に到着です。
コースタイムで60分のところ23分ほどでした。
9:15 河童橋に到着です。
コースタイムで60分のところ21分ほどでした。
結局涸沢から5時間半ほどぐらいのところ2時間40分ほどで帰ってきました✨
河童橋からの景色最高ですね✨
9:36 無事バスの発車10分前に到着して予定通り9:30のバスに乗れました✨
これにて上高地から帰宅です✨
平湯バスターミナルに着いてすぐに一旦車を取りに戻ました。
そしてバスターミナルのすぐそばにある平湯の森の温泉に入浴です✨
10時のオープン直後でゆっくり入れました✨少し白濁のお湯で疲れた身体に染み渡ります✨
その後はまた12時ぐらいに高山市内を通過して無事に17時前に姫路まで帰ってきました✨
●まとめ
かなり強行なタイムスケジュールで行きましたが天気が悪い時にはこの様な時間配分ではとても行けないと思います💦
今回は事前から天気をかなり詳しく予測して悪天候になることはなく晴天が期待できそうでしたので尋常ではない速度で登りと下りで涸沢にまで行ってきました💦
やっぱり欲を言えばしっかりとした休みを取れて行きたいですが現状は難しいのでこの様な時間配分ででしか行けそうにありませんでした💦
今回はほぼ終わりかけでしたので、また数年以内にでも紅葉の最盛期に行きたいものです✨今回はコロナの影響もありかなり空いていて良かったです✨
時間配分は他の人にはほとんど参考になりませんけどこんな人もいたのか程度でみてください💦
ウルトラライトでのテント泊登山のベースウェイトを計測し総額も計算してみた
先日に紅葉の涸沢カールを見に行きました時にテント泊で行きましたが、その時の1泊2日での装備を一度ベースウェイトを全て計測してさらにその総額がいくらぐらいになるのか計算をしてみましたので参考にしてみてください。
●なぜウルトラライトにするのか
それではまずなぜ私が超軽量装備でのいわゆるウルトラライトにしているのかというと、
①体型が細身で力があまりなく重たい物を持てない。
②普段からそんな重い荷物は背負ってない。
③登山を再開する前の中学高校生ぐらいの時の話なのですが、今からおよそ23,24年ほど前ですが当時はウルトラライトって言葉が全くない時代でありその時は毎年1度しかアルプスに行っておりませんでしたので、小屋泊での山行でしか行っておりませんでした。
両親と一家5人で一緒に登っておりましたので共通で装備を持ち、さらに夏休み期間のみで飲み物と行動食とレインウェアと防寒着ぐらいで相当軽かったと思います。
すでに当時から重たい装備で山に登ることはしておりませんでしたし、両親も重装備で疲れてしまう山行は無理と確か言っていた記憶がありました。
その流れで自然とウルトラライトに対するの思考がその当時からあったのだと思います。
以上の理由から私は今現在ウルトラライトに対する価値観があります。批判もあるかもしれませんが競技と違いますので、各々が他人に迷惑をかけずに登山を楽しめればそれで良いのではないかと思います。
●次にウルトラライトに対する良いところと良くないところをみてみたいと思います。
●ウルトラライトのメリット
1、装備が超軽量だと身体に対する負担も少なく疲労がたまりにくい
やはり単純に装備の総重量が15kg以上か,もしくは総重量7〜8kgかと違ってきますと、例え街中の整備された道を歩くだけでも疲れ具合が違ってくると思います。
ましてはその装備で登り下り、でこぼこ道の登山道はては急峻な岩綾地帯の登山道となると一日歩いたあとの疲労感の違いは相当大きくなると思います。
2、怪我をするリスクが少ない
次に疲労が蓄積してくると膝や腰に負担がかかり、腰痛そして膝が痛くなると行動に相当支障が出てきますのでそこでも十分違いますが、さらにいうと80リットルクラスのバッグパックなどを背負って難しいルートとかになるとその背中の荷物の重みでバランスを崩し転倒転落のリスクが相当大きくなるので難関ルートの登攀になるとよりウルトラライトにして荷物をコンパクトにするメリットは計り知れないと思います。
3、景色を堪能する余裕が生まれる
また荷物が軽くしんどくないので周りの景色を堪能する余裕ができ、また時間もゆとりがあるので綺麗な景色を写真に撮って残すことができます。
途中の山小屋での休憩でもそこの名物を堪能できる時間的余裕も生まれてくると思います。
4、行動スピードがあがり広い範囲の山域を行くことができる
そしてコースタイムに対しだいぶん時間的余裕ができるので、例えばですが本来なら12時ぐらいに着く予定でいたが、まだ11時ぐらいなので次の山小屋まで行ってみようとか、15時近くに到着予定だったが、まだ13時過ぎだから次の宿泊ポイントまで行ってみようとかと予定を前倒しで進めることができます。
結果時間的に相当余裕ができて、もし万が一途中でルートを少し外れても時間に相当余裕があるので一旦元に戻るかとか地図で現在位置を時間をかけてしっかり確認して正しいルートに戻る余裕もでき道迷いのリスクもだいぶん減ると思います。
やっぱり遭難の時の最初の一歩は道を少し間違えたことにより時間もそんなにないしあまり詳しく現状を詳しく確認せずに勘で進んでしまったりしてさらにルートを外れ、道迷いでルートを見失ったり、不意に滑落したりとそういったことに繋がるのだと思います。
ですので行動時間に相当余裕が生まれる超軽量装備は私にとっては非常に有用だと考えております。
●ウルトラライトのデメリット
1、必要な装備が少ないのでトラブル時に対処しづらい
まずやはり相当不必要な荷物を削って登山に場合には、本来は必要な装備だったのに持ってこなかったというようなことが起こりアクシデントがあった際に対処出来にくい場合があるかもしれません。
ですのでまずは通常の登山の装備の重さから慣れて行き、徐々に要不要の荷物を自分なりに取捨選択していく経験が必要になってくると思います。
2、超軽量だと耐久性が低い製品が多く破損のリスクがある
基本的にウルトラライトの製品は耐久性はありません。なので長期間の使用には堪えられず破損や故障のリスクは少なからずあると思います。
例えばですが、超軽量のテントのノルディスクのロフォーテンはフライシートが7デニールしかありません。
対して同じ金額ぐらいのテントのヒルバーグのソウロのフライシートはケルロン1200で30デニールの厚みがあります。いくらロフォーテンが良い素材でリップストップナイロンで裂けにくいとしても薄すぎる素材ですので破れてしまうリスクは非常に大きいと思います。
このように超軽量なものは基本扱いは丁寧にしないといけないものばかりです。しかしその製品をきちんとメンテナンスして愛でるっていう楽しみもあると思います。
3、軽量の製品は高額な物が多い
超軽量なものは製作するのに高度な技術が必要であったり、高額なマテリアルが使われていたりと本当に高いです。
例えばですがナンガのミニマリズムのダウンは寝袋で930FPもの羽毛を使用しております。国内メーカーではこのミニマリズムシリーズ以外に使用しておりません。
ひとつ例を出すとモンベルのシュラフ#3では650FPから800FPにランクアップするだけでも23,500円から30,000円と約6,500円+税、と値上がりします。そこにさらに高品質な900FPの製品になると44,000円とほぼ倍の金額になります。
そのように一つ一つが高度な技術によって組み合わさりウルトラライトな製品に仕上がっているので金額はどうしても高くなってしまします。
ただ一度購入するとその製品以上の性能のものは次になかなか出てこないので頻繁に買い換えることないですし、仮にそれ以上の物が出てもその時の最高品質のものはだいぶん満足して永く愛用出来るとは思います。
など以上を色々と上げましたが、良いところ悪いとこがあると思いますのでいきなり全く登山初めてしますって人が経験なくウルトラライトに挑戦するのは私の経験上おすすめしませんが、徐々に経験を積んでウルトラライトに移行して行くのが良いかと思います。
●次に重量の測り方の違いをみて行きたいと思います。
□ベースウェイト
ザック・テント・マット・シュラフ・インシュレーション・クッカー・ストーブなどの食料、水、燃料などの使っていくと消費するものをはぶいた使用しても重量が変わらない物を合計したのがベースウェイトになります。
元々ウルトラライトの発祥のアメリカで広まった計算方法のようで、アメリカのスルーハイカー達は街に降りてきてそれぞれの拠点や街で食料、燃料を補給してまた次の区間に行くので消費して重量が変わってしまうものは計算に入れることはしなくなったようです。
□パックウェイト
次にこの測り方は日本で元々ありました一般的な測り方で上記のベースウェイトに燃料、食料、さらには水と準備完了して今からさぁ登山口から登りましょうか。とザックに全て収納しきった状態の重さになります。場合によってはサコッシュやウェストバッグの中身のものは含んでいない時もあるようです。
だいたいの日本の登山の場合はほとんどの人は長くて1週間ほどの山行が多くいったんアルプスなどの山域に入った場合に燃料や食料は山小屋などでは多数補給はしませんので、最初の準備しきった重さを計測するのが一般的なのだと思います。
私もベースウェイトは軽くしたいですが、結果的にやはり準備が完了したパックウェイトをいかに軽くしたいかに意識がいっています。
例えばですが、快適に幕体の中で過ごしたいのでヒルバーグのテントを持って行きたく、その重量が増えた分を食料や燃料などををいかに軽量なものに代用しようか、あるいはテントをロフォーテンの超軽量なものにしたのでその分食材を豪勢にしようと考えてしまいます。
ただ必要装備をポケットなどに多量に入れてパックウェイトを軽くしたぞっていう裏技的なことは可能ですが、計量した重さは軽くはなりますがそこは常識的な範囲でかと思います。それで軽くなってもいざ登る時にしんどいのは自分自身なので。
□スキンウェイト
これはパックウェイトにさらに当日着ている服や携帯電話や財布など全ての持ち物を含めた状態になります。完璧な測り方かもしれませんがあまり見たり聞いたりした事はないですね。
着ている衣服は多少重くなってもそんなに重さを感じにくいですのでそこまで意識して軽量化しなくても良いとは個人的には思っております。
●それではここから実際の装備の重量と金額をみて行きたいと思います。
□ザック
●ハイパーライトマウンテンギア スタッフパック
重量 128g 、 定価 15,950円 、 購入金額 15,950円
□テント
●ノルディスク ロフォーテン1ULW
重量 537g 、 定価 121,000円 、 購入金額 73,540円
naka350z.hatenablog.com
naka350z.hatenablog.com
●グランドシート
ナノエースV3
重量 115g
●ペグ
細引き(石に巻きつける用に)
重量 29g
□マット
●山と道 ミニマリストパッド
重量 58g 、 定価 3,520円 、 購入金額 3,520円
●エバニュー FPMat 75cm
重量 104g 、 定価 2,860円 、 購入金額 2,860円
本来この製品は100cmですが1枚カットして75cmにしております。
□シュラフ・インシュレーション
●オルトリーブ ウルトラライトウェイト ドライバッグ3L
重量 39g 、 定価 2,530円 、 購入金額 2,530円
●ナンガ ミニマリズム180
重量 326g 、 定価 53,900円 、 購入金額 38,000円
●モンベル プラズマ1000 ジャケット
重量 126g 、 定価 27,900円 、 購入金額 18,000円
●ネイチャーハイク ダウンパンツ
重量 224g 、 定価 5,400円 、 購入金額 5,400円
●ネイチャーハイク ダウンシューズ
重量 68g 、 定価 2,200円 、 購入金額 2,200円
●モンベル ジオライン クールメッシュ S
重量 66g 、 定価 3,080円 、 購入金額 3,080円
●100均 タイツ
重量 49g 、 定価 110円 、 購入金額 110円
●100均 靴下
重量 11g 、 定価 110円 、 購入金額 110円
□ストーブ・クッカー類
●フリーライト ブラストバーナー
●エバニュー チタンマグポッド500
●X-Mesh ミニューク・BICライター
重量 計164g 、 定価 計14,070円 、 購入金額 計11,420円
●燃料
アルコール燃料 重量 132g
おおよそ1泊2日に過不足ない量の100ccにプラスαでいれております。今回のベースウェイトの計算にはいれておりません。
□レインウェア
●モンベル ピークドライシェル
重量 173g 、 定価 26,180円 、 購入金額 26,180円
●モンベル バーサライトパンツ
重量 83g 、 定価 10,450円 、 購入金額 3,630円
※これは現行品ではなくアウトレット店にて購入した旧型の品になります
●スタッフサック
重量 5g
ユニクロの適当にありました物をちょうど良い大きさでしたので使用しております。
以上を計測しました
●ザック 128g
●テント 681g=537g+115g+29g
●マット 162g=58g+104g
●シュラフ 909g=39g+326g+126g+224g+68g+66g+49g+11g
●ストーブ 164g
●レインウェア261g=173g+83g+5g
合計 2,305g
となりました。レインウェアを入れるかどうかあいまいで良くわかりませんでしたが、絶対に必須の装備ですので計算に入れております。
●ザック 定価 15,950円 、 購入金額 15,950円
●テント 定価 121,000円 、 購入金額 73,540円
●マット 定価 6,820円 、 購入金額 6,820円
●シュラフ 定価 95,270円 、 購入金額 69,430円
●ストーブ 定価 14,070円 、 購入金額 11,420円
●レインウェア定価 36,630円 、 購入金額 29,810円
□合計 定価 289,740円 、 購入金額 206,970円
●実際に涸沢に行った時の重量
以上の装備を入れてパッキングしてみました。下記の重さはファーストエイドキッド、予備バッテリーとランタンなどの小物関係、食料と行動食も全て入れてのパックウェイトの重量になります。ちなみに水は入れておりません。今回は秋の紅葉の時期で気温もかなり涼しくそんなに水は多量にいらないかと思い、500mlのペットボトルをおしりのポケットに突っ込んで持ち歩いたら良いかなと想定して行きました。
それで計測したところ3.45kgと相当軽い重量にできたのではないかなと思います。正直この重さでしたらだいぶん楽に行動することができ、のぼり区間でしたらコースタイムの半分ほどの時間で行けることができました。
まぁ私は下りは苦手でのぼりは得意ではあるのですが\(//∇//)\
●まとめ
登山やトレッキングは結局のところいかに安全に行き、無事に家にまで帰ってくるのが重要な事だと思いますが、あまりに安全に意識しすぎてあれもこれもと詰め込み過ぎて装備重量が計20kg以上になり行動速度が遅くなり予定していたより2時間以上遅くなるのは本末転倒かと思ってしまいます。
それに身体にかかる負担は相当大きいのでたとえ怪我をしなかったと言っても普段からそんな大荷物を背負って日常生活や仕事をしている人は少数だと思いますので、登山から帰ってからの筋肉痛や身体の節々に対する負担は相当大きく数日は仕事や日常生活に支障をきたすと思います。
なのでいかに装備を軽量化するというのはどの人にも当てはまる永遠の課題だと思います。終着点はなく日々考え、いかに自分自身にとってより良い選択肢を見つけていくか試行錯誤して行くべきだと思います。
ノルディスク ロフォーテン 1ULWを紅葉の北アルプスで使用したレビュー
先日、上高地から入って涸沢ヒュッテまで紅葉を見にテント泊の装備にて行ってきました。今回は1泊2日の行って帰ってくるだけの予定だったので先月にいきました表銀座縦走路よりさらに軽量装備でコースも横尾から涸沢までしか思っていませんでしたので特に重くなる装備もいらないかなと思いテントはノルディスクのロフォーテン1ULWを持っていくことにしました。
昨年にも双六小屋のテント場にてロフォーテンを使用しましたが、写真を全く撮っていませんでしたので、使用感を再度確認したく思いたちこれでいくことにしました。
ちなみに紅葉はほぼ終わっている様な状況でしたのでまた機会があれば最盛期にでもチャレンジしてみたいと思います。
それではここから実際に使ってみてのレビューをしたいと思います。
●テント場情報
利用料:1人1泊 1,000円 、 コンパネ1枚 500円
総張数:約500張
テント場標高:2,300m
利用した日の気温:10/15 15時 8℃
10/16 5時 2.5℃
●良かった点
1、やはりすごく軽量で行動中は楽である
この大きさですし実測重量538gと非自立式とはいえダブルウォールでこの軽さはやっぱり持ち運びにはとても楽になります。
今回もハイパーライトマウンテンギアのスタッフパックでいきましたのでザックの横幅は約25cmぐらいまでの物がストレスなく入る限度なのでこの付属のスタッフサックに入れると24cmぐらいなのでスポッと放り込んで入るのは嬉しいです。
2、非自立式だが簡単に設営できる
自立しませんがインナー吊り下げ式ですので設営手順は少なく澄みます。
①グランドシートを引く
②頭側2箇所をペグダウン
③メインポールと脚元側のサブポールの入れる
④脚元側の3箇所をペグダウン
以上の手順で立ちあとは張り具合の調整と風が強い時はガイラインをしてあげると大丈夫です。
今回の涸沢のテン場はペグはほぼ使えないのはわかっていましたので最初から持っていきませんでした。
3、背が低いので風に強い
実際に見てもらわないとわかりにくいかもしれませんが、やっぱり圧倒的に背が低いのである意味印象的ですし、なかなか見かけない形ですのでまだ行ったことはありませんが混雑したテン場でも一発でわかるでしょう。
一度強風時にどれぐらいまで行けるのか試してみたいですね。多分普通に耐えれるぐらいの性能はありそうではありますが。
4、中が思った以上に暖かく良かった
夜中に起きた時に撮りましてブレブレの写真ですみません。室内のイメージは一応この様な感じで、超スリムなナンガのミニマリズムの使用で両脇に少しだけスペースがありますが室内の有効空間はだいぶん狭いですし、ダブルウォールでフライシートの下の隙間もあまり空いていませんし、インナーテントのメッシュは写真の左側にちょっとだけ写っていますが、少ししかないので外の空気があまり入って来ないので温度差は大きい様に思います。
ちなみテント内の温度計は夜中2時ぐらいで6.2℃で朝方4時半の起きた時で7.1℃ぐらいでした。その時に涸沢ヒュッテの売店にある温度計を見ると2.5℃ぐらいではありました。
ですので、ちょっと窮屈ではありますがシュラフの性能は1ランク落とすことは可能ではないでしょうか。例えばですが今回のケースだとモンベルのダウンハガー800の#2を#3にできるのではと思います。
難しい選択かもしれませんが、例えば重くなって行動スピードが遅くなる覚悟でステラリッジ1型にダウンハガー#2の組み合わせで行くか、もしくは居住性はかなり落ちますが行動スピードを上げるためにこのロフォーテン1ULWにダウンハガー#3の組み合わせにするか。もうこれはその人の価値観なので私は好きな方でいいと思いますが、個人的には素早く歩けますし、早くテン場に到着して好きな場所を選べゆっくりして絶景を満喫できるというのはとても良いのではないかと思います。
快適性を選ぶのも良いですが、荷物が重すぎてテン場になんとか到着してやっと苦労してテントを設営完了、ってなってバタンキューで寝てしまうとせっかくの絶景を堪能できないのはあまりにもったいないと思うので私には今現在ではその快適重視の行動スタイルで山行に行こうとは思っておりません。確かにテント泊で美味しい物を食べたいですが下界に比べると限度があるので、僕は割り切って下山してから近辺の美味しい物を食べに行き温泉に入って帰宅したいです。
5、撤収もかなり早くて楽だった
見苦しい写真ですみません。散らかっていますが、上記のザックの中にはもうマット(山と道ミニマリストパッドとエバニューのFPMat)と防水サック(シュラフ、ダウンジャケット、ダウンパンツ、ダウンシューズ、着替え用インナー)とテントをいれております。
片付け開始して10分で一応この状態まではなっているので相当撤収スピードは早く楽だなと思っております。ちなみにロフォーテンはしまうときはほぼ設営の逆の手順で、
①ガイラインと脚元側のペグを外す
②メインポールとエンドポールを抜き折りたたんで一つにまとめる
③頭側のペグを抜く
④テント本体とテントポールをまとめてスタッフサックに収納する
となります。ここまででおよそ5分ぐらいで十分収納できるかなとは思います。
あとは小物をザックの上部に適当にバランスをみながら入れると撤収完了かなと思います。
●良くなかった点
次にこのロフォーテンを使ってめんどくさかったもしくはいまいちに感じた点を紹介します。
1、非自立式なのでちょっとめんどくさかった
やっぱり簡単な手順ですが涸沢みたいなテン場では石にガイラインを巻きつけて設営は面倒でした。ただこればっかりはどのテントでもそんなに違いはないかもしれませんが。
2、長さが少し長いので設営場所を探すのに困った
普通の平地のキャンプ場では何も思いませんが、やっぱりフライシートの長辺が250cmぐらいあると北アルプスの狭い場所のテン場では条件に会う場所を探すのに苦労しました。
3、室内高70cmは低すぎた
日没前のテントないで過ごしていたときの中の様子ですが、ご覧のようにかなり狭くなっています。175cm以上の人はやめた方が幸せだと思います。この中で着替えを行うのはストレスしかたまりません。
私は早朝の人がほとんどいない時間帯にトイレにてさせていただきました。
4、大量に結露が発生してしまった
この写真は夜中の2時位に起きた時に撮ったものですが、結露でフライシートの生地が少し伸びたり、インナーテントの水分子が多量に含んで重くなって垂れ下がってきてしまっていた時のものです。これだと結構狭く感じますし、さらに黄色い部分の生地は通気性がすごく良いのですが、結露が生地を通り越して中にまで入ってきてしまうのでシュラフが少し濡れてしまうのがとても不満に思いました。
いったん外に出て脚元側のペグを調整してフライシートがピンってなる様に再調整しました。面倒ですがこうした方が結露がシュラフにつきにくくなるのでオススメかなと思いました。
写真は撮り忘れておりましたが、フライシートの中側には大量の結露でびっしょりとなっておりタオルで拭き取りましたが、素手したのでてがかじんでしまったので辛かったです。
5、設営の仕方が少し悪く前室がうまく使えなかった
コンパネがレンタルできましたので、寝心地が良くなりそうでしたし、撤収時に荷物おきにもなり使用してとても良かったのですが、ご覧の様にこの前室ではバランスが悪く調理はしにくかったです。
●まとめ
結局持っていって良かったかを問われたら大雨が予測されておりませんでしたので1泊2日程度のスピードハイクまたはファストハイクにはとても良かったと思います。1泊2日程度なら結露でシュラフが濡れてもそこまで問題無いですが、2泊3日位になってくると寝袋を濡らさないようにする工夫が必要になってきます。
今回は超軽量装備で持ち物も選んでいったので例えば大キレットなどの岩綾地帯のコースでも取り回ししやすく、従来のテント泊での装備などでは背中側大きな荷物があったり重かったりと安全に通過しにくかったりして躊躇してしまうでしょうが、この荷物の量ならどこのルートも気苦労なく登山ができると思います。
なかなかおいそれと購入できるスペックではないですし、高額なテントなので買いにくいでしょうが一応こんな感じなのかなと参考になれば嬉しいです。
コスパ最高な3人用トンネル型テント ネイチャーハイク オパルス3の徹底レビュー
皆さんはネイチャーハイクはご存知でしょうか?結構紹介している方も多いですしAmazonなどで普通にテントとかで検索すれば比較的簡単に出てくるので知っているという人は多いのではないでしょうか。
ただ実際のところ購入し使用してますっていう人はどれぐらいいるでしょうか?あまり実感としてはいなくはないですが、そんなに多くはいないなっていう感じはしてしまいます。
そこで今日は私が気になっていてAmazonのタイムセールで安くなっていたタイミングがあり購入したネイチャーハイクのオパルス3を出来る限り細かくレビューしてみたいと思います。
ちなみに私は2019年7月に通常23,000円で販売していたものが特選タイムセールで16,099円になっていましたのでこれなら購入してもいいかなと思い買って見ることにしました。
●まず初めに
私になりに思ったのは、このネイチャーハイクのテントはその出来に対して非常にコストパフォーマンスは良いなと実際に見てさわって思いますが、ちゃんとしたメーカーのテントを購入して所持し使用してきた経験からいうとこのメーカーのテントは平地のキャンプ場や高規格キャンプ場、林間キャンプ場などあまり強風が吹く可能性のない穏やかな場所での使用でしたら全く問題ないと思います。また耐水圧にしてもきちんとシームテープをしてありますのでフライシートからの浸水も余程の豪雨でなければ大丈夫だと思います。
フロアの生地もそこそこ良いと思いますがちょっと縫製のクオリティを見ると床からの特に端の縫製している部分が激しい雨の時は浸水してしまうのではと心配にはなってきます。
しかし4、5年ほど使用してきて暴風雨などにあうとおそらくシームテープの箇所からの水漏れなどはおそらく遭遇すると思いますし、長年の使用による経年劣化は避けられないと思いますので消耗品として割り切り4、5年サイクルで買い換えると割り切れば充分元は取れるかと思います。まぁその頃にはまた違った魅力的な製品が出ているとは思いますので買い換えるというのは良い手段ではないでしょうか。
ポールもネイチャーハイクのテントに使用しているA7001のアルミポールでそこそこいいですが、やはりヒルバーグなどの一流メーカーのDACの1級品のポールと比べると仕上げの美しさ、強度、長期間の耐久性は比較対象としては難しいのではないでしょうか。
また初期不良の場合などは比較的スピーディーな対応が多いみたいですが、使用中の破損や破れなどによる修理などは対応可能かどうか私にはわかりませんでした。
ただ個人的にはこの値段で中国メーカーの製品で修理までして使用を続けようとは全く思いませんので、どうでもいいことではあります。
壊れたら破棄した方がいいかなと思います。
●スペック
まず初めにこのオパルス3の数値と付属品などを見ていきたいと思います。
■製品名:OPALUS 3-person tunnel tent
■想定人数:3人
■収納時サイズ:60×18.5cm
■カラー:Green
■重量: 総重量2316g
■テントフライ:20Dナイロンコーティングシリコン:耐水PU4000mm
■インナーテント:20Dナイロンコーティングシリコン:耐水PU4000mm、B3通気性メッシュ ■底テント:20Dナイロンコーティングシリコン
■ポール:7001アルミニウム
■アクセサリー:アルミニウムペグ 20本
■グランドシート付き
右上から
・フライシートとインナーテント
・ポール×3本
・アルミY字ペグ×20本
・収納袋
・グランドシート
となっております。
付属のポールは少し長めのシルバーと赤のポールが2本の計3本になっております。
●設営方法
まず始めにグランドシートをひいて飛ばされない様に四隅をペグダウンしておきます。
よく見ると脚元側が少し細くなっています。
ちなみに片面しかコーティングしていませんので、コーティングしてあるツルツルとしている面が地面側にペタペタした面がインナーテント側になるみたいです。
次にテント本体をグランドシートに置き広げていきます。フライシートとインナーテントが最初から一緒に接続してありますので、だいたいグランドシートとインナーテントが同じぐらいになるように置いて広げていきます。
そして赤のポールが両端に、シルバーのポールは真ん中に通していきます。上の様にスリーブの入り口に同じ色のマークがありわかりやすくなっております。
広げたらポールを全部先に通しておきます。
ポールはアルミのグロメットに差し込みます。前に使用した後また試し張りした時にきつきつでかなり入れづらかったですが今回は割と挿しやすかったです。でもまた生地が縮んで入れにくくなりそうですが。
3本ともポールを立ち上げて両端を引っ張っていきます。ちなみにすべての箇所がコードで簡単にこの様になっているのでペグダウン後の微調整ができませんので、ヒルバーグのケロンやノルディスクのオップランドみたいに気が利いた仕様にはなっていないのでペグの抜き差しをして自分で微調整しないといけません。やはりここら辺が値段の差になっていると思います。自分で自在金具などカスタマイズする方が良いかもです。
でも本当にこの様なタイプのトンネル型テントの両端は一番重要な箇所なのでここが決まらないとカッコよく設営できないですし、耐風性にも関わってくるので個人的に割と減点ポイントです。
次にグランドシートのフックを
この様にテント本体に付けていきます。
後、一番後ろもグランドシートとインナーテントのフックをペグなどに掛けて広げていきます。
そして両側3箇所づつペグダウンしていきます。風が全く予想されない場合はしなくても行けるかもですが通常はします。
●設営完了
360°周りから撮ってみましたがなかなか様になります。結構カッコいいですね✨ブランドロゴが入っていなかったらどこのカッコいいメーカーの製品かわからないですね。
●各種寸法
各種寸法は製品ページに載っていますので実測値を見ていきます。
まず奥行きは217cmと十分な長さがあります。
脚元側は160cmと3人用の大きさですね。
一番広い幅で182cmぐらいです。
ちなみにフロアの縫製部分ですがシームテープはしてますが、私は不安なので荒天時には使用したくないです。ですが普通の雨程度だと全然問題はないでしょう。
次にインナーテント内の高さですが一番高い箇所で105cmほどで十分な高さはあります。
脚元側の高さは95cmで結構中にいると広く感じます。
インナーテントの出入り口の高さは80cmほどです。
フロアの立ち上がりは20cmぐらいでこれぐらいの高さですと十分な量だと思います。
●フライシート内の各寸法
フライシートの中の高さは115cm
幅は200cm
出入り口は幅は80cm
出入り口の高さは87cmぐらいとなっていて数値を見るとちょっと低く感じますが思った以上に出入りはしやすくは感じました。
●実際の使い勝手
まず扉部分ですが、ジッパーの部分は雨が入ってきにくい様にカバーがかかっています。
フラップを開けてジッパーをあげていきます。
トグルが2箇所あります。
この様に巻き上げて止めます。
↓前室の広さは十分な広さはあります。雨でも十分調理ができそうな広さです。荷物も多く置けそうです。
↓インナーテントの全体の感じです。
かなり上部がメッシュになっていて3シーズンの使用で夏は快適でしょうが、春秋の夜は寒く、冬場は無理に思います。
入り口は開けるとサイドポケットにしまえる様になってます。
中から前室を撮ってみましたがこの様な感じです。
インナーの吊り下げ部分はヒルバーグの様な感じの付け方と似ています。だいたい10cmほど空いているので結露がメッシュにつかないとは思います。
↓次にインナーテントを外してみてシェルターの様にしてみました。
やっぱり広いですね。ただちょっと下の隙間が大きすぎるので個人的には結露は覚悟でもっとフライシートを地面まで下げられたら嬉しかったのですが💦
↓次に前後にある通気口ですが、前は問題ないですが、後ろは風速10m/sの風雨があると吹き込んできそうに思ってしまいます。
●実際に使用してみた感想
一度子供と岡山県の蒜山高原まで電車とバスで行き中蒜山オートキャンプ場に行き利用してきました。昨年の2019年の9月に行きましたので最低気温は確か15℃近くぐらいでたいして冷え込まなかったので普通に3シーズンの寝袋での使用で寒さは全く感じませんでした。まぁそれぐらいの気温でしたらどのテントでも大丈夫かとは思いますが💦
風の影響も少し吹いているぐらいで特に問題はなく使用できました。
後、夜に雨が2,3時間ほど降りましたがこちらも影響はなく前室も広く中に荷物を全ていれても出入りは快適にすることができてとてもストレスなく使用することができました。
●まとめ
やはりこのネイチャーハイクのテントは値段に対してそこそこの気象状況でも快適に使用できますのでとても良いと思います。ただやっぱり細かい生地の部分や縫製技術、ポールの質感は持っていての所有感の満足度は私的にはちょっと低くは思ってしまいます。
ですのでお試しとしてこういったタイプのテントはどの様な使い方ができるか試しに使用検証してみて、実際にオリジナルの製品を例えばこのオパルスならヒルバーグのケロンやノルディスクのオップランドなどをやはり購入して長く使用してみたいとステップアップするには良いとは思います。
このネイチャーハイクのオパルスも良い製品ではありますが、やっぱりヒルバーグやノルディスクなどはもっと良い製品でヒルバーグなどは何十年とメンテナンス、修繕などしながら使用できますので長い目で見れば結局そちらの方がお得になりますし、荒天時などは絶大な信頼性があるので私的にはちょっと最初の購入金額がかかりますがケロンとかを購入する方が幸せになれるとは思います。
2020年 表銀座縦走路 2泊3日の登山 3日目
表銀座縦走路の最終日の3日目を紹介したいと思います。
本日のルートは前日泊まりました槍ヶ岳山荘のテント場から新穂高ロープウェイのバス停までの行程になります。
●本日のルート
最初はすぐに槍ヶ岳山荘から槍平小屋まで最短ルートで帰る予定でしたが、せっかくならと他のピークを踏んでおこうと南岳方面まで稜線ルートを通り、南岳新道を通って帰ろうかなとルートを少し変更しました。
↓夜中にちょっとだけ目が覚めたりしましたがかなりぐっすり睡眠は取れてAM4:30ぐらいにちょっと明るくなってきたので起きることにしました。
↓5:05全然人は少なかったですが、面倒だったのでテント場付近から日の出を見ることにしました。気温は2℃ぐらいでちょっと寒かったです。
↓ちょっと小さくですが富士山は見えました✨
↓5:31日の出です。快晴です天候に恵まれて良かったです✨
↓朝日を浴びるディリゴちゃんカッコいい✨
↓西鎌尾根方面のモルゲンロート✨
↓笠ヶ岳
●登山開始
↓朝食を食べてちょっとゆっくり準備して6:57に撤収完了です。
そしてAM7:00に出発です。
↓下の方の同じテント場狭いですね💦私の持っているテントだとクロスオーバードーム2ぐらいがなんとか設置できるかどうか💦長さが長いのばかりしか持っていないのでディリゴとかヒルバーグのウナとか絶対設置できないですね💦
↓飛騨乗越からの槍ヶ岳✨晴天です✨
↓7:16大喰岳のすぐ下から見た山荘と槍
↓7:18標高3,101m国内標高第10位 大喰岳に到着✨
ちょっと看板ちっちゃい💦
中岳・南岳方面の稜線、晴天でテンション上がりまくりです✨
↓道はこんな感じです。このルートは悪天候だと私にはちょっと来れないですね💦
↓7:33中岳の麓に到着
↓7:40 標高3,084m国内標高第12位 中岳に到着✨
写真撮ってもらいました✨
↓中岳から見た槍です
↓中岳から南岳の間は岩が多いガレ場ですね
下の写真は南岳までのルートの写真です✨
↓8:32 標高3,0832m国内標高第17位 南岳に到着✨
急遽変更してこのルートにきましたけど通ってきて本当に良かったです✨
↓8:37南岳小屋に到着
↓小屋で食事を頂きます✨
↓南岳小屋のテント場広くていいですね✨ここは泊まってみたいです✨
いつか来てみよう✨
↓9:18登山再開です。奥穂高方面カッコいいですね✨
↓今回の山行で見た最後の槍ヶ岳です。本当にずっと見れていてほんと幸運でした✨
↓南岳新道って思っていた以上に勾配がきついのですね💦
↓ちょっとだけ上りがありましたがそれ以降全て下りですね
↓なぜこんなとこ道に使用と思ったのでしょう?バランス崩してハイマツに滑ってこけたら戻るの辛そう💦
↓新穂高温泉までまだまだ遠いですね💦
↓振り返って見るとほんときついですね💦
でも私は下りよりこれを登ってみたくなっちゃいます✨
合戦尾根より絶対に急登ですよね💦
↓ジャンダルム✨いつか経験積んで行ってみたいですね✨
↓10:18地図の中継地点で乗っているポイントに到着です。
ファーストエイドキッドの箱が設置してありました。
↓そこからしたはもう樹林帯に入り延々と同じ景色で歩きにくく下りにくかったです💦
↓途中に沢を渡ったりして下っていきます。
↓11:49ようやく槍平小屋に到着です。遠かった💦
休憩したかったけど小屋の人が出ていなくて、ほんの少し休憩して水だけ補給してさっさと通過します。
↓13:17白出沢出合に到着
↓14:14到着 出合からずっと林道歩きで温泉に入りたい気持ちで小走りや早歩きなどで新穂高ロープウェイにつきましたが、バスまで40分ぐらいしかなかったのでちょっと諦めてお昼ご飯にお蕎麦を食べます。
ちなみに山と高原の地図ではこのコースは9時間50分とほぼ10時間ので、私は7時間15分とコースタイム比で74%とやはり下り基調だと私はあまり早くはならないですね💦
そして14:55発高山駅ゆきのバスに乗ります。料金は2,200円です。
↓バスは16:31着の予定でしたが遅れて到着し16:42発の列車に5分しか乗り換え時間がなく買い物が特にできず自販機で飲み物だけ購入して乗ります。
16:42 高山駅
↓
19:08 美濃太田駅到着
19:31 岐阜行き
↓
20:03 岐阜駅到着
20:16 米原行き
↓
21:06 米原駅到着
21:34 姫路方面網干行き
↓
0:04 姫路駅
の予算の都合で特急新幹線は使わずに帰ります。
↓米原駅にて新快速が入って来ます。ちなみにこの10月で運行開始50年だったのですね✨便利すぎて他の列車には乗れません💦
↓普通電車なのに130km/h運行✨爆速ですね💦米原から姫路まで200kmあるのに2時間30分で着くのは楽すぎます。
↓0:04に予定通り姫路まで帰ってきました。ちょっと疲れましたが家まで歩いて帰宅です。
↓ちなみに帰ってきて装備の重量を測ってみました。水が800ccほど入っていましたが5.7kgほどでした。やはりこれぐらいの重量だとだいぶん楽に行動することができました✨
●最後に
今回の表銀座縦走路のテント泊山行は初日こそ出発時に雨が降っていましたが、登山口についた時には雨が止んで2日目以降は快晴に恵まれ本当に素晴らしい登山になって本当に良かったです。
私の山行を時間系列と合わせて紹介しましたが、あくまで私の一例でありテント泊装備でこの行程で行けるのかって鵜呑みにせずに参考にしてくださいね。
また来年違うルートを計画し同じくテント泊でアルプスにいきたいと思っておりますのでその時はまた紹介したいと思います。
長々と最後まで見て頂きありがとうございました✨
2020年 表銀座縦走路 2泊3日の登山 2日目
表銀座縦走路の2日目を紹介したいと思います。
本日のルートは前日泊まりました燕山荘のテント場から槍ヶ岳山荘のテント場までの行程で計画を立てました。
山と高原の地図でのコースタイムがおよそ10時間40分ほどで他のヤマレコやコンパスなどでの行程時間はおよそ10時間ぐらいであまりテント泊の装備で行く人が少ない感じの距離ではあったみたいです。
天候は快晴で気温もちょうど良さそうな感じでしたので、ご来光をみてから出発し、休憩を程々取りながらだと十分14時から15時ぐらいには到着できるであろうと思っておりました。
ちなみにもし悪天候なら西岳ヒュッテで停滞もしくは水俣乗越から上高地へ下山する想定ではありました。
本日のルートはこの様になります。
●起床
前日夜勤明けで行動しておりましたのでとっとと寝た方が得策だと思い、20時過ぎには就寝しておりました。夜中に2回程目が覚めましたがすぐまた寝入っておりましたので十分睡眠が取れ4時前にはおきました。
いつも朝からカップ麺やカレーなどは食べませんのでこの日も行動食のカロリーメイトを食べて撤収開始です。
↓夜明け直前の燕山荘すごくモダンな感じでとっても素敵でした。
いつか泊まってみたい小屋ですが、予算の都合であまり機会がなさそうです。
↓4:44明けの明星綺麗です✨
↓今日は快晴の予感です
↓5:04もう20分ぐらいでしょうか
↓5:20まだですね
↓5:31夜明けです。やっぱり寒かったです💦
↓お日様が当たる槍✨
この距離を見ると今日ちゃんと行けるのかなって思える距離感ですね💦
↓モルゲンロードの裏銀座行きたかった💦
↓燕山めちゃ綺麗っす
そういえばピーク踏んでなかった💦でもこの景色が見れることが嬉しいです。
いつか行ってみよう✨
↓5:47それでは本日の山行開始です。
ちなみにテン場で他の人と話してたら槍ヶ岳まで行くのはなんか私だけみたいです💦
↓表銀座の稜線最高っす✨
↓槍と表銀座の稜線✨
↓行かないけど大天井岳綺麗〜
こういった稜線ずっと歩いていたい✨
↓7:16 大天井岳とショートカットの分岐地点です。
初めてのコースでどれぐらいで着くかわからないし、良いテン場にありつきたいので最短コースで進みます。
↓途中若干鎖場や梯子がありちょっと高度感がありましたが問題なく通過。でも暴風雨ならあまり私は行きたくないルートではありました。
そして大天井ヒュッテが見えてきました。
↓7:49大天井ヒュッテに到着です。ここまでコースタイム3:45のところ2:05ぐらいです。そんなにめちゃくちゃ早くは歩いているつもりはなかったのですが💦
↓常念岳方面
雲がみてくださいっていう形に見えますね✨
↓8:15ビックリ平到着
平です。テント張れそうです。張ったら殺されるけど💦
↓赤岩岳方面
奥に奥穂とジャンダルムが見えます✨
↓この日は稜線の西側は風がちょっと強く歩いていても肌寒いなぁ〜って感じですが、東側になると快晴無風で途端に暑く温度調整が難しかったです。
↓8:52赤岩岳
何もないのでとっとと進みます。
↓ついに東鎌尾根越しの槍ヶ岳が見えてきました。
↓若干通りにくい箇所はありますね。東鎌尾根の準備運動ですね。
↓ヒュッテ西岳が見えてきました✨
奥にテント場が見えます。ここで張って槍を眺めるのも良さそうですね✨
↓9:26ヒュッテ西岳到着です。コースタイムが5:35のところ3:40で来たみたいです。
お腹が空いてきたのでなんか食べたかったですけど小屋の方が屋根のメンテナンスしてて食べ物を注文しにくかったのでジュースだけ飲んで一息ついて出発です。
↓水俣乗越までだいぶん下って行きます。
振り返ると結構急ですね💦
↓馬の背みたいな箇所もちょっとできてきました。
↓槍が徐々に近くに見えてきました。
↓上高地方面の槍沢コースが見えました✨
↓10:22 ヒュッテで15分休憩していたのでここはコースタイムよりちょっとだけ早いだけでした✨
↓さぁここから本日のメイン東鎌尾根です。
気を引き締めて行きましょう。
↓急な上りがあれば梯子の下り、ちょっと怖いですね💦
↓逆光でみにくいですが、こんなところハシゴがないととても下れません💦
設置してくださった方本当にありがとうございます✨
↓ここでグラっと地震がきたら恐怖でしかないです💦
↓11:29 ちょっと急な登りが何箇所かはありましたが順調にヒュッテ大槍に到着。
お腹空いたけどもう目の前ぐらいにまで槍ヶ岳山荘が見えてきたので一気に行ってしまいます。
↓やっぱりヒュッテ大槍からは形が綺麗です✨
↓11:58 槍ヶ岳山荘に到着です✨✨✨
コースタイム約10:30のところ6:10でついてしまいました💦コースタイム比58%ぐらいだったのですね。まぁ天気が良いのでこれぐらいなんでしょうね。
いい場所にテント張りたくちょっと早めには歩きましたが早く着き過ぎました💦
早速小屋でテントの受付です。1,000円払い受付完了です。
↓本日の幕営地はCです✨
よく見たら槍ヶ岳が目の前にあるロケーションです。
↓12:13 テント設営開始です。流石にこんな場所では面積がディリゴではちょっときついです💦長さがちょっと足りません💦
↓12:22 設営完了✨ペグダウンせずに岩だけで完了です。
↓12:36 この日最初のまともな食事です✨
合計1,600円💦山価格ですが最高に美味しいです✨おでんがヤバイほど美味い✨✨✨
↓やることがなくなりました💦隣の人とも話し込んでしまいましたが、槍平側がガスっていてピークにアタックしても景色が見えなそうでしたので晴れるまで時間潰しです。
ディリゴの中から見える槍ヶ岳最高です✨これをしたかったのです✨
次は思いけどヒルバーグのウナを持ってきて眺めたいですね✨
↓14:33 まだガスが晴れないです💦
↓ディリゴいいねぇ✨ちっちゃくにしか見えてないけど💦
↓15:03 ちょっとマシになったのでアタック開始です。
↓ちょっと高度感ありますがでも一完歩づつしっかり進めば問題ないですね。
22年前に高校生の時に来たときはガスガスだらけで全く何にも見えませんでしたが今日は空が青いです✨
↓15:18 標高3,180m 国内第5位 槍ヶ岳登頂✨✨✨
西側はガスって見えませんでした💦
↓15:31 高いところそんなに好きじゃないのでとっと降りて来ました。
↓やっぱりここのテント場はモンベルのステラリッジなどがジャストサイズでちょうどいいサイズなんですね。ってか写っている幕はステラリッジオンリーですしなんか体感的に7割はモンベルだった感じですね💦ハイパーライトマウンテンギアなんて絶対にいないですね💦
↓16:11 明るいうちに夕食です✨
これもやりたかったフリーライトのブラストバーナーを槍ヶ岳を背景に写メ撮りたかったんです✨
↓テーブル持ってきてませんでしたので幕営看板を使わせてもらいました✨
晩ご飯はカレーメシと豚汁です✨
↓18:06 食べ終わってココアも飲んでゆったりしてましたが本格的にガスってきてもう暗くなってくるのでそろそろ就寝の準備です✨
↓結局テント場ついてからウロウロしてたのでいっぱい歩いていました。
いっぱい登ったなぁ〜✨
●本日の行程
時間 6:16:00
距離 16.00km
消費カロリー 1,973kcal
初めてのコースの表銀座縦走路でしたが本当に楽して堪能できました✨
明日は一応新穂高ロープウェイまでの下山予定です。槍平コースで降りるだけなので楽でしょう✨
明日も晴れます様に✨一応快晴の予報ですので期待しましょう✨
2020年 表銀座縦走路 2泊3日の登山 1日目
今年の山行は皆さんご存知の様にすさまじいほど計画を立てるのに制約があり、私も非常に苦慮してなかなか連続してとれない休みを無理言ってなんとか都合をつけてもらい3日ほどの日程を取れることになりました。
しかし問題はどこのコースを選択していくかが非常に悩ましく大体が事前予約制であり、天候と体調に問題がなければコースタイム通りに計画はできるのですが、もし荒天が予測されるならば計画の変更もしくは中止せざるを得ないのでとても悩みました。
第一希望は去年台風のため断念した裏銀座に行きたかったのですが、今年は烏帽子小屋がテン泊中止で必要経費がかかる過ぎる計算になってしまい、第二希望の表銀座縦走路に行ってみることにしてみました。
計画編は下記を見てみてください。
それでは今日は1日目の燕山荘のテン場までの行程を紹介したいと思います。
令和2年9月13日(日)
朝7時仕事が終わり速攻で職場で着替え準備し姫路駅までダッシュです。
AM07:27発 のぞみ東京行きの列車でまずは名古屋駅まで移動です。
↓姫路駅から出発してすぐの景色。見慣れた景色も新幹線からだとちょっと新鮮に見えます。
仕事終わりで乗り過ごしを警戒してあまり寝ない様にしてましたが、本当に名古屋まですぐにって感じですね。
↓8:42に到着してすぐに次の列車 9:00発特急しなの5号に乗り込みます。
松本まで2時間ちょっとあるのでゆったりします。
↓雲行きが怪しいです。ちょっとぽつぽつしたりしてました。
↓途中で槍の天気を調べたら結構良さそうだったので天候回復を祈って移動します。
↓11:10 松本駅到着すぐに次の列車に乗り換えて穂高駅まで
↓12時前に穂高駅に到着バスの乗り換えが12:55なのでそれまで駅周辺で最後の腹ごしらえです。
↓駅から2分ぐらいのところに雰囲気の良いランチ営業のお店があったので入ってみます。
↓いろいろありましたが、夏野菜のトマトカレーがめちゃ美味しそうでしたので注文してみました。ちょっと辛かったけどすっごく美味しかったです✨
↓穂高駅から中房温泉までは1,800円でおよそ50分googleMapで見ると結構近い様に見えてましたが、行ってみてびっくり日本の秘湯、中房温泉ってふれこみでしたがかなり辺鄙なところでびっくりしました。乗合タクシーの様なマイクロバスでしたがすれ違いもしにくい箇所が多くなんかこれで1,800円の料金はちょっと割安に感じてしまうぐらいに思いました。
↓時間通りに中房温泉に到着です。
着いた停車場ってただの空き地でびっくり。さらに売店、トイレ以外に何もなくびっくり。本当に秘境って感じで温泉に入りにきてゆったりしに来たいなって感じさせてくれる場所でした。
↓14時すぎにさっさと準備して登山開始です。登山届けは事前にコンパスにて作成して提出済なので登りましょうか。
これは簡単で作成しやすいのでやっぱり便利ですね。
バスの乗客はほとんどが登山者で12,3人ほどでしたが事前の前泊の方ばかりでこの時間から登るのは私だけでした。
↓本日のルートです。およそコースタイムで4時間半の行程です。
北アルプス三大急登のひとつではあります。テン泊の装備で普通の人でしたら苦労するかもしれませんが距離は長くはないので焦らずゆっくり登って行きましょう。
↓霧が若干出ていて幻想的でこう言ったのは好きです。
↓ようやく近くのやまが木々の合間から見えて来ました。
↓合戦小屋までのケーブルカーの土台ふとよくこんなの作ろうと思ったなと感じてしまいます。先人の努力に敬服です。
↓14:46に第一ベンチ到着
↓15:09に第二ベンチ到着
↓15:14に第3ベンチ到着
↓15:30に富士見ベンチ到着
↓15:50に合戦小屋に到着
ですが営業は15時までで利用できず💦もうそのまま通過です。
↓下の穂高の街並みが見えてきて嬉しいです✨
↓常念山系も見えてきました✨
↓16:06に合戦沢ノ頭に到着
↓16:22燕山荘が初めて見えて興奮です✨
↓この角度からだとすごいとこに小屋立てたな〜って見えます✨
↓16:31に燕山荘到着✨
およそ2時間半で到着です✨
↓テン場にはもうカラフルにテントが咲き乱れておりました✨
これが良くみた景色だったのですね✨
↓燕岳半分ガスってましたが晴れていたら本当綺麗でしょうね✨
北アルプスの女王にふさわしい美しさです✨
↓16:47 受付を先に済ませてから幕体の設営です。
↓およそ10分ほどで完了✨
やっぱりめちゃカッコいいです✨
↓許可証の手形がオレンジ色で白色の幕に映えます✨
↓燕岳を背景に晴れていたら良かったのにね
↓17:30 せっかくなので名物のケーキセットを頂きます✨
標高2,700mでのデザート贅沢すぎです✨
↓17:45 夕食の準備です。ガスストーブが便利で重量もそんなに変わりませんがあえてフリーライトのブラストバーナーを北アで使い勝手や燃費などを検証してみたかったので持ってきました。
↓面倒ですが燃料を正確に無駄なく使うためミリ単位で注入です。
↓若干風があったので折り畳み傘で風よけです。
↓18:45 真っ暗になってすることもなくなったし夜勤終わりでそのままきたのでこの後すぐに就寝しました。翌日はAM4時頃起床予定です。
本日の行程
時間 2:30:00
距離 5.78km
消費カロリー 652kcal
初めてのコースであまり急いで歩いているつもりはありませんでしたが、コースタイム比で55%ぐらいでした。まぁ私は登りは全然苦にならず好きですので💦
明日は槍ヶ岳までの予定です。何時に着くのかなぁ?一応時間は余裕を持った計算では考えています。