なかちんのアウトドア活動記

一児の父ですが少ない休みの日に細々とアウトドアを楽しんでおります。つたない内容かもしれませんがご了承下さい。

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山と道のULPad15+の収納袋にちょうど良い サーマレストのスタッフサックのレビュー

f:id:naka350z:20220130020435j:image 先日の八ヶ岳の厳冬期テント泊にも使用し大活躍だった超軽量スリーピングパッドの山と道のULPad15+ですが、その持ち運びにかなり良いものがありましたので紹介レビューをしたいと思います。

それぞれの細かいレビューは下記をご覧ください✨

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製品の情報

f:id:naka350z:20220130020450j:imageサーマレスト リッジレスト スタッフサック(スモール)


f:id:naka350z:20220130020447j:image ご存知老舗中の老舗であるサーマレスト。

 その中ででも超王道のクローズドセルマットでありますリッジレスト用の収納袋になります。

 サイズ展開はS(51×17×17cm)M(51×20×20cm)L(63×23×23cm)の3種類になります。

 今回私が購入しましたのは一番小さなSサイズを注文購入しました。表記がギリギリになっていたのできちんと収納可能かどうか不安でしたが、おそらく可能だろうと見切り発車で買ってみました。


f:id:naka350z:20220130020444j:image重量は33gとなっております。

 内容物にキズが付きにくいようにとやや厚手の70デニールの生地が採用されております。しかし、ウルトラライト思考の私ででも持った瞬間結構軽いな✨と感じました。

 実際にマットを収納袋に入れてみてもほとんど重さは感じさせません✨

 

f:id:naka350z:20220130020441j:image ちなみにこのスタッフサックは平置きにして広げると58cm


f:id:naka350z:20220130020456j:image 幅が28cmぐらいにはなります。でも縫製はきちんと円形になっておりますのでリッジレストや他にもロール式のクローズドセルマットに使用可能かと思います。

 

収納方法

f:id:naka350z:20220130020845j:image 収納方法は全然難しくなく非常に簡単ですが一応紹介いたします。

1、まずはULPad15+をしっかりきつく巻きながら丸めて行き、脚の間に挟み込みます。


f:id:naka350z:20220130020839j:image2、次にスタッフサックを巻き終わりの部分からかぶせて行きます。


f:id:naka350z:20220130020848j:image3、すっぽりかぶせて


f:id:naka350z:20220130020854j:image4、脚に挟んだまま下まで掛けてしまいます。


f:id:naka350z:20220130020842j:image5、次に反転させてコードを閉めます。


f:id:naka350z:20220130020850j:image6、最後にコードロックを締めて完了です。

 って何も難しいことはないですね。作業中はやはり常時脚で挟み込んでいる方が最後までマットが広がらずに多少はコンパクトにできるかと思います。

 

f:id:naka350z:20220130020437j:image パッキング完了です。ぱっぱと手短にキツキツにマットを巻かなければ最初から最後まで1分ちょっとでこの状態にできるかと思います。

 非常に簡単でお手軽だと思います✨


f:id:naka350z:20220130020453j:image 普通この山と道のULPad15+はただ巻いただけだとすぐに解けて直径20cmぐらいに緩んでしまいます。

 ですがこのスタッフサックを使用すると特に紐や輪ゴムなどでまとめなくても上記のようにコンパクトな状態を維持できます。


収納時の実測値

f:id:naka350z:20220130020432j:image 直径は17cmとなっております。


f:id:naka350z:20220130020502j:image 次に個人的に一番気になっておりました限界ギリギリのサイズはどれぐらいなのかとマットを収納袋の中で緩めてみて計測したところおおよそ19cmとなりました。

 なのでもしご自身のお持ちのクローズドセルマットを収納してみたいのでしたら18cmまでがストレスなく収納できるかと思います。

 19cmのギリギリサイズですと、スムーズに入れやすくするために何か大きめのポリ袋などに入れてからだとなんとか収納は可能になるのではと思います。

 

収納袋を使用するメリット

f:id:naka350z:20220130020435j:image 次にこのスタッフサックを使用することのメリットデメリットを見てみたいと思います。

 

1、マットにキズが付かないf:id:naka350z:20220130020845j:image 最初にこのスタッフサックを購入したい一番の動機である保護性能がありました。この山と道のULPad15+はXLPEフォームという非常に断熱性の高い素材でまた超軽量でスリーピングマットとしてはもう個人的に最強の製品だと思っております。

 ただ欠点としまして非常に耐久性が弱くこのマットで20回ほどは使用してるかと思いますが、丁寧に使用を心掛けていても上の写真の様に所々欠けてしまっております。

 もちろんそうなってもエアーマットの様に全く使い物にならなくなる事はないのですが、やはり心境としましては見ていてあまり良いものではありませんので何か保護できる良い方法がないかな?と使用するたびに模索しておりました。

 ですがこの収納袋を購入してみて、やはり丈夫なスタッフサックに入れてしまえばたとえ酷い藪漕ぎだろうが穂高連峰のような岩綾帯でガシガシぶつけようが特に気にしなくても良くなるのはすごく心強いです✨

 今までですと木や岩の間などをすり抜ける時は引っ掛けてマットにキズが付くと嫌だなぁ〜と神経を使っていたのですが、それが一つなくなるだけでも十分使用価値があると私は思います。

 あと多少ではありますが、小雨や降雪時にマットに水分が付きにくくなって良いのではと思います。一応このマットは保水しませんので拭けば水分が拭えますがマット全面をやるよりは労力が掛からないでしょう。

 

2、収納がとても簡単になるf:id:naka350z:20220130020453j:image 今まではこのマットを使用する時は必ず解けない様にゴムなどを使用してからザックなどに外付けしておりました。

 それをするデメリットはまずこのマットは本当に弱いので、輪ゴムなどでキツキツに括るとそれが跡形となって復元せず少し見栄えが悪くなってしまうのです。もちろん性能には影響は出ないのですが個人的には気になっておりました。

 またその括っていたゴムなどをテント内で適当に置くとどこに行ったかなぁ〜?と探し回ることが多々ありました。

 なのでこのスタッフサックに入れてキュッと絞るだけでコンパクトにできるのは非常に簡単で良いと思います✨

 調べていましたら人によってはこのサックの中に衣類を入れて枕にして利用している方もおられたのでそういった方法にも利用可能だなと感じました。まぁでも最近は就寝時にはニーモのフィッロエリートを使用しているのであまり恩恵はありませんが・・・

 でもテント内は何かと非常に散らかってしまうのでこのデカいスタッフサックの中にあまり使わない物を入れておくとテント内は非常にスッキリして上級者ぽく見えて良いとは思います✨

 

収納袋を使用するデメリット

1、少し重いf:id:naka350z:20220130020444j:image 33gとそこまでは重くはありませんが、1gでも軽くって思っている方からするとこの重量は使用するに値しないでしょう。

 せっかく超軽量な山と道のULPad15+を使用しているのに15%も重くなるなら意味ないじゃんって感じる方はおられるかもしれません。

 でも個人的にはこのマットが必要になってくる温度帯は私の使用している範囲だと氷点下5℃以下からなのでそれぐらいの状況だと他の荷物も必然的に重くなっておりますので、その中での33gはあまり気にしなくても良いとは思います。

 

2、狭いテント内では収納しにくいf:id:naka350z:20220130020842j:image 取って付けた様な難癖ですが、私の使用頻度の高いノルディスクのロフォーテンだとテント内でしまうにはとても辛くなってしまうでしょう。

 でもそれ以外のステラリッジテントやヒルバーグのエナンなどの普通のソロテントだとそこまでやりにくくはないとは思います。

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まとめ

f:id:naka350z:20220130020437j:image スリーピングパッドはクローズドセルマットがやはり一番展開撤収が早く、寒さも感じにくく、パンクのリスクがゼロで、そこそこの寝心地があり、その中でもこの山と道のULPad15+は収納時の大きさと入手のしにくさを除けば、暖かく、すぐに使用できて、壊れなく、個人的にはエアーマット以上に寝心地が好きなので欠点は非常に少ない製品なのです。

 ですが、やはり今まで傷を付けたくないのもありそこまで出番が多くなかったこのマットですが、このサーマレストのスタッフサックを手に入れた事で今まで以上に積極的に連れて行きたいなと思います。

ヒルバーグのイエローレーベルテントのエナンで厳冬期のテント泊は可能なのか

f:id:naka350z:20220128090918j:image 以前にも紹介しましたソロテント、ヒルバーグのエナンですがこの製品は同メーカーのラインナップの中ででも一番温暖な時期に使用が想定されているイエローレーベルになっております。

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イエローレーベルの特徴について

 まずおさらいとしましてヒルバーグにおけるイエローレーベルの特徴を見てみましょう。

1、徹底的に軽量性を重視した生地による重量の削減

2、換気性能を重視したテント内構造

3、無積雪時を想定しているため耐降雪性はない

 と以上の様な特徴だと思います。

 したがってこのイエローレーベルのテントを厳冬期のテント泊にて使用するなら実際に使えるのかどうかを試してみたくてわざわざ大寒の寒い時期に八ヶ岳に赴きテント泊をしてみることにしました。

 

テント泊をした環境

f:id:naka350z:20220128090858j:image 今回、ヒルバーグのエナンを持って行き使用しましたのは昨年も伺いました八ヶ岳にあります黒百合ヒュッテのテント場にて使用してみました。

使用日時:2022年1月20日(木)〜21日(金)

当日天候:晴れ時々雪

     風速5m/s~8m/s

最低気温:マイナス20度

f:id:naka350z:20220129044653p:image 翌日yahoo天気にて近隣の観測所である野辺山駅の最低気温は-17.4℃で標高差から考えるとそこまで冷え込まなかった様です。

f:id:naka350z:20220128090855j:image 当日テント場に着き昼食(ビーフシチューセット1,600円ほぼこれを食べたくて行った感じです✨)を頼んで食してから設営をしていきましたが、15時ぐらいの段階ですでに気温は-15℃ぐらいにはなっておりました。

 手袋の対応温度が不足しており指先が冷たい😭ってなりながらの設営ではありました。

 

f:id:naka350z:20220128090912j:image 夕方17時過ぎの気温です。だいぶん寒いです😄


f:id:naka350z:20220128090901j:image 就寝前にこの日は夜中の2時に仕事を終えてそこから徹夜で高速を姫路から諏訪ICまで走らせてこのテント場まできたので日が暮れる前にはもう眠くて眠くて最後に就寝前に17:30頃に撮った時のです。


f:id:naka350z:20220128090849j:image 夜中12時前に一度トイレに起きた時です。すでに6時間就寝してましたがすぐに二度寝しました✨iPhoneのカメラなのでこれが限界ですが、ヒルバーグのエナンが闇夜に映えてすごくカッコ良かったです✨✨✨


f:id:naka350z:20220128090915j:image 早朝4時半ぐらいに起床した時のテント内の気温です。これで-17℃ぐらいになっておりました。

 ですがマットは山と道のULPad15+とシュラフはマウンテンハードウェアのファントムアルパイン-9℃とインナーシュラフにナンガのミニマリズム180を入れて使用したらぬくぬくすぎて爆睡してました😅


f:id:naka350z:20220128090852j:image 早朝の黒百合ヒュッテの気温計は-20℃になってました。

 指先がつめたすぎて山頂がガスっていたため今回は天狗岳に登るのはやめました😥せっかく来たのだから登れば良かったかな💦

 

テント設営の手順

f:id:naka350z:20220128090906j:image 私が説明するまでもなく積雪時のテントの設営の仕方は色々紹介しているところがあると思いますので詳しくは致しませんが、無積雪時とは違い普通のペグは全く使用できませんのでAmazonにて購入しておりましたスノーペグを利用して設営して行きました。

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 通常のエナンの設営の仕方などはこちらをご覧ください✨

 今回テントを持っていく時にはコンパクトにするために両サイドのエンドポールとメインポール、スノーペグは別に分けて持って行きました。


f:id:naka350z:20220128090844j:imageペグの使い方。

 今回私がスノーペグを使用した方法を一応説明しておきます。

 まずモンベルショップに行き3mmのコードを75cm×6本分になる様に購入してきました。

 それを玉結びで括って穴に通していきます。


f:id:naka350z:20220128090846j:image それをエナンの4隅はリング状になっているのでそこにコードを上記の様に通します。


f:id:naka350z:20220128090903j:image それをギュッと絞るとこの様に固定できるのであとはそれを雪面に突き刺していくだけで完了です。

 スノーペグの使用は初めてでしたが、少し深めに差し込むだけで十分固定でき、コードを思いっきり引っ張ってもびくともしなくて逆に撤収時には無理に抜くこともできないぐらいしっかり刺さっておりました。

 密集したテント場でではこのコードの長さはやや困るかもですが、でも思った以上に使いやすくて良かったです。

 

設営完了

f:id:naka350z:20220128091058j:image というわけでせっかくなので設営が完了してから周囲から写真を撮ってみました。

 本当は設営時の写真も撮りたかったのですが、都度カメラを出して撮るには手がかじかんで無理でしたのでご勘弁ください💦


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f:id:naka350z:20220128091101j:image やはり積雪時の利用にヒルバーグのテントの赤色は非常に映えてカッコいいですよね✨

 ちょっとテンションが上がってしまいました😅

 

ヒルバーグのエナンは厳冬期のテント泊に使えるのか

f:id:naka350z:20220128090858j:image それでは結論から申し上げます。一晩テント内で利用して就寝してみての私の答えはヒルバーグのエナンは厳冬期のテント泊にも十分使用は可能な場合があります』と私は結論づけたいと思います。

 まずなぜその様に思ったのかですが、やはり厳冬期の北アルプス八ヶ岳にてテント泊をしに行こうと思いますと、冬の時期は基本的に上空の風が強くテント場の状況では暴風が吹き荒ぶ時があるかと思います。

 その様な場面にて使用しようと思いますと、まずエナンのフライシートの生地厚(私の所有しておりますのは初期型のケルロン600で10デニールのモデルになります)ではやはり風速20m/s以上の場合には強度がちょっと足りないと感じてしまいます。その点レッドレーベルのテントは30デニールの生地なので非常に安心感が上がってきます。

 また同じ形のアクトとエナンを比べましても、やはりアクトの方が四方にコーナーポールがありガイラインの形状も低く長く張れるので、エナンに比べ非常に風を受け流ししやすい様になっており荒天時でも安心してテント内で過ごせそうに感じさせてくれます。

 次に雪に対する対策の違いです。ヒルバーグのテントは基本積雪時ででも問題ない様に設計されておりますが、やはりイエローレーベルとレッドレーベルとでではもう1段階雪に対して強くなっていると感じさせます。

 冬の北アルプスなんかは知ってのとおり非常に積雪が多い地域ですし(といいますか世界一の豪雪地帯ですよね💦)、ひどい時は一晩で100cmぐらい積もりますのでぶっちゃけそんな日は雪の重みでテントが崩壊する可能性が大だと思います。

 まぁそれは極端な例としてですが、やはりアクトやウナはエナンに比べ降雪には強く感じますし、ソウロはソロテントで最強の屈強さを誇るのは言うまでもないでしょう。

 次に寒さの感じ方ですが、幸運💦なことに昨年も今年もテント泊で利用しました黒百合ヒュッテのキャンプ場は最低気温が-20℃と一緒になりました。

 吹いていた風の強さもほとんど同じぐらいだったとは思います。それで寒さの感じ方の違いについては正直そこまで変わりませんでした。ほんと若干ではありますがやはり生地の厚みのあるアクトの方が寒さを感じにくかったかな?とは思いました。

 ダブルウォールテントはシングルウォールよりは多少保温性はある様には思いますが、テントのみの保温性は期待しない方が賢明ですね。

 もちろんダブルウォール式の方がテント内にいると暖かくは感じますが、シュラフに入って活動が止まるとテント内の気温は下がってくる様に感じます。

 

まとめ

f:id:naka350z:20220128090909j:image なかなか厳冬期の雪山のテント泊なんて行く人は非常に少数だとは思いますが、その際に使用するテントはどうしよう。4シーズン用のテントを追加購入する必要があるのだろうか?

 無積雪時に使用しているテントは頑張れば使えないのだろうか?と思う人はいるでしょう。まぁ安易なことは簡単に言えませんが、私の個人的な感想としましては気象状況が悪くなければ3シーズンテントでも十分問題ないとは思います。

 その際注意しなければいけないのが、①積雪時の雪の重みに対する耐久性②ジッパーの凍結③窒息になりにくい換気性能④暴風に対する荒天性などが主に考慮しなければいけないポイントだとは思います。

 幸いヒルバーグのテントは超軽量に仕上げているイエローレーベルのテントでも上記の事は十分対策してある製品なので、今回厳冬期のテント泊でもエナンは十分対応可能だとは感じました。

 ヒルバーグのテントは非常に高価で入手しにくいですが、大雪が降らなければイエローレーベルのテントでも日本の山岳環境ではオールシーズン使用可能ですので検討してみてはいかがでしょうか✨✨✨

コスパ最高な100均テントマット セリアの両面アルミ保温シートの徹底レビュー

f:id:naka350z:20220110020709j:image キャンプやテント泊登山などの時にはスリーピングマットを基本的に使用する人がほとんどだと思います。しかしその場合にテント内にさらにもう一枚マットを引く人はどれぐらいおられるのでしょうか?あまり具体的な使用率などは分かりませんでしたが、今回はそんな色々あるテント内用のマットのセリアの両面アルミ保温シートの紹介です。

 

製品の実測情報

f:id:naka350z:20220110020802j:image 公式の情報をと思い色々と検索してみましたが見つかりませんでしたので早速重さから見て行きたいと思います。

 重量は77gとかなり軽量だと思います。

 

f:id:naka350z:20210226033758j:image全長、全幅は表記通りの70cm×180cmとなっております。

 

アルミ保温シートの良い点

①軽量でコンパクトf:id:naka350z:20220110020732j:image まず最初にこの両面アルミ保温シートの良い点からみてみましょう。

 このシートの良い点は77gととても軽量なところでしょう。そして非常にコンパクトになる点だと思います。

 スリーピングマットを持っていきますが、基本的に私はテント泊登山などに行く場合には山と道のミニマリストパッドやフリーライトのマイクログラビティーの出番が多いです。また厳冬期になると山と道のULPad15+の出番となります。

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 持ち運びには上記の写真の様に折りたたむ事でザックの中にフレーム代わりとしてもできるほどコンパクトにできます。

 これがとても重宝していて小さなザックでもこれを持っていくことが可能となります。

 

②断熱性能が高いf:id:naka350z:20210226033758j:image 雪中キャンプや雪山登山でのテント泊で利用するのでしたら皆さんは氷点下対応したR値の高いスリーピングパッドを持っていくと思います。

 代表的な製品ですとサーマレストのネオエアーXサーモなどがあるでしょう。しかしこれは空気注入式なのでもし外が吹雪などの場合にはテント内に入って膨らませる必要があると思いますし、パンクなどのリスクを思うとエアーマットは就寝前に膨らませる方が良いと思います。

 なのでそれまでのテント内で過ごす時間、調理や食事、着替えなどをする時にはエアーマットの上ではやりにくいですよね。そういった場合にその両面アルミ保温シートをひいて置くだけで全く違うと思います。

 試しに無印良品の大きめな保冷剤をこのアルミシート越しにしばらく持ってみましても『少しひんやりするなぁ〜』ってぐらいで済みます。もちろんこの保冷剤をすでで持つと20秒もしたら『冷たすぎて無理』ってなりますので非常に断熱効果は大きいと思います。

 ちなみに同じくセリアにあります90cm×180cmサイズのアルミシートが販売されておりますが、こちらはアルミ圧着が片面なので断熱性能はやや劣る様に感じます。ダイソーにも同じくアルミシートの販売がありますがこちらも片面のみのアルミ圧着なので同様です。

 もちろん片面のみでも十分な方はおられるかとは思いますが、テント泊にて使用するならやや幅が狭い70cmですがこの両面アルミ保温シート一択でしょう。

 複数人で使用するなら何枚か使えば良いですし、100円なので気兼ねなく購入することができると思います。

 

③保温材としてDIY可能f:id:naka350z:20220110020757j:image この両面アルミ保温シートは安くて何度も購入できるため保温材として利用することができます。私の場合はこの高い断熱保温効果を利用して最近ではもっぱらマグカップなどにサイズを合わせて使用しております。

 これを思いつくまで今までは小型軽量な水筒を持っていくことが多かったのです。

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 以前にもレビューしましたが、同じタイガーの200mlの水筒をテント泊などに持って行き一度で多めに湯を沸かし、カップ麺やカレーメシ用、残りにスティックコーヒー用に水筒に入れて食後に置いていたのですが、これ非常に湯温が冷めにくくゆっくり時間をかけて飲むことができるのですが、やっぱり大きく重くパッキングに邪魔になってしまうために困っていたのです。

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 しかし、上記の写真の様にエバニューのデミダスチタンカップにアルミシートを巻きつけて使用したところ、沸騰したお湯を入れても素手で持て、飲む時に口を付けても熱くなく、お湯が冷めにくいと非常に使い勝手が良くて、水筒だと洗うのは難しいですがこのデミダスカップだと簡単に洗うこともできるし、少し冷めたら直火で再度温め直すこともできるとメリットが大きくて水筒を持っていくことがなくなりました。

 

④保護材として利用できるf:id:naka350z:20220110020829j:image あと個人的にこれも重宝しているのが安価な素材なため色々な物の持ち運ぶ時の緩衝材として利用することが多いです。

 上記のエバニューのデミダスカップにフリーライトのブラストバーナーを入れようとすると隙間ができてしまいカタカタ音がして非常に気になってしまいます。


f:id:naka350z:20220110020736j:image それを防止するために適当にアルミシートをカットしてテープで止めてちょうどしまえる様に利用しております。

 

アルミ保温シートのいまいちな点

①持ち運びにかさばるf:id:naka350z:20220110020802j:image 個人的にはそれほど気になりませんが、薄いスポンジが間にあるために圧縮したりしてコンパクトにすることができません。

 なので人によってはイマイチに感じるかもしれません。その影響が大きく出るのがどうしても荷物を極限までにコンパクトにしたいロードバイクなどによるバイクパッキングの際です。

 どうしても大きくなってしまうために想定最低気温が5度以上の時の温暖な利用ですと私は持っていかないことが多いです。

 その場合ですと、テントがノルディスクのロフォーテン、マットをイナーシャオゾンミニマリストシュラフをナンガのミニマリズム180で両面アルミ保温シートを使用せずに5℃ぐらいの場合がありましたが底冷えせずに就寝できておりました。

 バイクパッキングの時の使用の場合にもっとコンパクトになって地面からの冷気をもう少し感じにくくなる様なものがあれば良いのですが・・・

 

②高性能な銀マットではないf:id:naka350z:20210226033758j:image これ単体で十分下からの冷気を感じないと思いますが調べたところ他にアストロフォイルという製品があり、それは両面がアルミシートで中間にプチプチがあるためにこのセリアの両面アルミ保温シートよりまだ断熱性能が上がるらしいです。

 ですのでまださらに高性能な仕様にしたい場合にはこのセリアの製品では物足りないと思う人もいるとは思います。

 

実際に使用した感想

f:id:naka350z:20220123043410j:image それでは次にこの製品を使った時の性能を紹介して行きたいと思います。この両面アルミ保温シートはテント泊登山などの場合はオールシーズン常に毎回持って行っておりますのでもう十分すぎるほどこのアルミシートの使い心地は感じております。

 ですが、厳冬期のテント泊登山はなかなか機会がなくてようやく2度目があり先日、八ヶ岳の黒百合ヒュッテにテント泊にてキャンプをしてきました。

 このセリアの両面アルミ保温シートをもちろん持って行き使用しましたが、やはりこのアルミシートでも十分問題なく使用は可能でした。


f:id:naka350z:20220123043407j:image
f:id:naka350z:20220123043402p:image この日の気温は夕方の17時ぐらいで気温-16℃、テント内は-10℃ぐらいでだいぶん冷え込んでおりました。

 ですが最初テントを設営して中に入ってアルミシートのみだと少し下から冷気を感じるなぁ〜って思いましたが、ゴソゴソしている程度だとそこまでは寒くは感じませんでした。

 夕食を食べる時には山と道のULPad15+をひいたので全く下からの冷気も感じることはありませんでした。

 そしてその日の就寝した環境ですが、

1、テントはヒルバーグのエナン

2、マットはセリアの両面アルミ保温シートと山と道のULPad15+Lサイズ

3、シュラフはマウンテンハードウェアのファントムアルパイン-9℃とナンガのミニマリズム180のダブル使用

就寝時の服装

1、夏用のインナー(おたふく手袋)

2、OMM MauntainRaid Jacket

3、ユニクロのスポーツタイツ

4、OMM MauntainRaid Pants

5、モンベルのメリノウールエクスペディションくつ下

6、ネイチャーハイクのダウンシューズ

7、貼るホッカイロを靴下に1枚づつ

 以上の様な就寝環境にて18時前には暗くなったので寝てしまいました。

 それで結局翌日に私が温度計を見て確認できた最低気温は-20℃、テント内の気温は早朝4時すぎに起きた時に-17℃と本土のキャンプ場ではなかなか経験しない様な気温で、兵庫県民の自分だと県内では-10℃ぐらいまで下がるなんてことは数年に一度観測することがあるかどうかっていうレベルです。やはり厳冬期の八ヶ岳はさすがですね。普通に-20℃ぐらいまで気温が下がってしまいます。

 ですが、そんな激烈な環境でも地面からの寒さを感じることは全くなく、シュラフの中はぬくぬくで少し汗ばんでいたぐらいでした。

 就寝時に唯一気になったのがインナーテント内の上に結露が出来てそれが霜になり、風が吹いた時にバサバサと揺れてその霜が降ってきて顔に当たってきたりしました。

 でも気になったのはそれぐらいで、日付が変わる直前に一度トイレに起きたぐらいでそれ以外はほぼ熟睡しており10時間以上寝てしまっておりました。

 厳冬期のテント泊にて就寝する場合寒くて寝れなかったら嫌だなぁ〜って思う人もいるでしょうが、個人差はあると思いますがこのセリアの両面アルミ保温シートと山と道のULPad15+Lサイズの組み合わせでおそらく地面からの底冷えを感じることはないとは思います。

 個人的にはエアーマットはパンクのリスク空気を入れたり抜いたりする展開撤収のめんどうさが非常に嫌いで厳冬期のテント泊に限っていうと今後も使用することはないとは思います。

 

f:id:naka350z:20220110020714j:image また違う状況のパターンとしまして無積雪時の寒さの感じ方を紹介したいと思います。

 上記の写真は9月の上旬にテント泊登山で上高地から重太郎新道を登って奥穂高岳に行き穂高岳山荘でキャンプした時になります。

 ちなみにこの日は確認した限りでは最低気温が0度ぐらいでテント内が5度ぐらいの状況ではありました。

 

f:id:naka350z:20220110020725j:image そしてその日の就寝した環境ですが、

1、テントはヒルバーグのエナン

2、マットはセリアの両面アルミ保温シートと山と道のミニマリストパッドを上半身に半分に折り曲げて使い、下半身にフリーライトのマイクログラビティーを使用

3、シュラフはナンガのミニマリズム180

就寝時の服装

1、モンベルの半袖のクールメッシュ

2、OMM Core Jacket

3、OMM Core タイツ

、FITSのメリノウールエクスペディションくつ下

5、ネイチャーハイクのダウンシューズ

6、貼るホッカイロミニを靴下に1枚づつ

 以上の様な仕様にて就寝しました。この日は18時半には寝て夜中に一度トイレに起きましたが、やはり特に地面からの底冷えを感じることは全くなく朝まで熟睡しておりました。

 

f:id:naka350z:20220110020808j:image ちなみに上記のマットの組み合わせでシュラフミニマリズム180からMHWのファントムアルパイン-9に変更した時で-5度ぐらいでキャンプした状況がありましたが、さすがにミニマリストパッドとマイクログラビティーのスリーピングパッドの組み合わせではちょっと底冷えを感じてしまいやや寒かったです。

 シュラフの性能的には十分でしたが、背中だけ性能が不足しておりました。なので個人的にはこの両面アルミ保温シートとミニマリストパッドとマイクログラビティーの使用だと-3度ぐらいが下限温度になると思います。

 

まとめ

f:id:naka350z:20210226033758j:image テント泊の場合スリーピングパッドは絶対に持っていくかと思いますが、人によってはこういったアルミマットを使用する人は多いのでしょうか?

 やはりイマイチ使用率がわからないのですが、個人的にはインナーテントの保護、スリーピングパッドの性能アップと使わない手はないと思います。

 ですが、他に登山用品店などで直径18cmほどにロールマットみたいになったアルミロールパッドがあったりしますが、あの巨大な製品は個人的には遠慮したい大きさなのでこのセリアの製品の入手のしやすさ、価格の安さ、持ち運びのしやすさと個人的には総合的な性能は抜群だと思います。

 持ち運びに邪魔になりにくそうならぜひ1枚はこの両面アルミ保温シートを使ってみてはいかがでしょうか✨✨✨

極薄な風防兼五徳 ミュニークのX-MESH STOVE LargeとSmallの使用レビュー

f:id:naka350z:20220102033152j:image 皆さんアルコールストーブを使用する時はどの様な五徳を使っておりますでしょうか?

 アルコールストーブを販売しているメーカーの多くはストーブ単体だと性能を最大限生かし切れる製品はあまり多くはないので必然的に五徳の使用によって効率の良い燃焼を行える高さになる様にオプションとして五徳を製造販売していると思います。

 今回紹介しますのはそんな数ある種類の五徳の中で圧倒的な薄さと軽さ、使い勝手と美しさを兼ね備えた素晴らしいミュニークのX-MESH STOVEを紹介したいと思います。

 

 まずは公式サイトの情報をみてみましょう。

製品の情報

www.munieq.com

炎を楽しむ ウルトラライト アウトドアストーブ

殆ど全てのアルコールストーブで使用できるLサイズ

・光を通すマイクロメッシュを施した厚さ0.17 ㎜のステンレスシート

・筒状に組み立て、内側にアルコールストーブや固形燃料など入れて使用

・重量:17g

超軽量で、分解してカップの中などにコンパクトに収納

・組立サイズを3段階に調整可能(直径:82㎜、72㎜、62㎜)

・耐荷重:1kgf

・EVERNEWのチタンマグポット500/900の溝にフィットし安定

特許出願中

 

製品の実測情報f:id:naka350z:20220102030113j:image それではそれぞれの実際の重さなどをみていきたいと思います。

 

●Largeサイズf:id:naka350z:20220102032743j:image重量は15gと五徳のことを思うとほぼ重さは感じないくらいになります。

 

●Smallサイズ
f:id:naka350z:20220102032740j:image小さい方も重量は13gと重さは感じないですね。

ただ2gの差なら大きい方でも良いかも?って思ってしまいますが・・・

 

X-MESH STOVEの使用方法

f:id:naka350z:20220102030122j:image X-MESH STOVEの使い方は簡単です。Smallサイズには1つ、Latgeサイズには3箇所の切れ込みがありそこに2個の突起を差し込むだけです。

 

f:id:naka350z:20220109030631j:image  差し込み部分はこの様になっております。極薄なので乱雑に扱うと曲がったり折れたりするかもしれませんので丁寧にした方が良いかもしれませんね。

f:id:naka350z:20220109030625j:image Largeサイズは場所を変えることで82㎜、72㎜、62㎜と直径を変更できますが、この差し込みは一番外側だと非常に簡単なのですが、真ん中、一番小さい径になる奥に差し込む時はいいのですが、取り外し時に非常にやりにくくてひょんな事でこの爪の部分が折れてしまいそうで怖いです。

 

f:id:naka350z:20220102030116j:image 繰り返しますが、SmallサイズもLargeサイズも一番外側の使用はかなり簡単で展開分解は一瞬で終わります。

 なので自分が使用するクッカーに合わせてSかLかを選択する方が良いとは思います。まぁ余程のことがない限り個人的にはLargeサイズ一択だと思いますが・・・

 

X-MESH STOVEの欠点f:id:naka350z:20220102033159j:image いきなりですが、このX-MESH STOVEの最大のデメリットをまずは説明したいと思います。

 この製品は購入して最初はもう見た目通り非常に目の細かいメッシュ処理が施されておりみていてうっとりするほど綺麗なのです。最初は・・・・・


f:id:naka350z:20220102033152j:imageこの美しい輝きは一瞬で失われてしまいます💦

 

f:id:naka350z:20220102033149j:image 五徳として購入したので火器を使用してでないと意味がありません。なので最初の火入れです。

 たった最初の一瞬で上の様に焦げて変色してしまいます。これはステンレス製品の宿命でしょう💦

 個人的にはどうせ色が変色して変わってしまうならそれ以上変色しない様にして販売して欲しいかなぁ〜って思うぐらいです。


f:id:naka350z:20220102033155j:image 変色前に撮影していた写真が残っておりました。上のSサイズは確か2、3回程度使用しただけですがこんな状態になってしまいます💦

 

X-MESH STOVEの長所

①圧倒的な収納性f:id:naka350z:20220102030110j:image 今まで色々とこのX-MESH STOVEを持ち出して使用してみましたが最大のメリットはこの収納性だと思っております。

 Largeサイズで厚みが0.17mmと本当に手持ちのクッカー内に入れてもほとんど邪魔になりませんので五徳をどこに収納しようかな?と悩むこともなくノンストレスです。

 ただ上下に凹凸がありますのでクッカー内に粗雑に入れるとキズが付く恐れがありますので少し丁寧に出し入れした方が良いとは思います。

 

②軽量f:id:naka350z:20220109030600j:image Largeサイズでも15gほどしかなくステンレス製なのに非常に軽量に仕上がっております。

 なので圧倒的な収納性と軽量性で持って行く場合でも負担になることはありません。

 

③防風性f:id:naka350z:20220102033149j:image このX-MESH STOVEのもう一つの特徴が五徳と風防を兼ね備えている事にあります。

 アルコールストーブや固形燃料を着火させて、組み立てたX-MESH STOVEをおいて、その上に水を入れたクッカーを置くだけで五徳兼風防となります。

 これが軽量な五徳があっても風防は別途必要というのがとても多いのでこの兼用している機能はやはり恩恵が大きいです。

 もちろんアルミホイルを巻くだけで十分風は防げますが、固定方法や強風時にはアルミが飛ばされかねないので扱いは難しいでしょうから、このX-MESH STOVEの価値は大きいと思います。


④美しいf:id:naka350z:20220102033152j:image 使用前は使いたくないって思ってしまうほどの美しさはもちろんのこと、このX-MESH STOVEの全面に施された極小のメッシュから覗く炎の美しさは、日が出ていない時間帯に使用すると綺麗に見えてちょっと安らぐ様に思います。

 その点から言うと轟音を立てるブラストバーナーは少し相性が良くないですね💦

 

⑤チタンマグポッド500にピッタリf:id:naka350z:20220102030125j:image 軽量クッカーでおそらく一番知名度使用者も比較的多いであろうエバニューのチタンマグポッド500にシンデレラフィットします✨

 と言いますか公式のページにもきちんと明記しておりましてこのクッカーに合うように開発したのでジャストサイズで当然ですね💦

 チタンマグポッド500を持っていたらこのX-MESH STOVEは必須の製品だと思います✨買わない理由はないと思います。


f:id:naka350z:20220102033142j:image 全くズレ落ちることはないと思います✨

 

⑥ジェットボイルスタッシュにも使用可f:id:naka350z:20220102030107j:image 軽量で高効率クッカーであるジェットボイルのスタッシュにもギリ使用ができます✨

 なのでこれと組み合わせるとガスストーブに比べて弱い火力であるアルコールストーブでも実用的な時間で湯沸かしが可能になります。


f:id:naka350z:20220102030137j:image ご覧の様にフラックスリングの内径より若干大きめのため載せれます。ただこの凹凸とX-MESH STOVEの凸凹が少し合わない時がありうまく載らない場合がありますが、何ミリか動かすと乗りますので問題ないでしょう。

 ただこれスタッシュを使用するとX-MESH STOVEの特徴の防風性はやや低下はしてしまいます。フラックスリングにはMSRのウインドバーナーと違い少し隙間があるためにそこから風が入ってきやすくはなるので強風時には難しいでしょう。

 

SmallサイズとLargeサイズの違いf:id:naka350z:20220102030134j:image せっかく両方のサイズを持っていたので比べてみました。

 こう並べて上から見るとあまり違いを感じないですね。

 

●Smallサイズf:id:naka350z:20220102030128j:image まずはSサイズに先日購入してレビューしましたRSR Stove アルコールストーブを置いてみました。ジャストサイズで入りますね。


f:id:naka350z:20220102030119j:image
 その上にエバニューのデミダスチタンカップ220をおいてみました。正直実用的にはこれがギリギリでしょうね。他にも持っております同じくチタンマグ300がありますが、これは辛うじて置けますが本当にギリギリなので落ちてしまう可能性が大です。

 あとこれRSR Stoveをセッティングすると高火力すぎて炎がうまく上がらず見ていて燃焼効率が悪くなってしまう様に感じました。

 なのでこのSサイズについては固形燃料専用で使用する人向きなのではと思います。

 

●Largeサイズf:id:naka350z:20220102030131j:image 次にLサイズですが同様にRSR Stoveをセッティングしてみました。少し余裕がありますがこのアルコールストーブの火力を考えるとこれでちょうどだと思います。

 

f:id:naka350z:20220102033209j:image フリーライトのブラストバーナーを置くとちょうど良いぐらいにはなるでしょうか。

 ですが、これジャストサイズのエバニューのチタンマグポッド500を置いて使用すると火力が強すぎてうまく燃焼できてないように思いますし、フリーライトのメーカーの注意点にあります使い方にあたりそうで熱暴走の危険性を感じるためやめた方が良いと判断して、この組み合わせの場合にはクッカーをジェットボイルのスタッシュにしております。

 

まとめ

f:id:naka350z:20220102033159j:image アルコールストーブや固形燃料を使用する方はおられるかと思いますが、海外遠征にてOD缶やCB缶などのガスの調達が難しい地域に行く場合などの特殊な事情もありますが、主だった目的の大部分が装備の軽量化と小型化になるかと思います。

 しかし、このアルコール燃料や固形燃料の大きなデメリットは五徳が必要な事と火力が弱く風に弱いというのがあるかと思います。

 なのでその対策で装備を揃えると意外に重くなってコンパクトにならずそれなら使い勝手がよく燃焼効率が良く高火力なガスストーブになってしまうのです。

 ですが、このミュニークのX-MESH STOVEを導入すると風防の役割もあり、五徳として使用可能で、圧倒的な収納性があり、そして15gと非常に軽量と非常にメリットの大きい製品だと私は思います。

 もちろんデメリットは速攻で変色して、曲げ癖がついてしまうので収納するクッカーが限定されてしまい、使用可能なストーブやクッカーが少ないという点があると思います。

 しかし、手持ちの使用しているクッカーがエバニューのチタンマグポッド500みたいな形状の製品で固形燃料や、小さめのアルコールストーブなどですと非常に相性はよくて色々な五徳はありますが、収納性と使いやすさを思うとこれさえ購入していれば他の製品を使用することはほとんどないとは思います。

 ガスストーブに比べて使い勝手や火力が弱くてアルコールや固形燃料はイマイチですが、短期間のテント泊や日帰りなどでは装備の軽量化小型化に大きく関与してきますし、炎の燃え方は個人的にガスストーブより絶対に好きなのであえて持って行きたくなってしまうのがアルコールストーブの魅力ですよね✨

 色々な五徳の製品はありますがこのミュニークのX-MESH STOVEのLargeサイズは絶対に一つは持っていて損はないと思いますので購入してみてはいかがでしょうか✨✨✨

2021年買って良かったもの BEST10

f:id:naka350z:20211223220607j:image 2021年も残すところあと少しとなってきました。激動の年の中で東京オリンピックもあり記憶に残った方もおられるのではないでしょうか。

 そんな中多くの人が旅行や観光などに制約が多く思うように外出ができなくモヤモヤが溜まったかもしれませんが、私が活動するのは基本的に自然の中ででのアクティビティでまた平日も多く人と会う機会もそんなになかったため幸いなことに新型コロナウィルスに感染したりはしませんでしたので良かったです。

 さてそんな状況の中ででもギア好きな性分なために色々と魅力的な商品が目に止まってしまい購入しておりました。

 今回は2021年に購入して良かったものをまずは箇条書きで紹介していきます。小さな小物は除いておりますのであしからず。

 

 購入先は主にAmazonwiggle・フリマアプリ・ネット販売・実店舗etcでそれぞれ順番に紹介したいと思います。

Amazonf:id:naka350z:20211223222647j:image

1、キャンピングムーン(CAMPING MOON) CB缶 スタンド型バーチカル 変換アダプター スタンド型ガス変換アダプター Z23-CB 2021年12月16日 合計 ¥ 2,450

 

2、Leetaker 自転車腕時計マウント 自転車腕時計ホルダー コンピューターマウント シリコン製 2021年12月15日 合計 ¥ 1,298

 

3、4iiii PRECISION (コインバッテリー仕様)パワーメーター シマノR7000 左クランクのみ (165mm)  2021年12月10日 合計 ¥ 33,000

 

4、TRISPORTS(トライスポーツ) TRISPORTS(トライスポーツ) お助けチューブ Lサイズ 250mm (米式アダプタ→仏式バルブ延長チューブ)  2021年12月05日 合計 ¥ 698

 

5、キャンピングムーン(CAMPING MOON) CB缶⇨OD缶へ 互換アダプター 変換アダプター セイフティースタンド装備 Z10 2021年11月26日 合計 ¥ 1,000

 

5、レゴ(LEGO) スーパーマリオ ボスKK の グラグラタワー チャレンジ 71388 2021年11月24日 合計 ¥ 2,120

 

6、Oture 自転車 サドルカバー 低反発クッション 革新的なテープクロス式 全くズレない 超肉厚 2021年11月20日 合計 ¥ 2,000

 

7、LANDCAST ロードバイク 自転車 空気入れ 300psi 携帯ポンプ クロスバイク 高圧まで空気が入る 仏式・米式 18cm ショートモデル 2021年11月08日 合計 ¥ 2,425

 

8、CYCLE PRO(サイクルプロ) ボトルケージ 自転車用ボトルホルダー アルミニウム製 シルバー 42g×2個 2021年10月20日 合計 ¥ 926

 

9、GORIX(ゴリックス) 自転車 サドル サスペンション (GX-SSP) スプリング 衝撃吸収

 2021年10月20日 合計 ¥ 2,100

 

10、ミノウラ(MINOURA) 自転車 ボトルケージ AB100-4.5 ボトルケージ 2021年10月16日 合計 ¥ 1,760

 

11、TRIWONDER ペグ U型 アルミ合金 軽量 ステーク ビーチ キャンプ 雪 バックパック旅行 ハイキング用 (レッド - U字ペグ - 31CM)  2021年10月15日 合計 ¥ 1,499

 

12、ミノウラ(MINOURA) 自転車 ボトルケージホルダー SBH-300 サドルレール装着型ホルダー(ツインタイプ)  2021年9月30日 合計 ¥ 1,245

 

13、2021NEW おにやんま君 虫除け ストラップタイプ  2021年9月1日 合計 ¥ 1,859

 

14、SOL(ソル) ヒートシート エマージェンシーブランケット1人用 12132 2021年5月26日 合計 ¥ 649

 

15、エバニュー(EVERNEW) ウォーターキャリー1.5L EBY207 2021年5月15日 合計 ¥ 736

 

16、[MUNIEQ(ミュニーク)] X-Mesh Stove XMS-02S 2021年5月14日 合計 ¥ 3,770

 

17、エバニュー Ti 220 NH Demitasse シルバー 75×55mm 2021年5月14日 合計 ¥ 1,931

 

18、エバニュー(EVERNEW) チタンゴトク TriveTi EBY258 

2021年4月22日 合計 ¥ 1,144

 

20、エスビット(Esbit) アウトドア キャンプ 固形燃料 5gX16 (5g×16タブレット入り) ES00101600 2021年4月17日 合計 ¥ 600

 

21、タイガー魔法瓶(TIGER) マグボトル スノーホワイト 600ml MMZ-A602WW 2021年2月16日 合計 ¥ 2,245

 

22、CosyInSofa スキーゴーグル スノーゴーグル スノーボードゴーグル 2021年2月15日 合計 ¥ 2,880

 

23、クライミングテクノロジー Climbing technology CTアジッレ用ショベル CT-75097 2021年1月22日 合計 ¥ 6,000

 

24、ペグハンマー ステンレス製 ヘッド アルミニウム ハンドル 2021年1月22日 合計 ¥ 2,440

 

25、Hikenture 登山用ゲイター 防水・通気 ロングゲイター 高耐久性 レッグカバー 軽量 登山スパッツ 2021年1月15日 合計 ¥ 2,180

 

26、エンペックス 温度計 サーモマックス50 限定カラー クリアホワイト FG-7351 2021年1月8日 合計 ¥ 1,244

 

wiggle

 次に英国の海外通販サイトにて購入した製品です。

1、2021年3月31日

Exped - Fold-Drybag BS S (22L) ¥ 1,400

OMM - Racebase Cargo 70 ブラック¥ 5,200

OMM - Women's Core Fleece Jacket(L)¥11,440

Fold-Drybag XL -  70 DenierRacebase Cargo 70Women's Core Fleece Jacket

 

2、2021年3月31日

OMM - Halo パンツ Green/Blue(XS)¥ 6,600

OMM - Core Fleece Jacket(XS)¥14,300

Halo Waterproof Running PantCore Fleece Jacket

 

3、2021年2月14日

Mountain Hardwear - Phantom Alpine 15F/-9C Reg¥39,000

Phantom Alpine™ 15F/-9C Reg Sleeping Bag

 

フリマアプリ

 次に一番購入した製品が多かったフリマアプリ(メルカリ)を紹介していきます。

 部品やパーツなど細かなものは省いております。

f:id:naka350z:20211224002014j:image

1、2021年12月7日 ¥ 6,000

OMM HALO Smock XS

 

2、2021年12月7日 ¥ 4,500

シマノ 6800系 アルテグラスプロケット 14-28T

 

3、2021年11月25日 ¥ 10,000

SOTO フュージョントレック SOD-330

 

4、2021年10月22日 ¥ 7,480

オーストリッチ ウルトラSL-100 輪行バッグ

 

5、2021年9月20日 ¥ 4,350

バッチストーブ01(GramWeeniePro)

 


f:id:naka350z:20211224002011j:image

6、2021年7月16日 ¥ 78,500

ヒルバーグ エナン

 

7、2021年7月6日 ¥ 13,500

イスカ アルファライト1300EX

 

8、2021年6月24日 ¥ 15,500

ニーモ コズモ3Dロングワイド インシュレーテッド

 

9、2021年6月10日 ¥ 4,300

ニーモ フィッロエリート

 

10、2021年5月3日 ¥ 3,500

ボントレガー イオン200RT

 

 

 


f:id:naka350z:20211224002009j:image

11、2021年4月6日 ¥ 15,000

ハイパーライトマウンテンギア メトロパック1800

 

12、2021年4月3日 ¥ 7,000

ハイパーライトマウンテンギア キャップ

 

13、2021年1月22日 ¥ 8,000

ライミングテクノロジー アジッレ

 

14、2021年1月21日 ¥ 8,500

スノーシュー

 

15、2021年1月16日 ¥ 41,200

ハイパーライトマウンテンギア ウインドライダー2400

 

16、2021年1月15日 ¥ 4,500

シモン 12本爪アイゼン

 

 

インターネット販売

 次に個別に注文購入しました商品を紹介します。

1、2021年12月17日 ¥ 9,330

RSR  STOVE アルコールストーブ

 

2、2021年10月8日 ¥ 3,235

打刀 16cmペグ×8本

【8本 5%OFF】ステンレス製キャンプ用ペグ 『打刀』16cm 4本セット×2個 

 

3、2021年5月28日 ¥ 3,380

フリーライト マイクログラビティーパッド

 

4、2021年4月19日 ¥ 6,730

バッチストーブ H-20

 

5、2021年1月18日 ¥ 3,785

打刀 20cmペグ×8本

【8本 5%OFF】ステンレス製キャンプ用ペグ 『打刀』16cm 4本セット×2個 

 

実店舗購入品

 最後に実店舗にて購入した製品を紹介してみます。

1、2021年10月20日 ¥ 31,900

vivobarefoot Tracker All Weather Ⅱ SG "Obsidian"

ムーライトギア大阪店にて購入

 

2、2021年4月15日 ¥ 44,000

モンベル ステラリッジテント1f:id:naka350z:20211223222630j:image

 

3、2021年4月1日 ¥ 18,500

ジェットボイル スタッシュf:id:naka350z:20211223222619j:image

 

 以上が購入した大まかな製品になります。それではここからは買ってみて実際に使用してみて素晴らしかった製品を10個紹介したいと思います。

 

第10位

オーストリッチ ウルトラSL-100 輪行バッグ

 最初はロードバイク用の輪行袋になりました。スポーツ自転車に乗らない方にはわかりにくいかもしれませんが、シティサイクル車に比べ非常に軽量にできているロードバイクなどは公共交通機関に専用のバッグに入れることで自転車ごと無料(もしくは手荷物料金)にて持ち運ぶことが可能となります。

 そんな便利な移動手段があるのですが実際にロードバイク輪行する人は案外少ないのではないでしょうか。一つに分解収納という煩わしさがあり手慣れた人でも駅に到着後電車に乗車するまではおよそ10分は必要になってきます。

 それなら非常にデカい輪行袋を持ち運んで邪魔になり収納するまで時間がかかるならそのまま走った方が早いってなるので活用する人は少ないかと思います。

 実際に私もそれに近い考えを持っておりましたが、このウルトラSL-100を購入したことでそれまでの考えが大きく変わることになりました。通常輪行バッグは車体を保護する意味もあり袋が非常に頑丈な生地が使用されていることが多くそのためどれも重さが500gほど普通にあり、コンパクトに纏められたとしても使用しない時の大きさが1Lほどの体積になってしまうのです。

 これ荷物の持ち運びが非常に制限されるロードバイクに於いてこの体積は致命的で、それが嫌で私はその中でもとてもコンパクトといわれる同じメーカーのSL-100を購入し何度か使用しておりました。

 しかしそれでもこのウルトラSL-100に比べると重さも収納時の大きさも倍ほどありましたのであまり使用することは少なかったのです。

 ですが今回やはりさらに軽いこのウルトラSL-100を購入したいと思い立ち購入使用してみたところもう劇的に輪行に対するイメージが変わることになりました。

 なにぶんMAXまで小さくすると私の小さな手でも拳ほどの大きさになるので輪行バッグを持っていくのどうしようか?と考える必要すらなくなることになりました。

 全ての必要なモノを入れても140gですので全然走行中でも負担になることはないです。よく言われるのが100g軽量化するのに10,000円は掛かるとなりますが、この輪行バッグだと200gぐらいは軽量化できたので個人的にものすごくコスパの良いモノだと思っております。

 デメリットは入手性と10デニールの生地なので取り扱いに注意ですが、多少破れたとしても運用上支障はそんなに出ませんので問題はないでしょう。

 これホントおすすめです✨

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第9位

SOTO フュージョントレック SOD-330

 次に第9位はSOTOの分離式OD缶用バーナーのフュージョントレックです。

 分離式バーナーはまだ持っていませんでしたが、どれか欲しいと思いいろいろ考えた末にまだSOTOの製品は持っておりませんでしたのでこのフュージョントレックを購入してみました。

 結果このバーナーは購入してホント正解だったと思います。

 分離式にしては比較的コンパクトで軽量で、2,800kcalと高火力で(もう発売されます後継機SOD-331は3,000kcalに火力がアップみたいですが)、携帯性の良いOD缶用のためCB缶用のフュージョンより総合的にみて収納性が良くなるのが非常に魅力的に感じました。

 おそらく厳冬期用のガス缶を使用すれば全く火力は問題ないでしょうから雪山で使用するのが楽しみでありません✨

 またSOTOのバーナーの特徴である防風性に優れたすり鉢状のバーナーヘッドから直噴で立ち上がる真っ青な炎は見ていて非常に美しく、プリムスのP-153ウルトラバーナーに比べて圧倒的に静音性に優れた燃焼音なので使っていてうっとりとしてしまいます。

 ただデメリットはこのデカいバーナーヘッドのため収納時に少し厚みができてしまうのが難点と、調理時に吹きこぼれてバーナーヘッドの中に液体が入ってしまうため要注意らしいです。そのために使用できなくなったという書き込みを見ましたのでこれはすり鉢状ヘッドの思わぬ盲点だと思い知りました。

 ですがこれを持っていたら分離式バーナーはもう必要ないなと思いましたし、ちょっと重くなるぐらいならこのフュージョントレックをUL登山でも持っていきたいなって思ってしまうぐらい惚れてしまっております✨

 改良版のSOD-331欲しいなぁ〜💦

naka350z.hatenablog.com

 

第8位

フリーライト マイクログラビティーパッド

 次はスリーピングパッドのマイクログラビティーになりました。

 今年購入したスリーピングパッドはニーモのコズモがありましたが、確かにコズモ3Dは寝心地が良いですが、軽量性と購入金額を考えるとどう考えてもこちらになります。

 単体のみでの使用だと100cm×40cmと最小限の大きさしかありませんが、それでもライバル製品の山と道のミニマリストパッドより厚みのある8mmと全然寝心地は良いです。

f:id:naka350z:20210924165718j:image でも今のところ私の使用方法だとフレームレスザックの中にミニマリストパッドとセリアの両面アルミロールマットを折りたたんで収納して、このマイクログラビティーを折りたたんでザックの外側に付けて持ち運びをしております。

 そして就寝時には上半身はミニマリストパッドを半分折り重ねて、幅の狭いマイクログラビティーは下半身に置いての使用をしております。

 上記の画像の運用で0度〜-3℃程度なら十分私は対応可能ではありました。

 重量は山と道のULPad15+のLサイズより100g程度は軽くなるのですが、それ以上にザックに取り付けて持ち運ぶ際には体積が全く違ってくるので登山の際にでも狭い岩場やせり出した木の場所を通過する時に当たらず安全でノンストレスになるのが大きいと思います。

 最初はもう一枚ミニマリストパッドを購入して2枚使いで行ってみようかと思っていたのですがこっちのマイクログラビティにして個人的には大正解でした。

naka350z.hatenablog.com

 

第7位

打刀ペグ16cmf:id:naka350z:20211231155458j:image 次にランクインしたのはFUKUZEN工業さんの打刀ペグです。

 このペグは20cmと28cmを購入していたのですが、ぶっちゃけ相当コンパクトで貫通力があり非常に良かったのですが、それはあくまでオートキャンプ場向きの製品で登山やバイクパッキングキャンプなど重量や収納性を強く意識するテント向けではなかったので出番があまりありませんでした。

 ですがこの16cmのモデルが出てから速攻で購入しましたが、やはり私の使用用途にはこの16cmサイズがベストの選択肢だなと改めて思いました。

 山岳の強風が吹き荒れる場所でもこのペグでなら大体のテント場は使用可能ですし、短くてもその辺到るとことに重しとなる石があるので刺したペグの上から石を乗せるとかなりしっかりしますので別にこの16cmでも何ら問題はないです。

 重量も20cmの半分で16g×8本で128gとこの重量ででは最強の攻撃力と収納時のコンパクトさで唯一無二の製品だと思っております。

 もう当分ペグを買い換えるなどのことはないでしょうね✨

 

第6位

ニーモ フィッロエリートf:id:naka350z:20211223222649j:image またまた小物の登場ですが第6位はニーモの枕の登場です。

 これを購入するまではぶっちゃけ枕なんてスタッフサックの中に衣類を詰め込んで空気を抜けば快適な枕にできると思っておりましたし、いままではそうしておりました。

 しかし、やはり一つは普通のキャンプ用に軽くコンパクトでそれでいて寝心地の良い枕が欲しいと思いニーモのフィッロエリートを選択しましたが、もうこの枕やっぱり最高です✨

 重さが80gなのは良いのですが、OD110缶のサイズに近いぐらいの大きさは収納場所に困るなと思い最初のテント泊でしぶしぶ使いましたが、やっぱり快適な枕は別次元に良いですね✨

 正直エアーマットの快適さより枕の快適さを最初に選んだ方がよっぽど熟睡できるのでは?と思うぐらいこれは良かったです。

 本当に1泊2日程度のスピードハイクなら荷物の軽量性重視で持っていかないでしょうが、2泊3日からだと絶対にこの枕は持っていくことになるでしょう。

 枕ってやっぱり非常に重要なものですね✨

 

第5位

ヒルバーグ エナンf:id:naka350z:20211223222647j:image 第5位ですがここで今年購入した製品で一番高額な物が登場です。

 こんな80,000円ぐらいのモノだと1位ぐらいでも良さそうなのですが、このエナン総重量1,083gと強靭な耐候性と軽量性を兼ね備えた素晴らしい製品なのですが、重量とコンパクトさを考えるとやっはりノルディスクのロフォーテンの次点になってしまうのです💦

 もちろん耐久性、使い勝手、室内の快適さ、デザインのカッコ良さはずば抜けているのですが、どう考えても560gのロフォーテンには持ち運びのしやすさでは叶わないのでこの順位になってしまいました。

 でも普通の人なら十分軽量でカッコよく耐候性がありコンパクトなのでエースのテントになるとは思いますが、私の場合には比較対象がちょっと特殊だったからでしょう💦

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第4位

ハイパーライトマウンテンギア メトロパック1800f:id:naka350z:20211223222633j:image 次は第4位ですが軽量ザックのランクインです。

 同じ容量のザックはHMGのスタッフパックを持っておりましたが、ふとメルカリで出ていたこのメトロパックが気になり購入してみたところ一気にエースザックになってしまいました。

 このザックの良い点は以下のところでした。

1、ロールトップの使いやすさ

2、強度のあるDCFの生地

3、純白のデザインのカッコよさ

4、防水性と容量up

 です。まずこのロールトップの時にですが、スタッフパックはすぐに解けてしまうのが、このメトロパックは少し柔らかめの芯があることでかなり解けにくくなり水滴が入る可能性がかなり減りました。何度も雨天に遭遇しましたがまだ浸水はしておりません。暴風雨が来ても大丈夫です✨

 次にこのウインドライダーと同じポリエステル繊維とのハイブリットDCFの生地が強靭でとても良かったです。6月に木曽駒ヶ岳を縦走した時に藪漕ぎをしまくってちょっと破れた箇所ができてしまいましたが、補修パッチをあててやると問題なく使用できております。

 そしてこの真っ白なDCFのデザインほぼ間違いなくわかる方は稀ですが、人目を引くカッコよさは抜群でこれでテント泊登山に行くとぇえテント泊なのですか?小屋泊装備よりちっちゃいですやん💦って間違いなく目立ちます✨

 最後に今まで使用していたスタッフパックよりほんのちょっとだけですが大きくなったことで、ミニマリストパッドを入れやすくなりかなりパッキングが楽になった恩恵が大きいです。

 

第3位

RSR STOVE アルコールストーブf:id:naka350z:20211222035058j:image いよいよTOP3になってきました。第3位はつい先日購入してレビューしましたRSRのアルコールストーブです✨

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 詳しくはこちらの記事に書きましたので改めて説明しませんが、やはり軽量でコンパクトで美しく使いやすくて、トルネードジェット式で高火力、収納性が良くて壊れる心配がないとなると一気にフリーライトのブラストバーナーを押し除けて一番よく使用しそうなアルコールストーブになってしまいました。

 ちょっと高いですが絶対にお勧めできる製品ですので興味のある方は在庫がある状態なら是非購入した方が良いと思います✨

 

第2位

ジェットボイル スタッシュ
f:id:naka350z:20211223222636j:image 続いて第2位は今年最初に鳴り物入りでデビューしましたジェットボイルの新製品のスタッシュです。

 一時期人気のため取扱代理店であるモンベルでも半年ほど在庫切れで購入できない状態でしたが、現在のところは在庫も揃っているようでいつでも購入できるようになっております。

 おそらく一番人気の製品のフラッシュに比べるとすでに持っている人には買い換える必要はないとは思いますが、私はこのスタッシュは購入して本当に良かったと思います。

f:id:naka350z:20211223222641j:image いずれ近いうちに使用レビューなどを書きたいと思っておりますが、簡単にこの製品を購入して良かったと思った点は従来製品のフラッシュやMSRのウインドバーナーと比較して以下の感じです。

1、軽量

2、収納性

3、汎用性のあるクッカー

 となります。まず軽量性ですが、クッカーとバーナーとで200gと非常に軽量な点です。火力は1,134kcalと非常に弱いですが、お湯を沸かすだけなら可能で60gと軽くコンパクトなので非常に良いです。

 次に一番重要視していた収納性なのですが、MSRのウインドバーナーは縦長の形状なので私がよく使用しておりますハイパーライトマウンテンギアのメトロパック1800だとどうにも収まりが悪くてパッキングしにくくて持って行く気になれなかったのですが、これがスタッシュだとこの正方形みたいな形のため非常にザックの中に入れやすくて重宝するようになりました。

 そして一番の決め手がこの高効率熱還元システムのフラックスリングを搭載したクッカーでは異次元の軽さとハンドルの扱いやすさです。

 こういったフラックスリングを採用したクッカーはどれもサイズが1Lからでちょっと重く形状も良くなくて、ハンドルも左右に折りたたみ式だったりと私が購入するには決定打になっていませんでした。

 しかし、このスタッシュだと上部に折りたためてさらに簡単に取り外しが可能で、ハンドルの付け根の部分も非常に小さいのでパッキング収納時の邪魔にもならないのでこんな理想的なクッカーは今までありませんでしたので、ほとんどこのクッカー目当てで購入したものです。

 19,250円と非常に高額ですが、唯一無二の製品なので満足度はすごく高いです。また非推奨な使用方法ですが他のストーブでもこのクッカーを使用することは可能ですので先日紹介しましたSOTOのフュージョントレックでももちろんいけますし、アルコールストーブでもミュニークのX-meshのLサイズの五徳がジャストサイズで載せれるので軽量化をしたいアルプスのテント泊登山などで組み合わせて非常に重宝しました。

 このクッカーは当分の間はエバニューのチタンマグ500などと使い分けて長期間使用することになると思います。

 

第1位

OMM CORE JACKETf:id:naka350z:20210325042702j:image MY BEST アイテム第1位は次世代化学繊維PRIMALOFT NEXT(今はACTIVEに変更統一したみたいです)を採用したフリースジャケットのOMM CORE JACKETです✨

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 これは購入前には素晴らしい性能は紹介されておりましたが、半信半疑で購入して実際にアルプス登山などに持って行ったのですが本当にこれはインシュレーションジャケットの今までの概念を大きく変えるきっかけになるほどの製品になりました。

 それまで防寒着で持って行っていたのが、世界最軽量級のダウンジャケットのモンベルのプラズマ1000ジャケットだったのです。

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 しかし、この製品は126gと超軽量で小さくなり非常に良かったのですが、やはりダウンなので濡れに注意する必要があるために山行で持って行く際にはいつもオルトリーブのドライバッグ3Lの中に入れ込んでおり、テント場に到着してからテントを設営して荷物をテント内に広げてから探り出してダウンジャケットを使用していたので行動中の防寒着としては全く機能しておりませんでした。

 ですが、このコアジャケットだと濡れに強いプリマロフトのため積極的に行動中にも中に着込んで行けるように変わりました。

 まぁ暑がりなタイプなので登りの時には着用しませんが、行動中は薄い長袖1枚で十分なのでその際には腰にジャケットを巻きつけておいて、ちょっと寒いなとなるとサッサと解いて羽織れるのでとても活用方法が色々できて良くなりました。

 これがダウンだと汗っかきな私にはジャケットに汗が染み込みますし、暴風雨の時でも多少濡れても大丈夫だというのは心強く思います。

 ただ実験で濡らしてみたら強烈に水分を吸収してしまいましたので、渡渉中に川に落ちたりとかしてずぶ濡れになるとなかなか乾かないようには感じました。ですが、雑巾みたいに絞り切ってから着用すると体温でなんとかそのうち乾いてくるのでは?と思いましたし、ちょっと濡れていてもダウンの様に全く暖かさが機能しないということはないと思います。

 あとこれは単体での使用だと行動中は非常に通気性が良いのでそこまで保温してくれませんが、たった1枚の80gほどのウインドシェルを着用するだけで大幅に保温性能が向上してくれます。

 私の使用条件だと、ベースレイヤーに速乾性最重視のモンベルのジオラインクールメッシュの半袖を着て、その上にコアジャケット、その外側にバーグハウスのヴェイパーライト ハイパーシェル ジャケットの3枚だけで0℃まで対応可能ではあります。

 就寝時も上半身はジオラインクールメッシュにコアジャケットを着用して下半身は同じくコアジャケットのLサイズをDIYでタイツみたいにして着用できる様に変更しましたのでそれを着て、シュラフはナンガのミニマリズム180で寝る様にしております。

 それだとシュラフの中で温まった体温が通気性の良いコアジャケットの影響でシュラフのダウンに非常に行きやすくて結構な薄着にも関わらず0℃でも十分暖かく就寝できるようになりました。

 本当にこのコアジャケットを導入してからは、かなり軽量化に成功したかなと思っていた組み合わせから更に200gほど軽量化と小型化に進化しましたので劇的なことだと思いました✨

 

 

 次は期待して購入したけど、実際に使用してみていまいちに感じた製品を5個紹介したいと思います。

第5位

ハイパーライトマウンテンギア ウインドライダー2400f:id:naka350z:20210418210846j:image まずは第5位です。これは入手困難で激高なバックパックのハイパーライトマウンテンギアのウインドライダー2400です💦

 これは当然もちろん非常にめちゃくちゃ良い製品です。正直北アルプスの長期縦走登山なんかで使用するザックを選定するなら絶対にこれになると思います。

 ただ私が使用するにはデカすぎて2泊3日や3泊4日程度だと私のコンパクトな荷物では無用の長物でメトロパック1800で全然問題なかったです。あと入手が難しくて5万近くして丈夫な生地ですが、真っ白なので汚れやすくて多分これ木の枝で擦れたりして汚れがつくとヘコむと思います💦

 なのでもったいなくてあまり使えず、厳冬期登山用のザックになってしまい1年のうちでも使用期間が短くてあまり出番が少なくなっているためにランクインになってしまいました⤵️

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第4位

打刀20cmと28cmf:id:naka350z:20210330205651j:image 続いて第4位は圧倒的な攻撃力のあるペグ打刀の20cmと28cmです。

 これオートキャンプとかで使用するなら絶対に文句なしに最高に良いです✨

 でもぶっちゃけ私が使用する場所ではオーバースペックすぎると言いますか、16cmペグでちょっと刺さってくれればあとはその上に岩でも置いて抜けない様にできますのでこんな長さと重さではまぁ持って行くことは皆無でした💦

 なんかでかいタープでも購入してそれ用に活用したいですね💦

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第3位

モンベル ステラリッジテント1型f:id:naka350z:20210702015805j:image 続いて第3位は超王道テントのモンベルのステラリッジテント1型です。

 きちんとしたメーカー品のテントの中では一番安価で在庫量が潤沢で、機能性があり、ちょっと設営しやすい王道の自立式ダブルウォール型テントなので欠点はほぼないです。

 私のイメージとしては一昔前のトヨタカローラ的な印象ですね。購入して使ってみると欠点らしい欠点はなく購入して失敗したっていうことはまずない感じですね。

 でもそれが私としては耐えられませんでした💦テントってキャンプサイトでのその人のアイデンティティであり顔でもあるのですよね。

 テント場について設営して周りを見渡すと個性的なテントばかりだと私は本当にテンションMAXになってしまいます✨いろんな人に声をかけてその人のテントの使い心地とかを聞くのが楽しみなんですよね。

 でもそれが現実は登山なんかでのテントサイトを見渡すとほぼステラリッジかアライテントとかで同じなんですよね。これでは全くうきうきワクワクするなんて無理です💦

 せっかく苦労して荷物を担ぎ上げて絶景のテント場について写真を撮影しても自分のテントがどれかわからないなんて私には耐えられなく、綺麗な状態を維持していたので売り払ってしまいました💦

 まぁどんな使い心地か知りたかったので良い経験にはなったかとは思います。

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第2位

BatchStovez01 Stovef:id:naka350z:20211218172528j:image いまいちだった製品第2位はバッチストーブ01アルコールストーブです。

 五徳いらずで高火力で良かったのですが私の使用用途だと無駄に火力が広がって燃料の使用量に対してお湯が沸きにくくていまいちだなと思ってしまいました。

 これを使用してならまだ炒め物などもいけるかもしれませんがその様な使い方は私はしませんのでせっかく購入したのですがお蔵入りになってしまいました。

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第1位

BatchStovez H-20f:id:naka350z:20211210213600j:image 最後に最も残念だった製品第1位はバッチストーブH-20です。

 これ五徳付きで20gと軽量でコンパクトで良かったのですが、如何せん上記の写真が最大火力ですので私の使用環境では沸騰することができませんでしたので全く使い物になりませんでした💦

 カップラーメンやカレーメシを作るならお湯は沸騰させないと特にカレーメシなどはお米がきちんと戻りきらずに芯が残った状態で全然美味しく食べられないので使い物になりませんでした。

 もちろん暖かくはなりますのでホット飲料を飲むとか、弱い火力を生かして暖房用に温めるだけなら使用用途があるでしょうが私には意味がなく使うことはないなとなり、結局売り払ってしまいました。

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まとめ

f:id:naka350z:20211223222647j:image 2020年シーズンは色々とテントを購入して楽しんでいたのですが、今シーズンはステラリッジとエナンの2個を購入して楽しみました。本当ならもっとそれらのテントなどを持っていき色々な場所に行ってみたかったのですが、思う様な休みがなくてあまり出かけることができませんでした。

 今年は年初に雪山登山に行くために色々と購入したものが多く、夏季シーズン前にはテント、後半は火器類の購入が多かった感じでした。

 結局今年山に行ったのは2月に氷ノ山、八ヶ岳(東天狗岳)、5月に大峰山(八経ヶ岳)、6月に中央アルプス縦走、7月に子供と一緒に乗鞍岳、9月に奥穂高岳笠ヶ岳とあまり多くは行けておりませんでした。

 来年こそはもう少し山に行ってみたいと思っております✨まだまだ未熟なブログではありますが今後とも暖かい目で見ていただければ嬉しいです。

 それでは来年の新型コロナ感染症の収束と皆さまの良い年になることをお祈りして良いお年を過ごしてください✨✨✨

至高のアルコールストーブ RSR Stoveの使用レビュー

f:id:naka350z:20211222035026j:image 『神は細部に宿る』正にそれを具現化した様な佇まいをしたアルコールストーブのRSR Stoveを今回は紹介したいと思います。

 

製品の情報

 まずは公式サイトの情報をみてみましょう。

RSR Stove

高火力のトルネードジェット式アルコールストーブ

源流という過酷な環境で一人が一回分の食事に必要とする湯を 確実に手に入れることを目指し 高火力・小型・堅牢なアルコールストーブを開発しました。 結果、出来上がったのがアルミ合金削り出しのRSR Stoveです。

トップクラスの高火力、燃焼効率

市販アルコールストーブでは最強ランクの火力&安定性を誇るRSR Stove。 トルネード状に繰り出される炎の形状は赤火が殆どなく効率的な燃焼をもたらします。

RSR Stove 2nd model ¥8,800

■内容 ・RSR Stove

本体: 重量33g 直径55mm  高さ37mm  材質/アルミ合金 

RSR stove | RiverSideRambler | 源流野営釣行ギア

 

製品の実測情報

f:id:naka350z:20211222035033j:imageまずはこの抜群に綺麗な本体をみてみましょう✨

 アルミ削り出しによって既存のアルコールストーブでではみたことのない美しさがあります。

 よくあるアルミの加工品ではなくブロックの削り出しによる手に持った時の重量感というか金属らしさがあり、すごく手に馴染む感じがして持っていてとても心地よくなります。


f:id:naka350z:20211222035052j:image 上部に開けられたアルコールが噴き出す穴も寸分の狂いなく等間隔に8箇所あり非常に綺麗に穴が開けられております。

 この内側の段差の部分とか見ていてうっとりします✨


f:id:naka350z:20211222035039j:image 底面にはRSR(RiverSideRambler)の刻印が刻まれております。わかりにくいですが内側の底面にもRSRと刻印があります。

 ですがこのストーブほんとにあまりにも綺麗すぎるので使用していてキズが付いたりしないか慎重に使ってしまいますね💦

 

重量f:id:naka350z:20211226180614j:image実測は33gと単純な構造の製品にしては超軽量にはなっておりません。

 ですが個人的にはこれぐらいの重さなら全く気にならない重さです。

参考までに私が持っている他のアルコールストーブも計測しました。

31g フリーライト ブラストバーナー

30g バッチストーブ01

36g エバニュー チタンアルコールストーブ

 となっており、使いやすさと火力、耐久性も考慮するとおおよそ30gの重さになってくるのでしょう。


f:id:naka350z:20211226180611j:image直径は約55mm


f:id:naka350z:20211226180616j:image内寸は48mm


f:id:naka350z:20211226180608j:imageストーブの高さは37mmとなっております。

 私が持っている製品の中ででは一番背が低いですね。

 

使用方法

f:id:naka350z:20211222035036j:image 使い方は至ってシンプル。沸かしたい量のアルコール燃料を注ぎ、火を着火するだけです。


f:id:naka350z:20211222035100j:image 着火後30秒ほどして本燃焼が始まってきます。トランギアのアルコールストーブに比べればやや時間はかかるみたいですが、体感としては少し待っているだけであっという間に本燃焼が始まるように感じます。

 f:id:naka350z:20211222035050j:image着火して40秒ほどするとトルネードの炎が巻き起こります。

 

f:id:naka350z:20211222035047j:image 上からみて見ると非常に綺麗な渦ができております✨


f:id:naka350z:20211222035058j:image この直噴で立ち上がる炎によって非常に高火力で効率良くお湯を沸かすことができます。

 これがエバニューのチタンアルコールストーブやバッチストーブ01とかだと横にも炎が広がるので火力が強いのですが、500mlとかの直径9cmほどのクッカーだと無駄な火の広がりが出て燃費が良くないです。

 でもこのRSR Stoveだと非常に効率良く湯沸かしができるので個人的には理想的なストーブだと思います。

 

実際にお湯を沸かしてみました
f:id:naka350z:20211222035028j:image では次にジェットボイルのスタッシュのクッカーを利用しておよそ水温10度水500mlを沸かしてみました。

 使用したアルコール燃料は17ccでちょうど沸かせそうな量を想像してみてやってみました。


f:id:naka350z:20211222035044j:image 17mlのアルコールを入れるとこれぐらいになります。製品の取扱説明書ですと一度に投入できるのは30ml最大でも35ml以下にしておかないとこのストーブの特徴のトルネード燃焼が発生しないみたいです。

 ちなみに燃料調整リングを使用しなくても35lm以上の燃料を投入することで火力を弱くできるので、これを応用して炊飯などをすることができるみたいです。


f:id:naka350z:20211222035055j:imageタイマーを10分にセットして湯沸かしを開始しました。

五徳は相性抜群のミュニークのX-Mesh Largeをセッティングです。


f:id:naka350z:20211222035041j:image40秒経過 本燃焼が始まったのでクッカーを載せます。


f:id:naka350z:20211222035020j:image着火後4分を経過して、お湯が沸く音がしてきました。もう少しで沸騰してくるでしょう。

 ブラストバーナーと違って普通のアルコールストーブなので無音で炎が出るので静かにお湯を沸かせますね。


f:id:naka350z:20211222035023j:image5分20秒 水500mlが17ccのアルコール燃料で沸騰しました。

5分40秒 消火

 沸騰して20秒で火が消えました。計算通りでしたね。まだ購入しておりませんがこのRSR Stoveは消火蓋もオプションもありますのですぐに火を消すことも可能となります。

 今回は少し低めの水温で熱還元効率の良いクッカーのジェットボイル スタッシュを使用したこともあり少ない燃料で短時間にて500mlのお湯を沸かせました。

 フリーライトのブラストバーナーと同じくこのクッカーでお湯を沸かすのは非常に相性が良く感じます。

 

実際に使用して良かった点

f:id:naka350z:20211222035050j:image1、軽量コンパクトで高火力

 やはりまず最大のメリットに感じたのが、33gと軽く、そして5cmほどの小ささの本体。そしてトルネード燃焼による非常に強い火力が本当に素晴らしいです✨

 

2、燃料が入れやすい

 アルコールストーブなので当然なのですが、よく使用するアルコールストーブのブラストバーナーは非常に高火力なのですが、アルコールをネジで給油口を開けてその中に燃料を入れないといけませんので、やはりこの入れるだけなので非常にラクです。

 

3、耐久性がある

 アルミ削り出しで非常に耐久性がありそうに感じ構造もシンプルなので故障も少なくて良さそうです。

 ただ書き込みで拝見したのはこの上部の小さな穴に目詰まりをしてきれいにアルコールがジェット噴射しなくなることもあるみたいなので注意は必要みたいです。

 対処方法としましては爪楊枝などで解消する場合もあるみたいですが。

 

4、美しく綺麗f:id:naka350z:20211222035033j:image やはりなんといってもこの極限まで無駄な部分を削ぎ落とされた形状でこのシンプルで美しいボディーをした製品はなかなかないモノですのでそれだけでも使用したくなってきます。

 

実際に使用していまいちな点

1、入手性と購入価格f:id:naka350z:20211222035058j:image 購入したい時に在庫がなく売り切れの場合もありますのですぐに欲しい方にはあまり勧められないですね。

 また単純な構造なのに定価が8,800円に送料530円とで9,330円とメジャーな製品であるエバニューのチタンアルコールストーブ(4,180円)の倍以上と非常に高いです。

 

2、キズをつけたくない

 これだけ綺麗な姿をしているので頑丈とはいえキズや凹みができるとショックが大きくなりそうなのでしばらくは丁寧に使用していきたいと思います。

 

3、ない

 次に何かないかなと色々思いましたが、デメリットらしき点は思いつきませんでした。

 なにせ高火力で燃費もよく壊れる心配もなく、唯一無二の美しさです。

 何かアルコールストーブが欲しいのですがと問われたら私はちょっと高価だけどこれが良いと紹介したいです。

 

まとめ

f:id:naka350z:20211227161501j:image アルコールストーブは高火力で低燃費で独特な構造をしていたフリーライトのブラストバーナーを軽量化したい時には持ち運んでおりましたが、今回ふと急に思い立ってこのRSR Stoveが公式のヤフーショッピングで在庫がありTポイントと値引きクーポンもあったので購入してみたいと入手してみましたが、本当に購入して良かったと心から思いました。

 アルコールストーブを持って1年とかの長期ロングハイクとかになってくると総合的な燃費はブラストバーナーの方が良いかもしれませんが、正直このRSR Stoveだと1週間ぐらいの北アルプス縦走テント泊登山などで使用しても本格的な調理をしないのであれば、このアルコールストーブで十分に運用可能だと思いました。

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 綺麗で美しく、高火力、静穏で、故障もなく、圧倒的な収納性と8,800円という価格以外にはもう欠点はないです。

 ブラストバーナーも燃焼音のする非常に稀な商品で魅力的なのですが、今後持ち出して使用するならRSR Stoveの方が多くなりそうかなって思っております。

 めちゃくちゃ良い製品なのでどれかアルコールストーブが欲しいなって考えているのなら購入して失敗したなってなることはまずあり得ませんのでひとつ入手してみてはいかがでしょうか✨✨✨

US製のハンドメイドアルコールストーブ BatchStovez01 Stoveの使用レビュー

f:id:naka350z:20211218172411j:image 先日紹介しましたバッチストーブのH-20ですが、同じメーカーの違う製品を購入しましたので今回はそれを紹介したいと思います。

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製品の情報

 公式ホームページなどの情報を見るのが一番かもしれませんが、いまいちよく分かりにくかったのでいつもお世話になっておりますムーライトギアさんの紹介情報を拝見させて頂きます。

Batchstovez / Gram Weenie Pro - MoonlightGear - ムーンライトギア

 

超軽量20g。小型ながら高い燃焼力、さらにゴトク要らずで直接鍋を載せられるサイドバーニング型設計。

このGramWeenieProはEvernewの小型カップである400FDや570FDなどの背が高くなく底面が広めのクッカーとの相性がバッチリ。

特に400FDとの相性は素晴らしくこの組み合わせを想定して作られたかのように思うほど。ジャストサイズな炎の広がりで底面からギリギリはみ出ることなく効率的に底面を熱し、短時間で一気に沸騰させます。

またProという名前の通り、グラスファイバー新たに巻いたことで本家のGramWeenieで悩みであった炎が外に飛び出す本燃焼までの無駄な待ち時間を省いているのが素晴らしく、サイドからの一気に温めることですぐに本燃焼を開始。

300ccの水を着火から4分30秒ほどで確実に沸騰させることができます。ストーブ自体もとても小さいので400FDカップの小さな中に風防と燃料を一緒に入れて収納できるのも嬉しいポイント。

これはもう400FD使いの人は1台持つことをお勧めします。是非一度この相性の良さを体感してみてください。

 

Spec

サイズ    口径:4.5cm 高さ:4.0cm

重量    20g

素材    アルミ

 

実測情報

f:id:naka350z:20211218172519j:image重量は30gとやや持つと重みを感じるように仕上がっております。


f:id:naka350z:20211218172511j:image直径は5.3cm


f:id:naka350z:20211218172509j:image高さは5.2cmとなっております。

?????

って言いますかなんか公式と全然違います。もしかして購入したのは違う製品なのかな?と思いUSの本ホームページを見てみましたが、大きさは2インチほどなのでこれで問題ないようです。ちょっとマイナーチェンジして気持ち大きくなったのでしょうか?


f:id:naka350z:20211218172516j:image 試しに私が持っております使用頻度の比較的多くジャストサイズぐらいかなと思いますエバニューのチタンマグカップ500をのせてみたところちょうど良い大きさには感じました。

 

使用方法

f:id:naka350z:20211218172531j:image①本体に沸かしたい量のアルコールを注ぎます。

②サイドに巻きつけたグラスファイバーの糸にアルコールを付着させます。

③ライターなどでサイドから着火

 という流れになります。この時やや面倒だなと感じるのがサイドに巻きつけたグラスファイバーの糸にアルコールを染み込ませる作業ですが、これは私はスポイト(お弁当の醤油入れ)などでおよそ2mlほどを着けるときちんと着火します。

 でもぶちゃけ面倒です。しかしそれをせずに普通に中のアルコール燃料に着火させると本燃焼まで思いの他時間がかかってしまいます。

 それを素早く本燃焼まで移行させるように改良したのがこの製品になります。

 ただ注意点はストーブ本体の下まで燃え広がるので熱に弱いものの上ではこれは絶対に使用はできませんので注意が必要です💦

 私はテント泊時などは前室部分で使用することが多いのでその際にフットプリントを引いたまま使うことが多いので、これだと不可能ですので使用するテントとの相性はあるかと感じました。

 

f:id:naka350z:20211218172523j:image サイドの燃焼が終わり本燃焼に入ったところです。

 このように比較的短時間で本燃焼まで移行が完了します。アルコールストーブを使用したことがない人にはいまいちピンと来ないかもしれませんが、アルコール燃料はいきなりブワッと燃え広がるのではなく燃料が温まってくると火力が上がるみたいなのでいかにストーブ本体が熱くなり本燃焼まで行くかが結構重要だったりします。

 着火直後のままの火力が続いてしまうとなかなかお湯は沸かせなくなってしまうと思います。

 

f:id:naka350z:20211218172528j:image 本燃焼に移って火力が上がるとストーブ本体にクッカーをのせても大丈夫になります。

 これを本燃焼前にクッカーを載せてしまうと空気を十分吸えなくて途中で火が消えてしまうことがありますので、私の場合は着火すると少し浮かせた状態で待機して安定してきたらクッカーを載せるように利用しております。(燃料節約のためですね💦)

 炎の大きさ的にはちょうどぐらいかな?とは感じますが若干横に漏れ出る熱を感じるのでこの大きさのクッカーだと燃焼効率は良くは感じませんね💦

 

f:id:naka350z:20211218172533j:image 比較として前回紹介しましたH-20と並べると圧倒的に火力が違います。これだけ違うと別の使用用途ででしか使えないですね。

 個人的にはこの中間ぐらいの火力が欲しいなぁ〜って思ってしまいます。

 

実際に使用してみた感想

f:id:naka350z:20211218172514j:image それではここからは実際にこのBatchStovez01を使用して私が感じたことを述べてみたいと思います。

実際に使用して良かった点

f:id:naka350z:20211218172531j:image1、本燃焼まで早くて高火力である

 やはり火力が弱いとお湯が沸くまで時間が無駄ですし、カップ麺やカレーメシなどなら沸騰したお湯でないと美味しく出来上がらないのできちんと最後まで沸騰するというのは重要だと思います。

 過去に何度か温いお湯を利用して残念な気持ちになったことがありますので。

2、五徳が必要ないサイドバーニング構造

 このBatchStovez01は15個の穴がサイドに開けられており、上が塞がっても横から燃焼可能なので五徳を使用しなくても良いので荷物が減って使う時も楽になるのが良いと思いました。

3、屈強な対荷重で破損のリスクが皆無

 このストーブを使って鍋を載せて調理などってことはあまりないかもしれませんが2,3人用の大きな鍋を載せての加熱なども余裕でこなせる強度があるので普通に使っていて壊れるリスクが全くないのが良いところに感じました。

4、コンパクトで軽い

 この形状だとクッカーの中にどこでも収納可能で扱いが楽でまた重さも軽いのでとても良いと思いました。

5、炎の広がり方が綺麗

 このBatchStovez01はサイドから大きく炎が広がって燃焼するのですが、それが見ていて綺麗で良く感じました。

 

実際に使用していまいちな点

f:id:naka350z:20211218172523j:image1、火力が大きく燃焼効率が悪く感じる

 これはこの製品が悪いわけではありませんが、ソロ用のクッカーだと燃え広がりかたが大きすぎて燃料のアルコールを無駄に使ってしまい燃費があまり良いとは感じにくいです。

 この製品を使う人はUL志向の人しかいないでしょうから、自ずと使うクッカーも500mlくらいまでの大きさでチタンクッカーの使用率が高いと思いますがぶっちゃけ相性はいまいちに感じております💦

2、サイドからの着火が面倒に思う

 効率良く本燃焼に移行するためではあるのですが、できればこんな面倒なことはあまりやりたくないですね💦

 まぁ面倒ならそのまま中央に直接着火すれば良いだけなので。

3、注入した燃料の量がわかりにくい

 エバニューのチタンアルコールストーブは30mlと60mlのラインがあるので入れた量がわかるのですが、これはわかりにくいですね。

 

まとめ

f:id:naka350z:20211218172411j:image サイドバーニング仕様のアルコールストーブは使ったことがありませんでしたので購入して試してみましたが、基本的に私の想定用途は湯沸かしが基本なのでこの燃え広がるストーブは使用用途にはあまりマッチせずこのBatchStovez01は出番がなさそうに思いました😥

 こういった高火力、軽量でコンパクトな製品を探している人には良いでしょうが、個人的にはこのロス率の大きな火力が仇となり実際にテント泊登山などには持っていくことはないでしょう。

 せっかく購入したのですが期待値が大きかっただけに残念です💦

US製のハンドメイドアルコールストーブ BatchStovez H-20 Stoveの使用レビュー

f:id:naka350z:20211210213603j:image UL(ウルトラライト)な重量のアルコールストーブは色々ありますが、今回はアメリカ製のハンドメイド品のBatchStovez(バッチストーブ)H-20 Stoveを簡単に紹介してみたいと思います。

 

製品の情報

 公式ホームページなどの情報を見るのが一番かもしれませんが、いまいちよく分かりにくかったのでいつもお世話になっておりますムーライトギアさんの紹介情報を拝見させて頂きます。

Batchstovez / H-20 Stove - MoonlightGear - ムーンライトギア

 

BatchStovez H-20 Stove

 19gで優れた燃焼効率 安定感に定評ある小型ストーブ DIY精神にのっとり既製品にユニークな改造を施しながらも どこか芸術的な美しさを持ったBatchStovez。

 H-20はどこか懐かしさを感じるシンプルな形状の五徳付きのカーボンフェルトストーブ。 繊細な物作りが特徴です。

 五徳付きで19gという軽さが1番の魅了ですが 燃焼効率が素晴らしく良い点も見逃せません。 MAX15mlしかアルコールが入らない内容量ですが 湯沸かし性能は水300ccのお湯でおよそ6分で沸騰させます。 そして驚くべき点としては燃焼終了まで15分30秒。 15mlの燃料としてをここまで効率よく燃焼時間のあるストーブはなかなかありません。

 凸凹に強く3つのゴトクの高さを微妙に調整できるので同社の名品IS2.0と同様、安定感が高く、 80mm径のMagタイプから400FD、MINI Trangiaなど様々なクッカーと組み合わせる事ができます。 15分じっくりコトコト煮れるので一人鍋でも使えますし、 少ないアルコールでサクッとコーヒーのお湯を沸かせるため日帰り山行でも大活躍。

 バディとの山行でも500ml以上のお湯を無理なく一回の燃料で沸かす事ができ、 燃費が良いので60mlくらいのアルコールさえあれば1泊2日分の2人分の食事が取れるので ファストな山行やOMMレースなどに向けて大幅な軽量化を実現します。 コンパクトなので400FDや375mmのMagタイプなどにスタッキングして運行できるのも 素晴らしいポイントなのではないでしょうか?

 

Spec

サイズ    高さ:60mm 収納時幅:40mm 展開時幅:80mm

重量    19g

素材    アルミ

 

実測情報

f:id:naka350z:20211210213613j:image重量はほぼ同じぐらいの20gと比較的軽量に仕上がっております。


f:id:naka350z:20211210213606j:image 大きさは特に計測しなくても情報が書いてあるので良いかと思いますが、この製品の特徴としましてはストーブ本体に取り付けられたアルミ製の3本の五徳があります。

 簡単に捻って回してあげるとこの様に広がった脚をコンパクトにすることは可能となっております。


f:id:naka350z:20211210213616j:image 使用するときはこの様に広げてあげると簡単に利用可能になります。

 元々はブルーの短いチューブが付いていたのですが、短すぎて五徳がすぐにずれてしまうために余っていたシリコンチューブを付け替えてみました。

 脚の部分にも滑りにくくと追加でつけております。

 

f:id:naka350z:20211210213603j:image

 セッティングが完了するとこうなります。

 非常にコンパクトで五徳の部分が狭くなっているので1人用の小さなクッカーでもどれでも安定して使用可能です。

 結構私は小さめのクッカーを利用することが多いのでこの五徳の形状は非常にありがたく助かります✨

 

収納についてf:id:naka350z:20211210213611j:image 次にこのストーブをどうパッキング可能かやってみました。

 このバッチストーブ H-20を使用するならやはり小型なクッカーが一番かと思いますので私が使用している中で一番直径の小さいエバニューのチタンマグ300に収納してみました。

 

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 これにだとストーブ本体とアルコール燃料30ccほどの容器と一緒に収納可能でジャストサイズって感じで隙間にフリント式ライターなどを入れても十分になります。

 最盛夏の山行で超軽量のテント泊登山などで行く場合でも2泊3日程度ぐらいまでならギリギリかな〜ってレベルでしょうか。

 

使用方法
f:id:naka350z:20211210213608j:image 次にこのストーブの使い方を見ていきたいと思います。

 このストーブの燃料は最大で15mlのアルコールを入れることが可能となっております。まぁ15ccの計測カップとほぼ同じぐらいに見えるのでこれ以上入れると溢れそうになるなとわかるでしょうが💦

 沸かす水の量や、水温、外気温、風速などによって前後ばらつきがありますが、今回は150mlの水道水に対して5mlのアルコール燃料を入れてみました。

 ちなみに入れる容器によっては五徳の部分が邪魔になってちょっと入れにくいかもしれませんね。


f:id:naka350z:20211210213600j:image で次に燃料を入れて後はフリントライターにて火花を焚いて点火します。

 

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 この着火器具でも十分可能です。

 ちなみに5mlのアルコールで燃焼時間はおよそ6分ぐらいになります。水温はおそらく15℃ぐらいで、それがギリギリ沸くかどうかな〜ってぐらいですのでおそらく90℃程度だと思います。

 

実際に使用してみた感想

f:id:naka350z:20211210213608j:image 最初に少し厳しめに申し上げたいと思います。

 残念ながらこれをフツーにガスストーブやフリーライトのブラストバーナーの様にバリバリに高火力で多量のお湯を沸かしてカップラーメンやカレーメシなどの利用に使用するのは到底無理だなと感じました💦

 

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 私はよくテント泊登山などで行く際にはカレーメシなどを利用することが多いのですが、これ難点は沸騰したお湯出ないとカレールーが溶けず、またお米に芯が残った感じがして全然美味しく食べられないのです。

 過去に固形燃料や火力の弱いアルコールストーブなどを利用してみて食べきれずカレーメシをごめんなさいしたことがあるのでこのバッチストーブ H-20で沸かしたお湯ではちょっと💦と感じてしまいました。

 ではなぜなのか?それはカーボンフェルトがこのストーブの中に入っていることによって一気にアルコールが燃えないようになっているのです。これじっくりコトコトとする分には良いのですが、短時間でいっきに沸騰させるのは無理なので持っていく食材によっては合わないでしょう。

 結果的に残念ならがこのバッチストーブ H-20は私が想像していたのとかなり火力がかけ離れていて実用に耐えかねる感じでした💦

 もちろんコーヒーなどを飲んだりする際には適温にまで温もり暖かくなるのでその使用に限れば十分問題はないのですが、それでも温めるだけでも少なく見積もっても火力が弱いので5分以上が必要なのでは?と思います。

 

結論

 このバッチストーブ H-20が適応する条件の方は

1、極限まで重量を軽くコンパクトにしたい人

2、お湯が沸くまでのんびりと待てる人

3、ガッツリ調理はせず暖かい飲み物を飲みたい人

4、温暖な時期にしか使用しない人

5、このストーブで暖を撮りたい人

 にはこの五徳付きのストーブは便利で使いやすいでしょう。

逆にこのストーブが合わない人ですが、

1、カップ麺など沸騰したお湯が必要な人

2、お湯が沸くまでゆっくり待てない人

3、北アルプスや寒冷期の使用も考えている人

 には正直難しいと思います。

 個人的にはなんかこの製品のゆるさが良いなと思って購入したのですが、ほとんど使い物にならないなって感じで購入して失敗したなという気持ちではあります。

 もし私が使うなら自転車ツーリングキャンプなどで暖かい飲み物が飲みたいときや、火力が弱いのを利用して空焚きし暖を取るなどが用途として思い浮かぶぐらいです。

 

まとめ

f:id:naka350z:20211210213600j:image 購入するまではこの製品のコンセプトと造形美に対して期待値が大きかっただけにこの弱すぎる火力にかなり落胆してしまいました。

 もちろん使う人の好みや状況スタイルなどによってはかけがいの無いものになるかもしれませんが、かなり特殊な条件かもしれませんし、それならぶっちゃけ固形燃料などでも良いのでは?・・・ともならなくも無いでしょう。

 もし購入する方がいれば私の苦い経験を参考にしてみてはいかがでしょうか。製品は間違いなく良いものではありますのでそこは誤解しないでください✨

使い勝手抜群でおすすめな着火器具 フリントライターの使用レビュー

f:id:naka350z:20211202000618j:image みなさんキャンプや登山などでお湯を沸かしたり、調理をする際にガスストーブやアルコールストーブ、固形燃料など色々な燃料を使用した方法で火を付けると思いますがどの様なものをお使いでしょうか?

 一般的にはライターやマッチ、ガストーチなどを使用するかと思いますが、今回は普段私がよく使用しております着火器具のフリントライターを紹介レビューしたいと思います。

 

製品の情報

f:id:naka350z:20211202000611j:image 今回紹介しますのは実はきちんとした製品名はなく、Amazonで購入できますノーブランド品の比較的安価な製品にはなります。

www.amazon.co.jp

 検索してもなかなかヒットしづらいのでこちらのリンクを貼り付けておきます。購入金額は1,000円はしませんでした。

 まずはこの製品のサイズ感をみてみましょう。

 長さは6.5cmとけっこう小さくて手の小さな私でもやや持ちにくいサイズ感ではあります。


f:id:naka350z:20211202000606j:image 次に重量ですが、これは13gとめちゃくちゃ軽量ってわけではありませんが、それでも軽量性重視の人間でも気にならない重さだと思います。

 

●構造について
f:id:naka350z:20211202000616j:image 特筆すべきものではありませんが、本体に円形のヤスリ?にネジで留めて、そこにバネと土台に火打ち石となっております。

 

●火打ち石の交換方法
f:id:naka350z:20211202000608j:image 次に火打ち石の替え方ですが、もちろんこれは石を削って発火しますので徐々に石が短くなっていきます。

 

f:id:naka350z:20211202000613j:image ちなみに私が使用している石ですが、これは購入時についていた火打ち石が使い勝手がとても悪くて、削りにくい、火が小さいと使い物にならなかったためにジッポーの火打ち石と交換しました。

 このフリントライターにはMaxで2個ほど補充可能ですが、未使用時で4.75mmほど、おおよそ100回以上使用した状態で3.75mmぐらいの減り具合でおそらくですが1個につき500回程度は着火できるのかな?と推測しております。

 と言うのも交換してから1年以上経過しますが、これぐらいしか減っておりませんのでどの程度持つのかまだ理解しきれておりません。まぁ2個も入れていれば1年以上の長期ロングトレイルなどでも困ることはないでしょう。


f:id:naka350z:20211202000553j:image 入れ方は底に穴が開いているのでそこに火打ち石を入れていきます。


f:id:naka350z:20211202000601j:image 最大で2個が限度かなとは感じております。そこに土台をつけてバネを差し込みます。


f:id:naka350z:20211202000558j:image これを締めていきますが、思った以上にバネの力が強くてやりづらいです。

 ぽっーんっと飛んで行かないように注意しましょう。まだやらかしたことはありませんが気を抜くと飛んでいくかもしれませんので。


f:id:naka350z:20211202000603j:image 交換してからフリント部分を覗いてみるとちょっとだけ残量が確認できるかもしれません。

 おそらく火が出なくなって覗いた時に土台のシルバーの色が見えたら交換だと思う程度にしか使えないでしょうが・・・

 

●使い方についてf:id:naka350z:20211202000811j:image まぁこれは取り立てて説明するまでもありませんが、コンビニなどで普通に売っている回転式のフリントライターと同じです。

 親指をかけて強く回すだけです。これが残念ながら初期の火打ち石は使い物にならないので要交換だと思っていた方がいいでしょう。

 でも交換したおかげで強力な火が出ます✨写真のウインドバーナーだと同じMSRの着火器具のピエゾイグナイターも販売されたりしておりますが、それだと全く着火しないのです💦

 なのでウインドバーナーの点火の際は普通のライターかマッチが必須なのですが、このフリントライターは大きな火花が出るおかげできちんと問題なく着火が可能となるのです。

 これの何が良いかと言うと通常ウインドバーナーが必要な局面や想定環境は、高所や(標高3,000m以上の気圧の低い場所)、厳冬環境(気温-10℃以下)などの環境で、さらに強風吹き荒ぶ中でも着火しないといけないって場合なのです。

 これがこのフリント式で回すだけで火花が出るのは非常に心強いです✨

 

実際に使用して良かった点

1、着火しやすいf:id:naka350z:20211129105319j:image このフリントライターの最大の長所がこの火花の出やすさだと思います。

同じ構造の普通のライターだとこれにガス噴出レバーも押して火を出す←いや火花を出すだけならレバー押すのがやりづらい💦

マッチなら軽くて良い✨←いや着火した後のゴミが邪魔だし、着火するためのヤスリ(箱)も必要で濡れたら使えない💦

メタルマッチなら濡れても大丈夫✨←いやバッと着火できればスマートだけど持ち運びにデカく嵩張るから💦

ガストーチなら楽チンに着火✨←いやいやあのデカさクソ邪魔だし高いし、故障も多そうだし、ガスの補充ってめんどくさすぎる💦

ターボライターなら超楽チン✨←いやいやいや、確かに使える環境下なら良いけど低温で高所だと使えないから。それで酷めに遭いましたから💦

 と言う感じで私は上記の方法を試しましたが、どれも使わなくなりました💦で行き着いたのがこの非常にシンプルな方法である回転式のヤスリで火打ち石を擦って火花を出すこの方法に行き着きました。

 

2、いつでもどこでも着火可能f:id:naka350z:20210221160431j:plain これ簡単なようですが意外と馬鹿にできないことなのですよね💦ほんと火がつかなくて困った経験のある身からするとこのどんな環境でも火花が出るって非常に心強いのです✨

 もちろん超低温下で手袋も外せれないって状況ではこれを使用するのは困難かもしれませんが、原始的な方法なので濡れてもやや火花は小さくなりますがきちんと使用できます。

 今のところ最高標高での使用は槍ヶ岳山荘のテント場の3,040mで、最低気温使用環境は標高2,400mで-18℃ぐらいだった厳冬期の八ヶ岳の黒百合ヒュッテのテント場にてですが、いずれも一切の問題もなく使用可能でした。

 これ普通のライターやガストーチだと無理でしょうね。

 

3、ゴミが出ず長持ちf:id:naka350z:20211202000618j:image これも単純な様で馬鹿にできないですが、補助としてマッチを持って行ったとしてそれを使用すると着火した後はゴミとして持って帰らないといけないのですよね💦

 焚き火やブッシュクラフトででの使用でしたらそのまま燃やせば良いでしょうが、普通にガスストーブを着火させるだけだと燃やすわけにはいきませんので持ち帰らなければいけません。

 これが都度火を付けるたびに出るかと思うとまぁ邪魔になるでしょうね💦

 後これはかなりの長期間にわたって石が持つのでは?と思います。正直今の所減っているのが1mmぐらいですが、前回いつ新品で入れたか記憶にないのですよね💦

 たぶん1〜2年前ぐらいの間に変えたと思うのですが・・・めちゃくちゃ高頻度で使用はしておりませんがそれでも結構使用していると思うので十分長持ちすると思っております。

 

4、軽量でコンパクトf:id:naka350z:20211202000556j:image あとやっぱりこのコンパクトさで軽いって言うところもとても気にいっております。

 真鍮製なので13gと劇的に軽くはありませんが、個人的にはこれぐらいの重さは全く気にはなりません。持ち運びもこれをクッカーやストーブと一緒に適当に入れれますし、ストラップをつけているのでザックに取り付ける、または財布と一緒に持ち運びなども良いかもです。

 何せこの小ささにパッと回せば大きな火花が出るのがかなりありがたいです✨

 

実際に使用していまいちな点

1、製作精度にばらつきがあるf:id:naka350z:20211202000611j:image これ便利すぎて予備でもう一つ購入したのですが、それはちょっとハズレかな?と思う出来で最初に購入したものよりなんか綺麗さがなかったのです。形は全く同じだったのですが、素材の品質がいまいちに感じてせっかく予備で購入したけど予備のままお蔵入りになってしまっております。

 やはりそこは中華製のクオリティです💦あと最初に入っている火打ち石がまぁ使い物にならないのでおまけ程度に思っていた方が良いでしょう。

 電化製品を購入したけどテスト電池が入っていますみたいな認識で良いでしょうね。やや高いですが、ジッポーの火打ち石だとしっかりとした火花が出ますし、とても長くもっているのでおすすめだと思います。

 

2、入手方法が少ない

www.amazon.co.jp

 Amazonでも検索してもかなりひっかりにくく、他の通販でもYahooや楽天などでも見つけましたが、倍以上の値段でちょっと購入には踏み切れないかなと思ってしまいました💦

 もう少し検索しやすくなればとても良いのですが・・・

 

まとめ

f:id:naka350z:20211202000811j:image 着火器具は人それぞれに使いやすい物はあると思いますが、これはメインとして使用しなくてもAmazonでの購入だと結構安価で入手でき、また大きさも非常にコンパクトなため予備として持っていても困ることは全くないと思います。

 ガスストーブの着火もほとんどが一発着火ですし、アルコールストーブも大きな火花が上がるので結構楽に着火可能です。ただアルコールだとボッと着火後炎が強く出るので一番最初にやるとやや驚くかもしれませんが慣れれば問題はないかとは思います。

 かなりマイナーな着火器具ではありますが、個人的にはめちゃくちゃオススメできるものだと思っておりますので、一個は予備として持ってみてはいかがでしょうか✨

史上最高の分離式OD缶バーナー SOTO SOD-330 フュージョントレックのレビュー

f:id:naka350z:20211129103955j:image 分離式のシングルバーナーはお持ちの方はおられるでしょか?今まで私が購入して持っているのが一体式バーナーばかりでしたのでひとつ何かやはり持っておきたいなと思い色々検討した結果、SOTOのマイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek SOD-330を入手しました。

 まだ本格的な厳しい山岳環境では使用できておりませんが、購入し使ってみて非常に感激したので早速ですがレビュー記事を書いてみることにしました。

 

SOTOマイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek SOD-330の特徴

f:id:naka350z:20211129103930j:image1、安定感のある低重心の分離式ストーブ

2、2,800kcal/hと高火力

3、分離式では182gと軽量

4、低温下に強いマイクロレギュレーター採用してOD缶を使用

 

製品の実測情報

f:id:naka350z:20211129103942j:image重量は公式とほぼ同じで181gと分離式にしてはとても軽く仕上がっていると思います。


f:id:naka350z:20211129103948j:image このフュージョントレックの特徴のひとつにこの非常に柔らかなホースがあります。

 私はあまり分離式のバーナーには詳しくはありませんがそれでもこんな細く柔らかなものを見たことはありません。

 柔らかくて長さも短すぎず長すぎずととてもバランスが良いと思います。


f:id:naka350z:20211129103937j:image 次にこのバーナーの特徴がおそよ300個の穴の開けられたすり鉢状のバーナーヘッドです。

 

f:id:naka350z:20211129105311j:image これに加え火口と五徳の距離が短めに設計されているので横からの風にもやや強くなっており屋外での使用も可能となっております。

 地面から五徳の上の部分まではおよそ9.5cmと低く安定感が抜群ですね。


f:id:naka350z:20211129103940j:image 次にこのSOTOの素晴らしい技術の結晶でもあるマイクロレギュレーターがこの金色の真鍮の上部に内蔵されており低温下でも安定した火力を維持できるようになっております。

 ちなみにこの中の真ん中には小さなガスの噴射口が3つありこれにより高火力を維持できるようになっているみたいです。

※ただしこの2021年の年末に改良版のSOD-331がリニューアル販売されるみたいです。

 

●展開方法f:id:naka350z:20211129105316j:image 次に使い方ですが、まずは本体に巻きつけたホースを広げて、五徳を展開します。

 ちなみにこの脚の部分はガス缶ホースの部分の脚が固定されており他の2つが可動式になっております。

 残念ながらこの五徳の脚は完全にぴったりとは付けられないです。個人的にはここはぴったりと付けて収納したかったのでやや残念なポイントです。


f:id:naka350z:20211129105336j:image 脚はこのように広げていきます。


f:id:naka350z:20211129105325j:image 展開が完了です。一度広げてしまうと五徳を持って移動させても剛性感があってグラグラする様には感じず安心感があります。

 

f:id:naka350z:20211129103930j:image 最後にガス缶を取り付けセッティングが完了です。

 

f:id:naka350z:20211129105333j:imagef:id:naka350z:20211129105325j:image しかし、個人的に思うのがこのフュージョントレックはデザインが非常に好みの形でとてもカッコよくて最高です✨

 シュッとした形状に安定感のある感じが非常に良く、触ってみても非常に高品質な感じがして持っているだけで嬉しくなってきます✨

 

●使い方
f:id:naka350z:20211129105319j:image このSOD-330には残念ながら点火装置がつけられておりません。なので着火にはライターやマッチなどの着火道具が別途必要になります。使い方はこれでバッと付けるだけで完了です。

 ちなみに余談ですが、私が登山を再開した2年前のテント泊登山にて電子式のターボライターしか持っていってないくて、標高2,600mほどの気温5℃ぐらいの環境では全く着火できず非常に苦心した経験のある身としては40gほど重くなり使えなかったり高頻度で故障の原因になる点火装置は無用の長物ですので排除してくれたメーカーの設計には大賛成ではあります。

 普段はAmazonにて購入したフリント式の火打ち石を使用しております。ちなみにこれだと-20℃のテント泊でも標高3,000mのテント場でも全くノントラブルで安定して使用可能なので困ったことは皆無です。

 

CB缶は使用できるのか?f:id:naka350z:20211129105338j:image 次に素朴な疑問に思う方も多いとは思いますが、このフュージョントレックにはランニングコストが最強なCB(カセットボンベ)缶は使用できるのか?という点だと思います。


f:id:naka350z:20211129105341j:image 結論はメーカー非推奨ではありますが問題なく使用可能です。

 私はAmazonにて購入しましたCB⇨OD缶変換装置を使用してできました。

 これを1,000円にて購入して利用してみました。


f:id:naka350z:20211129105322j:image 上記の写真は目一杯OD缶部分の取り付け部分を締めた場合のものです。

 これでだとガス調整部分が若干上向きでしたが、でもちょっとだけ上を向いていることで操作はしやすくて良かったです。

 他の方のレビューを見たらいまいちな角度になるものもあるみたいですが、私が購入したものはちょうど良かったです。

 ただ100均で購入したガス缶ですので気温15℃以下になってくるとCB缶が冷えて火力は低下してくるのが早くは感じます。

※これは危険な方法なので簡単に真似しない方が良いですが、ガス缶にぬるま湯をかけたりすると缶が温まり火力は回復します。どうしてもお湯が沸かないっていう場合の裏技としてですが・・・

 

●対応クッカーサイズ
f:id:naka350z:20211129105343j:image このフュージョントレックは火口が高火力になる様に大きめになっているのでその影響で小型のクッカーが置くことが難しくなっております。

 今のところ私が持っている最小サイズのエバニューのチタンマグ300(直径7.5cm)だと写真ででは乗っておりますが、実際には相当ギリギリで湯沸かしに使うのは現実的ではありません。

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f:id:naka350z:20211129105306j:image 実用的には250缶が収納可能な800mlぐらいの直径12cmからのクッカーが良いでしょう。

※このヒートエクスチェンジャー付きクッカーは大量の一酸化炭素が発生するのでメーカーは絶対に使用しないでと注意書きがあります。今回は適当なサイズがなかったので撮影のため使用しただけです。

 まぁこれで湯沸かししたらとても早かったですが・・・

 

火力について

f:id:naka350z:20211129103932j:image 次にこのフュージョントレックの火力を見ていきましょう。このSOD-330は最高で2,800kcal/hと個人的には十分の火力があると思います。

 上記の写真は最大時の時です。とても高火力でそれでいて綺麗な青色の炎で真っ直ぐに上がるため非常にカッコよくて最高です✨

 調理の種類によってはもっと拡散式の炎の方が良い方もいるかもしれませんが、個人的にはこの形が一番好きです。


f:id:naka350z:20211129103917j:image 中火でだとこれぐらいになりますね。安定感抜群の燃焼です。さすが国内屈指のバーナーメーカーだけあってこのSOTOの安定感は素晴らしいですね✨


f:id:naka350z:20211129103953j:image 弱火だとこれぐらいになります。ちょっとこれぐらいになってくるとやや安定性が弱くなってきます。この状態だと風が強いと調理が難しいかもしれません。


f:id:naka350z:20211129103945j:image 最後にとろ火です。これはなんとかできるというレベルですね。非常に不安定で繊細な火力調整が必要になってきますし、風が強いとすぐに消えてしまいそうです。

 とろ火での煮込み料理にはやや不向きかもしれません。

 

●ガスの燃焼音について

 次にこのフュージョントレックの燃焼音をみてみたいと思います。参考までに今現在私が持っておりますガスストーブと比べてみました。

 それぞれの製品名と重量大きさの比較を紹介します。

f:id:naka350z:20211129103935j:image まずはプリムスP-153ウルトラバーナー。

 重量は97gで点火装置と遮熱版は取り外しております。火力は今回の中で最強の4,200kcalです。


f:id:naka350z:20211129103925j:image 次に単純には比較できませんがMSRのウインドバーナーを。

 重量は195gでラジエント構造なのでちょっとデカいですよね💦


f:id:naka350z:20211129103927j:image 次にジェットボイルのスタッシュのバーナー。

 重量は59gとガス検適合品では最軽量クラスの重さです。火力は1,136kcalと最低ランクです。


f:id:naka350z:20211129103950j:image 次に中華製最軽量バーナー。

 重量は25gと異次元の軽さです。湯沸かしだけならこれで十分。

 火力は2,700kcalと必要十分な量ですね。ただ日本のガス検に適応しておりませんので不安な方にはお勧めできかねる製品です。


f:id:naka350z:20211129103922j:image 最後はイワタニのジュニアコンパクトバーナーです。火力は2,300kcalと普通です。

 重さは270gと一体式なのにやや重くでかいのでオートキャンプ専用ですね。

 

 それぞれの製品を最大火力で開放した時の聞こえ方を表してみました。炎の燃焼音とあとガスが燃えるには空気の吸引が必要なのでその吸気音も大きさの感じ方を表してみました。

製品名

燃焼音

吸気音

騒音順

SOD-330

コォゥー

5

P-153

ゴオゥー

2

BRS3000T

ゴゥオー

3

スタッシュ

フォー

6

ウインドバーナー

ブワァー

4

イワタニ ジュニア

ドワァー

1

 でそれぞれをまとめてみたのが上記の表です。

 本当は動画を撮って比べれば良いでしょうが、他の方のレビュー動画を見ればわかるでしょうから省略させていただきました。

 まず感じたのはイワタニのジュニアコンパクトバーナーが一番騒音が激しく朝の静かな時間に湯沸かしをするのは騒音レベルで非推奨な感じですね。

 その次にうるさかったのがプリムスのウルトラバーナーでさすがに4,200kcalもあるとうるさいのは当然かなと思います。

 で結果的にSOD-330フュージョントレックはこの強い火力なのに思った以上に静かで、まず一番最初に火入れをした段階の弱火の段階でほぼ音を感じない。と思ったくらいに静かでびっくりしました。もちろん音はあるのですが他のうるさいバーナーに比べると圧倒的に静かなのでその様に錯覚してしまいます。

 この音ですと朝のみんなが寝静まっている中ででも、早朝の静寂の中でコーヒーを楽しむためにこのフュージョントレックを使用して湯沸かしするのはとても良いと思います。

 

●収納についてf:id:naka350z:20211129105328j:image
f:id:naka350z:20211129105314j:image フュージョントレックは静かで高火力で軽量でカッコいいと長所が多いのですが、唯一の弱点が持ち運びのしにくさかなと思います。

 これは皆さんも悩んでいるみたいですが、私も同じで試してみたらやっぱりこれは難しいなと思い知らされました。

 基本OD250缶対応のクッカーぐらいでないと無理でしょうね。

 試しにジェットボイルのスタッシュに入るかやってみましたが、これだと向きによってはなんとかギリできるかな?というレベルですね。ガス缶は別に持たないといけませんし、やはり単体で持ち運ぶのが現実的でしょうね。

 まぁ重さも181gとそんなに大きくないので適当にザックの中入れれることはできますが、普段クッカー一式でコンパクトに一纏めにしていることから考えるとちょっとこれだけ単体でザックの中に入れるのはあまりやりたくないです。

 これは色々これから試行錯誤してみて妥協点を探していきたいと思います。

 

実際に使用して良かった点

1、高火力なのにとても静かf:id:naka350z:20211129103932j:image 普通これぐらいの火力で調理できる様なバーナーはうるさいのですよね。まぁそれが調理してますって感じになるのですが、やはり音が小さいとスマートなのですよ。

 これがやっぱりSOTOの製品の素晴らしさなのかなと思いました。そしてこの炎の出方も綺麗なブルーで無駄な広がりがなくとてもカッコいいのです✨

 今までは軽さと携帯性重視でしたが、このフュージョントレックを使ってしまうと今後いかにしてこのバーナーを使えることはできないかなと試したくなっております✨

 

2、カッコ良すぎる立ち姿f:id:naka350z:20211129103930j:image 今まで色々とバーナーを見てきましたが、このフュージョントレックを一番初めに店舗で販売しているのをみてなんだこのカッコいい製品はと本当に驚きました。

 ただその時に欲しいなとは思いましたが、当時は分離式バーナーに興味がなく必要に感じなかったため購入を見送ってしまいましたが、この総合性能をもっと早くに理解していれば買い逃すこともなく色々と楽しめたのになと今更ながら後悔の念があります。

 このバーナーを持っていき調理や湯沸かしなどに色々使用してみてこのフュージョントレックの性能を堪能したいと思っております✨

 

3、分離式ではとても軽量f:id:naka350z:20211129103942j:image やはり単純にこのアンダー200gっていうのがいいんですよね✨

 長期の山行とかしない(仕事の影響でできない)ので110缶で十分お釣りが来るぐらいいつもガスが余ってしまうのですよね💦

  なので110缶が私にとっては基準値なのですが、それよりも重くなるバーナーを持っていくっていうのが気分的に無理なんですよね。ですからそれよりも軽量な分離式バーナーってほとんどないのですよね。ですので私にはこのフュージョントレックが分離式ではベストな選択肢だと思っております。

 

実際に使用していまいちな点

1、やっぱり収納に困るf:id:naka350z:20211129105314j:image やはりこのなんとも収まりがいまいちな点が個人的には最大の不満点になってしまいますね。

 この回転式の脚の閉じ方は良いと思いますが、バーナーヘッドがその脚の大きさに対してかなりデカいのでなんともアンバランスになってしまうのでそこが唯一の不満点になってしまいますね。

 これでバーナーヘッドがもう二回りほど小さかったらすごく収納は快適になりそうに思いますが、火力と性能を考慮するとやはりこのヘッドの大きさにならざるおえなかったのでしょうね💦

 

2、入手性が悪い

 今現在このSOD-330は生産が終了してしまったため中古ででしか入手できません。実際に私もフリマアプリにて入手しました。

 ですがこの2021年の年末に改良版のSOD-331が発売予定なので是非欲しい方はもう少しだけ待てば購入は可能となります。

 もう少しだけ待ちましょうね✨

 

まとめ

f:id:naka350z:20211129105325j:image このSOTOのSOD-330マイクロレギュレーターストーブ フュージョントレックは分離式で見た目がカッコいいなというだけで購入してしまいましたが、実際に使用してみると紹介動画や紹介レビューだけでは理解しきれていなかった点もあり想像以上に素晴らしい製品でびっくりしました。

 まだ実際に厳しい環境ででは使用できておりませんが、きちんとした対応温度のOD缶を持っていけば今までの経験からしてこのフュージョントレックは間違いのない性能なのは確認しなくてもわかります。

 あとは実際にテント泊登山などでなら分離式のこの使い勝手ぐらいが問題になるかもですが、そこはある意味慣れの問題でもあるでしょうし人によって最適なクッカーの組み合わせは変わってしまうので、試行錯誤は必要になってくるでしょう。

 でもこんなにカッコよくて、軽量で、高火力で、静音性があって、高所厳冬にも強い分離式のバーナーがほぼ10,000円で購入できるのは素晴らしいと思います。

 全ての用途にマッチするガスバーナーなんて絶対にありませんのその人のスタイルや用途に応じて都度変わってしまいますが、最初からこのバーナーを購入してもこれより良い製品に出くわすことはそうそうないと思います。

 やや高価なバーナーではありますが、絶対に性能がいまいちで買い直すことはあり得ませんので予算オーバーでも思い切ってこのフュージョントレックを購入することを私は勧めたいと思います✨

最初のホイール交換におすすめ LWCカーボンホイールの使用レビュー/インプレ

f:id:naka350z:20211113213109j:image ロードバイクに乗り始めると一般的なシティサイクル車に比べて非常に軽快で速度も出てとても気持ちの良い乗り物だと感激する人が多いと思います。

 初心者の頃は最初に購入したままの初期装備で良いでしょうが、色々と走行したり他の経験者の話などを聞いたり、ネットでホイールを変えるともっとよく走るようになると理解してくると徐々に完成車についていたホイールを交換してきたくなると思います。

 しかし、いざ調べてみると安い物では数万円程度の製品から上は100万円クラスまでと青天井になってしまいます。

 自転車のホイールで車が買えるぐらいって信じられないほどの値段ですが、そこまで超高額な製品は絶対無理ですが、比較的購入しやすい金額でそれでいてすごく走行性能が向上するホイールが欲しいと思いませんか?

 そこで今回は私が購入し実際に色々走ってきて感じましたこのLWCホイールを細かく紹介してみたいと思います。

 

LWCホイールとは?

 Light Weight Carbon(ライトウェイトカーボン)の略でLWCとなり、中国で製造組み立てした製品を入荷してから全国に発送を行っているブランドとなっております。

 一般的にネットショップで入手可能な安価なカーボンホイール製品などの多くはほとんどが中華製のいわゆる中華ホイールと一括りに呼称しておりますが、このLWCホイールはただ単に安価なだけの製品ではなく大手メーカーの製品を製造しているような工場で生産しているレベルの場所で製造したカーボンリムを使用しており、また高品質な東レ製のカーボン素材を使用しているため非常にコストパフォーマンスが良い製品となっております。

 本来カーボンリムのホイールは非常に高性能な反面、とてもデリケートで扱いが難しく、また購入金額も安価な製品でも20万円オーバーとかなりハードルの高いものです。

 しかし、ここのブランドの製品だと一般的にハイエンドクラスのアルミホイールを購入できるぐらいの予算で憧れのカーボンホイールユーザーになれるのでとても魅力的です。

 次にこのブランドのラインナップをみていきましょう。

 

LWCホイールの種類

1、リムの構造

①チューブラータイヤ用リム

②クリンチャータイヤ用リム

チューブレスタイヤ用リム

 

2、リムの素材

①NXLシリーズ(高性能リム)

②SLシリーズ(高コスパリム)

 

3、リムの高さ

①25mm

②38mm

③55mm

④88mm

※シリーズにより細かな差はあります。

 

4、ハブの選択

①ディスクブレーキorリムブレーキ

シマノorカンパ

③標準ハブor高性能ハブ

 etcを大まかに決めて自分の好みの種類のカーボンホイールを購入することができます。

 ただ一番最初のホイール交換ですと、ロングライドや登りも楽にこなせる38mmハイトのリムで、タイヤの選択肢が多く、またパンク修理のしやすいクリンチャーリムがやはり最初に導入するならおすすめかなとは思います。

 実際私も悩んで38mmハイトのクリンチャータイプにしました。それではここから私が購入して色々な場所を走ってみて感じたポイントを紹介していきたいと思います。

 

38mmSLカーボンクリンチャーホイールの情報

特徴

1、パンク修理しやすいクリンチャーモデル

2、総重量1,295gと軽量

3、空力が良いリムハイト

4、ヒルクライムもこなせる390gのリム重量

5、性能の良いCX-RAYスポーク採用

6、10万円(95,800円)を切る購入金額

 

公式サイトの情報

商品スペック

重量:1295g+-30g(クリンチャー)

リム:LWC 38mm Carbon Clincher 20H/24H 390g+-10g

最大空気圧:120psi//8bar

スポーク:sapim cx-ray black(F:20 R:24)

カラー:(スポーク・ハブ・ニップル=黒)

付属品:ホイール本体

納期:受注生産(2-3週間、オプション品は4-5週間/在庫表記は無視ください

ディスクブレーキ対応:オプションで可

チューブレスレディ対応:不可 特にご指定なければシマノ11速用(8-10速スペーサー付き)です。カンパハブご希望の場合は備考欄に記載下さい。

この商品をおすすめしたい方

・まずカーボンクリンチャーを試してみたい方

・一本ですべてをこなせるホイールが欲しい方

・坂好きな方

商品概要

 安い価格の価格のカーボンクリンチャーながら重量は1295g、空力と軽量を兼ね備えた高バランスモデル。 カーボンクリンチャーホイールといえば、高くて重くなおかつ壊れやすいというのが従来の常識。それを覆すのがLWC WHEELSの38mmSLカーボンクリンチャーホイールです。 これまで多数のお客様に好評頂いており、ヒルクライムレースでの実績も多数です。

 持ち前の軽さとコントロール性を失わない程度の程よいディープリムのセッティングにより、ロードレースからヒルクライムまでこなす高次元なオールラウンドホイールといえます。 ヒルクライムを中心に、1本でなんでもこなす懐の広いカーボンクリンチャーホイールを求める方に対し、このホイールをご提案したいと思います。 カーボンによる高剛性を武器にスポーク本数をF20/R24とし、ディープリムとの相乗効果で極限まで空気抵抗を削減ました。

 カーボンクリンチャーとしては破格の重量を武器に、ヒルクライムはもちろんロードレース、ロングライドなど幅広く活躍出来るモデルです。 再三述べているように、クリンチャーホイールでありながらリム重量はなんと390gを達成。クリンチャーホイールの安定した転がり抵抗の低さを持ちながら、こぎ出しの軽さ・加速性能の高さも十二分に感じられます。

 このカーボンクリンチャーホイールが特に生きる場面 持ち前の軽さによりヒルクライム中の勾配変化による加減速、信号でのストップアンドゴー、レース中のアタック。様々な場面でこの漕ぎ出しの軽さが武器となります。 また、ヒルクライムでのカーボンクリンチャーの不安点であるブレーキングも良好です。 LWC wheelsのリム ロードバイク・ホイールの走行性能にはやはり、リム外周部の重量が軽いか否かが大きな影響を与えます。 LWC wheelsのロードバイク・ホイールに使用されるカーボンリムは圧倒的軽さと信頼の東レ製カーボン繊維により 高品質・高強度を両立しました。そこに他社との「違い」と「優位性」を持っております。 25xlrim デザインは近年人気が出ているマットカーボンフィニッシュ。 一見無骨に見える仕上げは、クリアフィニッシュカーボンとは違って表面の細かい傷が目立たず、 かつ塗料の重量増回避に寄与するなど実用上の利点もあります。

 チューブラーホイール、クリンチャーホイールそれぞれ24mm~88mmをラインナップしており、 ロングライドからレース(ロードレース、クリテリウムヒルクライムレース)まで幅広くお使いいただけます。

最高のスポークSapim・CX-RAY スポークはロードバイクの走行抵抗の大部分を占める、空気抵抗のかなりの割合を占める要素。 それにもかかわらず、リムと比べればあまり目立つ存在ではないため、コストダウンの矢面に立たされがちです。 しかしながら、LWC wheelsのカーボンホイールはそこにも妥協せず、走行性能にこだわった信頼のSapimのCX-rayをはじめとする高級スポークを使用します。

cx-ray CX-RAYが優れている点

空力性能:単なるブレード型ではなく、楕円形状により空気の乱流を最低限に抑え、空気抵抗を低減します。

高い靭性:簡単に言うと「粘り強さ」のことです。固いスポークは簡単に折れてしまいます。この粘り強さによって「折れない」を実現します

軽い:この点については数値で目に見えて現れる部分なので説明は不要かと思います。サピムの焼入れなどの高い技術力により、この軽さと丈夫さを兼ね備えたスポークが成り立っています。 (ただ、小売価格で1本500円程度という価格が難点ではあります。ホイールセット分で20000円程度。)

厳選を重ねたハブ 

LWC wheelsのホイールには、厳選をした軽量かつ高回転性のハブを使用。非常に良好な回転性能を示します。 ホイール回転の中心となるパーツなので、ここでの妥協も許されません。 クリンチャーホイールの中では最軽量クラスを誇る、この38mmSLクリンチャー。皆様の手でご体感下さい。

※よくある質問もお読み下さい。 ディスクホイール仕様については、「ディスクホイールハブ変更(F12mm×100mm/R12mm×142mm、スポーク24/24)」をホイールと併せてカートにお入れください。 ※受注生産となります。他の径が必要な方は別途ご相談ください。

 

【はじめてのカーボンホイールにおすすめ】38mmSLカーボンクリンチャーホイール - LWC WHEELS

 それではここから私が購入したホイールを詳しくみていきたいと思います。

実際の製品情報

●重量

前輪f:id:naka350z:20211113213114j:image584g

 

後輪f:id:naka350z:20211113213041j:image757g

前後合計で1,324gって😅あれ?誤差範囲内ですがちょっとだけ重いですね😥

 まぁそれぐらいのフレは十分あり得ますよね。でも軽い方になって欲しかったですね💦

 比較対象が完成車についておりましたボントレガー TLR(チューブレスレディ)20mmでこれがリムテープがついた状態ですが、前輪が868g、後輪が1,137gと合計で2,007gともう典型的な初期装備のホイールです。

 さすがにこれが一気にホイールのみで681gも軽くなるとただ単に手で持った時にでもとても軽くて、それだけでもすごく軽いってなると思います✨

 しかしながらホイールの軽量化はただ装備重量を軽くするのではなく走行性能に著しく影響するパーツですので走行感などは後ほど詳しく解説していきたいと思います。

 

●リムの構造f:id:naka350z:20211113213124j:image みて頂くとわかりますが一般的なクリンチャー構造となっております。

 カーボンなのでここのビートをはめるところの部分の耐久性など気になる方もおられるかもしれませんが、私が使用しているタイヤはコンチネンタルのグランプリ4000sⅡですがタイヤの付け外しは相当硬く、それでもレバーをグイグイとしても力がかなりかかっても、壊れたりしそうな気配はありませんでした。

 やはりSLシリーズでもかなりカーボンの質が良さそうなものを使っている感じがして、実際に触ってみても非常に感触が良くきちんとした素材なのだなと感じ取れます。

 またこのホイールはナローリムタイプで実測で外幅21mmの内幅が15mmとなります。

 昨今のブームであるワイドタイプのタイヤだと28cがギリギリでしょうか。ちょうど良いのは25cになるでしょうが、今装着しているのは23cのタイヤです。

 ロングライドや高速走行にはやや不向きかもですが、ヒルクライムには重量的に有利で204gとちょっと気に入ってはおります✨

 

●リム表面f:id:naka350z:20211113213046j:image このLWCホイールはご覧の様にカーボン地がそのまま見えるマットブラックなってます。

 わかりやすく角度を変えて写真を撮りましたが、普通にみるとシンプルなブラックでとてもカッコよく個人的にはとても気に入っております。

 もちろんせっかく高いお金を出して購入したのだから"CAMPAGNOLO  BORA ONE"みたいな文字が入っていなって思う方もいるかもしれませんが、あまりに目立ちすぎると盗難のリスクも上がってくるので無地のデザインのこのホイールで私は十分です。

 無地なだけにシールを貼ったりプリントを施したりとある意味自分好みに変更可能であるので人とは違った事もできるとは思います。

 次にリムブレーキ面ですが"バサルトファイバー加工"というのを施している様で使っている感じでではブレーキの性能としてはそこまで不満を感じたことはありません。

 

●スポークf:id:naka350z:20211113213052j:image このLWCホイールのスポークにはSapim社のCX-RAYというものが採用されておりホームページの説明によれば500円/1本とコストはかかっているみたいです。

 残念ながらそこまで詳しいことは私にはわかりませんが、それでも実際に走行したり触れてみたりすると性能の良いものが使われているのは実感できます。

 

f:id:naka350z:20211113213036j:image 写真の様に見てもらうと中央の部分が薄くなっており完成車についているスポークも同様になっておりますが、厚みが半分ぐらいの差があるので空気の乱流を抑制したり、空気抵抗の削減等に効果はあるでしょう。

 実際に走行してみるとなんか詳しくは説明できないけど空気を切り分けていっているなと実感できます。

 

LWCホイールの実際の走行感

 それでは次に実際に使用してみて感じたところを可能な限り紹介していきたいと思います。

●車体情報f:id:naka350z:20211113213039j:image使用車両:トレック ドマーネSL5(フル105仕様)

車体重量:総重量 8.0kg

ホイール:LWCホイール SL38mmクリンチャー

タイヤ :コンチネンタル グランプリ4000SⅡ

 

●ライダー情報

f:id:naka350z:20211122011403j:image

走者年齢:40歳 男性

趣味  :ULキャンプ・登山・ZWIFTなど

脚質  :クライマー(あんまり力がなくすみません😭)

身長体重:165cm/50kg

 って感じになります。ちなみに普段平日には運動をする目的で仕事終わりに平均して週に3,4日ほど1回につき40分〜1時間程度のZWIFT(ズイフト)を堪能しております😊

www.zwift.com

 ZWIFTをやっている方なら理解が早いかもしれませんが、今現在(2021年11月)のところ2年ぐらいは継続していて、レベル47でパワーはFTP 210wのパワーウェイトレシオが4.2w/kgって感じではあります(ただ登りメインの数値ですので平坦な場所ではもっと数値が下がって雑魚ですが💦)。

 レースに出たりしても大体はBクラスにエントリーするのでが、いかんせん他の方に比べて圧倒的に体重が軽くパワーもなく、毎回ついていくだけで必死のパッチで何とか先頭集団についていける時もたまにはありますが、ほとんどが二番目の集団になることが多いです😅まぁ最後のゴールスプリントはほぼ確実に千切られておいてけぼりになりますが😭

 ちょっとイメージしにくい方もおられるかもしれませんがこの様な感じの使用者であります。

 

●使用した条件

 主にロングライドで100km前後から150kmほどぐらいで街中での使用はそれほど多くはなく、郊外に出てあまり信号に出くわさない様な場所に走りにいったりで使用しております。

 基本最初から雨予報の場合は使用しませんし(まぁ好き好んで雨天時にライドする人はあまりいないでしょう💦)、通り雨程度や、雨上がりの路面が濡れている時に走ったりするぐらいになります。

 

●最近使用したロングライドの情報
f:id:naka350z:20211122011358j:image
f:id:naka350z:20211122011400j:image
f:id:naka350z:20211122011406j:image これは先日天気が素晴らしく良さそうな日があったので始発で姫路駅から輪行して伯備線の途中駅まで行き、そこから大山、蒜山方面までバイクパッキングのテント泊装備で走行した時データになります。

 紅葉の綺麗な時期で快晴でほんと素晴らしく行ったかいがありました✨

 それではここから詳しく解説してみたいと思います。

 

LWCホイールの走行感

1、漕ぎだ時

 リム重量が軽量なので0スタートの時にほんの一瞬だけタメがありますが、そのあとは軽快に加速していきます。なので街中でのStop&Goもそつなくこなしてくれるでしょう。

2、加速時

 20km/h→30km/h スムーズにその速度域までのせれるという感じがします。

 30km/h→40km/h 強く踏み込むことで空気抵抗以外は気持ちよく伸びていく感じがします。

3、スプリント時

 思いのほかホイールの剛性がある感じがして、パワーを受け止めてくれます。それでも私は500wぐらいが限界の人間なので😭本当のスプリンターみたいな1,000wぐらい出る人にはちょっともの足りないかもしれません。

4、巡航速度

 20km 平地無風だと感覚的に50wぐらいのかなり楽に維持可能

 25km 同じく感覚的には80wぐらいで維持可能で乗り始めた人でも余裕でしょう。

 30km 同じく感覚的に130wぐらいで高速走行可能です。ただ初心者にはやや継続してはきついかもしれません。

 35km ややパワーが必要だが170wぐらいでいけそうです。十分乗りこなしていかないと意地が難しいかもです。

 40km 200wぐらいは必要で維持にはかなり鍛錬が必要になってきます。この速度を維持するには継続したトレーニングをしていかないといけないでしょう。

 "車体にはパワーメーターをつけていないので普段ZWIFTで走行している時の感覚を元に大体どれぐらいになるのかを数値ワットwで表現してみました"

 ネットで検索した情報をもとでは、一般的な全くの未経験の初心者男性が1時間継続して出せる出力(FTP)はおよそ100wみたいです。参考に私の妻(あまりほとんどロードには乗りませんが)のFTP80wになります。

5、空気抵抗

 スポークが風を切り裂いて行く感じがしてすごく抵抗が少なく感じ、38mmのリムハイトでも十分に感じられます。

6、横風

 38mmのリムハイトだとやや持っていかれやすいが、ブワッと強風が吹くとホイール以上になんだか私の身体の上半身が流されそうには感じます。

7、登坂性能

2〜3% ほぼ登りの抵抗はほとんどなくすごく楽に登れる。

5% 速度は落ちてくるがホイールの軽量さが一番感じられる勾配でパワーに応じてスイスイ上がれます。

7% 15km/hまで下がってくるがダンシングを併せたりしてわりと登れるように思います。

10% 10km/h以下ぐらいになってインナーに下げるぐらいになりますが、ホイールのパワーロスもあまり感じず、パワーに応じて登れる様に思う。

 

剛性感

 次にこのホイールの剛性の感じ方ですが、さすがにこれは老舗メーカーの一級品の製品に比べるとおそらくダンシングした時やスプリントをかけたりすると横方向の剛性やリムの剛性などはあまりないかもしれませんが、私みたいな軽量ライダーや、ロングライドを楽しむだけとか、エンデューロレースとかぐらいな初級中級レベルのレースぐらいでは必要十分だと思います。

 感覚的に私が出せるパワーはFullMaxの500w程度だと一瞬だけ剛性が足りないかな?とは感じますが、めちゃくちゃ頑張っても私には3秒ぐらいしか出せませんのでほぼ関係ないですね。

 本格的にパワートレーニングをしている方でレースなどの最後のゴールスプリントで勝ちたいって人には役不足かもしれませんね。まぁそんな人は極一部でしょうが💦

 私が使用していてヒルクライムの時でもダンシングしていて剛性が足りないなって思うことは全くありませんので、そこまで気にする必要はないでしょう。

 

快適性

 カーボンホイールは使用していてアルミリムに比べるとやはり振動吸収性については優位であると思いますので、長距離を走った際の身体に残る疲労は少なくなると思います。

 まぁしかし、これはどちらかというと一番重要なのはまずタイヤ幅と空気圧で、次に車体フレームの素材で、その次にって感じだとは思いますが。


耐久性

 カーボンホイールですのでこれはもうアルミホイールと比較するとたとえどのブランドのホイールを使用しようが避けては通れないとは思います。

 特にリムブレーキ仕様のカーボンホイールはブレーキング時の熱問題は避けては通れず、非常に勾配のキツい坂道を長時間下る際はかなり慎重にならないと思います。

 その点ではやはりブレーキの選択で考えるなら今現在ではディスクブレーキ一択で答えは出ていると思います。実際このLWCホイールも納期は変わってしまいますがディスクブレーキも選択できますので問題はありませんでしょう。

 一応リムブレーキ仕様のこのホイールを3、4年で計7、8000km走った感じででは普通のヒルクライムルートのダウンヒルでのブレーキぐらいでしたらそこまで問題はないと思います。

 しかし、中には色々と標高の高い場所に出かけて行くこともあるかもしれませんが、その中で一番標高の高い乗鞍に行った時のことです。

f:id:naka350z:20211122041058j:image おそらく傾斜のやや緩い長野県側の乗鞍エコーラインのダウンヒルならたぶん問題は出にくいかもですが、勾配のキツい岐阜県側の乗鞍スカイラインなどの激坂をずっと下る場合は問題あるでしょう。

 上記の写真ですが、おそらくそのスカイライン側を下っている際におそらくブレーキ熱で前輪のリムが若干歪んでしまったものだと思います。

 普通に街中やロングライドでは通常のブレーキングには全く気にはならないのですが、ダウンヒル時や強くブレーキングした際に1箇所膨らみがあるのでそこの部分がぐわんぐわんとなってしまっております。

 やはり乗鞍スカイラインみたいなコースを下る際には問題が発生しやすくなってしまうのかなと思います。

 後、雨天時もリム表面が濡れてブレーキング時はカーボンホイールだと非常に扱いが難しくなると言われてますが、現状では私が遭遇した程度の雨のライドででは困ったことはありませんでした。

 まぁそんな激しい雨の時にヒルクライムしてビシャビシャになってダウンヒルとかリスクが大きすぎるので、どうしても行かなくてはいけないとかでない限りはロードバイクに乗るべきではないでしょう。

 ただ普通の通り雨や路面が濡れているぐらいででの使用でしたらそこまでデリケートに思う事はしなくても良いと思います。

 これはほぼカーボンリムの特性であってLWCホイールだから起こりえたことではないと思っております。

 なのでことこのLWCホイールでの耐久性に関しては思った以上に頑丈だと感じております。

 

ハブの性能f:id:naka350z:20211113213114j:image このLWCホイールに採用されておりますハブは詳しくは記載がありませんが、とてもよく回転して手で空転させても非常に長く軽快に回ってくれますし、実際に脚を止めた際でも速度落ちがゆっくりでとても楽に巡航速度を維持しやすいと思います。

 さらにオプションで追加料金が要りますが、より高性能なExtralite Cyberハブの選択可能です。まぁ高額すぎて私にはこれで全くもって十分なのですが。

 

 次にこのホイールを使用して感じた良かったところとイマイチだったところをみていきたいと思います。

実際に使用して良かった点

1、軽いf:id:naka350z:20211113213114j:image やはりまず何よりも軽さが素晴らしいです。

 もちろんまださらに軽量なモデルの25mmハイトのモデルもありますが、ヒルクライムレースとかでの使用でなければバランスの良いこの38mmハイトのカーボンクリンチャーではとても軽く非常に良いと思います。

 

2、巡航性が良い

 38mmハイトに空力に優れたCX-RAYスポークのおかげで、個人的には十分楽にロングライドなどでの巡航が可能だと感じています。

 もちろん50mmや88mmハイトとかのリムハイトだとさらに良いかもですが、横風に影響されにくく、登坂性能を思うとこれがちょうどバランスがいいと思います。

 

3、購入しやすい価格

 普通はカーボンホイールを導入しようと思うと、もう倍くらいの20万ぐらいの予算が最低でも必要になってくるでしょうが、初級者の最初のホイール交換にはギリギリ心理的にも予算的にも出せる10万以下の95,800円であるのでとても良い選択肢になると思います。

 もちろんこれよりもまだ入手しやすい価格帯のカーボンホイールもあるでしょうが、性能と実績を思うと多くのユーザーのいるこのLWCホイールは安心して導入できると思います。

 ホイールはただ軽量ってだけではなく総合的な性能が必要になってきますのでね。


実際に使用していまいちな点

1、知名度が弱い

 やっぱり大手ブランドの製品、DURA-ACEや、カンパニョーロ ボーラワンとか、マビックやとかそういった自転車雑誌に掲載されている様な製品に比べると何それ?ってなるのは否めません。

 ですが、ソロで自由気ままにロングライドを楽しんだりしてましたら別に追い越されようがすれ違おうがその人がうぁ〜あの人カンパ使っているよとかほぼ判別することは不可能ですので、それよりは自分が導入可能な予算の中でいかに快適な走行ができるようにホイール交換することの方が重要ですから特に気にする必要は全くないと思います。

 実際私は気になったことは一切ないですし、そんなことでマウントを取ってくる人がいれば残念な人なのだなと思って関わらないのが一番ですね。

 

2、デザインが簡素である

 私個人はこのシンプルなマットブラックのデザインは非常に好みでとても気に入っておりますが、人によっては製品名の入ったロゴやスポークのアクセントが欲しいって思う方にはイマイチかもしれません。

 せっかく10万ぐらいの予算を使って購入するのだから見栄えも欲しいって人にはおすすめできないかもです。

 まぁそんな方はどうぞ20万以上出してカッコいいホイールを購入してください✨

 

3、タイヤの付け外しが難しいf:id:naka350z:20211113213124j:image このホイールとタイヤの相性もあるかもしれませんが、とりあえず私の使用しているタイヤのグランプリ4000sⅡとだとかなりビートが嵌めにくくて、パナレーサーのタイヤレバーを3本使用しないと私にはパンク修理などができません。

 ちょっと丈夫なタイヤレバーはきちんと持っていかないとパンクした時に苦労するかもしれません。


まとめ

f:id:naka350z:20211122011406j:image ロードバイクは本当にお金の掛かる機材スポーツですよね💦車体だけで予算が20万円〜30万円ぐらい必要で、その後はヘルメット、シューズ、ペダル、ウェア、ポンプ、工具、パンク修理キット、タイヤ、サイクルコンピューター等々あげれば本当にきりがありませんが、その中でも車体の次に高額なものになるのが間違いなくホイール交換になってくるでしょう。

 しかし、このLWCホイールに交換して実際に色々走ってみて思うのが如何に少ない予算で自転車ライフを堪能しようかと思うと、車体の予算は10万円ぐらいでも良いのでそのあとは可能な限り早めにこのカーボンホイールとビンディングペダルを導入してあげると数ヶ月もすればだいぶん自転車に乗れる身体になってくるでしょうから、長年乗り慣れた方にもロングライドなどでついて行くことも、100km以上のロングライドも非常に楽にこなしてくれるロードバイクになってくれると思います。

 本当に思うのが、最初にどんなメーカーのロードバイクでも構いませんし、グレードは10万円前後のものでも十分ですが、このホイールを購入しても次にまた違ったタイプの車体が欲しくなったとしても、このホイールはそのまま十分続けて使用可能なぐらい性能はあると思いますので、無駄な投資にはならずに済むと思います。

 よく最初にホイール交換するならカンパニョーロのゾンダが目安と言われておりますが、それ以下のグレードだと交換したところであまり効果が実感できにくくなるためにその様に言われておりますし、実際に私もそう思います。

 しかし、そのゾンダでも予算がおよそ70,000円ほど(wiggleなどの海外通販だと45,000円ぐらいで購入可能ですが)となりこのホイールとの差額は25,000円となります。それならもうほんの少しだけお金を工面してこのLWCホイールを導入すると更にワンランク、いやツーランクぐらい上のホイール性能を体感することができると思います。

 はっきり言います。最初にもうこれ以上予算をかけられないからと妥協してゾンダを購入したところで近いうちに絶対にもうワンランク上のホイールにしたくなります。それは断言できます。

 だって他の人の情報見てたり、坂道でささーっと追い抜かれたらやっぱり欲しくなるのですよ。それより上の性能のホイールが!!

 それなら入手しやすい価格で高性能なこのLWCホイールって選択肢は絶対に良いと思います。正直このホイールを最初に購入して交換しましたが、特にこれ以上交換したいって!!いう欲はほぼないです。まぁあるとすればもう少し用途の違う超軽量のヒルクライム専用ホイールもしくは高速巡航用のディープリムホイールかってぐらいですね。

 確かに最初に10万円も出してホイール交換するには勇気がいりましたが、自動車のホイール交換とは比較にならないぐらい性能が変わりますので絶対にホイール交換は必要だとは個人的には思っております。

 扱いのデリケートなカーボンホイールで誰にでもどんな用途にでも合うとは思いませんが、交換して後悔することはまずあり得ませんので気になった方はこのレビュー/インプレを参考にぜひこのLWCホイールにしてロードバイクライフをさらに楽しんでみてはいかがでしょうか✨✨✨

おすすめなハンドルバーバッグ オルトリーブのアクセサリーパックのレビュー/インプレ

f:id:naka350z:20211115025340j:image 皆さんはキャンプに行く際の交通手段はどの様なものが多いでしょうか?ほぼ多くの方がマイカーなどの車やバイクで、一部の方が電車やバスなどの公共交通機関、そして極少数に自転車を使用すると言う方がおられるでしょう。

 今回紹介しますのはそんな自転車でのキャンプなどの利用におすすめしたいハンドルバーバッグの一種でありますオルトリーブのアクセサリーパックを紹介してみたいと思います。

 

特徴

・強靭な防水性を持った生地による圧倒的な耐水性

・アクセスしやすく使い勝手の良いロールトップ式

・付属のストラップを使用してウエストポーチにもなる

・ハンドルバーパックに付けても使用可能

 

 

公式サイトの情報

ハンドルバーパックのサブバッグとして連結できるアクセサリーパックが、新色ブラックマットカラーとなりアップデート。

リフレクターロゴの位置が変わり、ベルト幅が20mmとやや細くなりました。開閉はロールクロージャー式で、物が取り出しやすい設計のため、財布や携帯電話など使用頻度の高い荷物を収納しておくのに便利です。 アクセサリーパック単体でもハンドルバーに固定でき、付属のストラップを装着すればウエストバッグとして使える用途の広いアイテムです。

※旧ハンドルバーパックへの連結も可能です。

【価格】 ¥9,900

【仕様】 H17xW30xD5cm         3.5L/204g/耐荷重:1kg

カラー:全1色         ブラックマット

バイクパッキング|ORTLIEB(オルトリーブ)|PR International

 

製品の紹介

f:id:naka350z:20211115025335j:image まずはこのアクセサリーパックの単体の重量を測ってみました。

 158gとこの防水性を考えると超軽量な製品が好きな私からみても非常に軽くて嬉しくなります。

 

f:id:naka350z:20211115025425j:image 次にウエストポーチとしても使用可能なストラップの重量ですが、これは38gと至って普通です。

 と言いますか、本来はオレンジ色の幅20mmほどのストラップが付属品としてあったのですが、これは非常にストラップが長くて、また腰に巻きつけた時に細く、バックルの部分も強度が頼りなかったので、何か代わりになるもがないかと色々探してみた結果好日山荘にありました100cmのストラップが幅25mmで強度も高く高品質なものでしたのでよかったです。

 お値段715円とやや高かったですがこれに交換して非常によかったです。ただ長さが100cmと150cmがあったのですが、150cmだと長すぎるかな?と思い100cmを購入したのですが、ウエスト68cmも痩せ型の私でもほんとギリギリでした💦

 

開閉の仕方f:id:naka350z:20211115025412j:image 次に使い方としてこのバッグの開け閉めを見てみましょう。

 ロールトップクロージャー式ですので特に変わったところはありませんが一応。

 まずストラップを緩めてバックルを外します。これシンプルな様に見えててよくできておりまして、ストラップは緩みにくく形状を工夫しており、引っ掛ける部分もかけ易く少し外れにくく先端に突起を少しだけ盛り上げております。

 若干ですが外す時にスムーズにできませんが、自転車での走行中に簡単に取れてはいけませんので最終的にこの形に行き着いたのでしょう。

 アルミ製のパーツですが、普通に使用していてまず壊れることはあり得ないでしょう。私がみた感じでは対荷重は20kgは余裕であるのではと感じております。まぁこのバッグにそんな荷物外付けを利用しても不可能でしょうが💦


f:id:naka350z:20211115025337j:image そして後はくるくると広げればもうすぐに中の荷物にアクセスができます。

 後このバッグには入り口の部分に簡単にほどけない様にプラスチックの芯材があるのですが、これが最初幅20mmほどありました。

 その影響であまり中に荷物が詰め込んでも蓋がきちんと閉じることが出来ませんでしたので、思いきってこのプラスチックの部分を半分ほどカットしてみました。

 しかしそのおかげでこのロールトップ部分がより小さく巻くことが可能になったので僅かではありますが中の容量が増えたと思います。


ストラップの通し方
f:id:naka350z:20211115025349j:image 次にこのバッグをウエストバックとして使用する際の使い方を見てみましょう。

 このバッグには計3箇所のストラップを通す部分があります。これによってしっかりとバッグとストラップが固定されるので普通に装着して歩く分には全く問題なく使用することが出来ます。

 これが簡易的な作りで販売している製品だったりすると通す部分が2箇所だったりすることもありますので、やはりこういった細かな作り込みはオルトリーブの製品は手が込んでるなと思います。


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 ちなみにストラップを通す部分は幅として30mmぐらいまでは行けそうなのですが、バックルも通すとなるとやはり私が購入した25mmまでになるでしょう。


外付けについて
f:id:naka350z:20211115025332j:image このアクセサリーパックは中はただの袋になっております。個人的には別に中にポケットなどあっても邪魔になるだけなのでシンプルで非常に気に入っております。人によってはポケットや仕切りが欲しいと言う方もいるかもしれませんが。

 でそこで重要になってくるのが外付けなのの拡張性です。このバッグにはあまり多くはありませんが、フロント側に1箇所と、反対側のストラップを通す部分の上下に計4箇所小さな輪っかがついております。

 これが非常に便利で上の写真の様にショックコードとコードロックを利用することで少しではありますがバッグに荷物を外付けすることが可能になります。あまり重いものはつけれませんが、私の場合はウインドシェルや補給食のゴミなどを袋に入れてここに付けたりしております。

 

パッキング可能な容量
f:id:naka350z:20211115025347j:image それでは次に私がテント泊で行く際の荷物を詰め込みしていくもののパッキングを紹介してみたいと思います。

 このアクセサリーパックは容量が3.5ℓなのですが、装備に多少投資が必要になってきますが十分パッキングが可能ではあります。

 左上から順番に紹介します。

①テント、ペグ、クッカー

ノルディスク ロフォーテン1ULW

・打刀ペグ16cm

エバニュー チタンマグポッド500

シュラフ

・ナンガ ミニマリズム180

③シート、ストーブ、燃料

Amazon購入の荷物置きシート(90cm×60cm)

・バッチストーブ1.0

・アルコール燃料

④マット

イナーシャ オゾンミニマリストパッド 


f:id:naka350z:20211115025354j:image これだけを全て合わせて重量が1,535gとなります。

 想定温度が5℃ぐらいまでと十分軽量なのではないでしょうか✨


f:id:naka350z:20211115025410j:image これをバッグに詰め込んでいきます。

 まずそこにテントとクッカーを一番底に置きます。

 次にサイドに少しだけスペースができますのでそこにコンパクトに纏めたマットを差し込みます。


f:id:naka350z:20211115025357j:image そしてその上にシュラフを置いて、横に少しだけ隙間がありますのでそこにストーブとシートを入れておきます。

 

f:id:naka350z:20211115025340j:image これをロールトップを閉じればパッキングが完了です。

 容量3.5ℓでも宿泊装備は入れれることが可能です✨

 後個人的な思いなのですが、食事関係は自転車でですと比較的短時間でスーパーやコンビニなども利用できる場所もありますし、せっかく馴染みのない場所に遠出するならその土地の名物料理などを食べたいのでバイクパッキングで行動する際は食事を用意していくことはかなり少ないです。

 自転車で走った際は疲れますのでめんどくさがりな私にはその後に晩ご飯などを作るのは嫌なので、ご飯を食べて、お風呂に入って、その後テントを設営してささっと就寝するのが比較的多い感じです。

 

自転車への取り付け方

f:id:naka350z:20211115025415j:image 次にバイクパッキングする方法を紹介します。

 まずストラップを下側から回していきます。


f:id:naka350z:20211115025422j:image 次にストラップを通すバックルがあるのでそこにストラップを差し込みます。

 ちなみにこの部分はストラップの先端が薄く差し込みやすい様になっておりますので非常にスムーズに通すことが出来ます。

 あまり工夫してない製品ですとここがさっさと出来ずにイラッとすることがあるので本当にオルトリーブは細かいところまで作られているのです素晴らしいです✨


f:id:naka350z:20211115025352j:image 最後にベルクロをとめて完了です。

 しかしこのベルクロ部分はやや長さが短くて少し変わった形状とか他にもハンドル部分に余計なものをつけている場合はちょっと取り付けが難しいかもしれません。

 

取り付け完了f:id:naka350z:20211115025405j:image 車体に取り付けてみてみたところです。他に外付けしていなければ非常にシンプルですごくカッコいいですね✨


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 乗車側から取り付けた時の感じです。

 ドロップハンドルでもギリギリブラケット部分を握る隙間はあります。

 

防水性について

f:id:naka350z:20211115025420j:image 最後にこのアクセサリーパックの防水性についてどれぐらいあるのか実験してみました。

 過去にバイクパッキング用のオルトリーブの製品は他にも(シートポストとサドルバック)所有して使用経験はありましたが、基本ずっと雨が予報されている場合やゲリラ豪雨など激しい雨天が予測される場合にはライドしたことがありませんでしたので一度も浸水の経験はありませんでした。

 

naka350z.hatenablog.com

 また過去にもレビューしたことのありますウルトラライトウェイトドライバッグPS10でも十分防水性は体験しておりますので普通の雨程度では問題ないのは簡単に想定できるのですが、唯一このロールトップ部分の両端がどうも隙間ができてそこから水が入ってきそうに感じたのでそれを確かめたく今回検証してみました。


f:id:naka350z:20211115025402p:image と言うわけでお風呂場に満杯に荷物を詰め込んだアクセサリーパックを持ち込んでシャワーでザーザーにかけてみました。

 自転車で走行するのであれば大体が正面からでしょうが、どう思っても真正面はしっかりとロールトップが巻き込んでいるので絶対にそこから浸水しそう思えなかったので両サイドをメインにおよそ2分ほどかけてみました。

 ちなみにシャワーは時間雨量にして300mmぐらいあるので2分間だとしても10mmの雨が1時間続いた計算になりますので個人的にはこれで十分だと思い2分ほどで切り上げました。

 普通に自転車で走行中に時間雨量10mmとかはかなりザーザー降りですから私はその様な時はまぁほぼライドすることはないでしょうね。


f:id:naka350z:20211115025359j:image 実験直後のバッグの状態です。ずぶ濡れですが生地から水分が染み込むことはオルトリーブの製品ですと絶対にないと私は信頼しております。

 触れば十分感じ取れるでしょうし、生地の縫い合わせ部分も超高品質な圧着が施されていてここの接着が劣化するのも全く想像はできないです。


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 ロールトップを解いて中を開けてみました。

 当然真ん中部分は何も影響はなしです。

 ただ心配していた両サイドの分ですが写真の左側は浸水はありませんでしたが、右側は水滴を確認しました。

 しかしこれおそらくバッグについていた水滴がほんの少し開けたタイミングで入りこんだのかな?というレベルでもう2,3滴だけでした。

 この検証結果には思っていた以上に浸水がなくこれなら浴槽にでもつけ込んで実験しても良さそうなぐらいです。ただこのバッグは浸水が想定されるのは上からだけですので本当に激しい雨天の時はもうコンビニのレジ袋とかでもかぶせておけばもうそれだけで何も問題はないのではと思います。

 ただ見た目が残念なことになりすぎるので応急的にであって多少の雨でしたらそのままでも全く問題はないでしょう。

 

実際に使用して良かった点

1、思った以上に荷物を入れれるf:id:naka350z:20211115025357j:image 通常3.5ℓではテント泊の荷物なんて詰め込みは考えにくいかもしれませんが、工夫と近年の軽量装備であると十分可能な容量だと私は思います。

 もちろんキャンプスタイルは千差万別ですので何を重視するかで持っていく荷物は変わりますが、最低限の装備ならこれで私は問題ないです。

 テント泊登山だとこの装備では無理ですが、自転車だと最悪何かの連絡手段がつけば救援は容易いので普通の郊外を走行してキャンプするぐらいならこれで私は行きます。

 

2、装着しやすいバックルf:id:naka350z:20211115025422j:image この付ける際のやりやすさは大分助かります。工夫していない物に比べてほんの数秒しか違いがないかもしれないですが、何度も何度もするとこの差はかなり大きく感じるとは思います。

 少なくとも私は非常に使いやすい部分だと感動しております。

 

3、ウエストベルトの使用が使いやすいf:id:naka350z:20211115025349j:image 本来このウエストポーチとしての使い方は補助的なものかもしれませんが、少なくとも私には十分これだけでも問題なく常用できるのではと感じております。

 先月の下旬にロードバイクで上記に紹介した内容とほぼ同じものを入れて、155kmほど約6時間ほどこれを腰に巻きつけてずっと走行しましたが、問題なく使用可能でした。

 個人的にはこれをシートポストなどにつけて使用するバッグなどよりはよほど走りやすくかなり快適で変な荷物の重量とかを感じずに済みました。

 これがサドルバッグなど重いものをサドル付近に取り付けると私は立ち漕ぎなどすると不快で苦手だったのもあり、オルトリーブのシートパックは売り払ってしまいました。

 

4、圧倒的な防水性f:id:naka350z:20211115025420j:image やはり実験して感じましたが、オルトリーブの防水性はほんとすごいなと感じます。

 バイクパッキングで出かけるなら耐久性や防水性を思うとアピデュラよりは良いかもしれませんね。使用したことがないので適当なことは言及できませんが、少なくともオルトリーブの製品で雨対策で困ることはほぼないでしょう。

 

5、便利な外付けf:id:naka350z:20211115025332j:image 元々このアクセサリーパックはサブバッグ的な扱いなので豊富な外付けに対応しておりませんが、少なくとも私には十分な拡張性があると思っております。

  あまりにもたくさんごちゃごちゃ付けるとスマートではないですし、走行時の抵抗にもなりますからこれぐらいで十分だとは思います。

 

実際に使用していまいちな点

1、細かなポケットがないf:id:naka350z:20211115025340j:image このバッグの元々のコンセプトが細かな所持品を入れたりする用なので残念ながらこの製品には中にも外にもポケットや仕切りはありません。

 ただ防水性を高めるには余計なものはつけない方が良いですし、最悪外付けやコクピットバッグなどその様なものを使用してスマホや財布は保管するのが良いでしょう。

 

2、やや内部にアクセスしにくいf:id:naka350z:20211115025412j:image 防水性を高めるためにはこの作りは非常に良いのですが、やはり単純に内部にはアクセスしにくくて何度も開けたり閉めたりは面倒になるでしょう。

 なので基本このバッグには信号待ちなど短時間の場合ではなく、休憩時などに開け閉めする使い方にはなってくるでしょう。

 

3、何度も付け外しは面倒f:id:naka350z:20211115025352j:image バックルは比較的付けやすいとは思いますが、やはりコンビニなどに補給で入るたびに防犯のため都度付けたり外したりは非常に面倒に感じ私はその様なことはほぼしないです。

 なので短時間に何度もつけ外しがありそうな場合にはウエストポーチで運用するスタイルになってしまいます。

 

4、ブラケット使用時に邪魔になるf:id:naka350z:20211115025417j:image 比較的小さめなサイズですが、やはりこれぐらいのバッグをフロントに取り付けるとドロップハンドルだとやや邪魔に感じてしまいます。

 しかし、ブラケットを握った際にほんの少し当たるかな?というレベルですので個人的にはそこまで気にはなっていないです。

 シフトアップやシフトダウンのレバー操作も問題はないです。

 

5、フロントライトが使用できないf:id:naka350z:20211115025405j:image

 最後に問題なのがこのフロントバッグを装着するとライトやサイコンなどの取り付けスペースがなくなってしまいます。

 実際は付けられなくはありませんが、サイコンが見にくい角度になったり、ライトの角度がきちんと調整できなかったりするので何らかの対策は必要となります。

 あとこの2kgぐらいの装備がフロント部分にきても私は走行時に重さを感じたりとかはほとんどなかったです。

 個人的にはサドルバックに取り付けるより圧倒的にフロントに付ける方が楽です。

 若干空気抵抗は上がってしまいますが💦

 

まとめ

 オルトリーブの自転車用バッグはどれも素晴らしい防水性や使い勝手があり、また自分の使用スタイルに応じて多様な製品を展開しておりますのでかなりの割合でマッチするものが見つかるとは思います。

 その中でもこのアクセサリーパックは私にとっては防水性があり、テント泊用の荷物をギリギリ収納可能で、非常に軽快なライドを堪能するにはなくてはならない物になりました。

 全ての人に使えるとは思いませんが、小さく軽いっていうのは自転車を乗って行くには重要な事だと思いますので、もしよければ私のパッキングを多少参考にして頂いて軽快なサイクリングを楽しんでみてください✨