冬用シュラフの収納におすすめ イスカのコンプレッションバッグMの使用レビュー
皆さんスリーピングバッグの持ち運ぶ際にはどのようにして運搬しますでしょうか。基本的にシュラフはふわっふわになることで自分から出る暖かい空気をため込むことによって寒い野外でも暖かくして就寝することが可能になります。
しかし、それだけボリュームが増えるということはそのままの状態で持ち運ぶことはいくら大きな車であっても困難になるでしょうし、ましてやテント泊登山や自転車ツーリングなどなら尚更運搬可能な大きさは限度があるのでいかに小さくできるかが重要になってくると思います。
今回紹介しますはそんなシュラフの持ち運びに必須の製品である圧縮袋の代表的な製品であるイスカのウルトラライトコンプレッションバッグMサイズをレビューしていきたいと思います。
公式サイトの情報
まずは公式サイトの情報を見てみましょう。 底とフタには丈夫な素材を、胴にはシリコナイズド・コーデュラを施した軽量コンパクトなナイロンを使用。有効な装備圧縮アイテムです。
平均重量:140g
サイズ :φ18×48cm
カラー :ロイヤルブルー
製品 - ISUKA - イスカ 寝袋・シュラフの専門メーカー -
製品の実測情報
まずは私も持っている製品の実測をみていきたいと思います。重量は134gとなっております。
製品名にウルトラライトと入っておりますが、普段いかに荷物を軽く小さく快適に過ごす製品があるか色々考え検証しているタイプの人間からするとこの製品を購入して初めて持った時に軽い✨って感じたことは一度もありません。
最低気温が0℃想定の場合でもシュラフは325gほどのナンガのミニマリズム180しか使用しませんので春から秋口のテント泊だとモンベルのULスタッフサック2Lに適当に入れてオルトリーブのウルトラライト防水スタッフサックにグイって押し込んで圧縮するだけなのでこの手のコンプレッションバッグはあまり使用頻度が多くないのです。
まぁ一応メーカーがウルトラライトと言っているので軽いのでしょう✨
製品の構造について
次にこのコンプレッションバッグの構造を簡単に紹介したいと思います。
このバッグはコーデュラナイロンを使用した比較的丈夫なリップストップ生地(ブルー)に、さらに頑丈なコーデュラファブリックのキャップが上下にあり、下側は縫い付けられているような構造になっております。
残念ながらスタッフサックにはシリコンコーディングされておりますが、防水性は皆無ですのでザックに収納する場合は雨天が予測される場合にはナイロンなどに入れてあげてさらにザックカバーなどを使用して防水対策する方が賢明だと思います。
下側は中に入れたシュラフを引っ張りやすいようにループ状になっております。
あと感動したのが、私が今まで購入したコンプレッションバッグの中でこのイスカの製品は圧縮する際にこのとても丈夫なベルトが四方からぐるりと周回しており、強靭な力を加えても全く壊れる気配がないのが素晴らしいと感じました。
テント泊を始めた最初の頃にグラナイトギアのコンプレッションバッグを購入したのですが、これはベルトの付け根の部分がキャップに縫い付けられていただけなので、10回ほど使用してくるとなんとそこから引き裂けていき、最終的には千切れてしまい破損してしまいました。
ほんとショックでした。確か4,000円近くしたはずなのにこんな簡単に壊れたら山行中だとパッキングできなくなるやんと憤ったものです。
しかし、このイスカの製品だと壊れる可能性は極めて低そうだなと感じました。まぁその代わり140gとちょっと重いのですが・・・
コンプレッションベルトはこのように先端がループになっており、カラビナなども掛けられそうになっております。
またバックルから外すことも可能ですのでどこか一箇所外してあげるとキャップはかなり被せやすくはなります。
あとコンプレッションベルトとは別に上下に一箇所づつDリングがついておりますのでこれにカラビナやロープなどでザックの外付けや、自転車、オートバイなどに引っ掛けてつけることが可能になっているのかなと思います。
まぁ私はあまりそんなバッグの外にデカいものをつけておきたくはないのですが、やはりそれがあるだけで助かるって人はおられるでしょうね。
収納の仕方
では次にこのコンプレッションバッグに入れられるであろう最大サイズのシュラフの入れ方を紹介いたします。
このシュラフの詳細はこちらをご覧ください。
しかし入れる前から巨大すぎますね😅さすが-40℃近く対応のシュラフです💦
普通の人はこんなの入れようとはチャレンジする気も起きないでしょうね。
①シュラフを足元側から入れていく コンプレッションバッグの使い方は至って簡単です。ただひたすら足元側から力技で入れていくだけです。
ただこれさすがに巨大すぎて普通の方法では入ってくれません💦
スタッフサックに入れる際に360度ぐるりと四方八方から底になるべく押し込んでいくようにしていきます。
本当にその時になるべく底に少しでも多く入れられるかが最後の時の苦労に変わってきます。
②最後に立って手首の付け根で押し込む ここまでなんとかいきましたが最後のもう一押しができておりません。
ここで立ち上がって手首の付け根で体重を使用してもう一押し入れていきます。ここで重要になってくるのが最初のスタッフサックの底にいかに入れられているかなのです。
もうこの状態になってしまうと上からいくら体重をかけて押し込んでもそこまでは入ってくれませんので可能な限り最初に手を抜かずにしっかり入れておきましょう。
※この写真のは適当にやってしまい底に詰め込み出来なかったのできちんと収納出来なかった状態です💦
③ドローコードを締めてキャップをかける そして次になるべく体重をかけたままコードを引っ張ってコードロックが解けないうちに括ってしまいましょう。
④ベルトを締めていく 次にコンプレッションベルトを締め上げていきます。
この時にただ力任せにベルトを引っ張るのではなく手首で体重をかけて、少しベルトが緩むのでその時にコンプレッションしていくと締め付けやすくはなります。
この時縦横交互にやっていくと多少は均等に圧縮はできるかとは思います。
⑤コンプレッション完了 これで圧縮が完了になります。これで圧縮前よりは6割ほど小さくはなったかと思います。
全長は33cmとなんとか60〜70クラスのザックのそこの部分に収納可能な大きさにはなるかとは思います。
少し形が歪ですよね😅でも仕方ありません。対応範囲を遥かに超えたシュラフでしょうからこうなってしまいますね。触った感じでではカッチかちになってしまっております。
ちなみに先日紹介しましたマウンテンハードウェアのファントムアルパインを収納したらちょうど良い大きさぐらいな感じでいけると思います。
収納可能なシュラフのサイズ
次にこのシュラフに入れられる大きさについてみていきましょう。
ちなみにこれはあくまで個人的に感じたサイズ感であって人によっては多少違うかとは思います。あと化繊だろうがダウンだろうがほぼシュラフの重さでサイズの違いはおおよそ把握可能かと思いますので購入する時はそれを参考にしていただければ良いかと思います。
600g以下・すかすかなサイズ感で使用バッグが大きく違うでしょう。コンプレッションしてもほとんど意味のないほど余るかと思います。ダウンパンツなどテント場でしか使用しないモノも入れてしまいましょう。
800g以下・少しスタッフサックにゆとりがあり、毎回コンプレッションベルトは限界まで使用するでしょう。若干性能を持て余し気味になるかと。
1,000g以下・ジャストサイズでこのコンプレッションバッグの性能を最大限に活用可能な大きさになると思います。コンプレッションベルトも頑張れば限界まで締め上げるかと思います。
1,200g以下・スタッフサックにしまうのに結構苦労する大きさになってくると思います。圧縮サイズも大きくなってくるのでもう一つ上の大きさのLサイズが良いかなと感じるかもしれません。
1,400g以下・完全に使用するコンプレッションバッグの大きさが小さすぎます。賢明に頑張ればなんとかいけるかもしれませんがバッグの破損もあり得る大きさになってくるとは思います。
ちなみに上記のMHWのシュラフは977gと1,000gクラスの大きさでちょうどやりやすくて適したサイズだとは思います。
以前持っておりましたナンガのオーロラ600DXは結構大きくてまた生地も40デニールとガサガサしていたのでやりにくくて収納するのにはかなり苦労する大きさでした。
またイージスマックスのウルトラ(1,490g)はめちゃくちゃ必死に頑張ればなんとか可能な大きさです💦
まとめ
イスカのコンプレッションバッグのレビューは私がしなくてもいくらでも出てくるでしょうが、いざ使用してみようと思うと自分のシュラフは入れれることが可能かどうか不安に思う方もおられるでしょう。
しかし、実際に使用してみて厳冬期用の馬鹿でかいシュラフでなければ大体1,000g前後の製品が多いでしょうからこのイスカのコンプレッションバッグMサイズを購入していれば十分対応可能ではとは思います。
軽くはありませんが、丈夫でコンプレッションしやすい安定したバッグだと思いますので最初の購入に考えてみてはいかがでしょうか✨
冬キャンプの使用にもおすすめなシュラフ マウンテンハードウェア ファントムアルパイン-9℃の徹底レビュー
冬用のシュラフを選択する時はどのメーカーの製品を検討しますでしょうか?日本国内で快適使用温度がマイナス対応の製品を購入しようとしますと御三家である『モンベル』・『ナンガ』・『イスカ』がまず真っ先に候補として上がり実際に購入する方が多いとは思います。
以前にも紹介しましたシュラフ、ナンガ オーロラ600DXも手に入れやすい価格でおすすめの製品です。
そして今回は冬季用のシュラフでマイナーな部類であろうマウンテンハードウェアのファントムアルパイン-9℃をレビューして行きたいと思います。
公式サイトの情報
まずはこの製品の公式の情報と思ったのですが、日本サイトでは今現在アルパインモデルのページはなく赤色のファントムしかありませんでした。
性能的にはほぼ同じぐらいなので一応こちらも参考にしてみてください。
willgeの情報
次に実際に私が購入したのはいつも海外通販で購入する際にお世話になっておりますイギリスの通販サイトwillgeの情報を載せておきます。
Mountain Hardwear - Phantom Alpine 15F/-9C Reg シュラフ
◌ 最も寒い高山用のバッグである Phantom Alpine 15F/-9C Reg シュラフは、快適で邪魔されない睡眠のための究極の保護を提供します。
あまり詳しく情報が載っておりませんでした。
私が購入したのは2021年2月14日でその時の金額が39,000円と少し安くなっておりました。本当はこのダブルジップのアルパインモデルより、赤色の方がカッコ良さそうで、当時の金額では35,800円ともう少しだけ安かったのですが、購入できるタイミングでは完売で入手できませんでしたのでこの黄色のシュラフを購入してみることにしました。
製品の実測情報
購入して最初に届いた時はこんなデカい状態で少しびっくりしてしまいました😅
袋から出してみると保管用のストリージバッグに入っておりシュラフの羽毛に負荷がかからないように梱包されており非常に良かったです。
使用しない時もこれに入れて保管ができるのでとても良いですよね。
もちろんこれの中にコンプレッションバッグも付いてきておりました。でもバッグのストラップが3本なのできれいに圧縮できないので基本持ち出す時にはイスカのコンプレッションバッグMサイズを使用しております。
まずはシュラフの重量ですが、入れやすそうなサーマレストのスタッフサックに入れて重量を計測してみました。
その結果重さはスタッフサック(33g)の重量を引くと977gでした。
ダウン重量が572gほど封入してあると特別軽量なこともなく他の製品と比べても同じぐらいでしょう。
シュラフの構造 このマウンテンハードウェアのファントムアルパイン-9℃は撥水加工を施したドライダウン850FPを572gほどをボックス構造によって分けられた中に入っております。
上の画像の右端に小さいタグがありますが、このシュラフの生地はパーテックスクァンタムを使用しており、10デニールの極細糸を高密度に織り上げていて、非常に軽く、引裂強度と縫い目強度も優れている繊維になるみたいです。さらにダウン抜けがしにくくなるみたいです。
実際何度か使用してみてとても抜けにくいなと感じております。私の持っております極薄繊維を使用したシュラフはナンガのミニマリズム180(7デニール)とイージスマックスのウルトラ(10デニール)があります。
ミニマリズムは『やや抜けるなぁ〜』、イージスマックスは『いつも抜けるなぁ〜』って感じてましたのでこのファントムアルパインのダウンの抜けにくさは確かに素晴らしいなと感じます✨
シュラフの想定温度域
次にこのシュラフの想定使用な温度帯をみてみましょう。
メーカーのページを見ても特に何も記載がありませんでしたが、シュラフにはきちんと印字がありましたのでそれを紹介します。
快適使用温度 -3℃
使用可能温度 -9℃
限界使用温度 -29℃
となっております。これ一番メジャーなシュラフでありますモンベルのダウンハガー800の#1もシュラフの重量が900gで、おおよそダウン充填量570g、快適使用温度-3℃、使用可能温度-10℃、リスク温度域-30℃とほとんど同じぐらいとなっております。
やはり冬季用のシュラフはダウンの充填量であらかた快適使用温度域が決まってくるのはどのメーカーも同じぐらいだなと感じました。
シュラフの特徴
次にこのシュラフの特徴を見て行きたいと思います。
まずは非常にわかりやすいのがこのとても大きく開く構造になるでしょう。
ダブルジッパー仕様で6割ぐらいの位置まで下がるので中に入るのは今まで経験したことのない入りやすさになります。
これおそらくエアーマットを使用している方だと非常に入りやすくなってとても恩恵が大きそうだなと最初に感じました。
次に冬季用のシュラフで重要になるのが中で暖まった空気が如何に外に逃げ出さずに、また冷たい空気が入って来ないようにするのが大切ですが、その工夫がドラフトチューブとショルダーウォーマーがあると思います。
もちろんこのマウンテンハードウェアのファントムアルパインにも備わっております。少し見えにくいですが、ジッパーの部分にも多めにダウンが入っており隙間ができにくいようにはなっております。
また首元の部分にもショルダーウォーマーが首の後ろ側に多めに入っております。ただ残念に感じたのが片方のみだったので少し顎の部分から空気が逃げやすくなってしまうのではと感じてしまいました。
次にこのシュラフは片側に3個づつ、計6個もジッパーが付いておりまして上記の写真のようにして中間部分を少し開けることでここから腕を出す事が可能となっております。
これって便利ですよね✨厳冬期のテント泊などですとテント内の温度は結構冷え込むのでシュラフから出たくないって場面は多いかと思います。
先日テント泊にてこのファントムアルパインを使用した時も早朝起きた時はテント内の気温はマイナス17℃まで冷え込んでおりました。
やはりシュラフの中はぬくぬく過ぎてこのまま出たくないってなりますので体が起きてくれるまでの時間をこのシュラフの中で過ごせれるのはめちゃくちゃ便利でした✨
ドローコードについて 次にこのシュラフの特徴的な構造のドローコードについて紹介します。
通常冬用のシュラフには首元の空気が抜けにくいようにするために多くのダウンを入れてマフラーみたいに機能(ショルダーウォーマー)するようにして、さらにそこを紐(ドローコード)で絞ってより密着させて暖気を逃さないようにして、もう一つ顔まわりもドローコードを追加で付けて冷たい空気が顔に触れないように工夫しているメーカーが多いと思います。
しかしこのマウンテンハードウェアのファントムシリーズはおでこの上にドローコードがきており、写真の親指の部分にコードロックが入っております。
なのでここを押してコードを絞ったり、緩めたりできるようになっております。
ちなみに最大限絞った状態が上の様になります。大きさ的に握り拳ひとつ分っていう感じになります。
シュラフの中に入ってだと口と鼻が出て目元が少し出るぐらいかなぁ〜という感じにはなります。
これだけだと冬用に使うには無理だろう〜って思うかもしれませんが安心してください✨寒いところに行くのだとマフラーやバラクラバをしていくかもしれませんが、それを装着してシュラフに入って就寝すれば全然大丈夫です✨
最低気温-20℃の気象条件でも爆睡してました😂むしろ今までの二重にドローコードを使用するのが面倒に思えてきます。底冷えの厳冬期の八ヶ岳でも大丈夫です👍過信は禁物ですが私はもう5度ぐらい冷え込んでも大丈夫に感じました。
脚元の冷えについて 次にもうひとつ重要な脚先の冷気の感じ方についてですが、このシュラフは若干ではありますが他の部分に比べればややダウンは入れられているのでは?と思います。
実際に使用した時で最低気温マイナス5度ぐらいの時には普通の靴下を履いてネイチャーハイクのダウンシューズを使用して就寝した時は脚先の冷えは感じませんでした。
また先日の八ヶ岳で使用した時はシュラフの二重使いとモンベルのメリノウール靴下にホッカイロとネイチャーハイクのダウンシューズで就寝したらマイナス20度でも全く冷えを感じることは一切なかったです。
なのでダウンシューズを使用して安眠したければ足先にカイロを貼れば熟睡できるなと感じました。
シュラフの収納
では次に持ち運びに非常に重要になってきます運搬時の大きさについてみてみていと思います。
今回使用しますコンプレッションバッグはイスカのコンプレッションバッグMサイズになります。冬季用の800FPぐらいのダウン封入量600g~800gクラスのシュラフだとこのMサイズがちょうど良いと思います。
まずはこのコンプレッションバッグに脚元から力技でグイグイ入れて行きます。総重量1,000gぐらいだと労せず入るでしょう。
それを綺麗にキャップを被せます。これがスムーズにできなくていつもイラってしてしまいます💦
それを均等にグイグイコンプレッションベルトを引っ張って圧縮して行きます。
私がこのイスカのコンプレッションバッグを愛用しているかですが、これは上下のキャップの部分がきちんとベルトが頂点部分まで通っており限界ギリギリまで力を加えてもコンプレッションバッグが破損することもなく、またベルトが4本もあるので均等に圧縮可能なのでが良い点です。
このシュラフに付属していたコンプレッションバッグは軽量でカッコ良かったのですが、ベルトが3本だったので何度やっても綺麗な形状に圧縮できませんでしたので結果イスカが一番だなと思いこれに落ち着きました。
圧縮後の長さはノルディスクのロフォーテンと同じぐらいの長さです。
これだと前回テント泊にて使用しましたザック、ハイパーライトマウンテンギアのウインドライダー2400の一番そこにジャストサイズで入る大きさになりました。
やはりシュラフはザックの中の一番底の部分に横で収納できるのが一番ですね✨
今はイスカのオーバル形状のコンプレッションバッグが欲しくて近いうちに買ってみたいなと思案中ではあります✨
実際に使用してみた感想
次にこのシュラフをテント泊に2度ほど使用してみました。
使用環境は以下の通りです。
日時 2022年1月20日
場所 長野県八ヶ岳の黒百合ヒュッテのテント場
最低気温 氷点下20度
使用テント ヒルバーグ エナン
使用マット セリアの両面アルミ保温シート
山と道 UL Pad15+ Lサイズ
就寝時の服装
1、夏用のインナー(おたふく手袋) 2、OMM MauntainRaid Jacket 3、ユニクロのスポーツタイツ 4、OMM MauntainRaid Pants 5、モンベルのメリノウールエクスペディションくつ下 6、ネイチャーハイクのダウンシューズ 7、貼るホッカイロを靴下に1枚づつ
日時 2021年12月28日
場所 兵庫県古法華自然公園のキャンプ場
最低気温 氷点下5度
使用マット セリアの両面アルミ保温シート
山と道ミニマリストパッド
フリーライト マイクログラビティー
就寝時の服装
1、モンベル 半袖クールメッシュ 2、OMM CORE Jacket 3、OMM CORE Jacket(DIYでタイツにして使用) 4、普通のユニクロのくつ下 5、ネイチャーハイクのダウンシューズ
以上の環境で就寝しました。結論はどちらも快眠でした。
もう少し具体的に説明していきます。まず古法華キャンプ場にてシュラフを使用した時ですが、この時は比較的薄着でマットも子供が山と道のUL Pad15+を使用したため私は夏用の組み合わせで就寝しました。
これで寝てるとだいたいマイナス3度を下回ったあたりから少し冷気をマットから感じてきてやはりちょっと断熱性能が不足していたなぁ〜とは思いましたが、でもシュラフの中はぬくぬくで寒いっていう感じは一切ありませんでした。
次に厳冬期の八ヶ岳で使用した時は徹夜でずっと運転してきて疲れもあったので少し寒さで目が覚めても嫌だなと思いシュラフの2枚使いで就寝しましたが、イージスマックスのウルトラみたいな暖かさはありませんでしたが、こちらもぬくぬくで11時間以上快眠してました。背中からの冷気は全く感じることもなく問題ありませんでした。
正直なところカイロを足先に使用していて首元にマフラーも巻いて就寝したので暖かい空気は抜けることもなかったでしょうから、このファントムアルパインのみでも最低気温マイナス20度の極寒の中でも十分就寝可能だったと思います。
ただ気になったのは両方ともやはりシュラフの中から自分の寝汗などが少し出ることでシュラフの表面が少し濡れてしまいましたのでやはりそこは致し方ないなと思いました。
次にこのシュラフを使用して良かったところといまいちに感じたところを紹介していきたいと思います。
ファントムアルパインの良かった点
①採用例の少ないダブルジッパー まずは一番の特徴でありますこの両側にありますジッパーによってシュラフの中に入りやすく、また中に入った状態でも腕のみを出してゴソゴソできるのは思った以上に恩恵がありとても良かったです。
実際に使用するまではまぁ少しは使えるかなぁ〜程度にしか思っておりませんでしたが、やはり厳冬期のテント内は凍ついている世界なので寝起きの活動モードになっていない身体には非常に堪えます。
家でも冬の寝起きは布団から全く出られないのと一緒だと思います😂
それがこの腕を出すだけでいわば布団に入った状態で朝ごはんの準備をできるのでこの状態をイメージしていただければありがたみが分かってもらえるかと思います✨
②ドローコードが締めやすい 普通のシュラフは首元や顔周りにドローコードがあると思いますが、ぶっちゃけ2回も締めてって邪魔くさいのですよね💦
でもこのファントムアルパインだと頭の上にあるので最後にジッパーを閉めてからでないと使えませんが、どこにドローコードがあるか一瞬でわかりますので恩恵が大きく感じます。
これでも冷気が逃げ出すようなこともありませんでしたのでその点の心配もないと思います。
③高性能なダウン 850フィルパワーもの高品質ダウンに撥水加工を施してありますのでナンガのUDDシリーズやシートゥーサミットのスパークシリーズと一緒の製品になります。
なのでそこまで神経質になる必要はありませんのでありがたいなと感じさせてくれます。
実際に使用してみてシュラフ表面が濡れても中のダウンは濡れているようなことがなくて安心して使用できておりました。しかし、結露などの濡れには強めですが、例えばツェルトでしかも床が割れているタイプなどですと室内に浸水してきますし、シェルタータイプとかもしかりですね。
やはりそういった室内に水が入ってくる状況ではいくら撥水加工してようがシュラフがびちゃびちゃに濡れてしまうと意味はなくなってしまいますし、化繊と比べて山行中にダウンを乾かすのはほぼ不可能でしょうから過信せずに使用すべきだと思います。
ファントムアルパインのいまいちな点
①ジッパーが気になる 両側についているので便利なのですが、やはり就寝時にはそれが少し仇となり私はちょっと気になります。
一応ジッパーが直接当たらないようにフラップがついていますが、気になってしまいます。
②収納時にジッパーが気になる 上手にコンプレッションバッグに入れられるとよいでしょうが、やはりダブルジップなので必ず毎回収納袋の外側にジッパーがきて少し邪魔に感じてしまいます。
もちろん圧縮してしまえば問題ないでしょうが、個人的にはやや気になります。
③定価は高額である 572gもの撥水加工の850FPのダウンを使用したシュラフですので販売価格は普通に購入するにはとても高額で、国内では72,600円とかなり高い金額です💦
正直セールで半額近くになっていたので興味があって購入しましたが、この温度帯のシュラフはモンベルのダウンハガー#1とかがやや高いですが、入手しやすく少し軽量なので冬季に使用するならそちらの方が無難かもしれません。
でもこの両側から手を出すことができるのは便利なのでこの機能を使用してみたいなと思った方にはとてもおすすめできますが✨
まとめ
マウンテンハードウェアのシュラフなんて日本国内だと流通している量は非常に少なく使用者のレビューを検索してみても化繊シュラフのラミナが何件か該当がありましたが、ダウンシュラフのレビューは見当たらなかったので今回私が書いた記事が少しでも参考になれば嬉しい限りです。
このファントムアルパイン-9℃は850フィルパワーの撥水ダウンを使用して、ダブルジッパー採用で変わった位置にドローコードがありますので非常に珍しいタイプの製品だと思います。
ちょうど1年前に購入したのですが、やはり厳冬期のシーズンで厳しい冷え込みの時期に使用してみないとその製品の使い心地が正確に把握できませんので今回ようやくレビューすることができました。
他にはないカッコいいデザインのシュラフなので人とは違うものを使ってみたいと思っている方はこのレビューを参考にしてみて入手してみてはいかがでしょうか✨
超軽量なダウンシューズにもなるOMM コア ミットの使用レビュー
テント泊の時には私はだいたいダウンシューズを使用して就寝するのですが、今回新たに入手しましたOMMのCORE MITTSがさらに使い勝手の良さそうな製品になりそうだったのでそのレビューをしてみたいと思います。
普段いつも使用しておりますネイチャーハイクのダウンシューズのレビューはこちらをご覧になってください✨
まずは公式の情報を見て見ましょう。普段お世話になっておりますムーンライトギア様に記載されてあります情報です。購入も大阪にあります店舗にて入手致しました✨
公式の情報
OMM Core Mitt
つけた瞬間から暖かい 蒸れすぎない快適グローブ
噂の新素材、PRIMALOFT® ACTIVEを全体に使ったCore Mitt がついに登場!
Core Mittは僅か30gと非常に軽量かつ保温力に優れたミトングローブ。 PRIMALOFT® NEXTはPRIMALOFT®の繊維を凹凸状に編み込んだ生地を使用して 繊維自体が保水せず汗を体に戻さない性質から内部をドライにできるミトンです。
糸自体に水分を含まず汗を外にどんどん押し出し、手汗や熱のこもる不快感、 そして寒さを全く感じずつけたまま動き続けることができるインナーグローブとして最適です。 驚くべき点としてはとてもドライかつインナーとしては十分な保温力という点。
特に冬の寒い環境下で手をドライに保つことはとても重要。
手汗の多い自分でもつけて歩いたりしていても想像を超えるドライな付け心地に驚きます。 単体使用では風を通すので指先の適温を保持する機能に長けています。 そのため単体で低温化のハイキングやトレイルラン。オーバーミトンとの併用で雪山等でもしっかりと使用することが出来ます。
ジャケットのインナーポケットに入れておけば体温ですぐに乾くのも魅力。 雪山のサブグローブとしても秀逸です。 裾口にはループをつけているので自作でゴムのコードを通せば落とさず安心。 冬のハイキングから雪山、はたまた晩秋、残雪のアルプス、寒い環境でのファストハイクまで幅広く使える 画期的なインナーグローブの登場です。
重量 S: 24g(ペア) M: 30g(ペア) L: 34g(ペア)
サイズ S: 26cm (全長) ,13cm(親指付け根〜指先) ,12cm(最大幅)
M: 29cm (全長) ,14.5cm(親指付け根〜指先) ,13cm(最大幅)
L: 33cm (全長) ,16cm(親指付け根〜指先) ,14cm(最大幅)
カラー ■Grey ※サイズによって縁のカラーが変わります。 (上記の詳細写真2枚目をご確認ください)
素材 PRIMALOFT® ACTIVE 125g
つけた瞬間から暖かな付け心地はとても付け心地が気持ちよく、 ドライでサラっとしているという点においては他の素材とは一線を画すグローブ。 もちろん同社のKamleica Mitt との相性が抜群、冬の雪山から冷たい雨まで様々なシュチュエーションでも使いこなすことが出来ますよ。 何と言っても手汗の多い自分にとっては冬のグローブの悩みを解消してくれたアイテム。 雪山でインナーは必ず2~3枚持って行ってた自分でもこれさえあればインナーを1枚減らそうかなと考えられるかも。 そういった意味で全体の軽量化にも繋がりますので雪山登山にお勧めですよ。 Writing Hattori
OMM Core Mitt / OMM コア ミット - MoonlightGear - ムーンライトギア
実測情報
まずは私が測りました実測データを見てみましょう。
重量は公式と同じぐらいの33gになります。これ軽いってことはとてもコンパクトにできますのでシュラフと一緒に放り込むことも可能ですし、化繊素材で濡れにも強いのでザックの中にどこにでも適当に入れて置けるのがとても便利で良いですよね。
全長はおおよそ30cmほどになります。
このミトンはもちろん端がゴムになっておりますが、手首の付近にも内側部分にゴムを縫い付けていてずれにくくなっております。
装着した場合です。小さい体型なのでLサイズでは大きすぎます💦正直なところミトンとして使う予定は全く想定しておらず、就寝時にダウンシューズとして寒い時期にはネイチャーハイクのダウンシューズの組み合わせで足先をかなり快適にするためにがメインなのです。
ちなみにこれ写真にも写っておりますOMMのコア ジャケットと全く同じ素材で、プリマロフトアクティブの125g/m2の暖かいタイプが使用されております。
実際に購入して家の近くで早朝に2〜3℃ぐらいの時にこのコアミットを手に装着し使用してみましたが、正直これ単体では全然温かくなりません💦
プリマロフトアクティブ(NEXT)の特徴は通気性と保温力の両方兼ね備えているのですが、これ単体だと通気性がありすぎて特に末端部分に使用するとスースーして全く役に立たないです。
でも同社製品のカムレイカミットを重ねると一気に温かくなるでしょう。(まぁ個人的には使用用途が微妙そうで購入する予定はありませんが・・・)
ダウンシューズとして使用可能か
それでは本題です。これ購入した一番の目的はこれです✨
靴下を履いてこのコアミットを履いた状態になります。私の靴のサイズはEU41(25.5cm)で、これで少し余裕がある感じですがLサイズですと27cmまでがギリギリにはなるかとは思います。
それで履き心地ですが、やはりプリマロフトアクティブの125g/m2の心地よさは良く体感しておりますので、素足で履いても十分心地よいです✨
次にネイチャーハイクのダウンシューズもその上に履いてみました。
これだとダウンシューズの二重履きでさらにあたたくなって良いです✨
暖かくするにはいかに自分の体温をダウンにも行き渡らせるかが重要になってきますが、このプリマロフトアクティブは通気性が抜群に良いのでシュラフまで行き届き暖かくなってくれると思います。
また化繊なので汗ばんでもまたすぐに自分の体温で繊維が乾いてくれると思いますのでその辺も期待はしております✨
まだ購入してから部屋履きでしか試しておりませんが、これは気持ち良いと実践で使用するのが楽しみではあります✨
まとめ
以前からこのプリマロフトアクティブを使用しましたダウンシューズがないかなぁ〜って思っており、このミトンは絶対ダウンシューズとして使用可能だと考えていたのですが、金額が4,950円と購入するにはちょっと躊躇う金額で踏ん切りがついていませんでした。
しかし、いざ購入して試し履きしてみるとこれはいいやん✨って感動してしまい実践で使用していないにも関わらずレビュー記事を書いてしまいました。
またテント泊にて使ってみましたらそのあたりのことも追記で記載したいと思います✨やっぱり個人的に思うのが、このプリマロフトアクティブって私の中でではかなり革命的な繊維でめちゃくちゃ重宝しております。
就寝時はジャケット、タイツ、ダウンシューズと頭以外はこれを着用しております。そのまま素肌に着ても気持ちよく、少し濡れても体温で早く乾いてくれるので濡れに神経質にならなくても良いです。
なかなかこれを全身にコーディネイトするのは難しいでしょうが、絶対お勧めできるモノなので興味がある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか✨✨✨
SOTOのフュージョントレックSOD-331を厳冬期のテント泊にて使用したレビュー
少し前にレビューを書いて紹介しましたSOTOのOD缶用シングルバーナー・マイクロレギュレーターストーブ フュージョントレック SOD-331(新しく買い足してしまいました^ ^)を厳冬期の八ヶ岳のテント泊に持っていき使用しましたのでその時の感想をレビューしていきたいと思います。
ストーブの詳しいレビューはこちらをご覧ください✨
使用したテントサイト
今回テント泊で利用しました場所は八ヶ岳にあります黒百合ヒュッテのテント場(標高2,400m)になります。
冬型の気圧配置になっても比較的安定した気候になりやすく晴れる事が多くて、初級者の方でも危険な場所はほとんどありませんでのこのテント場までですと軽アイゼンとストックがあれば行きやすいと思います。寒いですが・・・
この日使用したテントはヒルバーグのイエローレーベル(3シーズン用)テントのエナンです。
非自立式のダブルウォールテントで1,000gほどなのに設営しやすく快適で使い勝手が良くて赤色でめちゃカッコいいテントです✨✨✨
当日の使用環境
ここのテント場は標高2,400mほどとそこそこ標高が高く、何より厳冬期の八ヶ岳(黒百合ヒュッテのテント場)はとても底冷えをします。
昨年も似たような気象状況でしたが、2年連続でほとんど気温が同じ感じでした。
ちなみにこのフュージョントレックは夕方16時ぐらいと、早朝5時ぐらいの2回使用しただけではあります。
気温変化は度々みておりましたが、だいたい以下の感じで推移しておりました。
13時→-12℃ 15時→-15℃ 17時→-16℃ 18時→-16℃ 翌0時→-18℃ 4時→-19℃ 6時→-20℃ 8時→-19℃
一度目の使用
最初に使用したのは夕食時でして、13時半ぐらいに山小屋にてビーフシチューセット(1,600円)を食べて、その後テントを設営してちょっと寒いなぁ〜って思いながらだらだらをテント内で過ごしておりました。
そして、日没になってから夕ご飯にすると食べにくいので明るいうちにちと16時すぎには食べることにしました。
昨年も一緒だったのですが、諏訪インターを降りてすぐにありましたコンビニにて冷凍鍋焼きうどんを購入してそのままザックに入れて持ってきました。
登山口ですでに-7℃ぐらいと少し寒かったので溶けることもなく運搬が可能でした✨
そして使用したガス缶はMSRの110缶でこれは封入してあるガスの種類がイソブタン80%とプロパン20%となっているタイプの製品になります。
【OD缶の全て】9社16缶の充填ガスの比率と比較、OD缶の小話あれこれ | ぜつえんアウトドア
※ぜつえんアウトドアさん調べより
ですが、今回は227缶より移し替えた物でしたのでおそらく中身はほぼイソブタンで、プロパンはほとんど入ってはいなかったと思います。
それで実際にこのフュージョントレックを鍋焼きうどんに使用して感じたことですが、やはりこの3,000kcalもの比較的強い火力でマイクロレギュレーター搭載だとかなり安定して火力を維持して使用でき、結構早く冷凍状態から熱々になって美味しくうどんを食べる事ができました✨✨✨
あとやはり分離式で重心が低いので雪で不安定なテーブルに乗せても比較的どっしりとしてバランスを崩しそうになる事もなく安心して食べれたのは大きかったですね。
二度目の使用
翌日起床後のテント内の気温です。
氷点下17℃です❄️❄️❄️
寒くて超絶的に温くなっていたシュラフから出たくない病に罹患してしまいました💦
15分ほどしてようやくなんとか寝袋から出る事ができましたが、ガス缶の事は忘れていて前室に放置しておりました。
朝食はテント泊登山などですとだいたいパンやカロリーメイト、羊羹などが多いのですがマイナス20℃想定だったので凍結しないカロリーメイトしか持ってきておりませんでした。
あと暖かい飲み物が飲みたかったのですが、前日に車で沸かしたお湯を保温ボトルに入れて持ってきておりましたので再度それを温め直してココアを飲むことにしました。
持参したボトルはこちらです。サーモスやモンベルなどが王道でしょうが、これも比較的保温してくれて600mlで2,000円ぐらいと超コスパが良い製品です✨
ちなみにお湯を入れてから20時間近く経っていてテント内の-18℃の環境下でしたが、まだ比較的暖かくおそらくまだ50℃以上は保てていたと思います。
でもせっかくなのでフュージョントレックを使用して温め直すことにしました。
それで今回持って行ったクッカーはジェットボイルのスタッシュです。スタッシュ用のバーナーも持って行っておりましたが出して付け替えるのが面倒で湯沸かしに時間がかかりそうだったのでそのままフュージョントレックですることにしました。
結論。正直さすがに外気温が-20℃でガス缶がバッリバリに凍結しておりましたのでこのフュージョントレックでも弱々しい火力しか出ませんでした。
前に年末にキャンプに行った時に外で何もない状態でガス缶を逆さに向けて液出しを試みたのですが、30cmほどの赤い炎が出て危なく感じたのでさすがにテント内では危険だと思い今回は試みておりません。
いつまでも弱々しい炎だったので少しお湯をかけても良かったのですが、素手で温めてあげると割と火力が戻ったので、素手で温める方法を何度かやってみました。
それでだいたい550mlほどの暖かいお湯が、3〜4分ほどで沸騰しました。
やはりさすがにこんな冷たい気温だとあまり強い火力は出ませんが、それでも湯沸かしなら十分実用範囲でした。調理をするにはさすがに現実的ではないでしょう。
本当にお湯を沸かすだけならMSRのウインドバーナーの方が最強でしょうが・・・
まとめ
SOTOのフュージョントレックは分離式でバーナーヘッドが大きめでバランスの取れた炎が出るのが特徴のストーブです。
購入して一番最初に火入れをして直感でこれは厳冬期のテント泊なんかでも非常に安定した火力が出て湯沸かしや調理にも使えそうだなと感じましたが、今回のテント泊では冷凍庫の中の様な環境にて調理や湯沸かしに使いました。
そしてやはりちょっとだけ重くてあまりコンパクトにはなりませんが、100gだけ重量が増えるぐらいならこのカッコ良くて、使い勝手が良くて、高火力なこのストーブは今後も色々持ち出して使って行きたいなとよい経験が積む事ができました。
ウインドマスターに比べて1,500円ほど高くなりますが、非常にバランスの取れた素晴らしい製品であることは間違いありませんのでウルトラライトよりのテント泊であっても十分許容範囲内の大きさ重さだと思いますので、ぜひ購入可能なら入手して使ってみてみてはいかがでしょうか✨✨✨
山と道のULPad15+の収納袋にちょうど良い サーマレストのスタッフサックのレビュー
先日の八ヶ岳の厳冬期テント泊にも使用し大活躍だった超軽量スリーピングパッドの山と道のULPad15+ですが、その持ち運びにかなり良いものがありましたので紹介レビューをしたいと思います。
それぞれの細かいレビューは下記をご覧ください✨
製品の情報
サーマレスト リッジレスト スタッフサック(スモール)
ご存知老舗中の老舗であるサーマレスト。
その中ででも超王道のクローズドセルマットでありますリッジレスト用の収納袋になります。
サイズ展開はS(51×17×17cm)・M(51×20×20cm)・L(63×23×23cm)の3種類になります。
今回私が購入しましたのは一番小さなSサイズを注文購入しました。表記がギリギリになっていたのできちんと収納可能かどうか不安でしたが、おそらく可能だろうと見切り発車で買ってみました。
重量は33gとなっております。
内容物にキズが付きにくいようにとやや厚手の70デニールの生地が採用されております。しかし、ウルトラライト思考の私ででも持った瞬間結構軽いな✨と感じました。
実際にマットを収納袋に入れてみてもほとんど重さは感じさせません✨
ちなみにこのスタッフサックは平置きにして広げると58cm
幅が28cmぐらいにはなります。でも縫製はきちんと円形になっておりますのでリッジレストや他にもロール式のクローズドセルマットに使用可能かと思います。
収納方法
収納方法は全然難しくなく非常に簡単ですが一応紹介いたします。
1、まずはULPad15+をしっかりきつく巻きながら丸めて行き、脚の間に挟み込みます。
2、次にスタッフサックを巻き終わりの部分からかぶせて行きます。
3、すっぽりかぶせて
4、脚に挟んだまま下まで掛けてしまいます。
5、次に反転させてコードを閉めます。
6、最後にコードロックを締めて完了です。
って何も難しいことはないですね。作業中はやはり常時脚で挟み込んでいる方が最後までマットが広がらずに多少はコンパクトにできるかと思います。
パッキング完了です。ぱっぱと手短にキツキツにマットを巻かなければ最初から最後まで1分ちょっとでこの状態にできるかと思います。
非常に簡単でお手軽だと思います✨
普通この山と道のULPad15+はただ巻いただけだとすぐに解けて直径20cmぐらいに緩んでしまいます。
ですがこのスタッフサックを使用すると特に紐や輪ゴムなどでまとめなくても上記のようにコンパクトな状態を維持できます。
収納時の実測値
直径は17cmとなっております。
次に個人的に一番気になっておりました限界ギリギリのサイズはどれぐらいなのかとマットを収納袋の中で緩めてみて計測したところおおよそ19cmとなりました。
なのでもしご自身のお持ちのクローズドセルマットを収納してみたいのでしたら18cmまでがストレスなく収納できるかと思います。
19cmのギリギリサイズですと、スムーズに入れやすくするために何か大きめのポリ袋などに入れてからだとなんとか収納は可能になるのではと思います。
収納袋を使用するメリット
次にこのスタッフサックを使用することのメリットデメリットを見てみたいと思います。
1、マットにキズが付かない 最初にこのスタッフサックを購入したい一番の動機である保護性能がありました。この山と道のULPad15+はXLPEフォームという非常に断熱性の高い素材でまた超軽量でスリーピングマットとしてはもう個人的に最強の製品だと思っております。
ただ欠点としまして非常に耐久性が弱くこのマットで20回ほどは使用してるかと思いますが、丁寧に使用を心掛けていても上の写真の様に所々欠けてしまっております。
もちろんそうなってもエアーマットの様に全く使い物にならなくなる事はないのですが、やはり心境としましては見ていてあまり良いものではありませんので何か保護できる良い方法がないかな?と使用するたびに模索しておりました。
ですがこの収納袋を購入してみて、やはり丈夫なスタッフサックに入れてしまえばたとえ酷い藪漕ぎだろうが穂高連峰のような岩綾帯でガシガシぶつけようが特に気にしなくても良くなるのはすごく心強いです✨
今までですと木や岩の間などをすり抜ける時は引っ掛けてマットにキズが付くと嫌だなぁ〜と神経を使っていたのですが、それが一つなくなるだけでも十分使用価値があると私は思います。
あと多少ではありますが、小雨や降雪時にマットに水分が付きにくくなって良いのではと思います。一応このマットは保水しませんので拭けば水分が拭えますがマット全面をやるよりは労力が掛からないでしょう。
2、収納がとても簡単になる 今まではこのマットを使用する時は必ず解けない様にゴムなどを使用してからザックなどに外付けしておりました。
それをするデメリットはまずこのマットは本当に弱いので、輪ゴムなどでキツキツに括るとそれが跡形となって復元せず少し見栄えが悪くなってしまうのです。もちろん性能には影響は出ないのですが個人的には気になっておりました。
またその括っていたゴムなどをテント内で適当に置くとどこに行ったかなぁ〜?と探し回ることが多々ありました。
なのでこのスタッフサックに入れてキュッと絞るだけでコンパクトにできるのは非常に簡単で良いと思います✨
調べていましたら人によってはこのサックの中に衣類を入れて枕にして利用している方もおられたのでそういった方法にも利用可能だなと感じました。まぁでも最近は就寝時にはニーモのフィッロエリートを使用しているのであまり恩恵はありませんが・・・
でもテント内は何かと非常に散らかってしまうのでこのデカいスタッフサックの中にあまり使わない物を入れておくとテント内は非常にスッキリして上級者ぽく見えて良いとは思います✨
収納袋を使用するデメリット
1、少し重い 33gとそこまでは重くはありませんが、1gでも軽くって思っている方からするとこの重量は使用するに値しないでしょう。
せっかく超軽量な山と道のULPad15+を使用しているのに15%も重くなるなら意味ないじゃんって感じる方はおられるかもしれません。
でも個人的にはこのマットが必要になってくる温度帯は私の使用している範囲だと氷点下5℃以下からなのでそれぐらいの状況だと他の荷物も必然的に重くなっておりますので、その中での33gはあまり気にしなくても良いとは思います。
2、狭いテント内では収納しにくい 取って付けた様な難癖ですが、私の使用頻度の高いノルディスクのロフォーテンだとテント内でしまうにはとても辛くなってしまうでしょう。
でもそれ以外のステラリッジテントやヒルバーグのエナンなどの普通のソロテントだとそこまでやりにくくはないとは思います。
まとめ
スリーピングパッドはクローズドセルマットがやはり一番展開撤収が早く、寒さも感じにくく、パンクのリスクがゼロで、そこそこの寝心地があり、その中でもこの山と道のULPad15+は収納時の大きさと入手のしにくさを除けば、暖かく、すぐに使用できて、壊れなく、個人的にはエアーマット以上に寝心地が好きなので欠点は非常に少ない製品なのです。
ですが、やはり今まで傷を付けたくないのもありそこまで出番が多くなかったこのマットですが、このサーマレストのスタッフサックを手に入れた事で今まで以上に積極的に連れて行きたいなと思います。
ヒルバーグのイエローレーベルテントのエナンで厳冬期のテント泊は可能なのか
以前にも紹介しましたソロテント、ヒルバーグのエナンですがこの製品は同メーカーのラインナップの中ででも一番温暖な時期に使用が想定されているイエローレーベルになっております。
イエローレーベルの特徴について
まずおさらいとしましてヒルバーグにおけるイエローレーベルの特徴を見てみましょう。
1、徹底的に軽量性を重視した生地による重量の削減
2、換気性能を重視したテント内構造
3、無積雪時を想定しているため耐降雪性はない
と以上の様な特徴だと思います。
したがってこのイエローレーベルのテントを厳冬期のテント泊にて使用するなら実際に使えるのかどうかを試してみたくてわざわざ大寒の寒い時期に八ヶ岳に赴きテント泊をしてみることにしました。
テント泊をした環境
今回、ヒルバーグのエナンを持って行き使用しましたのは昨年も伺いました八ヶ岳にあります黒百合ヒュッテのテント場にて使用してみました。
使用日時:2022年1月20日(木)〜21日(金)
当日天候:晴れ時々雪
風速5m/s~8m/s
最低気温:マイナス20度
翌日yahoo天気にて近隣の観測所である野辺山駅の最低気温は-17.4℃で標高差から考えるとそこまで冷え込まなかった様です。
当日テント場に着き昼食(ビーフシチューセット1,600円ほぼこれを食べたくて行った感じです✨)を頼んで食してから設営をしていきましたが、15時ぐらいの段階ですでに気温は-15℃ぐらいにはなっておりました。
手袋の対応温度が不足しており指先が冷たい😭ってなりながらの設営ではありました。
夕方17時過ぎの気温です。だいぶん寒いです😄
就寝前にこの日は夜中の2時に仕事を終えてそこから徹夜で高速を姫路から諏訪ICまで走らせてこのテント場まできたので日が暮れる前にはもう眠くて眠くて最後に就寝前に17:30頃に撮った時のです。
夜中12時前に一度トイレに起きた時です。すでに6時間就寝してましたがすぐに二度寝しました✨iPhoneのカメラなのでこれが限界ですが、ヒルバーグのエナンが闇夜に映えてすごくカッコ良かったです✨✨✨
早朝4時半ぐらいに起床した時のテント内の気温です。これで-17℃ぐらいになっておりました。
ですがマットは山と道のULPad15+とシュラフはマウンテンハードウェアのファントムアルパイン-9℃とインナーシュラフにナンガのミニマリズム180を入れて使用したらぬくぬくすぎて爆睡してました😅
早朝の黒百合ヒュッテの気温計は-20℃になってました。
指先がつめたすぎて山頂がガスっていたため今回は天狗岳に登るのはやめました😥せっかく来たのだから登れば良かったかな💦
テント設営の手順
私が説明するまでもなく積雪時のテントの設営の仕方は色々紹介しているところがあると思いますので詳しくは致しませんが、無積雪時とは違い普通のペグは全く使用できませんのでAmazonにて購入しておりましたスノーペグを利用して設営して行きました。
通常のエナンの設営の仕方などはこちらをご覧ください✨
今回テントを持っていく時にはコンパクトにするために両サイドのエンドポールとメインポール、スノーペグは別に分けて持って行きました。
ペグの使い方。
今回私がスノーペグを使用した方法を一応説明しておきます。
まずモンベルショップに行き3mmのコードを75cm×6本分になる様に購入してきました。
それを玉結びで括って穴に通していきます。
それをエナンの4隅はリング状になっているのでそこにコードを上記の様に通します。
それをギュッと絞るとこの様に固定できるのであとはそれを雪面に突き刺していくだけで完了です。
スノーペグの使用は初めてでしたが、少し深めに差し込むだけで十分固定でき、コードを思いっきり引っ張ってもびくともしなくて逆に撤収時には無理に抜くこともできないぐらいしっかり刺さっておりました。
密集したテント場でではこのコードの長さはやや困るかもですが、でも思った以上に使いやすくて良かったです。
設営完了
というわけでせっかくなので設営が完了してから周囲から写真を撮ってみました。
本当は設営時の写真も撮りたかったのですが、都度カメラを出して撮るには手がかじかんで無理でしたのでご勘弁ください💦
やはり積雪時の利用にヒルバーグのテントの赤色は非常に映えてカッコいいですよね✨
ちょっとテンションが上がってしまいました😅
ヒルバーグのエナンは厳冬期のテント泊に使えるのか
それでは結論から申し上げます。一晩テント内で利用して就寝してみての私の答えは『ヒルバーグのエナンは厳冬期のテント泊にも十分使用は可能な場合があります』と私は結論づけたいと思います。
まずなぜその様に思ったのかですが、やはり厳冬期の北アルプスや八ヶ岳にてテント泊をしに行こうと思いますと、冬の時期は基本的に上空の風が強くテント場の状況では暴風が吹き荒ぶ時があるかと思います。
その様な場面にて使用しようと思いますと、まずエナンのフライシートの生地厚(私の所有しておりますのは初期型のケルロン600で10デニールのモデルになります)ではやはり風速20m/s以上の場合には強度がちょっと足りないと感じてしまいます。その点レッドレーベルのテントは30デニールの生地なので非常に安心感が上がってきます。
また同じ形のアクトとエナンを比べましても、やはりアクトの方が四方にコーナーポールがありガイラインの形状も低く長く張れるので、エナンに比べ非常に風を受け流ししやすい様になっており荒天時でも安心してテント内で過ごせそうに感じさせてくれます。
次に雪に対する対策の違いです。ヒルバーグのテントは基本積雪時ででも問題ない様に設計されておりますが、やはりイエローレーベルとレッドレーベルとでではもう1段階雪に対して強くなっていると感じさせます。
冬の北アルプスなんかは知ってのとおり非常に積雪が多い地域ですし(といいますか世界一の豪雪地帯ですよね💦)、ひどい時は一晩で100cmぐらい積もりますのでぶっちゃけそんな日は雪の重みでテントが崩壊する可能性が大だと思います。
まぁそれは極端な例としてですが、やはりアクトやウナはエナンに比べ降雪には強く感じますし、ソウロはソロテントで最強の屈強さを誇るのは言うまでもないでしょう。
次に寒さの感じ方ですが、幸運💦なことに昨年も今年もテント泊で利用しました黒百合ヒュッテのキャンプ場は最低気温が-20℃と一緒になりました。
吹いていた風の強さもほとんど同じぐらいだったとは思います。それで寒さの感じ方の違いについては正直そこまで変わりませんでした。ほんと若干ではありますがやはり生地の厚みのあるアクトの方が寒さを感じにくかったかな?とは思いました。
ダブルウォールテントはシングルウォールよりは多少保温性はある様には思いますが、テントのみの保温性は期待しない方が賢明ですね。
もちろんダブルウォール式の方がテント内にいると暖かくは感じますが、シュラフに入って活動が止まるとテント内の気温は下がってくる様に感じます。
まとめ
なかなか厳冬期の雪山のテント泊なんて行く人は非常に少数だとは思いますが、その際に使用するテントはどうしよう。4シーズン用のテントを追加購入する必要があるのだろうか?
無積雪時に使用しているテントは頑張れば使えないのだろうか?と思う人はいるでしょう。まぁ安易なことは簡単に言えませんが、私の個人的な感想としましては気象状況が悪くなければ3シーズンテントでも十分問題ないとは思います。
その際注意しなければいけないのが、①積雪時の雪の重みに対する耐久性、②ジッパーの凍結、③窒息になりにくい換気性能、④暴風に対する荒天性などが主に考慮しなければいけないポイントだとは思います。
幸いヒルバーグのテントは超軽量に仕上げているイエローレーベルのテントでも上記の事は十分対策してある製品なので、今回厳冬期のテント泊でもエナンは十分対応可能だとは感じました。
ヒルバーグのテントは非常に高価で入手しにくいですが、大雪が降らなければイエローレーベルのテントでも日本の山岳環境ではオールシーズン使用可能ですので検討してみてはいかがでしょうか✨✨✨
コスパ最高な100均テントマット セリアの両面アルミ保温シートの徹底レビュー
キャンプやテント泊登山などの時にはスリーピングマットを基本的に使用する人がほとんどだと思います。しかしその場合にテント内にさらにもう一枚マットを引く人はどれぐらいおられるのでしょうか?あまり具体的な使用率などは分かりませんでしたが、今回はそんな色々あるテント内用のマットのセリアの両面アルミ保温シートの紹介です。
製品の実測情報
公式の情報をと思い色々と検索してみましたが見つかりませんでしたので早速重さから見て行きたいと思います。
重量は77gとかなり軽量だと思います。
全長、全幅は表記通りの70cm×180cmとなっております。
アルミ保温シートの良い点
①軽量でコンパクト まず最初にこの両面アルミ保温シートの良い点からみてみましょう。
このシートの良い点は77gととても軽量なところでしょう。そして非常にコンパクトになる点だと思います。
スリーピングマットを持っていきますが、基本的に私はテント泊登山などに行く場合には山と道のミニマリストパッドやフリーライトのマイクログラビティーの出番が多いです。また厳冬期になると山と道のULPad15+の出番となります。
持ち運びには上記の写真の様に折りたたむ事でザックの中にフレーム代わりとしてもできるほどコンパクトにできます。
これがとても重宝していて小さなザックでもこれを持っていくことが可能となります。
②断熱性能が高い 雪中キャンプや雪山登山でのテント泊で利用するのでしたら皆さんは氷点下対応したR値の高いスリーピングパッドを持っていくと思います。
代表的な製品ですとサーマレストのネオエアーXサーモなどがあるでしょう。しかしこれは空気注入式なのでもし外が吹雪などの場合にはテント内に入って膨らませる必要があると思いますし、パンクなどのリスクを思うとエアーマットは就寝前に膨らませる方が良いと思います。
なのでそれまでのテント内で過ごす時間、調理や食事、着替えなどをする時にはエアーマットの上ではやりにくいですよね。そういった場合にその両面アルミ保温シートをひいて置くだけで全く違うと思います。
試しに無印良品の大きめな保冷剤をこのアルミシート越しにしばらく持ってみましても『少しひんやりするなぁ〜』ってぐらいで済みます。もちろんこの保冷剤をすでで持つと20秒もしたら『冷たすぎて無理』ってなりますので非常に断熱効果は大きいと思います。
ちなみに同じくセリアにあります90cm×180cmサイズのアルミシートが販売されておりますが、こちらはアルミ圧着が片面なので断熱性能はやや劣る様に感じます。ダイソーにも同じくアルミシートの販売がありますがこちらも片面のみのアルミ圧着なので同様です。
もちろん片面のみでも十分な方はおられるかとは思いますが、テント泊にて使用するならやや幅が狭い70cmですがこの両面アルミ保温シート一択でしょう。
複数人で使用するなら何枚か使えば良いですし、100円なので気兼ねなく購入することができると思います。
③保温材としてDIY可能 この両面アルミ保温シートは安くて何度も購入できるため保温材として利用することができます。私の場合はこの高い断熱保温効果を利用して最近ではもっぱらマグカップなどにサイズを合わせて使用しております。
これを思いつくまで今までは小型軽量な水筒を持っていくことが多かったのです。
以前にもレビューしましたが、同じタイガーの200mlの水筒をテント泊などに持って行き一度で多めに湯を沸かし、カップ麺やカレーメシ用、残りにスティックコーヒー用に水筒に入れて食後に置いていたのですが、これ非常に湯温が冷めにくくゆっくり時間をかけて飲むことができるのですが、やっぱり大きく重くパッキングに邪魔になってしまうために困っていたのです。
しかし、上記の写真の様にエバニューのデミダスチタンカップにアルミシートを巻きつけて使用したところ、沸騰したお湯を入れても素手で持て、飲む時に口を付けても熱くなく、お湯が冷めにくいと非常に使い勝手が良くて、水筒だと洗うのは難しいですがこのデミダスカップだと簡単に洗うこともできるし、少し冷めたら直火で再度温め直すこともできるとメリットが大きくて水筒を持っていくことがなくなりました。
④保護材として利用できる あと個人的にこれも重宝しているのが安価な素材なため色々な物の持ち運ぶ時の緩衝材として利用することが多いです。
上記のエバニューのデミダスカップにフリーライトのブラストバーナーを入れようとすると隙間ができてしまいカタカタ音がして非常に気になってしまいます。
それを防止するために適当にアルミシートをカットしてテープで止めてちょうどしまえる様に利用しております。
アルミ保温シートのいまいちな点
①持ち運びにかさばる 個人的にはそれほど気になりませんが、薄いスポンジが間にあるために圧縮したりしてコンパクトにすることができません。
なので人によってはイマイチに感じるかもしれません。その影響が大きく出るのがどうしても荷物を極限までにコンパクトにしたいロードバイクなどによるバイクパッキングの際です。
どうしても大きくなってしまうために想定最低気温が5度以上の時の温暖な利用ですと私は持っていかないことが多いです。
その場合ですと、テントがノルディスクのロフォーテン、マットをイナーシャオゾンミニマリスト、シュラフをナンガのミニマリズム180で両面アルミ保温シートを使用せずに5℃ぐらいの場合がありましたが底冷えせずに就寝できておりました。
バイクパッキングの時の使用の場合にもっとコンパクトになって地面からの冷気をもう少し感じにくくなる様なものがあれば良いのですが・・・
②高性能な銀マットではない これ単体で十分下からの冷気を感じないと思いますが調べたところ他にアストロフォイルという製品があり、それは両面がアルミシートで中間にプチプチがあるためにこのセリアの両面アルミ保温シートよりまだ断熱性能が上がるらしいです。
ですのでまださらに高性能な仕様にしたい場合にはこのセリアの製品では物足りないと思う人もいるとは思います。
実際に使用した感想
それでは次にこの製品を使った時の性能を紹介して行きたいと思います。この両面アルミ保温シートはテント泊登山などの場合はオールシーズン常に毎回持って行っておりますのでもう十分すぎるほどこのアルミシートの使い心地は感じております。
ですが、厳冬期のテント泊登山はなかなか機会がなくてようやく2度目があり先日、八ヶ岳の黒百合ヒュッテにテント泊にてキャンプをしてきました。
このセリアの両面アルミ保温シートをもちろん持って行き使用しましたが、やはりこのアルミシートでも十分問題なく使用は可能でした。
この日の気温は夕方の17時ぐらいで気温-16℃、テント内は-10℃ぐらいでだいぶん冷え込んでおりました。
ですが最初テントを設営して中に入ってアルミシートのみだと少し下から冷気を感じるなぁ〜って思いましたが、ゴソゴソしている程度だとそこまでは寒くは感じませんでした。
夕食を食べる時には山と道のULPad15+をひいたので全く下からの冷気も感じることはありませんでした。
そしてその日の就寝した環境ですが、
1、テントはヒルバーグのエナン
2、マットはセリアの両面アルミ保温シートと山と道のULPad15+Lサイズ
3、シュラフはマウンテンハードウェアのファントムアルパイン-9℃とナンガのミニマリズム180のダブル使用
就寝時の服装
1、夏用のインナー(おたふく手袋)
2、OMM MauntainRaid Jacket
3、ユニクロのスポーツタイツ
4、OMM MauntainRaid Pants
5、モンベルのメリノウールエクスペディションくつ下
6、ネイチャーハイクのダウンシューズ
7、貼るホッカイロを靴下に1枚づつ
以上の様な就寝環境にて18時前には暗くなったので寝てしまいました。
それで結局翌日に私が温度計を見て確認できた最低気温は-20℃、テント内の気温は早朝4時すぎに起きた時に-17℃と本土のキャンプ場ではなかなか経験しない様な気温で、兵庫県民の自分だと県内では-10℃ぐらいまで下がるなんてことは数年に一度観測することがあるかどうかっていうレベルです。やはり厳冬期の八ヶ岳はさすがですね。普通に-20℃ぐらいまで気温が下がってしまいます。
ですが、そんな激烈な環境でも地面からの寒さを感じることは全くなく、シュラフの中はぬくぬくで少し汗ばんでいたぐらいでした。
就寝時に唯一気になったのがインナーテント内の上に結露が出来てそれが霜になり、風が吹いた時にバサバサと揺れてその霜が降ってきて顔に当たってきたりしました。
でも気になったのはそれぐらいで、日付が変わる直前に一度トイレに起きたぐらいでそれ以外はほぼ熟睡しており10時間以上寝てしまっておりました。
厳冬期のテント泊にて就寝する場合寒くて寝れなかったら嫌だなぁ〜って思う人もいるでしょうが、個人差はあると思いますがこのセリアの両面アルミ保温シートと山と道のULPad15+Lサイズの組み合わせでおそらく地面からの底冷えを感じることはないとは思います。
個人的にはエアーマットはパンクのリスクと空気を入れたり抜いたりする展開撤収のめんどうさが非常に嫌いで厳冬期のテント泊に限っていうと今後も使用することはないとは思います。
また違う状況のパターンとしまして無積雪時の寒さの感じ方を紹介したいと思います。
上記の写真は9月の上旬にテント泊登山で上高地から重太郎新道を登って奥穂高岳に行き穂高岳山荘でキャンプした時になります。
ちなみにこの日は確認した限りでは最低気温が0度ぐらいでテント内が5度ぐらいの状況ではありました。
そしてその日の就寝した環境ですが、
1、テントはヒルバーグのエナン
2、マットはセリアの両面アルミ保温シートと山と道のミニマリストパッドを上半身に半分に折り曲げて使い、下半身にフリーライトのマイクログラビティーを使用
就寝時の服装
1、モンベルの半袖のクールメッシュ
2、OMM Core Jacket
3、OMM Core タイツ
4、FITSのメリノウールエクスペディションくつ下
5、ネイチャーハイクのダウンシューズ
6、貼るホッカイロミニを靴下に1枚づつ
以上の様な仕様にて就寝しました。この日は18時半には寝て夜中に一度トイレに起きましたが、やはり特に地面からの底冷えを感じることは全くなく朝まで熟睡しておりました。
ちなみに上記のマットの組み合わせでシュラフをミニマリズム180からMHWのファントムアルパイン-9に変更した時で-5度ぐらいでキャンプした状況がありましたが、さすがにミニマリストパッドとマイクログラビティーのスリーピングパッドの組み合わせではちょっと底冷えを感じてしまいやや寒かったです。
シュラフの性能的には十分でしたが、背中だけ性能が不足しておりました。なので個人的にはこの両面アルミ保温シートとミニマリストパッドとマイクログラビティーの使用だと-3度ぐらいが下限温度になると思います。
まとめ
テント泊の場合スリーピングパッドは絶対に持っていくかと思いますが、人によってはこういったアルミマットを使用する人は多いのでしょうか?
やはりイマイチ使用率がわからないのですが、個人的にはインナーテントの保護、スリーピングパッドの性能アップと使わない手はないと思います。
ですが、他に登山用品店などで直径18cmほどにロールマットみたいになったアルミロールパッドがあったりしますが、あの巨大な製品は個人的には遠慮したい大きさなのでこのセリアの製品の入手のしやすさ、価格の安さ、持ち運びのしやすさと個人的には総合的な性能は抜群だと思います。
持ち運びに邪魔になりにくそうならぜひ1枚はこの両面アルミ保温シートを使ってみてはいかがでしょうか✨✨✨
極薄な風防兼五徳 ミュニークのX-MESH STOVE LargeとSmallの使用レビュー
皆さんアルコールストーブを使用する時はどの様な五徳を使っておりますでしょうか?
アルコールストーブを販売しているメーカーの多くはストーブ単体だと性能を最大限生かし切れる製品はあまり多くはないので必然的に五徳の使用によって効率の良い燃焼を行える高さになる様にオプションとして五徳を製造販売していると思います。
今回紹介しますのはそんな数ある種類の五徳の中で圧倒的な薄さと軽さ、使い勝手と美しさを兼ね備えた素晴らしいミュニークのX-MESH STOVEを紹介したいと思います。
まずは公式サイトの情報をみてみましょう。
製品の情報
炎を楽しむ ウルトラライト アウトドアストーブ
殆ど全てのアルコールストーブで使用できるLサイズ
・光を通すマイクロメッシュを施した厚さ0.17 ㎜のステンレスシート
・筒状に組み立て、内側にアルコールストーブや固形燃料など入れて使用
・重量:17g
超軽量で、分解してカップの中などにコンパクトに収納
・組立サイズを3段階に調整可能(直径:82㎜、72㎜、62㎜)
・耐荷重:1kgf
・EVERNEWのチタンマグポット500/900の溝にフィットし安定
特許出願中
製品の実測情報 それではそれぞれの実際の重さなどをみていきたいと思います。
●Largeサイズ重量は15gと五徳のことを思うとほぼ重さは感じないくらいになります。
●Smallサイズ
小さい方も重量は13gと重さは感じないですね。
ただ2gの差なら大きい方でも良いかも?って思ってしまいますが・・・
X-MESH STOVEの使用方法
X-MESH STOVEの使い方は簡単です。Smallサイズには1つ、Latgeサイズには3箇所の切れ込みがありそこに2個の突起を差し込むだけです。
差し込み部分はこの様になっております。極薄なので乱雑に扱うと曲がったり折れたりするかもしれませんので丁寧にした方が良いかもしれませんね。
Largeサイズは場所を変えることで82㎜、72㎜、62㎜と直径を変更できますが、この差し込みは一番外側だと非常に簡単なのですが、真ん中、一番小さい径になる奥に差し込む時はいいのですが、取り外し時に非常にやりにくくてひょんな事でこの爪の部分が折れてしまいそうで怖いです。
繰り返しますが、SmallサイズもLargeサイズも一番外側の使用はかなり簡単で展開分解は一瞬で終わります。
なので自分が使用するクッカーに合わせてSかLかを選択する方が良いとは思います。まぁ余程のことがない限り個人的にはLargeサイズ一択だと思いますが・・・
X-MESH STOVEの欠点 いきなりですが、このX-MESH STOVEの最大のデメリットをまずは説明したいと思います。
この製品は購入して最初はもう見た目通り非常に目の細かいメッシュ処理が施されておりみていてうっとりするほど綺麗なのです。最初は・・・・・
この美しい輝きは一瞬で失われてしまいます💦
五徳として購入したので火器を使用してでないと意味がありません。なので最初の火入れです。
たった最初の一瞬で上の様に焦げて変色してしまいます。これはステンレス製品の宿命でしょう💦
個人的にはどうせ色が変色して変わってしまうならそれ以上変色しない様にして販売して欲しいかなぁ〜って思うぐらいです。
変色前に撮影していた写真が残っておりました。上のSサイズは確か2、3回程度使用しただけですがこんな状態になってしまいます💦
X-MESH STOVEの長所
①圧倒的な収納性 今まで色々とこのX-MESH STOVEを持ち出して使用してみましたが最大のメリットはこの収納性だと思っております。
Largeサイズで厚みが0.17mmと本当に手持ちのクッカー内に入れてもほとんど邪魔になりませんので五徳をどこに収納しようかな?と悩むこともなくノンストレスです。
ただ上下に凹凸がありますのでクッカー内に粗雑に入れるとキズが付く恐れがありますので少し丁寧に出し入れした方が良いとは思います。
②軽量 Largeサイズでも15gほどしかなくステンレス製なのに非常に軽量に仕上がっております。
なので圧倒的な収納性と軽量性で持って行く場合でも負担になることはありません。
③防風性 このX-MESH STOVEのもう一つの特徴が五徳と風防を兼ね備えている事にあります。
アルコールストーブや固形燃料を着火させて、組み立てたX-MESH STOVEをおいて、その上に水を入れたクッカーを置くだけで五徳兼風防となります。
これが軽量な五徳があっても風防は別途必要というのがとても多いのでこの兼用している機能はやはり恩恵が大きいです。
もちろんアルミホイルを巻くだけで十分風は防げますが、固定方法や強風時にはアルミが飛ばされかねないので扱いは難しいでしょうから、このX-MESH STOVEの価値は大きいと思います。
④美しい 使用前は使いたくないって思ってしまうほどの美しさはもちろんのこと、このX-MESH STOVEの全面に施された極小のメッシュから覗く炎の美しさは、日が出ていない時間帯に使用すると綺麗に見えてちょっと安らぐ様に思います。
その点から言うと轟音を立てるブラストバーナーは少し相性が良くないですね💦
⑤チタンマグポッド500にピッタリ 軽量クッカーでおそらく一番知名度使用者も比較的多いであろうエバニューのチタンマグポッド500にシンデレラフィットします✨
と言いますか公式のページにもきちんと明記しておりましてこのクッカーに合うように開発したのでジャストサイズで当然ですね💦
チタンマグポッド500を持っていたらこのX-MESH STOVEは必須の製品だと思います✨買わない理由はないと思います。
全くズレ落ちることはないと思います✨
⑥ジェットボイルスタッシュにも使用可 軽量で高効率クッカーであるジェットボイルのスタッシュにもギリ使用ができます✨
なのでこれと組み合わせるとガスストーブに比べて弱い火力であるアルコールストーブでも実用的な時間で湯沸かしが可能になります。
ご覧の様にフラックスリングの内径より若干大きめのため載せれます。ただこの凹凸とX-MESH STOVEの凸凹が少し合わない時がありうまく載らない場合がありますが、何ミリか動かすと乗りますので問題ないでしょう。
ただこれスタッシュを使用するとX-MESH STOVEの特徴の防風性はやや低下はしてしまいます。フラックスリングにはMSRのウインドバーナーと違い少し隙間があるためにそこから風が入ってきやすくはなるので強風時には難しいでしょう。
SmallサイズとLargeサイズの違い せっかく両方のサイズを持っていたので比べてみました。
こう並べて上から見るとあまり違いを感じないですね。
●Smallサイズ まずはSサイズに先日購入してレビューしましたRSR Stove アルコールストーブを置いてみました。ジャストサイズで入りますね。
その上にエバニューのデミダスチタンカップ220をおいてみました。正直実用的にはこれがギリギリでしょうね。他にも持っております同じくチタンマグ300がありますが、これは辛うじて置けますが本当にギリギリなので落ちてしまう可能性が大です。
あとこれRSR Stoveをセッティングすると高火力すぎて炎がうまく上がらず見ていて燃焼効率が悪くなってしまう様に感じました。
なのでこのSサイズについては固形燃料専用で使用する人向きなのではと思います。
●Largeサイズ 次にLサイズですが同様にRSR Stoveをセッティングしてみました。少し余裕がありますがこのアルコールストーブの火力を考えるとこれでちょうどだと思います。
フリーライトのブラストバーナーを置くとちょうど良いぐらいにはなるでしょうか。
ですが、これジャストサイズのエバニューのチタンマグポッド500を置いて使用すると火力が強すぎてうまく燃焼できてないように思いますし、フリーライトのメーカーの注意点にあります使い方にあたりそうで熱暴走の危険性を感じるためやめた方が良いと判断して、この組み合わせの場合にはクッカーをジェットボイルのスタッシュにしております。
まとめ
アルコールストーブや固形燃料を使用する方はおられるかと思いますが、海外遠征にてOD缶やCB缶などのガスの調達が難しい地域に行く場合などの特殊な事情もありますが、主だった目的の大部分が装備の軽量化と小型化になるかと思います。
しかし、このアルコール燃料や固形燃料の大きなデメリットは五徳が必要な事と火力が弱く風に弱いというのがあるかと思います。
なのでその対策で装備を揃えると意外に重くなってコンパクトにならずそれなら使い勝手がよく燃焼効率が良く高火力なガスストーブになってしまうのです。
ですが、このミュニークのX-MESH STOVEを導入すると風防の役割もあり、五徳として使用可能で、圧倒的な収納性があり、そして15gと非常に軽量と非常にメリットの大きい製品だと私は思います。
もちろんデメリットは速攻で変色して、曲げ癖がついてしまうので収納するクッカーが限定されてしまい、使用可能なストーブやクッカーが少ないという点があると思います。
しかし、手持ちの使用しているクッカーがエバニューのチタンマグポッド500みたいな形状の製品で固形燃料や、小さめのアルコールストーブなどですと非常に相性はよくて色々な五徳はありますが、収納性と使いやすさを思うとこれさえ購入していれば他の製品を使用することはほとんどないとは思います。
ガスストーブに比べて使い勝手や火力が弱くてアルコールや固形燃料はイマイチですが、短期間のテント泊や日帰りなどでは装備の軽量化小型化に大きく関与してきますし、炎の燃え方は個人的にガスストーブより絶対に好きなのであえて持って行きたくなってしまうのがアルコールストーブの魅力ですよね✨
色々な五徳の製品はありますがこのミュニークのX-MESH STOVEのLargeサイズは絶対に一つは持っていて損はないと思いますので購入してみてはいかがでしょうか✨✨✨
2021年買って良かったもの BEST10
2021年も残すところあと少しとなってきました。激動の年の中で東京オリンピックもあり記憶に残った方もおられるのではないでしょうか。
そんな中多くの人が旅行や観光などに制約が多く思うように外出ができなくモヤモヤが溜まったかもしれませんが、私が活動するのは基本的に自然の中ででのアクティビティでまた平日も多く人と会う機会もそんなになかったため幸いなことに新型コロナウィルスに感染したりはしませんでしたので良かったです。
さてそんな状況の中ででもギア好きな性分なために色々と魅力的な商品が目に止まってしまい購入しておりました。
今回は2021年に購入して良かったものをまずは箇条書きで紹介していきます。小さな小物は除いておりますのであしからず。
購入先は主にAmazon・wiggle・フリマアプリ・ネット販売・実店舗etcでそれぞれ順番に紹介したいと思います。
1、キャンピングムーン(CAMPING MOON) CB缶 スタンド型バーチカル 変換アダプター スタンド型ガス変換アダプター Z23-CB 2021年12月16日 合計 ¥ 2,450
2、Leetaker 自転車腕時計マウント 自転車腕時計ホルダー コンピューターマウント シリコン製 2021年12月15日 合計 ¥ 1,298
3、4iiii PRECISION (コインバッテリー仕様)パワーメーター シマノR7000 左クランクのみ (165mm) 2021年12月10日 合計 ¥ 33,000
4、TRISPORTS(トライスポーツ) TRISPORTS(トライスポーツ) お助けチューブ Lサイズ 250mm (米式アダプタ→仏式バルブ延長チューブ) 2021年12月05日 合計 ¥ 698
5、キャンピングムーン(CAMPING MOON) CB缶⇨OD缶へ 互換アダプター 変換アダプター セイフティースタンド装備 Z10 2021年11月26日 合計 ¥ 1,000
5、レゴ(LEGO) スーパーマリオ ボスKK の グラグラタワー チャレンジ 71388 2021年11月24日 合計 ¥ 2,120
6、Oture 自転車 サドルカバー 低反発クッション 革新的なテープクロス式 全くズレない 超肉厚 2021年11月20日 合計 ¥ 2,000
7、LANDCAST ロードバイク 自転車 空気入れ 300psi 携帯ポンプ クロスバイク 高圧まで空気が入る 仏式・米式 18cm ショートモデル 2021年11月08日 合計 ¥ 2,425
8、CYCLE PRO(サイクルプロ) ボトルケージ 自転車用ボトルホルダー アルミニウム製 シルバー 42g×2個 2021年10月20日 合計 ¥ 926
9、GORIX(ゴリックス) 自転車 サドル サスペンション (GX-SSP) スプリング 衝撃吸収
2021年10月20日 合計 ¥ 2,100
10、ミノウラ(MINOURA) 自転車 ボトルケージ AB100-4.5 ボトルケージ 2021年10月16日 合計 ¥ 1,760
11、TRIWONDER ペグ U型 アルミ合金 軽量 ステーク ビーチ キャンプ 雪 バックパック旅行 ハイキング用 (レッド - U字ペグ - 31CM) 2021年10月15日 合計 ¥ 1,499
12、ミノウラ(MINOURA) 自転車 ボトルケージホルダー SBH-300 サドルレール装着型ホルダー(ツインタイプ) 2021年9月30日 合計 ¥ 1,245
13、2021NEW おにやんま君 虫除け ストラップタイプ 2021年9月1日 合計 ¥ 1,859
14、SOL(ソル) ヒートシート エマージェンシーブランケット1人用 12132 2021年5月26日 合計 ¥ 649
15、エバニュー(EVERNEW) ウォーターキャリー1.5L EBY207 2021年5月15日 合計 ¥ 736
16、[MUNIEQ(ミュニーク)] X-Mesh Stove XMS-02S 2021年5月14日 合計 ¥ 3,770
17、エバニュー Ti 220 NH Demitasse シルバー 75×55mm 2021年5月14日 合計 ¥ 1,931
18、エバニュー(EVERNEW) チタンゴトク TriveTi EBY258
2021年4月22日 合計 ¥ 1,144
20、エスビット(Esbit) アウトドア キャンプ 固形燃料 5gX16 (5g×16タブレット入り) ES00101600 2021年4月17日 合計 ¥ 600
21、タイガー魔法瓶(TIGER) マグボトル スノーホワイト 600ml MMZ-A602WW 2021年2月16日 合計 ¥ 2,245
22、CosyInSofa スキーゴーグル スノーゴーグル スノーボードゴーグル 2021年2月15日 合計 ¥ 2,880
23、クライミングテクノロジー Climbing technology CTアジッレ用ショベル CT-75097 2021年1月22日 合計 ¥ 6,000
24、ペグハンマー ステンレス製 ヘッド アルミニウム ハンドル 2021年1月22日 合計 ¥ 2,440
25、Hikenture 登山用ゲイター 防水・通気 ロングゲイター 高耐久性 レッグカバー 軽量 登山スパッツ 2021年1月15日 合計 ¥ 2,180
26、エンペックス 温度計 サーモマックス50 限定カラー クリアホワイト FG-7351 2021年1月8日 合計 ¥ 1,244
次に英国の海外通販サイトにて購入した製品です。
1、2021年3月31日
Exped - Fold-Drybag BS S (22L) ¥ 1,400
OMM - Racebase Cargo 70 ブラック¥ 5,200
OMM - Women's Core Fleece Jacket(L)¥11,440
2、2021年3月31日
OMM - Halo パンツ Green/Blue(XS)¥ 6,600
OMM - Core Fleece Jacket(XS)¥14,300
3、2021年2月14日
Mountain Hardwear - Phantom Alpine 15F/-9C Reg¥39,000
フリマアプリ
次に一番購入した製品が多かったフリマアプリ(メルカリ)を紹介していきます。
部品やパーツなど細かなものは省いております。
1、2021年12月7日 ¥ 6,000
OMM HALO Smock XS
2、2021年12月7日 ¥ 4,500
3、2021年11月25日 ¥ 10,000
SOTO フュージョントレック SOD-330
4、2021年10月22日 ¥ 7,480
オーストリッチ ウルトラSL-100 輪行バッグ
5、2021年9月20日 ¥ 4,350
バッチストーブ01(GramWeeniePro)
6、2021年7月16日 ¥ 78,500
ヒルバーグ エナン
7、2021年7月6日 ¥ 13,500
イスカ アルファライト1300EX
8、2021年6月24日 ¥ 15,500
ニーモ コズモ3Dロングワイド インシュレーテッド
9、2021年6月10日 ¥ 4,300
ニーモ フィッロエリート
10、2021年5月3日 ¥ 3,500
ボントレガー イオン200RT
11、2021年4月6日 ¥ 15,000
ハイパーライトマウンテンギア メトロパック1800
12、2021年4月3日 ¥ 7,000
ハイパーライトマウンテンギア キャップ
13、2021年1月22日 ¥ 8,000
14、2021年1月21日 ¥ 8,500
15、2021年1月16日 ¥ 41,200
ハイパーライトマウンテンギア ウインドライダー2400
16、2021年1月15日 ¥ 4,500
シモン 12本爪アイゼン
インターネット販売
次に個別に注文購入しました商品を紹介します。
1、2021年12月17日 ¥ 9,330
RSR STOVE アルコールストーブ
2、2021年10月8日 ¥ 3,235
打刀 16cmペグ×8本
3、2021年5月28日 ¥ 3,380
フリーライト マイクログラビティーパッド
4、2021年4月19日 ¥ 6,730
バッチストーブ H-20
5、2021年1月18日 ¥ 3,785
打刀 20cmペグ×8本
実店舗購入品
最後に実店舗にて購入した製品を紹介してみます。
1、2021年10月20日 ¥ 31,900
vivobarefoot Tracker All Weather Ⅱ SG "Obsidian"
ムーライトギア大阪店にて購入
2、2021年4月15日 ¥ 44,000
モンベル ステラリッジテント1
3、2021年4月1日 ¥ 18,500
ジェットボイル スタッシュ
以上が購入した大まかな製品になります。それではここからは買ってみて実際に使用してみて素晴らしかった製品を10個紹介したいと思います。
第10位
オーストリッチ ウルトラSL-100 輪行バッグ
最初はロードバイク用の輪行袋になりました。スポーツ自転車に乗らない方にはわかりにくいかもしれませんが、シティサイクル車に比べ非常に軽量にできているロードバイクなどは公共交通機関に専用のバッグに入れることで自転車ごと無料(もしくは手荷物料金)にて持ち運ぶことが可能となります。
そんな便利な移動手段があるのですが実際にロードバイクを輪行する人は案外少ないのではないでしょうか。一つに分解収納という煩わしさがあり手慣れた人でも駅に到着後電車に乗車するまではおよそ10分は必要になってきます。
それなら非常にデカい輪行袋を持ち運んで邪魔になり収納するまで時間がかかるならそのまま走った方が早いってなるので活用する人は少ないかと思います。
実際に私もそれに近い考えを持っておりましたが、このウルトラSL-100を購入したことでそれまでの考えが大きく変わることになりました。通常輪行バッグは車体を保護する意味もあり袋が非常に頑丈な生地が使用されていることが多くそのためどれも重さが500gほど普通にあり、コンパクトに纏められたとしても使用しない時の大きさが1Lほどの体積になってしまうのです。
これ荷物の持ち運びが非常に制限されるロードバイクに於いてこの体積は致命的で、それが嫌で私はその中でもとてもコンパクトといわれる同じメーカーのSL-100を購入し何度か使用しておりました。
しかしそれでもこのウルトラSL-100に比べると重さも収納時の大きさも倍ほどありましたのであまり使用することは少なかったのです。
ですが今回やはりさらに軽いこのウルトラSL-100を購入したいと思い立ち購入使用してみたところもう劇的に輪行に対するイメージが変わることになりました。
なにぶんMAXまで小さくすると私の小さな手でも拳ほどの大きさになるので輪行バッグを持っていくのどうしようか?と考える必要すらなくなることになりました。
全ての必要なモノを入れても140gですので全然走行中でも負担になることはないです。よく言われるのが100g軽量化するのに10,000円は掛かるとなりますが、この輪行バッグだと200gぐらいは軽量化できたので個人的にものすごくコスパの良いモノだと思っております。
デメリットは入手性と10デニールの生地なので取り扱いに注意ですが、多少破れたとしても運用上支障はそんなに出ませんので問題はないでしょう。
これホントおすすめです✨
第9位
SOTO フュージョントレック SOD-330
次に第9位はSOTOの分離式OD缶用バーナーのフュージョントレックです。
分離式バーナーはまだ持っていませんでしたが、どれか欲しいと思いいろいろ考えた末にまだSOTOの製品は持っておりませんでしたのでこのフュージョントレックを購入してみました。
結果このバーナーは購入してホント正解だったと思います。
分離式にしては比較的コンパクトで軽量で、2,800kcalと高火力で(もう発売されます後継機SOD-331は3,000kcalに火力がアップみたいですが)、携帯性の良いOD缶用のためCB缶用のフュージョンより総合的にみて収納性が良くなるのが非常に魅力的に感じました。
おそらく厳冬期用のガス缶を使用すれば全く火力は問題ないでしょうから雪山で使用するのが楽しみでありません✨
またSOTOのバーナーの特徴である防風性に優れたすり鉢状のバーナーヘッドから直噴で立ち上がる真っ青な炎は見ていて非常に美しく、プリムスのP-153ウルトラバーナーに比べて圧倒的に静音性に優れた燃焼音なので使っていてうっとりとしてしまいます。
ただデメリットはこのデカいバーナーヘッドのため収納時に少し厚みができてしまうのが難点と、調理時に吹きこぼれてバーナーヘッドの中に液体が入ってしまうため要注意らしいです。そのために使用できなくなったという書き込みを見ましたのでこれはすり鉢状ヘッドの思わぬ盲点だと思い知りました。
ですがこれを持っていたら分離式バーナーはもう必要ないなと思いましたし、ちょっと重くなるぐらいならこのフュージョントレックをUL登山でも持っていきたいなって思ってしまうぐらい惚れてしまっております✨
改良版のSOD-331欲しいなぁ〜💦
第8位
フリーライト マイクログラビティーパッド
次はスリーピングパッドのマイクログラビティーになりました。
今年購入したスリーピングパッドはニーモのコズモがありましたが、確かにコズモ3Dは寝心地が良いですが、軽量性と購入金額を考えるとどう考えてもこちらになります。
単体のみでの使用だと100cm×40cmと最小限の大きさしかありませんが、それでもライバル製品の山と道のミニマリストパッドより厚みのある8mmと全然寝心地は良いです。
でも今のところ私の使用方法だとフレームレスザックの中にミニマリストパッドとセリアの両面アルミロールマットを折りたたんで収納して、このマイクログラビティーを折りたたんでザックの外側に付けて持ち運びをしております。
そして就寝時には上半身はミニマリストパッドを半分折り重ねて、幅の狭いマイクログラビティーは下半身に置いての使用をしております。
上記の画像の運用で0度〜-3℃程度なら十分私は対応可能ではありました。
重量は山と道のULPad15+のLサイズより100g程度は軽くなるのですが、それ以上にザックに取り付けて持ち運ぶ際には体積が全く違ってくるので登山の際にでも狭い岩場やせり出した木の場所を通過する時に当たらず安全でノンストレスになるのが大きいと思います。
最初はもう一枚ミニマリストパッドを購入して2枚使いで行ってみようかと思っていたのですがこっちのマイクログラビティにして個人的には大正解でした。
第7位
打刀ペグ16cm 次にランクインしたのはFUKUZEN工業さんの打刀ペグです。
このペグは20cmと28cmを購入していたのですが、ぶっちゃけ相当コンパクトで貫通力があり非常に良かったのですが、それはあくまでオートキャンプ場向きの製品で登山やバイクパッキングキャンプなど重量や収納性を強く意識するテント向けではなかったので出番があまりありませんでした。
ですがこの16cmのモデルが出てから速攻で購入しましたが、やはり私の使用用途にはこの16cmサイズがベストの選択肢だなと改めて思いました。
山岳の強風が吹き荒れる場所でもこのペグでなら大体のテント場は使用可能ですし、短くてもその辺到るとことに重しとなる石があるので刺したペグの上から石を乗せるとかなりしっかりしますので別にこの16cmでも何ら問題はないです。
重量も20cmの半分で16g×8本で128gとこの重量ででは最強の攻撃力と収納時のコンパクトさで唯一無二の製品だと思っております。
もう当分ペグを買い換えるなどのことはないでしょうね✨
第6位
ニーモ フィッロエリート またまた小物の登場ですが第6位はニーモの枕の登場です。
これを購入するまではぶっちゃけ枕なんてスタッフサックの中に衣類を詰め込んで空気を抜けば快適な枕にできると思っておりましたし、いままではそうしておりました。
しかし、やはり一つは普通のキャンプ用に軽くコンパクトでそれでいて寝心地の良い枕が欲しいと思いニーモのフィッロエリートを選択しましたが、もうこの枕やっぱり最高です✨
重さが80gなのは良いのですが、OD110缶のサイズに近いぐらいの大きさは収納場所に困るなと思い最初のテント泊でしぶしぶ使いましたが、やっぱり快適な枕は別次元に良いですね✨
正直エアーマットの快適さより枕の快適さを最初に選んだ方がよっぽど熟睡できるのでは?と思うぐらいこれは良かったです。
本当に1泊2日程度のスピードハイクなら荷物の軽量性重視で持っていかないでしょうが、2泊3日からだと絶対にこの枕は持っていくことになるでしょう。
枕ってやっぱり非常に重要なものですね✨
第5位
ヒルバーグ エナン 第5位ですがここで今年購入した製品で一番高額な物が登場です。
こんな80,000円ぐらいのモノだと1位ぐらいでも良さそうなのですが、このエナン総重量1,083gと強靭な耐候性と軽量性を兼ね備えた素晴らしい製品なのですが、重量とコンパクトさを考えるとやっはりノルディスクのロフォーテンの次点になってしまうのです💦
もちろん耐久性、使い勝手、室内の快適さ、デザインのカッコ良さはずば抜けているのですが、どう考えても560gのロフォーテンには持ち運びのしやすさでは叶わないのでこの順位になってしまいました。
でも普通の人なら十分軽量でカッコよく耐候性がありコンパクトなのでエースのテントになるとは思いますが、私の場合には比較対象がちょっと特殊だったからでしょう💦
第4位
ハイパーライトマウンテンギア メトロパック1800 次は第4位ですが軽量ザックのランクインです。
同じ容量のザックはHMGのスタッフパックを持っておりましたが、ふとメルカリで出ていたこのメトロパックが気になり購入してみたところ一気にエースザックになってしまいました。
このザックの良い点は以下のところでした。
1、ロールトップの使いやすさ
2、強度のあるDCFの生地
3、純白のデザインのカッコよさ
4、防水性と容量up
です。まずこのロールトップの時にですが、スタッフパックはすぐに解けてしまうのが、このメトロパックは少し柔らかめの芯があることでかなり解けにくくなり水滴が入る可能性がかなり減りました。何度も雨天に遭遇しましたがまだ浸水はしておりません。暴風雨が来ても大丈夫です✨
次にこのウインドライダーと同じポリエステル繊維とのハイブリットDCFの生地が強靭でとても良かったです。6月に木曽駒ヶ岳を縦走した時に藪漕ぎをしまくってちょっと破れた箇所ができてしまいましたが、補修パッチをあててやると問題なく使用できております。
そしてこの真っ白なDCFのデザインほぼ間違いなくわかる方は稀ですが、人目を引くカッコよさは抜群でこれでテント泊登山に行くとぇえテント泊なのですか?小屋泊装備よりちっちゃいですやん💦って間違いなく目立ちます✨
最後に今まで使用していたスタッフパックよりほんのちょっとだけですが大きくなったことで、ミニマリストパッドを入れやすくなりかなりパッキングが楽になった恩恵が大きいです。
第3位
RSR STOVE アルコールストーブ いよいよTOP3になってきました。第3位はつい先日購入してレビューしましたRSRのアルコールストーブです✨
詳しくはこちらの記事に書きましたので改めて説明しませんが、やはり軽量でコンパクトで美しく使いやすくて、トルネードジェット式で高火力、収納性が良くて壊れる心配がないとなると一気にフリーライトのブラストバーナーを押し除けて一番よく使用しそうなアルコールストーブになってしまいました。
ちょっと高いですが絶対にお勧めできる製品ですので興味のある方は在庫がある状態なら是非購入した方が良いと思います✨
第2位
ジェットボイル スタッシュ
続いて第2位は今年最初に鳴り物入りでデビューしましたジェットボイルの新製品のスタッシュです。
一時期人気のため取扱代理店であるモンベルでも半年ほど在庫切れで購入できない状態でしたが、現在のところは在庫も揃っているようでいつでも購入できるようになっております。
おそらく一番人気の製品のフラッシュに比べるとすでに持っている人には買い換える必要はないとは思いますが、私はこのスタッシュは購入して本当に良かったと思います。
いずれ近いうちに使用レビューなどを書きたいと思っておりますが、簡単にこの製品を購入して良かったと思った点は従来製品のフラッシュやMSRのウインドバーナーと比較して以下の感じです。
1、軽量
2、収納性
3、汎用性のあるクッカー
となります。まず軽量性ですが、クッカーとバーナーとで200gと非常に軽量な点です。火力は1,134kcalと非常に弱いですが、お湯を沸かすだけなら可能で60gと軽くコンパクトなので非常に良いです。
次に一番重要視していた収納性なのですが、MSRのウインドバーナーは縦長の形状なので私がよく使用しておりますハイパーライトマウンテンギアのメトロパック1800だとどうにも収まりが悪くてパッキングしにくくて持って行く気になれなかったのですが、これがスタッシュだとこの正方形みたいな形のため非常にザックの中に入れやすくて重宝するようになりました。
そして一番の決め手がこの高効率熱還元システムのフラックスリングを搭載したクッカーでは異次元の軽さとハンドルの扱いやすさです。
こういったフラックスリングを採用したクッカーはどれもサイズが1Lからでちょっと重く形状も良くなくて、ハンドルも左右に折りたたみ式だったりと私が購入するには決定打になっていませんでした。
しかし、このスタッシュだと上部に折りたためてさらに簡単に取り外しが可能で、ハンドルの付け根の部分も非常に小さいのでパッキング収納時の邪魔にもならないのでこんな理想的なクッカーは今までありませんでしたので、ほとんどこのクッカー目当てで購入したものです。
19,250円と非常に高額ですが、唯一無二の製品なので満足度はすごく高いです。また非推奨な使用方法ですが他のストーブでもこのクッカーを使用することは可能ですので先日紹介しましたSOTOのフュージョントレックでももちろんいけますし、アルコールストーブでもミュニークのX-meshのLサイズの五徳がジャストサイズで載せれるので軽量化をしたいアルプスのテント泊登山などで組み合わせて非常に重宝しました。
このクッカーは当分の間はエバニューのチタンマグ500などと使い分けて長期間使用することになると思います。
第1位
OMM CORE JACKET MY BEST アイテム第1位は次世代化学繊維PRIMALOFT NEXT(今はACTIVEに変更統一したみたいです)を採用したフリースジャケットのOMM CORE JACKETです✨
これは購入前には素晴らしい性能は紹介されておりましたが、半信半疑で購入して実際にアルプス登山などに持って行ったのですが本当にこれはインシュレーションジャケットの今までの概念を大きく変えるきっかけになるほどの製品になりました。
それまで防寒着で持って行っていたのが、世界最軽量級のダウンジャケットのモンベルのプラズマ1000ジャケットだったのです。
しかし、この製品は126gと超軽量で小さくなり非常に良かったのですが、やはりダウンなので濡れに注意する必要があるために山行で持って行く際にはいつもオルトリーブのドライバッグ3Lの中に入れ込んでおり、テント場に到着してからテントを設営して荷物をテント内に広げてから探り出してダウンジャケットを使用していたので行動中の防寒着としては全く機能しておりませんでした。
ですが、このコアジャケットだと濡れに強いプリマロフトのため積極的に行動中にも中に着込んで行けるように変わりました。
まぁ暑がりなタイプなので登りの時には着用しませんが、行動中は薄い長袖1枚で十分なのでその際には腰にジャケットを巻きつけておいて、ちょっと寒いなとなるとサッサと解いて羽織れるのでとても活用方法が色々できて良くなりました。
これがダウンだと汗っかきな私にはジャケットに汗が染み込みますし、暴風雨の時でも多少濡れても大丈夫だというのは心強く思います。
ただ実験で濡らしてみたら強烈に水分を吸収してしまいましたので、渡渉中に川に落ちたりとかしてずぶ濡れになるとなかなか乾かないようには感じました。ですが、雑巾みたいに絞り切ってから着用すると体温でなんとかそのうち乾いてくるのでは?と思いましたし、ちょっと濡れていてもダウンの様に全く暖かさが機能しないということはないと思います。
あとこれは単体での使用だと行動中は非常に通気性が良いのでそこまで保温してくれませんが、たった1枚の80gほどのウインドシェルを着用するだけで大幅に保温性能が向上してくれます。
私の使用条件だと、ベースレイヤーに速乾性最重視のモンベルのジオラインクールメッシュの半袖を着て、その上にコアジャケット、その外側にバーグハウスのヴェイパーライト ハイパーシェル ジャケットの3枚だけで0℃まで対応可能ではあります。
就寝時も上半身はジオラインクールメッシュにコアジャケットを着用して下半身は同じくコアジャケットのLサイズをDIYでタイツみたいにして着用できる様に変更しましたのでそれを着て、シュラフはナンガのミニマリズム180で寝る様にしております。
それだとシュラフの中で温まった体温が通気性の良いコアジャケットの影響でシュラフのダウンに非常に行きやすくて結構な薄着にも関わらず0℃でも十分暖かく就寝できるようになりました。
本当にこのコアジャケットを導入してからは、かなり軽量化に成功したかなと思っていた組み合わせから更に200gほど軽量化と小型化に進化しましたので劇的なことだと思いました✨
次は期待して購入したけど、実際に使用してみていまいちに感じた製品を5個紹介したいと思います。
第5位
ハイパーライトマウンテンギア ウインドライダー2400 まずは第5位です。これは入手困難で激高なバックパックのハイパーライトマウンテンギアのウインドライダー2400です💦
これは当然もちろん非常にめちゃくちゃ良い製品です。正直北アルプスの長期縦走登山なんかで使用するザックを選定するなら絶対にこれになると思います。
ただ私が使用するにはデカすぎて2泊3日や3泊4日程度だと私のコンパクトな荷物では無用の長物でメトロパック1800で全然問題なかったです。あと入手が難しくて5万近くして丈夫な生地ですが、真っ白なので汚れやすくて多分これ木の枝で擦れたりして汚れがつくとヘコむと思います💦
なのでもったいなくてあまり使えず、厳冬期登山用のザックになってしまい1年のうちでも使用期間が短くてあまり出番が少なくなっているためにランクインになってしまいました⤵️
第4位
打刀20cmと28cm 続いて第4位は圧倒的な攻撃力のあるペグ打刀の20cmと28cmです。
これオートキャンプとかで使用するなら絶対に文句なしに最高に良いです✨
でもぶっちゃけ私が使用する場所ではオーバースペックすぎると言いますか、16cmペグでちょっと刺さってくれればあとはその上に岩でも置いて抜けない様にできますのでこんな長さと重さではまぁ持って行くことは皆無でした💦
なんかでかいタープでも購入してそれ用に活用したいですね💦
第3位
モンベル ステラリッジテント1型 続いて第3位は超王道テントのモンベルのステラリッジテント1型です。
きちんとしたメーカー品のテントの中では一番安価で在庫量が潤沢で、機能性があり、ちょっと設営しやすい王道の自立式ダブルウォール型テントなので欠点はほぼないです。
私のイメージとしては一昔前のトヨタのカローラ的な印象ですね。購入して使ってみると欠点らしい欠点はなく購入して失敗したっていうことはまずない感じですね。
でもそれが私としては耐えられませんでした💦テントってキャンプサイトでのその人のアイデンティティであり顔でもあるのですよね。
テント場について設営して周りを見渡すと個性的なテントばかりだと私は本当にテンションMAXになってしまいます✨いろんな人に声をかけてその人のテントの使い心地とかを聞くのが楽しみなんですよね。
でもそれが現実は登山なんかでのテントサイトを見渡すとほぼステラリッジかアライテントとかで同じなんですよね。これでは全くうきうきワクワクするなんて無理です💦
せっかく苦労して荷物を担ぎ上げて絶景のテント場について写真を撮影しても自分のテントがどれかわからないなんて私には耐えられなく、綺麗な状態を維持していたので売り払ってしまいました💦
まぁどんな使い心地か知りたかったので良い経験にはなったかとは思います。
第2位
BatchStovez01 Stove いまいちだった製品第2位はバッチストーブ01アルコールストーブです。
五徳いらずで高火力で良かったのですが私の使用用途だと無駄に火力が広がって燃料の使用量に対してお湯が沸きにくくていまいちだなと思ってしまいました。
これを使用してならまだ炒め物などもいけるかもしれませんがその様な使い方は私はしませんのでせっかく購入したのですがお蔵入りになってしまいました。
第1位
BatchStovez H-20 最後に最も残念だった製品第1位はバッチストーブH-20です。
これ五徳付きで20gと軽量でコンパクトで良かったのですが、如何せん上記の写真が最大火力ですので私の使用環境では沸騰することができませんでしたので全く使い物になりませんでした💦
カップラーメンやカレーメシを作るならお湯は沸騰させないと特にカレーメシなどはお米がきちんと戻りきらずに芯が残った状態で全然美味しく食べられないので使い物になりませんでした。
もちろん暖かくはなりますのでホット飲料を飲むとか、弱い火力を生かして暖房用に温めるだけなら使用用途があるでしょうが私には意味がなく使うことはないなとなり、結局売り払ってしまいました。
まとめ
2020年シーズンは色々とテントを購入して楽しんでいたのですが、今シーズンはステラリッジとエナンの2個を購入して楽しみました。本当ならもっとそれらのテントなどを持っていき色々な場所に行ってみたかったのですが、思う様な休みがなくてあまり出かけることができませんでした。
今年は年初に雪山登山に行くために色々と購入したものが多く、夏季シーズン前にはテント、後半は火器類の購入が多かった感じでした。
結局今年山に行ったのは2月に氷ノ山、八ヶ岳(東天狗岳)、5月に大峰山(八経ヶ岳)、6月に中央アルプス縦走、7月に子供と一緒に乗鞍岳、9月に奥穂高岳、笠ヶ岳とあまり多くは行けておりませんでした。
来年こそはもう少し山に行ってみたいと思っております✨まだまだ未熟なブログではありますが今後とも暖かい目で見ていただければ嬉しいです。
それでは来年の新型コロナ感染症の収束と皆さまの良い年になることをお祈りして良いお年を過ごしてください✨✨✨
至高のアルコールストーブ RSR Stoveの使用レビュー
『神は細部に宿る』正にそれを具現化した様な佇まいをしたアルコールストーブのRSR Stoveを今回は紹介したいと思います。
製品の情報
まずは公式サイトの情報をみてみましょう。
RSR Stove
高火力のトルネードジェット式アルコールストーブ
源流という過酷な環境で一人が一回分の食事に必要とする湯を 確実に手に入れることを目指し 高火力・小型・堅牢なアルコールストーブを開発しました。 結果、出来上がったのがアルミ合金削り出しのRSR Stoveです。
トップクラスの高火力、燃焼効率
市販アルコールストーブでは最強ランクの火力&安定性を誇るRSR Stove。 トルネード状に繰り出される炎の形状は赤火が殆どなく効率的な燃焼をもたらします。
RSR Stove 2nd model ¥8,800
■内容 ・RSR Stove
本体: 重量33g 直径55mm 高さ37mm 材質/アルミ合金
RSR stove | RiverSideRambler | 源流野営釣行ギア
製品の実測情報
まずはこの抜群に綺麗な本体をみてみましょう✨
アルミ削り出しによって既存のアルコールストーブでではみたことのない美しさがあります。
よくあるアルミの加工品ではなくブロックの削り出しによる手に持った時の重量感というか金属らしさがあり、すごく手に馴染む感じがして持っていてとても心地よくなります。
上部に開けられたアルコールが噴き出す穴も寸分の狂いなく等間隔に8箇所あり非常に綺麗に穴が開けられております。
この内側の段差の部分とか見ていてうっとりします✨
底面にはRSR(RiverSideRambler)の刻印が刻まれております。わかりにくいですが内側の底面にもRSRと刻印があります。
ですがこのストーブほんとにあまりにも綺麗すぎるので使用していてキズが付いたりしないか慎重に使ってしまいますね💦
重量実測は33gと単純な構造の製品にしては超軽量にはなっておりません。
ですが個人的にはこれぐらいの重さなら全く気にならない重さです。
参考までに私が持っている他のアルコールストーブも計測しました。
31g フリーライト ブラストバーナー
30g バッチストーブ01
36g エバニュー チタンアルコールストーブ
となっており、使いやすさと火力、耐久性も考慮するとおおよそ30gの重さになってくるのでしょう。
直径は約55mm
内寸は48mm
ストーブの高さは37mmとなっております。
私が持っている製品の中ででは一番背が低いですね。
使用方法
使い方は至ってシンプル。沸かしたい量のアルコール燃料を注ぎ、火を着火するだけです。
着火後30秒ほどして本燃焼が始まってきます。トランギアのアルコールストーブに比べればやや時間はかかるみたいですが、体感としては少し待っているだけであっという間に本燃焼が始まるように感じます。
着火して40秒ほどするとトルネードの炎が巻き起こります。
上からみて見ると非常に綺麗な渦ができております✨
この直噴で立ち上がる炎によって非常に高火力で効率良くお湯を沸かすことができます。
これがエバニューのチタンアルコールストーブやバッチストーブ01とかだと横にも炎が広がるので火力が強いのですが、500mlとかの直径9cmほどのクッカーだと無駄な火の広がりが出て燃費が良くないです。
でもこのRSR Stoveだと非常に効率良く湯沸かしができるので個人的には理想的なストーブだと思います。
実際にお湯を沸かしてみました
では次にジェットボイルのスタッシュのクッカーを利用しておよそ水温10度の水500mlを沸かしてみました。
使用したアルコール燃料は17ccでちょうど沸かせそうな量を想像してみてやってみました。
17mlのアルコールを入れるとこれぐらいになります。製品の取扱説明書ですと一度に投入できるのは30mlで最大でも35ml以下にしておかないとこのストーブの特徴のトルネード燃焼が発生しないみたいです。
ちなみに燃料調整リングを使用しなくても35lm以上の燃料を投入することで火力を弱くできるので、これを応用して炊飯などをすることができるみたいです。
タイマーを10分にセットして湯沸かしを開始しました。
五徳は相性抜群のミュニークのX-Mesh Largeをセッティングです。
40秒経過 本燃焼が始まったのでクッカーを載せます。
着火後4分を経過して、お湯が沸く音がしてきました。もう少しで沸騰してくるでしょう。
ブラストバーナーと違って普通のアルコールストーブなので無音で炎が出るので静かにお湯を沸かせますね。
5分20秒 水500mlが17ccのアルコール燃料で沸騰しました。
5分40秒 消火
沸騰して20秒で火が消えました。計算通りでしたね。まだ購入しておりませんがこのRSR Stoveは消火蓋もオプションもありますのですぐに火を消すことも可能となります。
今回は少し低めの水温で熱還元効率の良いクッカーのジェットボイル スタッシュを使用したこともあり少ない燃料で短時間にて500mlのお湯を沸かせました。
フリーライトのブラストバーナーと同じくこのクッカーでお湯を沸かすのは非常に相性が良く感じます。
実際に使用して良かった点
1、軽量コンパクトで高火力
やはりまず最大のメリットに感じたのが、33gと軽く、そして5cmほどの小ささの本体。そしてトルネード燃焼による非常に強い火力が本当に素晴らしいです✨
2、燃料が入れやすい
アルコールストーブなので当然なのですが、よく使用するアルコールストーブのブラストバーナーは非常に高火力なのですが、アルコールをネジで給油口を開けてその中に燃料を入れないといけませんので、やはりこの入れるだけなので非常にラクです。
3、耐久性がある
アルミ削り出しで非常に耐久性がありそうに感じ構造もシンプルなので故障も少なくて良さそうです。
ただ書き込みで拝見したのはこの上部の小さな穴に目詰まりをしてきれいにアルコールがジェット噴射しなくなることもあるみたいなので注意は必要みたいです。
対処方法としましては爪楊枝などで解消する場合もあるみたいですが。
4、美しく綺麗 やはりなんといってもこの極限まで無駄な部分を削ぎ落とされた形状でこのシンプルで美しいボディーをした製品はなかなかないモノですのでそれだけでも使用したくなってきます。
実際に使用していまいちな点
1、入手性と購入価格 購入したい時に在庫がなく売り切れの場合もありますのですぐに欲しい方にはあまり勧められないですね。
また単純な構造なのに定価が8,800円に送料530円とで9,330円とメジャーな製品であるエバニューのチタンアルコールストーブ(4,180円)の倍以上と非常に高いです。
2、キズをつけたくない
これだけ綺麗な姿をしているので頑丈とはいえキズや凹みができるとショックが大きくなりそうなのでしばらくは丁寧に使用していきたいと思います。
3、ない
次に何かないかなと色々思いましたが、デメリットらしき点は思いつきませんでした。
なにせ高火力で燃費もよく壊れる心配もなく、唯一無二の美しさです。
何かアルコールストーブが欲しいのですがと問われたら私はちょっと高価だけどこれが良いと紹介したいです。
まとめ
アルコールストーブは高火力で低燃費で独特な構造をしていたフリーライトのブラストバーナーを軽量化したい時には持ち運んでおりましたが、今回ふと急に思い立ってこのRSR Stoveが公式のヤフーショッピングで在庫がありTポイントと値引きクーポンもあったので購入してみたいと入手してみましたが、本当に購入して良かったと心から思いました。
アルコールストーブを持って1年とかの長期ロングハイクとかになってくると総合的な燃費はブラストバーナーの方が良いかもしれませんが、正直このRSR Stoveだと1週間ぐらいの北アルプス縦走テント泊登山などで使用しても本格的な調理をしないのであれば、このアルコールストーブで十分に運用可能だと思いました。
綺麗で美しく、高火力、静穏で、故障もなく、圧倒的な収納性と8,800円という価格以外にはもう欠点はないです。
ブラストバーナーも燃焼音のする非常に稀な商品で魅力的なのですが、今後持ち出して使用するならRSR Stoveの方が多くなりそうかなって思っております。
めちゃくちゃ良い製品なのでどれかアルコールストーブが欲しいなって考えているのなら購入して失敗したなってなることはまずあり得ませんのでひとつ入手してみてはいかがでしょうか✨✨✨
US製のハンドメイドアルコールストーブ BatchStovez01 Stoveの使用レビュー
先日紹介しましたバッチストーブのH-20ですが、同じメーカーの違う製品を購入しましたので今回はそれを紹介したいと思います。
製品の情報
公式ホームページなどの情報を見るのが一番かもしれませんが、いまいちよく分かりにくかったのでいつもお世話になっておりますムーライトギアさんの紹介情報を拝見させて頂きます。
Batchstovez / Gram Weenie Pro - MoonlightGear - ムーンライトギア
超軽量20g。小型ながら高い燃焼力、さらにゴトク要らずで直接鍋を載せられるサイドバーニング型設計。
このGramWeenieProはEvernewの小型カップである400FDや570FDなどの背が高くなく底面が広めのクッカーとの相性がバッチリ。
特に400FDとの相性は素晴らしくこの組み合わせを想定して作られたかのように思うほど。ジャストサイズな炎の広がりで底面からギリギリはみ出ることなく効率的に底面を熱し、短時間で一気に沸騰させます。
またProという名前の通り、グラスファイバー新たに巻いたことで本家のGramWeenieで悩みであった炎が外に飛び出す本燃焼までの無駄な待ち時間を省いているのが素晴らしく、サイドからの一気に温めることですぐに本燃焼を開始。
300ccの水を着火から4分30秒ほどで確実に沸騰させることができます。ストーブ自体もとても小さいので400FDカップの小さな中に風防と燃料を一緒に入れて収納できるのも嬉しいポイント。
これはもう400FD使いの人は1台持つことをお勧めします。是非一度この相性の良さを体感してみてください。
Spec
サイズ 口径:4.5cm 高さ:4.0cm
重量 20g
素材 アルミ
実測情報
重量は30gとやや持つと重みを感じるように仕上がっております。
直径は5.3cm
高さは5.2cmとなっております。
?????
って言いますかなんか公式と全然違います。もしかして購入したのは違う製品なのかな?と思いUSの本ホームページを見てみましたが、大きさは2インチほどなのでこれで問題ないようです。ちょっとマイナーチェンジして気持ち大きくなったのでしょうか?
試しに私が持っております使用頻度の比較的多くジャストサイズぐらいかなと思いますエバニューのチタンマグカップ500をのせてみたところちょうど良い大きさには感じました。
使用方法
①本体に沸かしたい量のアルコールを注ぎます。
②サイドに巻きつけたグラスファイバーの糸にアルコールを付着させます。
③ライターなどでサイドから着火
という流れになります。この時やや面倒だなと感じるのがサイドに巻きつけたグラスファイバーの糸にアルコールを染み込ませる作業ですが、これは私はスポイト(お弁当の醤油入れ)などでおよそ2mlほどを着けるときちんと着火します。
でもぶちゃけ面倒です。しかしそれをせずに普通に中のアルコール燃料に着火させると本燃焼まで思いの他時間がかかってしまいます。
それを素早く本燃焼まで移行させるように改良したのがこの製品になります。
ただ注意点はストーブ本体の下まで燃え広がるので熱に弱いものの上ではこれは絶対に使用はできませんので注意が必要です💦
私はテント泊時などは前室部分で使用することが多いのでその際にフットプリントを引いたまま使うことが多いので、これだと不可能ですので使用するテントとの相性はあるかと感じました。
サイドの燃焼が終わり本燃焼に入ったところです。
このように比較的短時間で本燃焼まで移行が完了します。アルコールストーブを使用したことがない人にはいまいちピンと来ないかもしれませんが、アルコール燃料はいきなりブワッと燃え広がるのではなく燃料が温まってくると火力が上がるみたいなのでいかにストーブ本体が熱くなり本燃焼まで行くかが結構重要だったりします。
着火直後のままの火力が続いてしまうとなかなかお湯は沸かせなくなってしまうと思います。
本燃焼に移って火力が上がるとストーブ本体にクッカーをのせても大丈夫になります。
これを本燃焼前にクッカーを載せてしまうと空気を十分吸えなくて途中で火が消えてしまうことがありますので、私の場合は着火すると少し浮かせた状態で待機して安定してきたらクッカーを載せるように利用しております。(燃料節約のためですね💦)
炎の大きさ的にはちょうどぐらいかな?とは感じますが若干横に漏れ出る熱を感じるのでこの大きさのクッカーだと燃焼効率は良くは感じませんね💦
比較として前回紹介しましたH-20と並べると圧倒的に火力が違います。これだけ違うと別の使用用途ででしか使えないですね。
個人的にはこの中間ぐらいの火力が欲しいなぁ〜って思ってしまいます。
実際に使用してみた感想
それではここからは実際にこのBatchStovez01を使用して私が感じたことを述べてみたいと思います。
実際に使用して良かった点
1、本燃焼まで早くて高火力である
やはり火力が弱いとお湯が沸くまで時間が無駄ですし、カップ麺やカレーメシなどなら沸騰したお湯でないと美味しく出来上がらないのできちんと最後まで沸騰するというのは重要だと思います。
過去に何度か温いお湯を利用して残念な気持ちになったことがありますので。
2、五徳が必要ないサイドバーニング構造
このBatchStovez01は15個の穴がサイドに開けられており、上が塞がっても横から燃焼可能なので五徳を使用しなくても良いので荷物が減って使う時も楽になるのが良いと思いました。
3、屈強な対荷重で破損のリスクが皆無
このストーブを使って鍋を載せて調理などってことはあまりないかもしれませんが2,3人用の大きな鍋を載せての加熱なども余裕でこなせる強度があるので普通に使っていて壊れるリスクが全くないのが良いところに感じました。
4、コンパクトで軽い
この形状だとクッカーの中にどこでも収納可能で扱いが楽でまた重さも軽いのでとても良いと思いました。
5、炎の広がり方が綺麗
このBatchStovez01はサイドから大きく炎が広がって燃焼するのですが、それが見ていて綺麗で良く感じました。
実際に使用していまいちな点
1、火力が大きく燃焼効率が悪く感じる
これはこの製品が悪いわけではありませんが、ソロ用のクッカーだと燃え広がりかたが大きすぎて燃料のアルコールを無駄に使ってしまい燃費があまり良いとは感じにくいです。
この製品を使う人はUL志向の人しかいないでしょうから、自ずと使うクッカーも500mlくらいまでの大きさでチタンクッカーの使用率が高いと思いますがぶっちゃけ相性はいまいちに感じております💦
2、サイドからの着火が面倒に思う
効率良く本燃焼に移行するためではあるのですが、できればこんな面倒なことはあまりやりたくないですね💦
まぁ面倒ならそのまま中央に直接着火すれば良いだけなので。
3、注入した燃料の量がわかりにくい
エバニューのチタンアルコールストーブは30mlと60mlのラインがあるので入れた量がわかるのですが、これはわかりにくいですね。
まとめ
サイドバーニング仕様のアルコールストーブは使ったことがありませんでしたので購入して試してみましたが、基本的に私の想定用途は湯沸かしが基本なのでこの燃え広がるストーブは使用用途にはあまりマッチせずこのBatchStovez01は出番がなさそうに思いました😥
こういった高火力、軽量でコンパクトな製品を探している人には良いでしょうが、個人的にはこのロス率の大きな火力が仇となり実際にテント泊登山などには持っていくことはないでしょう。
せっかく購入したのですが期待値が大きかっただけに残念です💦
US製のハンドメイドアルコールストーブ BatchStovez H-20 Stoveの使用レビュー
UL(ウルトラライト)な重量のアルコールストーブは色々ありますが、今回はアメリカ製のハンドメイド品のBatchStovez(バッチストーブ)H-20 Stoveを簡単に紹介してみたいと思います。
製品の情報
公式ホームページなどの情報を見るのが一番かもしれませんが、いまいちよく分かりにくかったのでいつもお世話になっておりますムーライトギアさんの紹介情報を拝見させて頂きます。
Batchstovez / H-20 Stove - MoonlightGear - ムーンライトギア
BatchStovez H-20 Stove
19gで優れた燃焼効率 安定感に定評ある小型ストーブ DIY精神にのっとり既製品にユニークな改造を施しながらも どこか芸術的な美しさを持ったBatchStovez。
H-20はどこか懐かしさを感じるシンプルな形状の五徳付きのカーボンフェルトストーブ。 繊細な物作りが特徴です。
五徳付きで19gという軽さが1番の魅了ですが 燃焼効率が素晴らしく良い点も見逃せません。 MAX15mlしかアルコールが入らない内容量ですが 湯沸かし性能は水300ccのお湯でおよそ6分で沸騰させます。 そして驚くべき点としては燃焼終了まで15分30秒。 15mlの燃料としてをここまで効率よく燃焼時間のあるストーブはなかなかありません。
凸凹に強く3つのゴトクの高さを微妙に調整できるので同社の名品IS2.0と同様、安定感が高く、 80mm径のMagタイプから400FD、MINI Trangiaなど様々なクッカーと組み合わせる事ができます。 15分じっくりコトコト煮れるので一人鍋でも使えますし、 少ないアルコールでサクッとコーヒーのお湯を沸かせるため日帰り山行でも大活躍。
バディとの山行でも500ml以上のお湯を無理なく一回の燃料で沸かす事ができ、 燃費が良いので60mlくらいのアルコールさえあれば1泊2日分の2人分の食事が取れるので ファストな山行やOMMレースなどに向けて大幅な軽量化を実現します。 コンパクトなので400FDや375mmのMagタイプなどにスタッキングして運行できるのも 素晴らしいポイントなのではないでしょうか?
Spec
サイズ 高さ:60mm 収納時幅:40mm 展開時幅:80mm
重量 19g
素材 アルミ
実測情報
重量はほぼ同じぐらいの20gと比較的軽量に仕上がっております。
大きさは特に計測しなくても情報が書いてあるので良いかと思いますが、この製品の特徴としましてはストーブ本体に取り付けられたアルミ製の3本の五徳があります。
簡単に捻って回してあげるとこの様に広がった脚をコンパクトにすることは可能となっております。
使用するときはこの様に広げてあげると簡単に利用可能になります。
元々はブルーの短いチューブが付いていたのですが、短すぎて五徳がすぐにずれてしまうために余っていたシリコンチューブを付け替えてみました。
脚の部分にも滑りにくくと追加でつけております。
セッティングが完了するとこうなります。
非常にコンパクトで五徳の部分が狭くなっているので1人用の小さなクッカーでもどれでも安定して使用可能です。
結構私は小さめのクッカーを利用することが多いのでこの五徳の形状は非常にありがたく助かります✨
収納について 次にこのストーブをどうパッキング可能かやってみました。
このバッチストーブ H-20を使用するならやはり小型なクッカーが一番かと思いますので私が使用している中で一番直径の小さいエバニューのチタンマグ300に収納してみました。
これにだとストーブ本体とアルコール燃料30ccほどの容器と一緒に収納可能でジャストサイズって感じで隙間にフリント式ライターなどを入れても十分になります。
最盛夏の山行で超軽量のテント泊登山などで行く場合でも2泊3日程度ぐらいまでならギリギリかな〜ってレベルでしょうか。
使用方法
次にこのストーブの使い方を見ていきたいと思います。
このストーブの燃料は最大で15mlのアルコールを入れることが可能となっております。まぁ15ccの計測カップとほぼ同じぐらいに見えるのでこれ以上入れると溢れそうになるなとわかるでしょうが💦
沸かす水の量や、水温、外気温、風速などによって前後ばらつきがありますが、今回は150mlの水道水に対して5mlのアルコール燃料を入れてみました。
ちなみに入れる容器によっては五徳の部分が邪魔になってちょっと入れにくいかもしれませんね。
で次に燃料を入れて後はフリントライターにて火花を焚いて点火します。
この着火器具でも十分可能です。
ちなみに5mlのアルコールで燃焼時間はおよそ6分ぐらいになります。水温はおそらく15℃ぐらいで、それがギリギリ沸くかどうかな〜ってぐらいですのでおそらく90℃程度だと思います。
実際に使用してみた感想
最初に少し厳しめに申し上げたいと思います。
残念ながらこれをフツーにガスストーブやフリーライトのブラストバーナーの様にバリバリに高火力で多量のお湯を沸かしてカップラーメンやカレーメシなどの利用に使用するのは到底無理だなと感じました💦
私はよくテント泊登山などで行く際にはカレーメシなどを利用することが多いのですが、これ難点は沸騰したお湯出ないとカレールーが溶けず、またお米に芯が残った感じがして全然美味しく食べられないのです。
過去に固形燃料や火力の弱いアルコールストーブなどを利用してみて食べきれずカレーメシをごめんなさいしたことがあるのでこのバッチストーブ H-20で沸かしたお湯ではちょっと💦と感じてしまいました。
ではなぜなのか?それはカーボンフェルトがこのストーブの中に入っていることによって一気にアルコールが燃えないようになっているのです。これじっくりコトコトとする分には良いのですが、短時間でいっきに沸騰させるのは無理なので持っていく食材によっては合わないでしょう。
結果的に残念ならがこのバッチストーブ H-20は私が想像していたのとかなり火力がかけ離れていて実用に耐えかねる感じでした💦
もちろんコーヒーなどを飲んだりする際には適温にまで温もり暖かくなるのでその使用に限れば十分問題はないのですが、それでも温めるだけでも少なく見積もっても火力が弱いので5分以上が必要なのでは?と思います。
結論
このバッチストーブ H-20が適応する条件の方は
1、極限まで重量を軽くコンパクトにしたい人
2、お湯が沸くまでのんびりと待てる人
3、ガッツリ調理はせず暖かい飲み物を飲みたい人
4、温暖な時期にしか使用しない人
5、このストーブで暖を撮りたい人
にはこの五徳付きのストーブは便利で使いやすいでしょう。
逆にこのストーブが合わない人ですが、
1、カップ麺など沸騰したお湯が必要な人
2、お湯が沸くまでゆっくり待てない人
3、北アルプスや寒冷期の使用も考えている人
には正直難しいと思います。
個人的にはなんかこの製品のゆるさが良いなと思って購入したのですが、ほとんど使い物にならないなって感じで購入して失敗したなという気持ちではあります。
もし私が使うなら自転車ツーリングキャンプなどで暖かい飲み物が飲みたいときや、火力が弱いのを利用して空焚きし暖を取るなどが用途として思い浮かぶぐらいです。
まとめ
購入するまではこの製品のコンセプトと造形美に対して期待値が大きかっただけにこの弱すぎる火力にかなり落胆してしまいました。
もちろん使う人の好みや状況スタイルなどによってはかけがいの無いものになるかもしれませんが、かなり特殊な条件かもしれませんし、それならぶっちゃけ固形燃料などでも良いのでは?・・・ともならなくも無いでしょう。
もし購入する方がいれば私の苦い経験を参考にしてみてはいかがでしょうか。製品は間違いなく良いものではありますのでそこは誤解しないでください✨